「私達このまま、土砂で埋もれてしまうのね」
「諦めるな。救助隊が必ず駆けつけてくれる」
「こんな炭鉱に誰が来るの?もう無理よ。ねえ、最後はせめて、一緒に埋まろう?」
「何を意味のわからないことを言ってるんだ!最後まで諦め……、待て、何を……」
「ふふ……、ここ、こんなに大きくなっちゃって」
「いや、これは、君が胸を押し付けるから……」
「その気になった?じゃあもういいでしょ?私、もう我慢できない……!」
「く……うっ!やめろ、こんな時にっ……!」
「あぁ、はあぁ……、気持ちいい……。あなたと一緒に新しい世界へ行けるなら私、このまま埋まってしまってもいい……」