「おい、やめろ!これをほどけ!」  
いつもの、私を叱るときと同じトーンで教官が怒鳴る。  
私はそれにかまわず教官のネクタイをゆるめ、シャツのボタンを外していく。  
「教官が悪いんですよ?私、いつだって本気だったのにずっと子供扱いして・・・」  
あらわになった首筋に口づける。痕が残ればいいのにと思う。私にも教官にも。  
「やめるんだこんなこと・・・!」  
教官の声色がさっきと変わってきたのに思わず頬が弛む。  
そして私は教官のベルトに手をかけ―  
 
 

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