暗い洞窟に声が響く。  
「ひっ、ひゃぁぁぁ」  
グチュリという音と共に、冒険者風の身なりをした女性が嬌声をあげる。  
身にまとう下着、上着、部分鎧はそのままに、  
ショートパンツの隙間から入った触手が縦横無尽に動く。  
「あぁぁぁ、だめっ、お願い」  
そこにもう一本が触手加わる。  
外からでは今一分からないが、位置から推測すると、  
アナルに触れられているようだ。  
「あ、うぁ、入ってきたぁ」  
女性は歯をくいしばって耐えるが、二本ざしという状況は変わらない。  
むしろ耐えることで異物感を鮮明に感じてしまっていた。  
「ひぁう、ふぁ、あぅぅぅ」  
ズボッ、グチュ、ジュル。  
ショートパンツはすっかり濡れてしまっており、薄く湯気すらたっている。  
「ああ、ダメッ、き、気持ちいい、気持ちいいよぉぉ」  
限界を超えたのか、ポニーテイルを振り乱し、声を上げる女性。  
その口から出てくるのはただただ快楽を望む言葉。  
「うぁ、ああ、いい、もっと、もっと深く、ゴリゴリってしてぇぇぇ」  
それに答えるように二本の触手も動きを激しくする。  
 
「ああ、ダメッ、とんじゃう、私、どっかいっちゃうぅぅぅぅぅ」  
そして女性は叫び声とともに全身を痙攣させるとガクリと力を失った。  
 
 
ちょんちょん。  
触手が倒れ伏す女性冒険者をつつく。  
「うぅ、また負けた〜」  
気が付いた女性は悔しげにオロロンと涙を流すと、  
気だるい体を起こし、ヨロヨロと洞窟から出て行く。  
 
「つ、次こそ勝ってみせるんだから〜」  
 
気力を振り絞って告げるが、触手はまたきてね〜とでも言うように  
触手を左右に楽しげに振って答えた。  
 
「こ、こんちくしょう〜」  
 
洞窟の触手対女性冒険者。  
女性冒険者20試合全敗。  
彼女に明日はあるのか?  
 

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