中・高の学生時代、俺は本当に腐った奴だった。  
今の俺は、ただ償いたい。過去の過ちを懺悔し数々の罪を償いたいと思っている。  
 
面白くも無い毎日だった。たしか中学1年から2年に上がる間の春休みだったと思う。  
俺は当てもなくただ歩いていた。高野、庄司を連れて、ただ歩いていた。  
偶然、小学校時代の同級生 翔太とばったり会った。俺の顔を見ると翔太は嫌な顔をした。  
当然といえば当然か、俺達は翔太を散々虐めたのだから。  
俺は翔太のその顔を見ると無性に腹が立って、虐めてやろうと思った。  
ちょうど、近くにスーパーがあるので、そこで万引きさせようとした。  
スーパーまで翔太を連れてくると、翔太が万引きしたくないとゴネやがった。  
高野が蹴りを入れたり庄司が殴ったりして、やらせようとした。  
すると、突然「君達!何をやってるの!」と厳しい声が聞こえた。  
声の方を振り返ると、女が立っていた。  
目が合うと、再度、俺に「やめなさい!」と叱り付けやがった。  
俺は無言で、その女を観察した。かなりの美人だった。  
汚ならしいスーパーの名前が入ったエプロンを付けているのに、なぜだか上品な美しさを感じた。  
年齢は、20歳は超えていそうだが若々しく感じた。俺達は、とりあえず丁寧に謝罪してその場を逃れた。  
 
庄司「今のお姉さん、めちゃくちゃ美人じゃなかった?」  
  「怒られてるのに見とれちゃったよ」  
高野「あんな人と、やってみてえな〜」  
  「やっぱ、年上がいいよ」  
庄司「う〜ん、俺はやっぱり菜穂子ちゃんが一番だな」  
高野「小島菜穂子か・・たしかに最高だけど、あれは絶対無理だろ」  
庄司「あの定森も告って振られたらしいからね、俺達の菜穂子ちゃんは簡単には落ちないのだ」  
  「俺、菜穂子ちゃんだったら犯罪者になってもいいかも」  
高野「アホ!、村松ぅ、庄司が変なこと言ってるぞ、何とか言ってくれ〜」  
俺 「ああ、そうだな」  
高野「村松、どうしたの?」  
俺 「いや、さっきの女ムカつくな〜と思って。偉そうに文句言いやがって。」  
庄司「村松、見とれてるように見えたけどw」  
俺 「否定はしないよ。あ〜ちくしょ、あの生意気な女、素っ裸にして好きなようにしてみてえな」  
 
今日は面倒なテニスの日だ。テニスやってれば大学で女にモテルっていうから仕方なく始めたが、全く上達しない。  
1人じゃ、つまらなすぎるから、庄司や高野にもやらせているが、相変わらず、つまらない。  
コーチの清水は、女にばかり贔屓してウザイ奴だし、最悪だ。  
 
俺は放課後、何の期待もせずに嫌々テニスへ出かけた。しかし、その日は、いつもとは違った。  
有り得ないものを見たのだ。なんと!あの時のスーパーの女がいるではないか!  
しかも、可愛らしいテニスウェアを着ていた。俺はミニスカートからのぞく細い脚に目が行ってしまった。  
同級生の脚とは全く違った大人の脚だった。俺は、先日拝めなかった脚のラインを見て、股間が勃起するのが分かった。  
だが、なぜここに?しかも、なぜテニスウェア?  
俺はすぐに大人を捕まえて、「あの人は、どなたですか?」と聞いてみた。  
すると期待していた以上の答えが返ってきた、来週から俺らのコーチになるというのだ。  
今日は、テニスの腕を見せるために試合をしたそうだ。なるほど、それでウェアだったのか。  
普段はコーチでもジャージのはずだから。この日から、俺はテニスの日が待ち遠しくなった。  
 
覚えていなければいいな、と思っていたが、コーチは俺らのことを覚えていたようだ。  
教室が終わった後で「もう、あんなことしちゃ駄目だからね!」と言われた。  
俺は素直になることにした。  
「はい。もう二度としません」「あの日は父親と喧嘩して、いつもの俺ではなかったのです。だからといって許されることではないですが・・」と色々言い訳しようとしたが、俺の言葉を遮って、コーチは  
「二度とやらなければいいのよ。村松君、だっけ? 君、良い子だったんだね」  
「最初、ここで君達を見た時、どうしようと思っちゃった」  
俺は会話に合わせるように「こんな悪餓鬼が居たら、たいへ〜んって思いましたか?」  
「そうそう。いや嘘嘘。ごめんね。村松君、よろしくね!」  
その日から、俺の頭の中はコーチで一杯になった。  
授業中も遊んでいる時も、俺の頭の中のコーチは、あの美しい顔に微笑を浮かべながら、テニスウェアを脱いだ。  
俺は気が狂いそうだった。  
 
ところが、また信じられないことが起こった。  
街で偶然、コーチに会ったのだ。しかも、同じクラスの健太と一緒だった。  
俺は、なぜ、この人が健太と!しかも、かなり親しそうだ。  
俺は殺意を押し殺して、健太に「二人は知り合いなの?」と聞いてみた。  
健太は黙っていたが、コーチが「私の息子よ」と言った。  
衝撃の告白だった!俺は、おったまげて、何をしゃべったか分からなかった。とにかく何かを話して自宅へ帰った。  
 
俺は自宅で、まじまじと自分の母親を見てみた。うちの母親も美人だとよく言われる。それでもレベルが違った。  
なんなんだ!いったい!健太はコーチと暮らしているのか。今も、あの美しい人と一緒にいるのか。  
普通ならば、この事実で、自分の思いを諦めるのかもしれない。だが、俺は小学校の時、教師から悪魔と言われた男だ。  
悪魔のような知恵を持つ、前代未聞の悪餓鬼。  
この時、俺の頭はフル稼働していた。健太をうまく使えば、コーチともっと親しくなれるかもしれない。  
いや、うまくやれば夢が現実となるかもしれない!あのコーチが俺の目の前で、テニスウエアを脱ぐ、そしてその先も。。  
 
この日から、世の中が面白いものに感じられた。俺は、一つの目標のために、労力は惜しまないと誓った。  
 
健太と親しくなるのは、非常に簡単だった。健太を虐めから一度助けて遊びに誘ったら、すぐに仲良くなれた。  
俺はあえて、他の奴らとは距離を置いて、健太とだけ一緒にいるようにした。  
俺の1番の友は健太だと思わせること、また、健太と他の奴が親しくならないこと この二つのためだ。  
健太は、ウザイくらい俺の傍にいるようになった。毎日毎日、健太とつまらない会話をしたが、目的のことを思うとそれも苦痛ではなかった。  
 
俺と健太の仲は、健太の家で、度々夕食を食べるようにまでになった。  
食事中、何度か「コーチ」と呼びかけると、コーチは困ったように  
「家でコーチというのは変だよ」「苗字も健太と同じで変だから、ゆずりって呼んで」と言った。  
コーチの名前は「ゆずり」というのだ、もちろん知ってたよ。家では、俺も「ゆずり、ゆずり」と叫びながら、股間を・・  
俺はコーチをゆずりさんと呼ぶようになった。俺がゆずりさんと呼ぶから、教室の他の奴らも、ゆずりさんと呼ぶようになった。  
 
健太やゆずりさんと付き合いながら、なんとなく月日が経っていった。  
ある日、俺は写生コンクールに出品する絵を、健太の家で描いていた。  
そんなの狭い健太の家よりも、広い自宅で描くほうが、良いのだが、、  
その日は、ゆずりさんが早く終わる日だったので、会いたいと思ったのだ。  
 
健太と話をしながら絵を描いていると、ゆずりさんが帰ってきた。  
安っぽいブラウスを着ていたが、相変わらず美しかった。  
ゆずりさんは、この時間に家に帰ってくる時は、いつも隣の部屋で、服を着替える。  
俺はそのことを知っていたから、今日は絵があるにも関わらず、健太の家にお邪魔したのだ。  
案の定、ゆずりさんは「村松君、いらっしゃい。ちょっと待っててね」と言って、隣の部屋へ行った。  
いつもの様に、服を脱ぐ音が聞こえた、俺はこの音を聞くのが大好きだった。  
ゆずりさんが、服を着替えて出てきた。そして「ちょっと待ってね」と言ってジュースを持ってきた。  
決して狙ったわけではない。しかし、ゆずりさんは俺が横に伸ばしていた足を踏んでしまった。  
驚いたのか「きゃっ」と飛びのくようになった。そしてジュースの入ったコップは、俺の絵の上に落ちた。  
 
俺の頭脳はすぐに計算した、ゆずりさんの粗相を利用することはできないか。  
ただ、この絵は、拭けば問題なさそうだ。俺は、ゆずりさんが反応する前に、すぐに絵を持って、思い切り破った。  
ボロボロに破って、ゴミ箱に捨ててから、「酷いよ。これ県の絵画展に出展する絵だったのに。」  
そう言ってから、荷物をまとめて家へ帰った。家に帰ってから、俺はノートを出して、必死に考えた。どう行動すれば良いか。  
どうすれば、ゆずりさんが、俺のために何でもしたくなるほど、罪の意識を持つか。ひたすら考えた。色々考えていると  
自宅にゆずりさんから電話があった。親に出たくないと伝えてもらった。  
 
俺は、翌日から健太を完全にシカトした。そしてクラスメイトに、「健太の母親に絵を破かれた」  
「せっかく皆に選んでもらった絵なのに、ごめんな」と言った。  
高野たちに指示したわけではなかったが、俺の意図を察したクラスの奴等は、勝手に健太を虐めだした。  
健太は、高野たちに俺の前に連れて来られて、土下座しろと言われた。健太は床に頭を擦りつけて、  
「ごめんね、本当にごめんね」と何度も謝った。高野達に言わされてるのではなく、本心で言ってるようだった。  
 
健太は、家に帰る途中で俺を待っていた。そして、また謝った。俺は  
「お前に謝ってもらっても仕方がない」と言ってから、強調するように、  
「お前は悪くないだろ、お前は全く悪くない、それでも俺は、お前とは一生付き合わない」と言った。  
 
俺は、テニス教室もしばらく休むことにした。夜になると、またゆずりさんから電話があった。  
俺は、親に絵のことを言ってあった。ただ、親には、ゆずりさんが破ったというのは不自然だったので  
健太に破られたと言ったおいた。そんなこともあり、親は俺には電話を取り次がずに  
「我家では皆で展覧会を楽しみにしていたのに、本当に残念ですよ」  
「あの子も、元気がなくなってしまって、、、もう謝罪は結構ですから、電話をするのは止めてください」と言ってた。  
 
それから数日経ったある日、俺の帰宅途中の通学路で、ゆずりさんが立っていた。息子と同じことするんだなと思ったが  
無視して通り過ぎようとした。もちろん、これは演技。  
ゆずりさんは、「お願いだから、少しだけ話をさせて」と言った。だいぶ憔悴している感じだった。  
俺は、そろそろ大丈夫かな?などと考えながら「なんですか?」と冷たく言ってみた。  
ゆずりさんは「本当にごめんなさい、本当に悪かったと思ってます。どうか謝らせて」と半泣きで言った。  
俺は「どんなに謝ってもらっても、もうどうにもなりません。俺は、貴女と、、健太を一生許しません!」と言った。  
ゆずりさんは「私のことは恨んでもらってもいいけど、健太のことは、どうか許して」  
「あの子は、村松君のことが本当に好きなの。なんとか許してあげて」と言った。  
俺は「無理ですね。破かれた絵は、元には戻りません」と答えた。  
ゆずりさんは「どうしたら、償えるの? あんなに仲が良かったのに、ずっと、こんな状態なのは、悲しすぎるよ」  
「ねえ、どうしたらいいの!」と言った。  
俺は勝負に出ることにした「だったら、絵を描かせて下さい。破れて粉々になった絵は元には戻りません、でも絵はまた書くことができます」  
「ゆずりさんが、絵を描かせてくれるなら、俺は、許します。」と言った。  
ゆずりさんは、嬉しそうに「本当に許してくれるの? 絵のモデルになればいいのね?なるよ。それで償えるなら。どんな絵なの?」と言った。  
 
俺は「母親の絵が描きたいのです。でも自分の母親では恥ずかしいですから、お願いしています」  
ゆずりさんは「母親の絵か〜、いいよ、私も一応母親だし」  
俺は「本当ですか、母さんに、裸でモデルになってとは、恥ずかしくて言えなかったのです。ありがとうございます。」と言った。  
ゆずりさんは驚いて「え?裸でモデルって?」と質問した。  
俺は「はい、裸の母を描きたいのです。お願いできますよね?   
   まさか恥ずかしくないですよね? 俺も健太と同じ年ですし、変に意識しないですよね?」と言った。  
ゆずりさんは「そりゃ、変に意識したりはしないけど・・・」と  
俺は「ですよね。いつが都合が良いですか? 健太も早く俺と仲直りしたそうだったけど。俺も早く健太と遊びたいな」と言った。  
 
俺は、ゆずりさんのシフトが大抵、木曜日が休みだと知っていた。だから、「木曜日にしませんか?」  
「昼間なら親も居ませんから、うちを使えます」と言った。  
俺は心の中で「さあどうします?昼間に息子の友人の家で、素っ裸になれますか?」と思った。  
ゆずりさんは悩んでいる様だった。でも、もう後には引けない筈だ。  
ゆずりさんは、「本当に許してくれるんだよね?以前のように健太と仲良くしてくれるんだよね?」と言った。  
俺は「はい、新しい絵が描きあがれば、あの絵のことは完全になかったことにします。」と答えた。  
「ご両親は木曜日、本当に居ないんだよね?」「はい」  
「分かった。じゃあ、木曜日に、村松君の家へ行くよ」と答えた。  
この瞬間、俺は嬉しさで天にも昇る気持ちだった。とうとう、ゆずりさんの裸が見れる。  
夢と同じように自分から脱いでくれるのだ。  
俺は気が変わっては困るので「健太もかなり落ち込んでましたから、健太にも伝えて下さい」と言った。  
ゆずりさんは、困ったように「健太にはモデルのことはちょっと言いにくいかな」と言った。  
俺は「モデルのことじゃなくて、ゆずりさんが、きちんと俺に謝って、俺がゆずりさんを許したことを健太に伝えた方が良いのでは?と言ってるんです。」  
ゆずりさんは、少し顔を赤らめて  
「そうよね。健太喜ぶよ。私と口も聞いてくれないし、ご飯も食べなくて、本当に困ってたの」  
「良かった。村松君が許してくれて。本当にありがとう。」と言った。  
 
 
待ちにまった木曜日がやってきた。  
前日から、両親は泊まりで主張に出ていた。俺は自分で学校へ電話した、両親が居ないことを伝えて、熱があることにして、さぼった。  
 
時間よりも少し早めに、ゆずりさんがやってきた。  
なんだか、普段よりもお洒落をしているように感じられた。  
水色のワンピースにカーディガンを羽織っていたのだけど、かなり似合っていて、爽やかでとても美しかった。  
俺は、心の中で「あと数分もすれば、あのワンピース脱いじゃうんだよな」と思って、興奮してしまった。  
 
最初は、ゆずりさんに、ストリップさせようと思っていたのだけど、今回はそれはヤメテおくことにした。  
最初はハードルを低くした方が良いと思ったからだ。  
俺は、母のバスローブを用意しておいた。その方が脱ぎやすいと思ったからだ。  
俺はゆずりさんをバスルームに案内して、「ここで用意してください、このバスローブを着て、居間に来て下さい。」と言った。  
ゆずりさんは緊張しているようで、ただ頷いただけだった。  
 
少し待つと、バスローブ姿でゆずりさんがやってきた。  
これだけで、俺は、興奮してしまった。いよいよだと思った。  
俺は鉛筆を持って、「では、そこで脱いじゃって下さい」と言った。  
なるべく緊張しないで言ったつもりだったが喉に唾液が絡んだような変な声になってしまった。  
 
ゆずりさんは、特に躊躇わずに、バスローブを脱いだ。  
 
スーパーで叱られた時から、半年が過ぎていた。  
あの時の生意気なお姉さんが、ついに、俺の前で真っ裸になった!!  
感動的だった。やっとここまできた。でも、こんなので満足はしない。  
 
俺は自分のスケベな思いを悟られないように、あまりよく裸を見ないようにしていた。  
俺は、「まだ、どんなポーズが良いかイメージが出来てないのです」  
「申し訳ないですけど、すこし、色々ポーズを取ってもらいます」  
「まずは、目を閉じて髪を掻きあげてもらえますか?」と言った  
ゆずりさんは、特に反論はせずに、言われた通りにした。  
 
俺は、目を閉じさせたので、気づかれないと思い、遠慮なく、ゆずりさんの全裸をじっくりと鑑賞した。  
 
 

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