「おお」
下着姿となった久美と沙耶をみて、男達は思わず声を漏らした。
「どっちもいい体しているぜ」
男の一人が我慢しきれず二人の胸を揉みだした。
「おいおい、そう慌てるなよ」
「ブラを取ってからにしようぜ」
そうたしなめられ、男は女達から離れる。
二人のブラジャーを一斉にとると、柔らかそうな乳房が現れた。
「いいねー」
彼らはその乳房を凝視している。
「胸の大きさは、久美の勝ちかな」
そう言って男は意識のない久美の右腕をとり、その腕を上げた。
「はは、久美選手の勝ちーってね」
「さて、この姿を写真に撮っておくか」
シャッターを切る音が聞こえた。
「せっかく眠らせたんだから、もうちょっと遊ぼうぜ」
「お人形さんごっこってわけか」
「そんな発想が出てくるなんて、お前は変態だな」
男達はくすくすと笑った。
「こいつら、経験あんのかな」
「こんだけの女なら、言い寄る男はそれなりにいたんじゃないか」
「確かめてみようか」
「じゃあ、まずは久美からにするか」
男が久美の秘部を覆っているその下着を脱がす。
「へぇ、意外とあるな」「可愛い顔してなんとやら」
久美の陰毛を見た男たちがそれぞれの感想を言う。
「では、膜の具合を見てみますか」
「膜っていっても、実際はちっちぇからなぁ。そんなんで分かるのか?」
「あくまで参考にする程度だよ」
男が久美の秘部に触れた瞬間、
「・・・ん・・」
と、久美の口から艶かしい声が漏れた。
「おい、起きたんじゃ」
「いや、大丈夫だ」
「何、起きそうになったらまたクロロホルムでも嗅がせればいい」
男は構わず秘部をいじくり、そして処女膜を確認した。
「まったく損傷がない、きれいだ」
「ということは経験なしかな?彼氏がいたことないのか、身持ちが固かったのか」
「ラッキーじゃん。俺の経験だと、清楚にみえて実はそうじゃない奴の方が多いからな」
「ちっ、俺も久美にしとけや良かったな。処女とは一度やってみたかったんだが」
「おいおい、まだ沙耶が経験ありと決まったわけじゃないだろ」
男達は沙耶の下着も脱がした。
「今までやった女で、こういう活発そうな奴はもう全員経験済みだったぜ」
「まぁ、それでもいいじゃん。喪失の痛みで目を覚まされる心配をせずにすむ」
「そうそう」「だな」
沙耶の秘部をいじった瞬間、久美同様、
「・・・んぁ・・・」
嬌声が聞こえた。そして、左を向いていた頭を右に動かした。
「大丈夫だぜ、ぐっすり寝ている」
男が秘部を覗き見る。
「こいつもきれいだ」
「まじかよ。すげー意外」
「まぁ、きれいだからといって経験がないとは限らないんだけどな」
「何でもいいよ、早くやろうぜ」
ついに二人の女を犯そうとしたとき、男の一人が声をかけた。
「なぁ、ちょっといいか。俺思ったんだがよ」
「ああ」
「こんな可愛い子達が経験ない感じなのはおかしくねぇか」
「それで」
「だから、こいつら――」
男はそういって、久美と沙耶の体を密着させた。
そして、横になっている久美の腕の中に、沙耶の体を入れた。二人の女は抱き合っている形をとった。
「こういう関係なんじゃないか」
「はは、なるほど。これなら男になびかないわけだ」
「そういや、小学校からずっと一緒の学校って言ってたな。大学まで同じなんて妙だとは思ったが」
男たちは勝手な推測を始めた。
「何にせよ、今は俺達とつながってもらわなきゃな」「それが本来の自然の摂理ってもんだな」「この姿もカメラに収めておくか」
その後、沙耶を久美から引き離し、そして横たわっているそれぞれの上半身を起こした。
これから自らの身に降りかかる惨劇も知らず、彼女達は穏やかな寝息をたてていた。
「さて、お遊びはここまでにしてそろそろ始めるか」
彼らは二人組みとなって目的の女の傍へと寄り、ついに彼女達の貞操を奪いにかかった。
久美の傍にいる男達は早速その豊満な乳房を揉み出した。
「柔らかくて、すごくいい感触だ」
「清純そうな顔して、こんないやらしい体してんだもんな」
一人が久美の後ろに回り、もう一人が前方に座り、同時に胸の感触を味わっている。
後ろの男は、右腕で胸を揉みながら、左腕で久美の長い黒髪を撫でだした。
「この髪からもいい匂いがしてたまらんぜ」
前にいる男が、今度は乳首を舐めだした。
「・・・ん・・ぁ・・・」
久美が嬌声を漏らす。
「はは、久美ちゃんってば感じているみたいだ」
「初めての経験らしいから眠ってても感じるんじゃないか、知らんけど」
「うちの部のマドンナを抱けるなんてな」
「ほかの部員どもが見たら、あまりの羨ましさに悔し涙を流すんじゃないか」
前にいる男は久美の唇を吸い始めた。
「いい味だ」
男は舌を久美の口内へと侵入させた。久美の舌と絡み合う。
そして、深い口付けをしながら、指で乳首を弾いている。
「んっ・・・あぅ・・」
久美がかすかに声を漏らす。
十分に久美の唾液を味わった男は、自らの口を離した。
「こんなにおいしいキスは初めてだ」
そう言って男は久美の頬や頭を撫でた。
「じゃあ、次は俺の番だな」
すでに全裸となっているもう一人の男が言った。
その男は自分の陰茎を久美の口の中にねじこんだ。
「あー、あったけぇ」
口内の温もりが男のモノに直接伝わる。
男は腰を前後に動かして、意識のない久美とフェラを楽しむ。
その締め付け具合の気持ちよさに、男は快感の表情を浮かべている。
フェラ行為におよんでいる男をよそ目に、相方の男が久美の太ももを撫で回している。
やがて、太ももから陰唇の方へと手を伸ばした。
その割れ目を指でゆっくりとなぞった。
「んぁ・・・ふぁ・・・」
久美が小さな声で喘いだ。しかし、口が男根で塞がれているため、くぐもった声となっている。
その声とともに、久美の温かな吐息が出た。それが男のモノを刺激する。
「ぐわっ、やべっ、もうイきそうだ」
あまりの気持ちよさに、男のモノは爆発寸前となった。
相方の男はさらなる行動に出た。久美の陰核を愛撫し始めたのである。
「ふぁあ・・・んぁう・・・」
久美はモノを咥えながら、さらに大きなくぐもり声を出した。
男のモノに熱い吐息が強くかかる。ついに男根は限界点を越えた。
口内に男の白濁液が発射された。男はとろんとした表情になっている。
陰茎が脈をうちながら精液を吐き出す。それが久美の口にたまっていく。
男が欲望を解放し、萎びたモノを離した。
「まだ前戯だってのに出しちまったぜ」
「ごまかしがきくよう、あとで掃除してやらないとな」
久美の半開きな口の端からは、白い液体が垂れ流れていた。
「それじゃ、下の口は俺が最初にもらうよ」
欲望を解放していないこちらの男のモノは、まだ最大限にそそり勃っていた。
「ちっ。おい、ゴムをつけるの忘れるなよ。妊娠されたら面倒だからな」
「分かってるよ」
彼は脱ぎ捨てられた上着のポケットからコンドームを取り出し、それを装着した。
「いくよ、久美ちゃん」
眠っている彼女には無論聞こえているはずもない。当然、返事などなかった。
男はモノを久美のなかへとゆっくり挿入していった。
「んっ・・・あぁっ・・」
久美が声を出した。
「おい、いま少し苦しそうな顔したぞ。起きるんじゃないか」傍で行為を見ている男が言った。
「念のため、薬を嗅がせておくか。悪いけど頼む」
「ああ」
男はハンカチにクロロホルムを再び染みこませ、それを久美の鼻と口に押し当てた。
「ん・・・」
「しばらくそのまま嗅がせておいてくれ」
久美と交接している男はそう頼んだ。もう一人はハンカチ越しに口を押さえている。
再び久美への陵辱が始まった。
「んぅっ・・・ふぅ・・・」くぐもった呻き声が聞こえる。
「微妙に苦しそうな声を出しているってことは、やっぱこいつ処女なのか」
「だとしたら、俺が最初の男になるわけだ」
「喪失の痛みはすごいらしいからな。眠っている間にやれば痛みは意識できないから良かったかもな、久美」
ハンカチを押し当てている男は、久美の頬をぺちぺちと叩いた。
「くっ、よく締まる」
最後まで挿入した男は久美のなかの感触を味わっていた。
「ここを写真に撮っておくか」
一方の男はハンカチを久美からを離し、カメラを構えてシャッターを切った。
つながった男はしばらく久美の唇、胸、尻を順番に触っていた。そしていよいよ――
「久美ちゃん、動くよ」
と言い、腰を前後に動かした。
「はぁん・・・んぅ・・・」
久美が小さな嬌声をあげた。どことなく快楽が混じったような声であった。
「あぁん・・・はぁ・・」
「おいおい、初めてでこんなに感じるなんて淫乱の素質があるんじゃないか、この女。早く俺もやりてぇぜ」
男の突くスピードが上がった。久美の豊かな胸が上下に激しく揺れた。
その揺れが目に付いたのか、二人の男は同時に胸に手を伸ばした。
性交をしている男は揉み、していない男は乳首をいじくっている。
また、していない男のほうは、もう一方の手で腰や腋を愛撫し始めた。
複数の性感帯を刺激され、久美の快感は頂点に達しようとしていた。
「ふぁん・・・あぁん・・・あぁっ・・」
かすかではあるがしっかりとした喘ぎ声が聞こえた。
しかし、その目は固く閉ざされている。
「くっ、もう出そうだ」
久美のなかにある男根は白濁を吐き出した。
「はぁ、最高だったよ、久美ちゃん」
男は陰茎を抜き出し、コンドームを捨ててから、久美の頭を撫でだした。
「おーい、こっちも写真を頼む」
別の部屋で陵辱を楽しんでいる男が声をかけてきた。
「お前が行ってきてくれ。今度は俺がこいつと楽しむからよ」
「はいよ」
「さて、俺とつながる番だな」
精力を回復させた男が久美の上半身にまたがった。
「その前に、また前戯といくか」
男は自分の男根を胸の間に挟ませた。
「パイズリにはもってこいのオッパイだな」
胸を上下に動かし、自らのモノを刺激させる。
「ん…」胸を激しく動かされ、久美が呻いた。
男の逸物は徐々に膨れ上がっていった。久美に突き刺す準備は整いつつあった。
またも辱められようとしている久美の陰唇からは、純潔を失った証として一滴の赤い雫が流れていた。