「あんた達、何してんの?」  
高校2年生の少女、ミユは二人のクラスメイトを見下ろしていた。  
場所は普段から人気のない、屋上へ続く階段の踊り場である。  
ましてや今日は終業式。冬休みの期待と今年の授業が終了した解放感で胸を一杯にした生徒が皆競って下校する日である。  
そんな終業式の日に夕方まで残っている生徒など居ようはずもない。  
 
しかし仁王立ちになったミユが見下ろす先には、座りこみ、下半身を露出して己の肉棒を握り絞めて固まっている二人の冴えない男子生徒がいた。  
凍りつく彼らの前には少し大きめにプリントアウトされた写真が数枚散らばっている。  
全て際どいアングルから撮影された女性の下半身や胸元ばかりで、中には下着が写りこんでしまっているものもあった。  
丈の短いスカートと大胆に開いた胸元が印象的なその服装には見覚えがある。ミユが先日のクリスマス会で来て行った服だ。  
普段は割と派手なグループに所属しているミユは、周囲からも男性経験が豊富なギャルとして扱われていた。  
そのためクリスマス会は普段のその印象を壊さぬよういつもにもまして気合いを入れて化粧をし、露出の高い服を選んだのだった。  
 
まさか盗撮されていたとは、夢にも思わなかった。  
 
「ちょっと、これがどういう事か説明しなさいよ。」  
「「す、すいませんでした!!」」  
弾かれたように土下座をし、顔を強張らせて必死に謝罪を始める。  
ミユが学校に体操服を忘れた事に気付いたのは、部屋で寛いでいた先ほどの事であった。  
ここの学校には実家が遠方の生徒を対象にした寮があり、ミユはそこの女子寮の二人部屋で暮らしている。  
学校からは忘れ物を気軽に取りに戻れるような距離だ。  
―その忘れ物の体操服も、何故か先ほどまで男子生徒達が顔をうずめていたのだが。  
教室に目当ての体操服がなく、どこかに紛れていないかと探しているうちに微かな人の話し声に気付いて踊り場をのぞき込んだのだ。  
すると二人のクラスメイトが自慰をしている最中だった、という訳である。  
体操服の匂いを嗅ぎながら一心不乱にペニスを擦る二人を見つけた時は思考が停止した。  
 
「ほ、ほ、本当に出来心で……!!もうしません、ごめんなさい!!」  
「本当にすいません!!」  
必死で詫びの言葉を繰り返す。下半身は露出したままだったので、ミユにはどうしてもそれが気になった。ついつい目で追ってしまう。  
実はミユは身体のとある部分にコンプレックスを持っており、男性経験が全くない。  
勃起した男性器をみたことも初めてで、どことなく新鮮だった。  
 
「私に興奮してオナニーしていたのね?」  
「「!?」」  
男達は思わぬ質問に顔を見合わせる。  
「今からの質問には正直に答えなさいよ。さもないと…わかっているわね。」  
「「は、はい!」」  
「あんたらいつも女子にはビクビクしてるじゃないの。なんで私をオカズにしたの?」  
「僕達ビッチ…いや派手な女の子は苦手なんですけど、ミユさんはあまり下品な感じがしないし…。」  
「ミユさんはなんというか、周囲のお友達とは違う…ピュアな雰囲気が時々感じられるので…。ずっと僕達気になっていて…それでこんなことを…。」  
 
ミユの心臓が跳ねる。自分は男性経験がないのを隠して友人達との下世話な話にも、過激な漫画や小説でつけた知識を総動員して乗り切ってきた。  
チャラチャラした男子からも尻の軽い女として認識されている…その筈だ。  
それなのに、こんな地味な男子に良い印象を与えてしまうなんて。案外自分はウブに見えているのだろうか?  
途端に不安になった。処女だとばれることは恐ろしい。  
 
「ふたりとも童貞なのよね?」  
「え?は、はい……」  
「そんなに私の体に興味があるの?」  
「はい…。ミユさん、凄くスタイルがいいのでいつも気になっていました」  
「…いいわ、特別に見せてあげる。今から私の部屋にきなさいよ。」  
「「え!?」」  
 
要は男に裸を見せることが平気になればよいのだ。だったら、この男達を利用してやればいい。  
自分がコンプレックスである部位−…クリトリスなどそもそも見たこともない筈だ。  
ミユのクリトリスが大きいことなど、解るはずはない。今後、彼等は自分のクリトリスを基準として生きていくことになるだろう。  
幸いにも同室の友人、エリは今日は外泊願いを出して遊びに行っているので今夜は自分ひとりだ。  
 
こっそり裏口から二人を女子寮に招き入れる。  
日が暮れていたし、多くの寮生は終業式後に帰省してしまっているので二人が見つかる可能性はまずない。  
ミユは2階にある自室に二人を連れ込むと、さっそく脱ぐことにした。  
「下半身だけだからね?胸は見せないわよ。」  
「十分です…」  
「お願いします…」  
 
制服のスカートのホックを外し、チャックを下におろす。ツンと澄まして平然とした顔を作ってはいるものの、心臓の音は自分でもうるさいくらいに激しかった。  
スカートがストン、と床に落ちると肉付きのよい太ももと真っ白でふちにレースのついた愛らしいショーツがみえる。  
そしてかすかに震える指を叱咤してショーツも一気にひざ下までおろし、薄い陰毛に覆われた性器を晒した。  
そのまま靴下も脱ぎ、二段ベッドの下段に腰かける。  
 
「あんたたち、ホラもっとこっちきなさいよ。童貞に良い思いさせてあげるんだから、有り難く見なさい。」  
「え、あ、ハイ…!」  
「は、はい…!」  
素直にベッドのそばに移動して座る二人を見ながら、足をゆっくりとM字に開いた。  
ベッドと床の段差で男子生徒達の視線の目の前に女性器がある状態である。  
 
「じっくりみなさいよね。」  
言いながら、自分でも見やすいように指を添えて大きく左右に開いた。男達がごくりと唾液をのむ音がミユにも聞こえた。  
二人の絡みつく視線を受けて、じわじわとクリトリスに血液が集中しているのがわかる。  
「す、すごいですね…。この突起がクリトリスですか?」  
「そうよ。」  
「こ、これが、クリトリス…。」  
室内でも身にしみる冬の寒さと、二人の口から微かに洩れる生ぬるい吐息に撫でられて肉芽は一層疼き始めた。  
 
「もう、たまりません…少しだけ!」  
「あっ、だめ…!!!」  
唐突にクリトリスに刺激を受けて、予期しなかった快感にミユは思わず声を上げた。  
1人の男が弄りだしたのだ。親指でクリトリスを押しつぶし、そのまま捏ねるように縦横無尽に動く。  
押しつぶされて変形した肉芽が円を描いたり、上下に動いたりと苛められる。  
「こ、コリコリしてる…すげえ」  
「っ……!!」  
言葉にされて余計に羞恥を感じ、ミユは顔を染める。  
制止の為に伸ばした手は男子生徒に添えられているが、あくまでポーズだけでもはや完全に快楽に負けてしまっていた。  
男子生徒は指を休めることなく動かしてどこで覚えた知識なのか、とろとろと膣から溢れだした愛液をすくってそれをクリトリスになすりつけて擦るということもしてのけた。  
これには堪らず、ミユは一層大きなあえぎ声を上げる。  
 
「お、俺もやるぜ!」  
やがてもう1人も参加し出した。  
2本になった手によって、ミユのクリトリスは包皮ごと親指と人差し指で摘まれて擦り合わされたり、爪でカリカリと軽く引っ掻かれたり、デコピンの要領で思い切りはじかれるなど好き勝手に嬲られる。  
足の指先に力が入り、ひくひくとしている膣は愛液を垂れ流して喜び、クリトリスはどんどん充血して大きくなってゆく。  
 
「あ、あんまりいじらないで!!そんなにしたら…!」  
大きくなるクリトリスが一瞬視界に入って、ミユは焦って叫んだ。  
 
 
と、そのとき。  
 
 
「おおい、ミユぅー?ただいま!今日はミユが1人で部屋残ってるって聞いたから、遊ぶの切り上げて帰ってきちゃったぁ〜」  
 
 
『!!!』  
 
 
ノックもなしに部屋のドアが開いた。  
ベッドはドアの向い側の壁につけるような配置で、従ってそこに腰かけるミユは部屋の入り口に向かって開脚している状態である。  
足を閉じる間もなく、同室のエリと目があった。  
「え…?あれ……なにこれ??」  
ミユはエリが驚いて大きな目をいっぱいに見開くのを目の当たりにしつつ、どこか冷静な自分が「私の学校生活はもう終わったな…」と思っている事を感じた。  
下半身全裸の女がいかにも女に縁のなさそうな男を前にM字開脚で自分の性器を見せて、しかも愛撫させているのだ。変態行為以外の何でもない。  
 
「ち、違うのこれは、これは…、」  
 
「……ふーん。童貞クン達におマンコ見せて、しかも触らせてあげてるわけだ?へぇ。」  
にやにやとほほ笑むエリに暗いものを感じ、背筋に冷たい汗が滑り落ちる。  
男達も口をぱくぱくさせて「あ、」とか「え、」などと言うばかりでまるで頼りにならない様子だ。  
ミユは本格的に窮地に立たされたことを悟った。  
 
 
しかし。  
 
 
「…よし、私も手伝ってあげる!!」  
「え?」  
思いがけない言葉がエリの口から発せられた。咄嗟に言葉の意味が理解できずに残りの3人は呆けてしまう。  
エリは今何といった?「手伝う」とはどういうことなのか?  
 
「いいものがあるんだー☆ちょっと待ってね…。お、あったあった。」  
そんな3人の様子を全く気にすることなくごそごそと自分の机の引き出しを探りだしたエリは、やがてあるものを手にとって振り返った。  
 
「じゃじゃーん、クリビューラ〜!」  
「くり・・・?」  
それは一見、化粧の時に睫毛を挟んでテコの原理で上げる、あのビューラーにそっくりだった。  
しかし妙なことに普通は下側にしか付いていないゴム部分が上下についている。  
さらに瞼に合わせて緩やかな曲線を描いているべき挟み込みのところは、どう見ても真っ直ぐで何故か中央部分だけが窪んだ形状になっており、まるで小さなものを摘むことに特化したような形だった。  
そう、たとえば―クリトリスのような。  
 
 
「ミユのクリ、これで一度挟んでみたかったんだよね…」  
「い、いや……。」  
その珍奇なビューラー片手に、満面の笑みを湛えてエリが近寄ってくる。不吉な物を感じてミユは思わず後じさった。  
とはいってもベッドの上なのですぐに背中が壁に接触する。  
 
「ほらほら、童貞クン達、何してるの。ちゃんとミユを押さえておきなさい!」  
「「!」」  
事の成り行きをただ傍観していた男子生徒達がエリの言葉で動き出した。ミユの手足を左右片方ずつ協力してがっちり押さえつける。  
足を閉じようとするミユの力もむなしく、またもM字に開脚されてしまった。  
「ちょっと、あんた達、離しなさいよ!」  
「すいません、でもこの状況では仕方ないので…」  
「ここはエリさんの言うとおりにしたほうがいいですよ。」  
にやにやと気持ちの悪い笑みを湛えて男達は言う。そうこうしてる間にエリはミユのクリトリスに標準を合わせた。  
 
 
「じゃあ、いっきまーす!」  
 
 
「や、やだ…!やめてエリ…!!」  
 
 
懇願もむなしくビューラーはクリトリスをゆっくりと挟み込んでゆく。  
肉芽はゴムの部分でゆっくり、ゆっくりと歪な形に姿を変えていった。ミユの体をぞくぞくと快感が駆け上がる。  
 
「は…あ…、あ!!!」  
「あはは、すごいねぇー。本当に大きいよね!挟み甲斐がありますなぁ」  
うきうきとした表情はそのまま、エリは慎重に取っ手を握ってミユのクリトリスをゆっくりと限界まで挟んだ。  
「よーし、今日はどこまでクリが大きくなるか、試してみよっか♪」  
クリトリスを挟んだままビューラーを持つ手首を左右にひねる。さらにそのままゆっくりと手首を持ち上げてクリトリスを引っ張った。  
それはエリが手を動かすたびにぐにゃりぐにゃりと形を変えた。  
 
「いやあああああああああああああああ!!!」  
挟み込まれてさらに充血したクリトリスが引っ張って、延ばされる。いままで味わったことのない快楽にミユは堪らず声を上げた。  
男子生徒達は目を爛々とさせてその痴態を見入っている。  
 
「じゃあ次は皮を、剥いてみよう!」  
一旦ビューラーを放すと包皮を摘んで上にぐいっと押し上げ、クリトリスを剥き、もう一度挟み込んだ。  
あまりの快感にユミは電撃が走ったかのように体を緊張させた。  
「ああああああああああああああああああ!!!!」  
「す、すげえ…。クリトリスってこうやってムケるんだ…。」  
「エロいな…。」  
「あ、ローション塗りますねー。童貞クン達、この液体をクリに掛けてあげてくれるかなあ?」  
「「はい!」」  
 
いつの間に持っていたのか、エリの手の中には小さなボトルがあった。  
男達は言われた通りにボトルの中身をミユのクリトリスに垂らす。ぬめぬめとした液体をまぶされ、肉芽は一層卑猥な色をはなった。  
エリはそのままビューラーでぬるぬるとすべる肉芽を滑りながらも何度も挟む。  
繰り返しているうちにクリトリスは信じられない程の大きさになっていった。  
サクランボほどはあろうかというサイズである。ぬらぬらと光って、まるでさらなる愛撫を期待するかのようにひくついている。  
ローションとも愛液ともつかないものがミユの太ももをびしょびしょに濡らしてベッドのマットに大きな染みをつくっていた。  
 
「ここまで大きくなれば、上等ね…。じゃあおっぱいをイジってあげましょうか〜」  
エリはビューラーの手は休めないまま男子生徒達に指示を与えた。  
言われた男達が頷くや否や、ミユのブラウスのボタンを乱雑に外しだす。  
あっというまにショーツと揃いのデザインの白いブラジャーが現れた。  
二人が慣れないフロントホックを苦心しながらはずすと、形の良い胸がこぼれる。  
胸の突起はとっくに堅くしこっており、男達はたまらずそのままむしゃぶりついた。  
 
「あ、ああああああああああああああ!!あっ、あっ!!」  
「おっぱいは揉みつつちゃんと乳首を吸って、舐めて、時々指で摘むのよ。乱暴にしたら痛いだけだから、優しくしてあげてね!」  
「「はい」」  
言われた通りに揉みしだきながら乳首を責め始める。1人が乳首を口に含んで舌を使って転がし、もう一人が摘んで軽く捩じった。  
左右の乳首をそれぞれ違う動きで愛撫されて、ミユの声はより一層高くなってゆく。  
「ああ、ミユさんのおっぱい美味しい…。」  
「最高です…。」  
「ああああああああああああああああああああああああああああ…!」  
「ふむふむ。良い調子ね。よし、二人ともおっぱいそのままで中指をおマンコにずっぽりいれちゃおっか!」  
 
即座に、たっぷりの愛液とローションの特製ブレンドを潤滑剤にして2本の中指が我先にとぐいぐいと膣に侵入してくる。  
処女であるミユは一瞬圧迫感を感じ、思わず体を強張らせた。  
しかしそのままエリがビューラーを使ってクリトリスへの刺激を送り続けると、不思議と先ほどよりも快感が何倍にも膨れ上がり、頭のなかが真っ白になった。  
男子生徒達は調子に乗ってそのまま指の出し入れを繰り返し、びちゃびちゃと卑猥な音を楽しんでいる。  
「うああああああああああ!ああああっ!!らめえええええええええええええええええええ!!」  
 
「あ、クリトリスの部分を内側からマッサージしてあげてね。」  
「こ、こうでしょうか…?」  
一人がクリトリスの真下にあたる部分を下からおしあげ、こりこりと擦りだす。  
 
ミユはたまらず、ただただ悦びの絶叫を発するばかりになった。  
 
「そろそろ佳境入ってきたようね…。よし、童貞クン達、見てらっしゃい。今からミユを絶頂までいかせるから♪」  
エリはクリビューラーを放すと、顔をクリトリスに近付ける。そして、そそり立つその肉芽をおもむろに吸い上げた。  
 
「いやああああああああああああああああああああああっ!!!ほんろに、らめえええええええええええええええええええええええええええええ!!」  
ちゅっ、ちゅっと吸いあげるとぱくりと口に入れ、舌で押しつぶしてこねくり回す。  
ミユはクリトリスを粘膜で包まれるという未知の快感に、太ももがひきつって痙攣のように動き出した。  
それでもエリは愛撫を止めず、ぐちゅぐちゅと唾液と絡めてねっとりとねぶり、時々きつく吸い上げては高速で舌を動かして舐め上げるなど容赦なく追いつめた。  
男子生徒達も負けじと指で膣をかき混ぜ、乳首をねぶる速度を早める。  
 
胸の愛撫、膣の上と下からの愛撫という快楽の極みに涎を垂らしながらただただ叫ぶ。  
もう頭では何も考えられず、顔は恍惚とした表情を浮かべてだらしなく弛緩し、ひきつる脚が限界になった。  
 
「うあああああああああああああ!!!!イク、イクぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!いっちゃうよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」  
 
 
絶叫の中、ミユの股から勢いよく潮がじゃばじゃばと吹き出した。男達の手とエリの顔をしとどに濡らす。  
「あ…あ…、あ…あああ、あ…」  
茫然自失でぴくぴくと全身を痙攣させて、ミユは声にならない声を絞り出した。  
「ミユさんがイった…」  
「お、俺達の手で…」  
「ミユの感度、ほんとさいこーだよね☆あー、楽しかった♪」  
顔からぽたぽたと垂れる滴をぺろりと舐めとり、エリは上機嫌でほほ笑む。  
男子生徒達も自身の手にかかったミユの潮を一心不乱に舐めていた。  
 
 
「ミユ、またやろうね!」  
 
 
冬休みは、まだまだ始まったばかりである。  
 
 
 
 
FIN  
 
 

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