朝の食卓。 夜とは違って母と二人だけの食卓は何か淋しい。
「……舞たち、まだ起きてこないのかしら。お兄ちゃんはもう起きてるのに。」
母が心配そうに奥の扉を見つめる。
「俺が舞たち起こしてくから、母さんもう出てていいよ。」
「そう? じゃあ後はお願いね。」
さて、邪魔者は居なくなった、と。大手を振って舞の部屋に向かう。
スー、スー、と舞の寝息が聞こえる。その寝息の聞こえるベッドに乗りかかって舞に覆い被さる。
「おい、起きろよ。」
そう言って頬を叩いてみても舞は起きない。
「起きろって。」
今度は舞の胸を鷲掴みにする。 だが舞の目は、目は閉じられたままだ。
「……ふん。」
手のひらサイズの膨らみを揉み込み、乳首を刺激する。
パジャマのボタンを外していくが、舞は起きようとしない。
「…ぁ」
小さな喘ぎが聞こえた。 さすがに歯で噛まれると痛いらしい。
ならばもっと噛んで歯形を残してやろうか、とばかりに力を込めたが、
未だに妹は瞼を閉じている。 その肌に汗を滲ませながら。
「……。」
まだ眠ったままの舞。 その眠りの森の美女の如く静かな体から、邪魔な寝間着を剥いでいく。
「起きないなぁ… ここを刺激すれば起きるかな?」
少し指を舐めて舞の秘穴に突き込む。
「…!」
びくん、と舞の体が震えたが、起きてはいない。
そのままぐりぐりと指で掻き回して内壁を刺激する。
「く、ぁ…」
悩ましげな声が舞の唇から漏れ出す。 しかし舞は起きようとしないし抗うような素振りも見せない。
「まったく、舞は眠りが深いなぁ。 もっと刺激しないと起きないか。」
そう言ってチャックから取りだした自らの一物を、舞の秘部に当てて一気に貫いた。
「…んぎぃっ」
あまり濡れさせていないせいか、舞が痛みに声を上げる。
しかしそんなことにはお構いなしに抜き刺しを繰り返す。
「んぁ、んあぁ…」
そのうち舞の体も俺の動きに合わせるように動きだした。
膣内からも愛液が分泌されてスムーズに動くようになってくる。
「おい、舞。いいかげんに起きろよ。 つーか起きてるんだろ?」
「……。」
「起きろって!」
妹の見え透いた演技の苛つきをぶつけるようにクリトリスを捻り上げる。
「んぎひぃぃ!」
痛みと快感の混ざった感覚に、ついに舞は目を開いた。
「まったく、なんでさっさと起きないんだよ。」
「…………だって、」
「だって? なんだよ。」
「……起きたら、お兄ちゃん……居なくなっちゃうんだもん。」
「そりゃそうだ。 俺はお前を起こしに来ただけなんだからな。」
「じゃあ起きたから俺は…」
「……。」
離れようとする体に舞の手足が絡みつき、離そうとしない。
「なんだよ。 早くしないと遅刻しちゃうだろ!」
「……ダメ、まだ……」
「ああもう、まだ足りないのかよ。」
「うん…」
「じゃあ出したら終わりだからな。 膣内でいいよな。」
「うん。」
苛つきをさらにぶつけるように、舞の膣内に突き込む。
その乱暴な動きとは裏腹に、舞の嬌声は大きく、痛みではなく快感を伝え続ける。
「お兄ちゃん!気持ちいいよ!! もっと、もっとしてぇ!!」
「まったく、淫乱な妹だなぁ! 毎朝毎朝わざと寝坊して、そんなに俺にSEXされたいのかよ!」
「そ、そうなの…舞は淫乱な妹なのぉ!! わざと起きなくて、お兄ちゃんにして欲しかったのぉ!!
だ、だからもっと、もっと舞をぐちゃぐちゃにしてぇ!!」
ぐちぐちと激しく掻き回され続ける膣内。
指は乳首や蕾を強く摘み、舌と舌が絡み合い続ける。
「ようし出すぞ!膣内に出すぞ!!」
「はいぃ! 舞の膣内に、いっぱいいっぱいお兄ちゃんの精液出してぇ!!」
二人の体が同時に震え、そして全ての動きが止まる。
激しい兄妹のSEXがようやく終わったのだった。
「……。」
舞はまだ惚けた顔のまま横になっている。しかし頭はすっかり目覚めていた。
「んじゃああと二人起こしてくるからな。 シャワー浴びとけよ。」
「……うん。」
汗に濡れた兄の顔を見送る。
……隣の妹たちの部屋から声が聞こえる。
「ほ〜ら早く起きろぉ!」
「痛〜い! 乱暴にしないでよ〜〜」
「キャ〜〜! お兄ちゃんのエッチ〜〜!!」
「……ん、」
舞の手が自然と自らの股間へと伸びていく。 兄の残していった精液に触れるように。
自分の体内に注がれた兄の熱い精液を、もっと膣の奥に押し込むように掻き回し、
指に付いた愛液混じりの精液をしゃぶるように舐め回す。
「んん… お兄ちゃん、お兄ちゃん……」
お兄ちゃんに、もっとして欲しい。 舞に、舞だけに、して欲しい。
朝だけじゃなくて、昼も、夜も、いつだって…一日中だってして欲しい。
兄が妹を蹴り起こす横の部屋で、少女の切ない思いだけが宙に弾けていった。
終わり