美優は鏡越しに自分の身体を見てウットリとした顔で笑った。
その鏡には美しい顔をした少女が映っている。
「綺麗……お人形さんみたい……」
しかしその少女には一つだけおかしなところがあった。
手足が根元から無いのだ、断面はまるで昔からそうであったかのようにツルリとしている。
「手術は成功だね、幻痛も落ち着いたろう?」
「ええ、先生ありがとうございます、こんな風になるのが夢だったの」
美優は朗らかに笑う。だがその目には濁りがある。
人生というのを諦めきった故の願いを成就した、それが美優の今の姿だった。
「くふふ、僕も一度やってみたくてねえ、女の子をオナホールにするなんて
なんだか背徳的でゾクゾクしちゃうよ」
医師の男は醜く笑う。その内面の醜さがそのまま滲み出たかのようなその顔は
脂ぎっていて生理的嫌悪感を誘うものだった。
「それより手術代金の支払いを頼みたいんだがねえ」
「もちろんですわ、代金はあたし自身、今日からあたしは先生の物ですわ」
美優がそう言うと、その視線の先の医師の股間がモッコリと盛り上がる。
美優が言う理想の姿も医師からすれば性欲の捌け口でしかないのだった。
医師は美優の膨らみかけの乳房を痛いほどにつかみあげる。
するとその痛みの刺激が快楽へと変換され、美優の乳首はピンと尖り立つのだ。
「僕の赤ん坊をたぁくさん産んでもらおうか、ピアスは乳首とあそこと……舌や唇にも
つけてやろう。刺青はどんな柄がいいかな、ホッペタにチンポの刺青を入れてやってもいい。
アナルは当然拡張するとして、問題は尿道をどうやって拡張するかだな、それから……」
そんな医師の呟きに美優はブルブルと身体を震わせて、それだけでイってしまう。
今はない足の間にあるスリットは最早ヌルヌルで、蛍光灯の明かりでツヤツヤと
輝いていた。それを見た医師はニヤリと笑ってズボンとパンツを脱ぎ出す。
「やっぱり最初は処女をもらわないとねえ」
もともと細身の少女は今ではさらに軽い。
医師はヒョイと美優を抱えあげてズブズブとその秘所に赤黒いイチモツを沈めていった。
「ああ先生、愛してますわ。もっと壊して! あたしを好きにしてぇ!」
壊れた男と壊れた女の夜はそうして更けていった。