「ずばり!二人のお姉さんたちのエッチな行為でイかされないよに我慢するのだ」  
意味のわからんことを言い出した、この小さい中学生みたいな奴は専門学校の同級生の唯だ。  
 
「はぁ?」  
いきなりの唯の言葉に飲んでたジュースを吹きそうになった。横にいる葵もそうだったにちがいない  
 
いつもつるんでる同級生の唯が「小遣い稼ぎ興味ない?」といつものファーストフード店で切り出したのだ。  
 
なにやら我慢するだけで大金ゲットという話。内容を聞けばさっき唯が言ったとおり…  
 
「てかその話マジ?唯、お前まさかそれに挑戦したわけ?」  
「本当だってば。わたし挑戦したけど我慢できずにお金もらえなかったけどさー二人なら大丈夫大丈夫」  
 
さりげなくわたしのポテトを取り、口へと運ぶ唯。  
その話が本当だったら確かにおいしい話ではあるな。まー、同性にされるってのは抵抗あるけども  
 
「唯ってばそんなのにホイホイついていっちゃダメだよ?」  
 
前髪ぱっつんの葵。  
わたしや唯より3つ年上がもっともな意見を言った。  
 
「だってお金欲しかったもん。」  
 
確かにお金は欲しいな。わたしはそこでひとつ提案してみた。  
そこのお姉さんらのとこにとりあえず行って話を聞いてみようじゃないかと  
 
もし本当なら挑戦してみようかとさえ思ってた  
「さっすが蜜柑。蜜柑も葵もイッタことないって言ってたからね。こりゃ大金ゲットだー。もしイっちゃってもさーそれはそれでいい事じゃん」  
「バーカ、イクわけないだろ。エッチなんて演技なんだって。唯も目を覚ませ」  
「そんなことないよーわたしイっちゃったしさー。葵もなんか言ってよー」  
 
わたしのポテトがなくなったから次は葵のにまで手を伸ばす唯。  
 
「わたしもイッタことないから…」  
 
だよねー。  
とりあえずわたしたち3人は唯の案内でそのお姉さんとやらに会いにいくことに  
 
たどり着いた場所は普通にエステするところ。  
 
「唯マジここなの?」  
「ここだよ。たまにくるエステなんだけど、エステ中にお金ないって話してたらその話をしてくれたんだよ」  
 
ふーん。そんなことあるのか?お姉さん二人と言うのもここのエステティシャンってことか  
 
中に入ると薄いピンクで統一された綺麗なロビーだった。  
受付にわたしたちが近づくとそこにいたお姉さんが話しかけてくれた。  
「あら唯ちゃん。お友達つれてきてくれたの?」  
唯の紹介で軽く挨拶するわたしと葵。話は早く、二人のお姉さんが出てきた。  
二人とも若く綺麗な人だった。  
また軽く挨拶を済ませると、唯が事情を説明してお姉さんたちにわたしたちが来た理由を伝えた。  
 
「なるほどね…ここでは性感エステっていうのもやってるんだけど、唯ちゃんのお金がないって話を聞いて急遽思いついた遊びだったの。二人もしたい?」  
 
「お金もらえるんだったらやってみようかな」  
わたしは目の前に転がるお金に、少しにやけてたかもしれない。横ではキョトンとする葵。  
 
「ルールは簡単でまず20分間はマッサージ。蜜柑ちゃんをイかせるための準備運動だね。その20分が終わったら本番で、3分間イかないように我慢すると1万円をプレゼント。」  
 
「1万円?!」  
わたしと葵が口を揃えて驚く。  
つまり23分で1万円ゲットとかかなりおいしいぞ。  
「1万円ゲットだー。」  
なぜかノリノリのお姉さんたち。さらにお姉さんは話を続ける。  
「さーらーに、その3分を何セットでも指定できるから。もし蜜柑ちゃんが5セットって指定して我慢できれば5万円ゲットー。」  
 
ゲットーの言葉とともに手を上げるお姉さんたち。唯もなぜか手をあげて口を尖らせている。  
 
いや、これはかなりおいしい話。  
 
「何セットでもいけるって言ったよね?」  
「おっ?蜜柑ちゃん挑戦する?何セットでも大丈夫だよ?」  
「じゃあ挑戦しよ。20セットで。」  
 
「えっ?!」  
 
葵と唯、さらにはお姉さんたちも声を揃えてビックリしてる。  
「蜜柑マジ?20セットとかヤバいって」  
ヤバくないって。どうせやるならこれくらいでしょ。  
 
「大丈夫大丈夫。イかないって。大金ゲットして焼き肉くらいつれていってあげるからさ」  
 
イクなんてありえないんだから、何セットだろうがいいわけだ。  
あんまりセット数を増やすとお姉さんたちが可哀相だし20セットが丁度いいかな。  
いや、20セットも多いか…20万だしな  
 
「わーい焼き肉だー!お姉さん。蜜柑も葵もまだイッタことないんだ。エッチなんて演技って言うくらいだから手強いよー」  
 
「バーカ、余計なこと言わなくていいんだよ。1時間以上あるし二人は先に帰ってていいよ。じゃ、いってくんね」  
 
わたしは二人に手を振りお姉さんたちについていった。  
 
「蜜柑ちゃん大丈夫?」  
「いつでも。てか蜜柑ちゃんじゃなくて蜜柑で呼び捨てでいいよ」  
 
優しく声をかける二人のお姉さんに答えた。  
わたしの今の姿と言うと、服は全部脱ぎ捨て裸の状態。これだけでも恥ずかしいんだけど  
さらに、ベッドに拘束されている。天井から見たらXの字みたいに拘束されていて。丁寧に膝にもロープを通され外側に引っ張られている。  
ここまでするのは暴れないためらしい。  
イッタあとはどうやらカラダが敏感になるらしく暴れるからみたい。  
 
「そーお?じゃあ蜜柑って呼ぶね」  
 
両サイドにいる二人の手が体に触れ指先で優しくなぞるように這わせてきた。  
始まった。これから約1時間半でわたしは大金ゲットだ。  
私は心の中で唯のようにはしゃいだ。  
 
「すごく綺麗なカラダ。若い子のカラダを触れるなんて幸せ。蜜柑はなにかスポーツしてた?」  
 
左側のお姉さんが胸を撫でながら舌を這わす。  
 
「陸上と空手をしてたよ…ってお姉さんたちも充分若いじゃん」  
 
わたしは皮肉ではなく本当にそう思って言った。二人とも若い。  
右側にいるお姉さんは膝から内股を撫でながらおへそ周辺にキスする。ふたりとも慣れた手つきでカラダに触れてくる。  
さすがは毎日エステをしている人たちだ。  
てかこんなに優しく触るもんなんだ‥エステ自体したことないしわかんないけど  
 
「あ、ルールのおさらいだけど…最初の20分は蜜柑がリラックスできるようにマッサージみたいなもの。イクための準備運動みたいな感じね。  
20分過ぎてからが本番。蜜柑が3分間イクのを我慢できたら見事賞金ゲット。もし蜜柑がイッちゃっても次の3分をまた我慢しての繰り返しだ。  
えっと…蜜柑は3分20セット指定だから、もし全部耐えることができたら凄い賞金の額になっちゃうね。」  
 
優しくカラダに触れながらも淡々と説明をするお姉さん。  
 
「オッケー。ルールは理解してるよ。サクッと賞金もらってあいつら焼き肉につれていくんだ。」  
 
「蜜柑ホント余裕ね。蜜柑はまだイクってことを経験したことないから知らないだろうけど、イったあとの女の子って凄く敏感になって、  
またすぐイきやすいカラダになるから、もし蜜柑が一回でもイッちゃうとかなりキツいよ?イかないように我慢しないと」  
 
ま…大丈夫っしょ。  
それにしても…  
 
「敏感になって暴れるからってこの拘束はやりすぎじゃない?」  
「そんなことないよ。こっちのほうがわたしたち触れやすいしね。それに縛られた女の子のほうが興奮するの。蜜柑みたいな可愛くて強い女の子だったらなおさら」  
 
ニコっと笑いかけるお姉さんたち。  
にしてもこの拘束のしっぷりはヤバい。ホント動けん…まさか20セットでもイかないわたしをイクまで責め続けるとか…は、ないか。  
まー20セットだろうが100セットだろうがいいんだけど。わたしにはそれだけお金が入ってくるわけだし。  
「わたし拘束なしでも暴れたりしないって。」  
「念のため念のため。蜜柑のエッチな声聞けるといいな。」  
 
「それはたぶん聞けないかもね。」  
これを終えたら手に入る大金を思い浮かべると、笑みがこぼれた。  
 
「そうかな〜とりあえず蜜柑にも満足してもらえるようにお姉さんたちも頑張るね」  
 
内股を撫でていた指先が下の毛を撫で、秘部の縦割れの外側に指を這わす。  
くすぐったさでカラダが少し震えた。  
縦割れには触れず、ギリギリの所を何度も上下に往復する。時にはお尻のほうまで指は降りていく。  
「っ、…ん、…」  
股を閉じようとしてしまったけど、拘束によりビクともしなかった。  
 
乳首を転がす指と舌は上へ這っていき、ワキ、首筋、耳へと移動する。  
耳やワキを舐められたりするのは初めての経験。わたしはくすぐったさとほんの少しの心地よさで漏れそうになる声を抑えた。  
 
「お姉さんたち触りかたスッゴいソフト…」  
 
「20分間かけて蜜柑の性感を高めていくんだよ。まだ一度もイっタことない蜜柑だし、  
エッチなんて演技って言うくらいの蜜柑をイかせるためには重要な準備運動みたいなものよ」  
 
「ふーん…お姉さんたちは結構こういう経験あるの?なんていうか、その、女の子を責める経験っていうのかな」  
 
「うーん…それは蜜柑の想像にお任せだ。」  
 
触れるか触れないかのソフトなタッチで責められる。なんかふわふわとした感覚。  
お姉さんたちが女の子の扱いに慣れてるのは簡単にわかった。  
 
「蜜柑わかる?濡れてる」  
指で縦割れを下から上へと撫であげられる。  
「っ、…ぅっ」  
ビクッと下半身が反応する。くっ、うそ?  
 
「蜜柑舐めるね」  
 
右側にいたお姉さんが下半身へと移動してわたしの股の間に顔をうずめる。丁寧に舌を這わせ、秘部を舐めはじめる。  
 
「あっ、えっ?ちょっ汚っ…んっ」  
 
思わず声が漏れてしまう。いつもと違う…  
クンニされるのはこれが初めてではないが、明らかに今までとはちがう。  
きっと彼女らは何人もの女の子を快楽の虜にしてきたのだと思う。現に唯もやられちゃってるわけだし。  
同性だからこそわかる、どうすれば感じるのかなどの力加減は的確そのもの。  
それは紛れもなく今までで一番気持ちいいものだった  
「舐められてるよ蜜柑。」  
左側のお姉さんが首筋を撫でながら目を見つめる。  
「お姉さんたち結構蜜柑にエッチな声出させる自信あるんだ。蜜柑20セットもあるしイキすぎておかしくなっちゃうかも」  
「大丈夫、イかないと思うよ。たぶん…ま、お姉さんたちがこういうことに慣れてるってのはわかったかな」  
 
わたしの言葉に微笑むと、お姉さんはローションを取り出し、カラダに垂らしていく。  
上半身に広がるヌルヌルした液体でカラダが光ってる。  
そのヌルヌルを活かしお姉さんはお腹、横腹と手を滑らしていく。その流れで胸にまでいくと固くなった乳首を指で弄る。  
股関に顔をうずめるお姉さんは、優しく舌を這わし続ける。  
気を抜けば、お姉さんたちが期待するエッチな声が出てしまいそうになる。  
まさかここまでとは…こんな経験は初めて…  
わたしも少し戸惑いはじめた。このままお姉さんたちにイかされる可能性もあるかも…いや、それは…  
 
「あと7分で20分ね…そろそろ仕上げにかかろうかな…蜜柑これは我慢できるかな?」  
「えっ?なになに?あっ、えっ…あっうぁ、あぅ…んっ」  
今まで触られてなかったクリトリスに刺激が走った。いつも大人しくしているクリが今日は敏感に反応した。これって?  
なにをしてるのかわからない。舌でもないし、指でもない…  
 
「へへ、蜜柑なにかわからないでしょ?これはガーゼ」  
「ガ、ガーゼ?!うぅっんっ」  
 
ローションをたっぷり染み込ませたガーゼを、無防備なクリへと当てて上下に動かしてる。  
 
「んっ…くぅっ、あっ」  
指や舌とも違う感覚。連続して刺激し続けることのできるガーゼ…わたしの意思とは関係なく腰が浮いた。  
「あっ蜜柑、可愛い声。まさかこれも演技?」  
ちょっと意地悪な感じで左側のお姉さんが唇を撫でてる。  
 
「うぅ、演技…に決まって、んっくぅ…うぅぁっ」  
エッチなんて演技だと言い放ったうえに、エッチな声は聞けないよと言った手前反抗するが、込み上げてくるものは紛れもなく快感だった。  
下手にしゃべろうとすれば喘ぎ声がでてしまいそうになる。  
まさかこんな責めかたがあるなんて。  
いや、責め方なんて問題ないはずだ。今日のわたしのカラダはどうなってる?  
予想外の快感に戸惑いながらも口を強く閉じる。  
「ふぁっ、あっ…っ……んっ」  
 
ガーゼはクリトリスに張り付くようにユルユルと動き、刺激をあたえ続ける。上半身ではもうひとりの丁寧な愛撫。  
 
「あっ、くっ…んっんっ」  
お姉さんたちの巧みな責めに込み上げる声をいつしか必死に我慢していた。  
くぅっ…き、気持ち、いい…ウソでしょ?こんなのって…  
 
「蜜柑、20分たったよ。じゃ今から3分我慢だ。」  
「ハァ、ハァ…」  
「あら?蜜柑息あがってるよ。」  
「うっ…大丈夫」  
 
うー…こんなはずじゃ…  
 
「それじゃ、スタート」  
3分くらい我慢できる。けどこのカラダの熱さは異常だ。その中でもさっきから弄られてるクリの熱さは…  
「はぁっ」  
カラダを震わせ声をあげる。左側のお姉さんが下半身に移動し、指を中に入れてきたからだ。  
 
「こことクリを一緒に責められたら蜜柑もイケるかもよ。唯ちゃんはクリだけでイっちゃったけどね。お姉さんたちもお金かかってるし一回目はちょっと本気だしちゃうぞ」  
中に入れた指はゆっくりと動きはじめた。お腹側をこすられる感じ。奥までは入ってない…入り口付近を押したりこすったり。  
 
「んぁっ、うっ…っ」  
中とクリが今までにないくらい気持ちよくなってる…まさか、こんな…  
 
余った手はお尻の穴を優しく撫でる。  
初めて触られるお尻は宙に浮きそうな気持ちよさだった。  
クリトリスはもちろんガーゼによる責めが続いてる。  
縛られていなければ確実にわたしは股を閉じようとしていただろう。  
しっかりと固定された足はまったく動かない。  
 
「ちょっと…うぁっあぁっ」  
喘ぎ声を必死で抑えようと我慢するも、その壁をなんなく突き破ってくる快感。  
お姉さんたちが期待してた通りのエッチな声を聞かれてしまっている。  
 
「蜜柑いっぱいエッチな声でてる。これも演技?」  
お姉さんたちが笑う。  
「はぁっ、んんんっ!くぅ、う、うるっさ…あぁっ」  
自分が彼女らに追い詰められていくのがわかった。  
「んっ、あっ…んー」  
指の動きが早くなる。お尻の穴を撫でいた指は、どうやら中まで入ってきていて出し入れを繰り返す。  
 
「んっあぁっいぃ」  
 
今まで味わったことのない快感が一気に込み上げてくる。クリがとにかく熱く、麻痺してるような感覚。  
始まるまえはこんな自分の姿なんて想像もしてなかった。  
なんとか我慢するけど全てを抑えきれずにカラダがビクビクと跳ねる。  
 
「蜜柑強いね、声まだ我慢しようとしてる」  
「くぅっんんーっ!」  
かなりヤバいとこまで追い込まれている。こんなに声を出したこともないし、カラダを跳ねさせたこともない。汗だってかかなかったのに。  
本当にヤバい。けどまだ大丈夫。これがあと1時間近く続くのは気が遠くなりそうだけど…かなり気持ちいいんだけどイクって感覚がわからないし。  
 
「蜜柑あと1分」  
あと1分…大丈夫。最悪声が漏れるのは仕方ない。  
それだけお姉さんたちが女の子の扱いに慣れてると尊敬?しよう。  
 
「蜜柑、そろそろイかせちゃうよ。」  
「うぁっ、んんっ…お、お姉さんたちホント上手だよ。こんな声だしたの初めて…でも」  
「蜜柑まだ続きがあるんだって。蜜柑我慢強いけど、そろそろイかせちゃうぞー」  
お姉さんが下腹部を手でグッと押さえた。  
「あぁっ…くぅっ、んんっ…んぁっ!?んっああぁっ、あっちょっと待っ…ああぁっ」  
 
おかしい!いきなり気持ちよさが変わった。なにをされたっけ?…下腹部を押さえられただけだよね?  
下腹部を強く押さえられるだけで今までとは違う強い快感が押し寄せてきた。  
なんで?!それだけで!?  
本当にヤバい。このままじゃ…  
わたしのカラダに力が入る。  
 
「んあぁっ、んーっ…んあっ!ああぁっ!」  
 
こ、声が…  
 
これ以上はホントやばい。たぶんこの先がイクってことなんだと頭で理解させられた。  
強気な発言をしていたけど、イクってことが目の前まで来たと知ると急に怖くなってきた。  
「蜜柑イかないって言ってたよね?」  
意地悪く言うお姉さん。  
 
「んんっ、い…イかないって…言ったけど、うぅあっ、あっ、あぁ…くぅっあっ、だ、ダメかもしんない…はぁぁっ」  
 
「1セット目は蜜柑の負けだ」  
 
まだイって…ないって…けど…うぅー  
あー、ダメだ我慢できない。何かくる。嫌だ なんか嫌だ  
そんなこと言ってもやめてくんないだろな。拘束されてなかったらお姉さんたち蹴ってたな。  
 
「んぁっ、んんっ…んんんんーっ!!」  
 
絶頂の快感で出そうになった声を必死に押し殺し、わたしは同性の手によって生まれて初めてイかされてしまった。  
 
「うぁっ…んっ…あっ」  
快感による声を必死に我慢し押し殺そうとした反動でか、カラダがビクビクと波打つ。  
すごい。これがイクってこと?  
今までエッチなんて演技だとまで言ってたわたしが、こんなにもあっさりとイかされた  
しかも女の人に…だ。しかしまいったな、こんなに疲れるんだ。  
肩で息をするわたしにお姉さんが声をかける。  
 
「声我慢したね蜜柑。」  
「ハァ、ハァハァ…イッタ…これ?」  
初めてイッタことにわたしは動揺していた。快感は今までとは比べものにならないくらい強烈だった。  
 
「イッタかわからない?」  
「んぁっ!?あっ」  
クリトリスへの刺激に腰を大きく浮かす。クリへのガーゼ責めがまた再開されたからだ。  
 
「ちょっと、きっつ。あっあぁっ」  
「どんな感じだった?」  
「うぅ…こんな声でたん初めて…わたし、イッタの?…んんっ!ちょ、ちょっと、ストップしてっあぁっ」  
ありえないほどカラダが敏感になっている。最初にお姉さんたちが言ってた、暴れると言う意味が初めて絶頂に達してやっとわかった。  
ローションをたっぷり染み込ませたガーゼを楽しそうにクリにあて、上下に動かすお姉さん。  
「あーっ無理無理!キツい…あぁっ」  
左側のお姉さんはまた上半身に移動して耳を愛撫しながら乳首を転がす。  
 
「ん、んぁっちょっとストップ!あぁっ、休憩、休憩しっあぁっ」  
「蜜柑、もう2セット目始まってるんだよ?」  
「あっん、ウソ!?そんな…んあぁっ」  
「蜜柑エッチは演技って言ってたでしょ?これくらい大丈夫大丈夫」  
 
言ったけどさー。これは大丈夫じゃないって。  
 
わたしはまた声を上げまいと必死に口を閉じる。  
すでに1回イクことを経験したわたしは2回目のそれが近づいてきてるのを感じていた。  
早過ぎる!もうさっきと同じ感じが…あーダメダメ、わたしまたイッちゃうんだ・・・  
 
「ダメだって、んあっあっ、んーっあぁっ」  
「可愛い。声我慢しないでもっと出して」  
額に汗をかき、拘束されて動けないカラダをビクビクと波打たせ声をあげる。  
 
「んあっ、あぁっんんっ…ハァハァ、勝手に声でる…はぁっ」  
「勝手に出ちゃうってことは演技じゃないってことだよ」  
「うぅ…あぁっ、またっ…んんっあっ、ああぁっああぁっ!ダメ!ああぁっ」  
今回は我慢できず喘ぎ声をあげてしまう。  
2回目の絶頂の反動は下半身と上半身を交互に上下させた。  
3分どころか1分我慢できたかも怪しい。  
それでもお姉さんはしっかりとクリトリスへガーゼを当てて責め続ける。  
 
「ああぁっ、んんっ…くぅーっうあぁっ」  
「2セット目も蜜柑の負けだ。このままじゃ焼き肉いけないぞー」  
いや、もう焼き肉なんかどうでもいい。  
 
「蜜柑のクリ可愛い。毎日でも可愛がってあげたいな。充血してるよ」  
敏感になったクリにガーゼをあてがいユルユルと動かし刺激を与えられる。  
こんなことなら20セットとか言うんじゃなかった。  
これホントに20セットもやるんならわたし絶対に頭がおかしくなるぞ  
そうこう考えてる間に3回目のお迎えが来たみたいだ  
 
「んああぁっまたくるっ、んんっあっ、あっ、あっ…あああぁっ」  
 
自分の心臓の音が聞こえる。たぶん今までのどの運動よりも汗をかいてるし疲れてる。こんなの20セットも耐えられない。  
イッタあとは快感がわたしを包み込んだ後、カラダを麻痺させる。この状態で放置してくれたら、どれだけ気持ちよく眠りにつけるんだろうと思う。  
そんな心地よさも長くは続かず、麻痺してたクリがまた感覚を取り戻しわたしを襲う。苦しいのなんてお構いなしにお姉さんはクリをガーゼで撫で続ける。  
 
「蜜柑、2セット終了まであと1分」  
「あぁっもう無理、ホントに…あああぁっああぁっ」  
「蜜柑、イクときはイクって教えてね」  
「えっ?あぁっんんっだ、誰がそんなっこと、くぅっんんっ」  
 
もうすでにイキそう  
だんだん我慢できなくなってきている。  
あまりにも早過ぎる4回目の絶頂。  
わたしは獣のように声をあげた。  
こんな姿あいつらに見られたくないな。てか葵も責められたらイけるかな?  
まー葵の喘ぐ姿なんて想像できないけど、わたしがイかされたんだし葵も我慢できないかもな。  
息を荒げわたしはそんなことを考えてた。  
 
「蜜柑気持ちいい?」  
「気持ちいいけどキツいよ。せめて1セットに一回イかせるくらいにしてくれなきゃどうにかなりそう」  
「あら〜なんか弱気な発言だ。エッチは演技じゃなかったっけ?」  
 
くぅ、それを言われると…  
 
「ハァハァ…今日までは…そう思ってたんだけどさ。こんなにすごいなんて想像もつかなかったよ…あっ、まだ?!もう無理だってホントに、あぁっダメダメ」  
 
また始まったよ。ホントに20セット?わたしが言い出したことだけど…せめてクリ以外にして  
そこは敏感になり過ぎてキツい  
 
「3セット目だ。蜜柑のお願い通りにイクのは1セットに1回だけにしよ」  
 
それは助かるよ。イクことはもうわたしには止められないや  
てかまたすぐにイキそうだ。同じ感覚がまた襲ってきた。  
全然我慢できない。声もイクことも。  
 
「蜜柑イクときはイクって言って?」  
なんでそんなにイクって言わせたいんだ?  
「んあぁっ、そんなの言わない…あぁっうぁっ」  
これは最後の意地だ。  
「でも蜜柑もうイキそうでしょ?わかるよ。」  
ホントにイキそう。  
あーダメだ。イク。  
わたしはまた絶頂した。もちろん声はあげたがイクとは言わなかった。  
とりあえず3セット目でもうイクことはないな。やっと休憩か…いや、ちょっと待て。  
わたしは下半身に目をやるとまだお姉さんがガーゼを動かしてる。  
だんだんとクリの感覚が戻ってきた。イッタばかりのクリを責められわたしのカラダに電気が走った。  
 
「ちょっと、もうイッタって、ああぁっダメっああぁっ」  
「一回イッちゃったね。大丈夫大丈夫、この3セット目はもうイかせないよ。え〜っとあと2分くらいあるから、その間ちょっと弄るだけ。蜜柑がイキそうになったらやめるから」  
うーっ、はめられた。イッタあとも責められるのがキツいんだってば  
でもさっきよりはマシか…イクことはないし  
そんなことを考えてる間にまたイキそうになってきた。  
 
「蜜柑イキそうなときはイクって教えてくれないと勢い余ってイかせちゃうかも」  
そんなに言わせたいのか…まーイクのは困る。私の心は簡単に折られてしまった  
「はぁぁっあぁっ、も、もうイキそうだよ、あーっダメダメっ…あぁっ…」  
 
あっイク…  
 
あ…  
イク寸前にお姉さんがガーゼをクリから離した。  
 
「ハァハァ…ハァ…あぁっあっえっ?なんでっ、ああぁっ」  
と、思ったらまた始まった。  
 
「蜜柑可愛い。」  
「ああぁっダメだって、あーっイっ…イクっ…あぁ…あっ」  
また寸前でとめられた。  
 
「1セットに一回の約束だもんね」  
「ハア、ハア…こ、これはこれでキツいんだけど」  
なんかもうこれならそのままイかせて欲しいような気がしてきた  
またガーゼがクリにあてられる。  
上下にクリを擦られるとすぐにイキそうになる。お姉さんは絶妙なタイミングでガーゼを離し、わたしをイかせないように責め続ける。  
3セットの残り時間中に何度もイク寸前まで責められては寸止めされを繰り返し、次の4セット目になった途端イかされた。そのあとは残り時間をまたイク手前まで責められては止められを繰り返される。  
次のセットに移った瞬間にイかされる。もうイキたくないって思うのに、次の瞬間にはイキたいって思う。お姉さんたちの巧みな寸止めにわたしの頭は真っ白になった。  
 
「ああぁっ、ダメっ、い、イク…あああぁっ」  
「またイッちゃった。蜜柑のクリすごく赤くなってる。」  
お姉さんがツンツンとクリをつつく。  
イきすぎて敏感になったわたしは声をあげ腰を浮かした。  
いま何セット目だろ?  
 
「ハァ、ハァ、お願い…もうイけないよ。許して」  
わたしは体力的にも精神的にも限界だった。  
ユルユルとガーゼをクリに当てて、実に楽しそうに巧みに操るお姉さん。  
 
「はあぁっあぁっ、やめっああぁっお願い…もうイきたくない…のにっ、ああああっイッちゃう!ああぁっ」  
その後、約束通り20セットもの間、絶頂と寸止めを嫌というほど味わった。  
執拗な寸止めに耐えられず、泣きながら「イかせてください」なんて言ってしまったりしたが、ついにわたしは解放された。  
 
「はい蜜柑。」  
放心状態のわたしにお姉さんたちが差し出したのは封筒。なかにはお金が入っていた。  
 
「えっ?な、なんで…わたしイッちゃったよ?」  
「お姉さんたち楽しませてもらったし。そのかわり蜜柑、また遊びにきてよね」  
 
とりあえず唯たちにはデカい顔が出来そうだな。  
 
「今日みたいに連続でイかせるのは禁止だかんね。」  
「ふふふ。りょーかい。」  
「あ!あとイク手前で止めるのも禁止」  
お姉さんたちは笑った。  
このときお姉さんたちがわたしにお金をくれたのは、狙いがあった  
それはもちろん葵の身体だ。  
まーこの話はまた今度。  
 
 

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