世界でも貴重な銀眼族という人種がいた。  
たった二人、わずか母と息子の二人のみが残されていた。  
彼ら銀眼族はかつて大勢いたが、生存競争に敗れ数を減らしていった。  
だが、そんな彼らを増やそうという狂気の試みがなされようとしていた。  
「……く……母さん……」  
少年は裸でベッドに縛られていた。股間はギチギチに勃起し、  
息は荒く発情していた。薬物の投与によっての強制発情であった。  
「ああ、はあ……フィルぅ……」  
同じように母のティルダも薬によって強制発情を迎えさせられ、腰砕けの身体を  
二人の女性によって無理やり立たされていた。  
よだれを垂らし足首まで愛液で湿らせ、尖り立つ乳首が淫靡に揺れていながら  
ティルダは怯えていた。息子との種付けセックスなど言語道断。  
だがその発情しきった視界には息子の先走りにぬめるイチモツしか映らなかった。  
「ダメだ母さん……こんな獣じみた行為、死んだ父さんが悲しむ」  
フィルは大の字に縛られた身体をよじりながらそう言う。  
心臓の鼓動ですら苦しいイチモツを愛撫するかのように12歳の少年を苦しめる。  
だが尊敬する父のためにも愛する母のためにも種付けだけはダメだった。  
それをすれば銀眼族は獣の一族へと変わる。  
その予感が少年の理性を支えていた。  
母はそんな少年の立派な心意気に涙を流していた。  
だがフラつく足はまともに自分の身体を支えることさえできない。  
28歳の若い身体はついに息子の真上へと運ばれてしまった。  
「……ぃゃぁ……」  
交わされる二人の眼差し。申し訳なさが互いの視線に見てとれた。  
母の熟れた身体に欲情するフィル。  
息子の若々しい身体に欲情するティルダ。  
ヒクつく互いの性器は種付けセックスを期待してよだれを垂らして待っている。  
だけどそんなことをしたら人間として終わる。  
そう思えばこそ薬で飛びそうな理性を必死に押さえ込んで耐えていた。  
だが現実は無情である。  
ティルダの身体を支えていた二人の女性が両腕から手を離す。  
それだけでティルダはペチャンと床に身体を落としてしまった。  
「ほ……おぉ」  
否、それは床ではなく息子の身体。肉杭は母の体内に深く抉りこまれ、  
子宮口にゴツンとぶつかり止まった。  
結果起こったことはまるでピタゴラスイッチだ。  
異常肥大したイチモツに一分のスキもなくこすり上げられた牝穴はギュンと収縮した。  
その暴力的な母の歓待に応えて息子の陰嚢は、もっとも濃い精液をドブリと溢れさせる。  
 
若い若い精子の侵略に母の卵子はどこまで耐えられようか。  
「くうぅ……フィルぅ……」  
「母さん……母さん……」  
二人の快楽の呻きが部屋の中にこだまする。  
 
 

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