大きな大きな豪邸の守衛に挨拶を交わし、車を走らせ車庫につけ  
数十メートル歩いて正面玄関から入る。  
中にはメイドがその日の仕事のためにあちらこちらを歩いていて  
その幾人かと挨拶を交わした後、お嬢様の部屋にたどり着いた。  
「入りますよ」  
と一声かけてもお嬢様は返事一つなさらない。  
仕方なくそのままドアを開けると、お嬢様はいた。  
「榊、入ってもいいって言ったかしら?」  
大きな50インチプラズマテレビの真正面に陣取るソファーの上に彼女は座っている。  
「返事がないようでしたので、大事があってはいけませんからね」  
そう言うと彼女は苦虫を噛み潰した様子で私のほうに顔を向ける。  
「大事? いまさら何を恐れる? いっそ私は死にたいくらいよ」  
「それは困ります、婚約者としては生きていてもらいたい」  
「ふん、誰が望んで婚約など、どうせ父の権力を受け継ぎたいだけでしょう」  
そう言って彼女はそっぽを向いてしまった。  
仕方がなしに私は彼女の隣に座る。  
彼女は、小さかった。  
手は肘から無く、足は膝からない。  
幼少期の列車事故で彼女が失ったのがそれだった。  
「権力も魅力的ですが……一番はお嬢様、あなただ」  
「何を言う、歩くことすらままならない女を、誰が愛するというんだ」  
「私です」  
瞬間、お嬢様の目はハッと見開かれた。  
嘘ではない、私はお嬢様を愛している。  
聡明で他人に気を許さない気位の高さも、その透けるような肌も、  
短い手足だって全部含めて愛している。  
「やめておけ」  
だがお嬢様はそんな私を拒絶した。  
「列車事故は公式の言い訳に過ぎん、実際は、変態にさらわれたんだ」  
「なにを……」  
「私の服を脱がしてみろ、婚約者なんだから別にいいだろう?」  
彼女の言葉、それは聞かないほうが私の幸せになるかもしれない。  
だが私の手は彼女のワンピースを脱がしにかかっていた。  
 
少しずつ、少しずつ彼女の裸体が露わになっていく。  
そうして下着を脱がすまでのあいだに、私は彼女の身体の  
さらなる秘密を全て見ることになった。  
「私をさらった奴は元医者だったらしい、刺青もそいつが彫った」  
彼女の身体は確かに、列車事故によるもので欠損したわけではなかった。  
考えてみれば手足の先、それは綺麗に切り取られている。  
そして彼女の身体には、傷痕はなかった。  
 
代わりにあるのは夥しい面積の刺青、男根を模した下腹部の刺青、  
見知らぬ男の名前の刺青、便器、奴隷、牝豚、様々な卑猥な文句。  
そしてクリトリスにあるべき皮がなかった。  
「こうされたのは10年前、まだ私が6歳の頃だ。おかげで成長と  
ともに刺青は伸びて不細工になるばかり、嫌になる。  
それにクリトリスは常に刺激されるから、出先でも  
下着の替えを用意しないとすぐ湿ってしまう」  
それは衝撃だったと言わざるをえない。  
だが、私はこの上なく欲情していたと言っても過言ではない。  
私は、彼女のその裸体を抱きしめた。  
「同情か? 所詮その程度の男だったか」  
「いいえ違います、あなたが欲しい、欲しいんです」  
私は思わず彼女をかき抱いた。その頬に頬を合わせ、良い香りのする  
髪に鼻をうずめた。胸に彼女の豊かな乳房が押し当たる。  
「分かってるのか? 私は言うなれば他人の玩具だ。  
苦しむのはお前自身だぞ?」  
「そんなことよりもただあなたが欲しい。  
力づくででもだ」  
そう言って私は彼女の唇に口づけをした。  
柔らかな舌が泳ぐ彼女の口内は瑞々しくて、逃げる舌を追いかけて  
私は彼女の中を縦横無尽に舐め尽くした。  
「んはぁ……この変態め、抵抗できない女を犯すつもりか?」  
「お嬢様だってその気でしょう? ほらこんなに濡れて……」  
お嬢様の繊毛渦巻く秘所はぐっしょりと濡れている。  
指を這わせれば容易く中へと沈みこんだ。  
「……ぁ……ひ……」  
突如としてお嬢様の身体が硬直する、どうやらイってしまったようだ。  
「淫乱ですね、ますます欲しくなりました」  
そう言うや私は服を脱ぎさり、お嬢様の前にイチモツを見せつける。  
「凄い……」  
イチモツを凝視するお嬢様、これから自分を陵辱するそれから  
目が離せなくなっている。  
「榊、あのな」  
「分かっていますよ、激しくしてあげます」  
「ちょ!違っあっあぁ」  
入り口にあてがってすぐに根元まで叩き込む。  
ズンッと子宮口まで押し当てる途中、何かがはじけるような感触がした。  
「お……ほ……」  
ビクビクと痙攣しながらお嬢様は短い手足をピンと伸ばす。  
「まさかお嬢様、処女?」  
「バカ、6歳に入れられるわけがないだろう」  
 
そう言われればそうだと私は思った。  
だがそれよりも、何の感慨もなく処女を奪われたお嬢様の気持ちを  
考えると、ゾクゾクと背筋を快楽が駆け上る。  
「ああお嬢様、愛しいです、食べてしまいたいくらいだ」  
そう言いながらズンズンと長いストロークで打ち込むと、  
お嬢様は白目を剥かんばかりの勢いで、悲鳴をあげた。  
「あぐ、あぁ、はぅ、んぁ、あう!」  
だがそれも段々と快楽の反応へと変わっていった。  
「はぁ、お嬢様、お嬢様ぁ!」  
「あぁ榊、榊ぃ!」  
瞬間、お嬢様の手足がピタリと私の身体に密着する。  
それと同時にあそこがキュウっとしがみつくように締めつけてくる。  
「く……おぉ」  
陰嚢がギュッと持ち上がるのが分かる。  
ダクダクとお嬢様を孕ませるための濁液が溢れ出し、お嬢様を汚す。  
「さ……か……きぃ……」  
「お嬢様……く……」  
 
 
数時間後、そこには白濁の池に伏したお嬢様がいた。  
「おいひぃよ……さかきのせーえき………」  
「お嬢様? おーい、お嬢様?」  
「やん……かなってよんでさかきぃ」  
どうやら理性が吹き飛ぶほどに貪ってしまったようだ。  
しかしメイドにどう説明すればいいのか。下手したらソファーも張り替えだろうし、いやはや。  
「さかきぃ……らいしゅき」  
でも、まあ素直なお嬢様も可愛いからよしとするか。  
「佳奈、一緒にお風呂に入ろうか?」  
「さかきと? うん、はいる」  
愛おしい佳奈お嬢様、これからは壊していいのは私だけだ。  
 
 

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