・プロローグ  
 
俺の名前は優斗。  
俺には社会人の姉ちゃんと高校生の妹が居る。  
姉ちゃんが銀子、妹が佳奈子という名前である。  
 
姉ちゃんの方は腹違いで、その母親が亡くなって、今の母、つまり俺の実母と父親が再婚した。  
兄弟という贔屓目を無しにしても、とても可愛くて魅力的で非の打ち所が無い。  
実際、俺の初恋の相手は、姉だった。  
本人は謙遜して否定しているが、街中でスカウトに会っていたのを、友人が目撃している。  
 
父親の話だと、姉ちゃんの実母はお淑やかで、まさに大和撫子だったそうだ。  
その所為か、姉ちゃんはしっかりした貞操概念を持っていたのか、彼氏を作ったのを見たことがない。  
きっと、同級生の男子にとっては高嶺の花だったに違いない。  
いや、多分女子からもそうだろう。誰でも引き寄せるような人格を、姉ちゃんは持っている。  
 
父親も母親も仕事で家を開けることが多いせいか、実質姉ちゃんは親がわりで  
年が離れた俺や妹の世話をよく見てくれて、俺も妹も良く懐いていたと思う。  
妹の方は中学生になってから、反抗期なのかあまりそうでもないみたいだが。  
 
俺が大学生になってからも一週間に一度はメールをくれていた。  
ご飯はちゃんと食べてるか、ちゃんと早起きしているか、など  
まるで本当に母親の様な、他愛も無い内容だが、落ち込んだ時でもそれを見ると不思議と元気が出た。  
 
………ところがここ最近、メールがぱったりと止んでいる。  
最後に来たメールは仕事が忙しくなってきた、という内容の物。  
世間は春休みで、俺も実家に帰ってきたのに姉ちゃんは帰ってきてないみたいだ。  
若干心配ではあるが、実際に忙しいのだろう、そうぼんやり考えていると  
 
 
「お兄ちゃん!御飯できたよー!降りてきて!」  
 
 
階下から妹の元気な声が響いてきた。  
この匂い……今日は晩ご飯はなんだろうか?  
 
「………じゃあ、ちょっくら、たかしの家に行ってくるから。  
 それとどうでもいいんだけど、昨日の夜、壁をドンドン叩いてた?」  
 
「ううん、私は叩いてないよ。多分、ねずみか何かじゃない?ほら、この家もそんなに新しくないし」  
 
「ふーん…。ま、いいや。…そんな大した用事じゃないから晩ご飯までには帰ると思う」  
 
「うん、いってらっしゃい!」  
 
 
私は玄関まで出て、お兄ちゃんがしっかりと出たのを見届けるとドアを施錠した。  
万が一、忘れ物を取りに帰ってくる可能性があるから、きっちり30分、漫画を読んで時間を潰す。  
大丈夫だと判断すると、再び自分の部屋に戻る。  
 
お兄ちゃんにも教えない、私だけの秘密。  
それは、私の部屋の、大きな洋服箪笥。その、中身。  
 
カギを外して、ぎぃっとゆっくり開くとそこにあったのは、一糸纏わぬ姿の銀子であった。  
……正確には一糸どころか両手両足に縄が巻きつけられていて、洋服箪笥に拘束されていた。  
乳首と秘芽には微弱な振動を送り続けるローターが絆創膏で留められていて、  
口にはボールギャグ、目の高さには、全く透けない厚手の布が巻かれている。  
密閉空間に入れられていたので、汗でぐっしょりだがその姿も芸術品の様に美しい。  
 
 
「ふふ……お姉ちゃん、さっきの話聞いてた?  
 あんまり暴れると、お兄ちゃんに気づかれちゃうよ?それでもいいのかな?」  
口枷を外して拘束を解いて上げると、お姉ちゃんは疲れ果てたのかぐったり倒れる。  
「はぁ……はっ……ねぇ……かなちゃん…もう、許して…」  
「その台詞、聞き飽きたよ。最初から言ってるけど、お兄ちゃんのこと諦めたら許してあげるけど?」  
私は心の中で舌打ちをした。  
「そ………それは………。………。」  
 
ほら、やっぱり口籠る。  
私もお姉ちゃんも、お兄ちゃんの事が好き。  
でも、私はお姉ちゃんほど魅力的じゃないから、こんな手段に出た。すぐに折れると思ったけど違った。  
いら立ちで今度は、心のなかではなく、舌打ちをした。  
そのいら立ちをぶつけるように、倒れているお姉ちゃんの背中を踏んで、床でお腹を圧迫させると  
お姉ちゃんの綺麗な蕾から、似合わない下品な音を立てて、極太の張型が押し出されていく。  
私は、お姉ちゃんの体温で温まって、お姉ちゃんの体液でてらつくそれを拾いあげて、顔の前に持っていった。  
 
 
「こんな太いのを飲み込んで、イッちゃうようなアバズレにお兄ちゃんはふさわしく無いって言ってるの!」  
 
 
 
「…さて、お姉ちゃん、昨日から何も食べてないからお腹空いてるでしょ。  
 安心して。衣は無いし、住もこんなのだけど、食は保証してあげる」  
 
私は台所に降りると、一食分を余分に作っておいた今日の昼ご飯をトレイに載せた。  
献立は、とろろご飯とポテトサラダ、インスタントだけど、スープ。  
お姉ちゃんの前に置くと、よろよろと体を上げて、食べ始めた。  
 
「……おいしい?」  
不味いわけがない。ゲテモノを入っているわけでも無い。もちろん毒物も入ってない。  
お昼に他の家族が食べた物と全く一緒。細工はしていない。  
一日ぶりのご飯なのだから、更に格別である。  
 
…が、喉を通らない。胃が受け付けない。  
一日食べなかったせいで、胃が縮んだのだろうか。  
それとも、疲労やストレスで体が参っているのだろうか。  
どちらにしても、とにかく箸が重く感じる。  
少しでも気力を養おうと食べるが、やはり何度も箸が止まる。  
結局、スープを1/3程度飲んで、残りに数口だけ口をつけた程度で箸を置いてしまった。  
 
「……かなちゃん、ごめん。……もう、ごちそうさま…」  
お姉ちゃんがすごく申し訳なさそうな表情でこちらを見てくる。  
でも、これは想定内。というより、計画通りって言ったほうが正しいかな。  
私は用意しておいたミキサーに、お姉ちゃんが食べ残した昼ご飯全てを投入すると、  
何のためらいも無く、スタートのボタンを押した。  
ぐちゃぐちゃと食材がかき混ぜられ、半固体状になっていく。  
どちらかと言えば白色系の献立ばかりだから、色は悪くないけど。  
 
「か、かなちゃん、何やってるの…?」  
「んー?お姉ちゃんが食べるの辛そうだから、食べやすくしてあげてるの。  
 昔からお姉ちゃん言ってたよね?ご飯を残しちゃダメだ、って」  
お姉ちゃんの顔の血の気が引いてるのがよくわかる。  
私だってこんなぐちゃぐちゃにされた料理、不味そうだから食べたくない。  
「あはは、心配しないで。もう上のお口は入らないんでしょ?  
 …………だから、下のお口から飲ませてあげる」  
すぐに意味がわかったのか、お姉ちゃんの顔から更に青くなる。見てて面白い。  
「こっちのお口でも味わえるように、調味料を足しとくね〜?」  
グリセリンと書かれたボトルの中身を適当にミキサーに加えて、更に混ぜてできあがり。  
目盛りを見ると……大体500ccぐらいかな?  
大きめの浣腸器にその中身を吸い上げて、お姉ちゃんの蕾に先端をあてがった。  
 
ひり出した張型によって拡げられていた空間を埋めるように、ご飯だったものが満たされていく。  
半固体状だからか、浣腸器を押す力も自然と強く込められている。  
浣腸器の中身が空になってほとんど間を置かず、すぐに変化が現れた。  
 
「ああああっ!!ああっ!うああああ!」  
お姉ちゃんが叫び声を上げながら、お腹を押さえてのたうち回る。  
「どう、お姉ちゃん?痒くなるとろろが、お尻の粘膜に直接触れる感覚は?  
 私は体験したことも無いし、したくも無いから教えてほしいな〜  
 …やっぱりそこでも痒くなっちゃうのかな?」  
私は、激しくひくつくお姉ちゃんの蕾に人差し指を挿入する。  
どうせお姉ちゃんのことだ、意地でも出さないだろうから。  
そんなプライド、捨てちゃえばいいのに。お尻を拡げられた時点でもう純潔なんかじゃないよ。  
 
「おしりの中がぁ…熱いの…ひっ…はひぃ………。  
 おね、お願い、かなちゃん!おトイレに行かせて…!」  
腸内をグリセリンととろろに荒らされて、お姉ちゃんはひぃひぃ言ってる。  
「ここですればいいじゃん。ちゃんと見ててあげるからさ。  
 ほら、私の携帯のカメラでもしっかりと撮っててあげるから」  
人差し指を引きぬいて、しっかりとティッシュでふき取ると携帯を構えた。  
ピロン♪と録画開始の音が、携帯のスピーカーから鳴り響く。  
それでも、相変わらずひくつかせて、出さないように必死に耐えている。  
「………ふ〜ん…。  
 そこまで出したくないんだ。じゃあ協力してあげるよ、お姉ちゃん」  
さっきの張型より一回り大きい、ゴムで出来た特殊なものを有無を言わさず捩じ込んだ。  
もちろんお姉ちゃんは悲鳴をあげるけど、そんなのお構いなしに、付属のポンプを何度か握る。  
するとお姉ちゃんの中と外でゴムが膨らんで、抜けないようにしてしまう。  
「苦し…なにっ!?膨らんで…!?やだ、抜いて抜いてぇ!」  
「ついに5センチも飲み込めるようになったね、すごいすごい、もうガバガバだよ?  
 これはね、バルーンって言って、膨らませるとお姉ちゃんの望みどおりうんちができなくなっちゃうの♪」  
お姉ちゃんは今更息もうとしたけど、拡げられている蕾はそれ以上拡がらず、一滴も出てこない。  
 
 
「………ただいまー」  
 
私とお姉ちゃんは同時に顔色を変えた。大慌てで、お姉ちゃんをタンスに押しこんで鍵をかける。  
道具をケースに乱雑に突っ込んで、ミキサーとトレーは…ええと、後でいいか  
 
タンスの外で、どたどた音が聞こえる。  
多分、かなちゃんが大慌てで隠しているんだろう。  
………お腹が熱い。苦しい。楽になりたい。  
口枷をする暇が無かったから、今なら叫べる。叫んでゆう君に助けを呼べる。  
でも、できない。それをしたら、約束を破ることになるから…  
 
 
 
「ただいまー!あれ、お父さんが居るなんて珍しいね」  
「…ん!銀子か。帰るんだったらちゃんと連絡いれて欲しいな」  
「ごめんね。ちょっと仕事が忙しくて…。お父さんはもう休みなの?」  
「せっかく愛娘が帰ってきたところだが……もう少ししたら出る。  
 多分3日は帰ってこないと思うが、明後日には優斗も帰ってくる。  
 佳奈子と三人で仲良くな。」  
「はーい。……ところで、私宛に荷物届いてない?  
 好きなグループのCDが昨日出たから、ここに届くように注文したんだけど」  
「あー、あれか。階段に置いてあるぞ」  
「そっか、ありがと」  
 
私は上機嫌で階段を登って、自分の部屋へと向かう。  
何しろこの日を1ヶ月も前から楽しみに待っていたのだ。  
マイナーなグループではあるが、とても心に残る歌ばかり。  
 
部屋に着くやいなや、ダンボールのガムテープを剥がす。  
緩衝材を丁寧にどけると、私は絶句してしまった。  
そこに入っていたのはCDでは無く、大量のアダルトグッズだった。  
「なに…これ…?」  
私だってこれが何か知らないわけではない。  
でも、友達との冗談の間で名前だけしか知らない。  
見るのは勿論初めて、顔が赤くなっていくのが自分でもわかった。  
「ど……どうして!?…いや、どうしようっ!?」  
 
「へぇ〜…お姉ちゃんって、おとなしい顔してそんなの買うんだ?」  
心臓が爆発したかと錯覚するぐらい、びっくりしてしまった。  
誰かは分かるけど、振り返れない。時間が永遠に続くようだ。  
そんな私を尻目に佳奈ちゃんは、すたすたと、ダンボールを挟んで向かい側に屈みこんだ。  
「あはは、これとかすごいね。太くて長くてイボイボが付いてて…。こんなの入るの?」  
佳奈ちゃんは一番見た目が凶悪なのを手に取ると、けらけら笑いながら見せつけてくる。  
冷や汗が止まらない。  
「………お父さんとお母さん……お兄ちゃんが知ったらなんて言うかなぁ…?」  
どくん。心臓を鷲掴みにされたような感覚が襲う。  
「ねぇ、お姉ちゃん。言う事を全部聞いてくれたら黙っておいてあげるよ?  
「…ぜん…ぶ…?」  
「そ。全部。…でも金銭が絡む要求はしないよ。お小遣いは足りてるし」  
私は要求を飲んで、首を縦に振った。というよりも、飲むしか無かった。  
お父さんとお母さんに知られるのも嫌だけど、ゆう君には絶対に知られたくない…!  
 
「やった!交渉成立!じゃあまず、晩ご飯の片付け終わった後で私の部屋に来て?」  
立ち上がってドアの方へ向かい、部屋を出る直前、佳奈ちゃんは真顔で私の方へ振り向いた。  
 
「そうだ、お姉ちゃんまだ処女でしょ?…約束破ったら、あのぶっといので無理矢理に処女奪うから」  
 
 
「お兄ちゃんありがと。代引きだったでしょ?はいこれそのお金とお駄賃♪」  
「はは、100円のバイトか。まいどあり。  
 それにしても、品名:PCパーツって、お前そんなのに興味があったのか?」  
「うん、新しいパソコンが欲しいけど、そんな余裕無いからさ、  
 今持ってるのを長く使ってあげようかな、って最近思って」  
「へぇー。今度俺にも教えてくれよ。…じゃ、また出かけてくるから」  
「もっと詳しくなったらね。いってらっしゃい」  
 
届いた小さな小包の包装を乱暴に破って、中身を取り出す。  
勿論、PCパーツなんかじゃない。新しいおもちゃ。  
インターネットってやっぱりすごいなぁ。  
高校生の私でもこんな珍しい物が買えてしまうのだから。  
 
がちゃがちゃ…ぎぃー…  
「お姉ちゃん、起きてる?お兄ちゃんが出かけたから、今日も楽しい時間の始まりだよ」  
「……かなちゃん……助けて………本当に苦しいの……」  
昨日より、少し衰弱しているのがわかった。  
とろろとグリセリンに弄ばれて、眠れたのかな?  
「お疲れ様。すぐに楽にしてあげるから」  
お姉ちゃんの汗ばんだおでこに軽くキスをすると、  
底が切り取られたペットボトルから、チューブの伸びた道具を取り出した。  
ペットボトルを勉強机の横に固定して、チューブをお姉ちゃんに挿入されている張型に繋ぐ。  
「やぁ…!?今度は何をするの…?………楽にしてくれるって……言ったのに…」  
「だからとろろとグリセリンがきついんでしょ?薄めてあげる。  
 イルリガートルって言って、たくさん入れることができるんだよ。  
 お姉ちゃんのために、熱帯魚用のチューブ使って、手作りしちゃった」  
台所から、45℃のぬるま湯を別のペットボトルに汲んで持って上がる。  
炭酸飲料のペットボトルしかなかったから、1.5Lなのが少し残念。  
 
「あっ……お湯が、入ってくる……!そんなに入らないから、止めて!」  
始めにチューブの中にあった空気がこぽぽっと音を立てて抜けて、ぬるま湯が流れこんでいく。  
少し位置を高めにしすぎた所為か、水位がぐんぐん減っていく。  
入れば入るほど横隔膜が圧迫されて、銀子は苦しそうに整った顔を歪める。  
 
「はぁー……はぁー……うぷ……苦し………出さ……せて」  
「お姉ちゃん、1.5L全部飲んだね。昨日入れたのが500mlで、うんちも出せてないから2Lオーバーか。  
 妊婦みたいに膨らんでるよ?赤ちゃんがお尻からでも産めたらいいのにね。  
 今のお姉ちゃんなら、お尻で産むほうがきっと楽だよ」  
お姉ちゃんは、綺麗なボディラインでスレンダーな体型だから、余計にぽっこりお腹が浮き出てる。  
上から撫でると、ゴムマリみたいで、その度お姉ちゃんが小さく呻く。  
もうバルーンの太さに慣れたのか、隙間からぬるま湯が少しずつ漏れてたから、ポンプを再度掴んだ。  
「ひっ……ぃ…ぎぃ…!……あっ……ああ……あぅ…!」  
押すたびにお姉ちゃんは力なく悲鳴を上げる。  
そして3度目に押したとき、膀胱が腸に圧迫されたのか、じょろじょろと、はしたない音が立つ。  
タンスの中でずっと我慢していたみたいで、しばらく濃い色をしたおしっこを漏らし続けた。  
 
「やっと出し切った?  
 水たまりができてるよ。カーペットしまってて良かったぁ…」  
 …………って、お姉ちゃん、聞いてる?」  
お姉ちゃんは恍惚とした表情で、ぽけーっとしていた。  
膨らんだお腹を手で押して、無理矢理覚醒させる。  
部屋にアンモニアの匂いが染み付いたら嫌だから、手早く雑巾やタオルを総動員して拭き取った。  
 
「じゃあお姉ちゃん、次はコレ使うから。立ったまま動かないでね。  
 ちょっとばかし痛いかもしれないけど、我慢して」  
今日届いた小包の中身、途中から二股になっている変わったチューブだ。  
お姉ちゃんの前にしゃがみ込んで、ピンク色の綺麗な割れ目にジェルを塗る。  
「か、かなちゃん……約束破らなかったら、そこは………痛っ!」  
「大丈夫。私も約束はきちんと守るよ。用があるのは、そっちじゃなくてその上。おしっこの穴。  
 これの名前はカテーテル。入れられたらおしっこ垂れ流しになっちゃうんだよ」  
最後に力を込めて、膀胱括約筋を超えると、反対側から残ったおしっこがちょろちょろと溢れる。  
「これにもバルーンはついてるから、こうして空気をいれると…」  
二股のうちおしっこの出ていない方に浣腸器を繋いて空気を送る。  
「どう?膀胱の中でぷくっと膨らんだのがわかった?  
 もう空気を抜かないと、抜けなくなっちゃったの。  
 言い換えたら、お姉ちゃんは私がさせてあげないと、うんちもおしっこもできなくなったんだよ♪」  
怯えた表情を見せるから、そのままカテーテルを引っ張ってみる。  
……うん、大丈夫。抜けない。  
 
「まさかカテーテル入れて終わり、なんて思ってないよね。  
 ねぇ、知ってる?膀胱って実は結構入るんだよ、1Lとか  
 さっき出したんだから、入るよね?]  
あとはさっきと同じ。カテーテルとイルリガードルを繋いでぬるま湯を注ぐ。  
同じように水位がみるみる減る…が、半分ちょっとでそれが止まった。  
「ん…。流石にお腹にいっぱい入ってるからやっぱり1Lは無理だったね。  
 …ふふふ。お姉ちゃん、ぬるま湯だから膀胱とお腹の中から子宮を温められて心地いいんでしょ?」  
佳奈子は銀子の秘所に指をあてがい、軽く力を込める。  
佳奈子の言葉通り、しっとりと湿っていて抵抗なくぬるんと指を飲み込んだ。  
「ひぃんっ!」  
処女膜を傷つけないように慎重に指をかき回す。  
お腹の苦しさを耐えようと集中しているのを乱され、膝が震える。  
「…そっか。こっちは全然弄ってないもんね。まぁ、そういう約束だから、当然だけど。」  
指を引き抜くと、お姉ちゃんは切なそうに「あっ」と小さく声を漏らした。  
 
「だめだよ、こっちはお預け。処女膜破ってめちゃくちゃにしてもいいんだったら話は別だけど、ね?」  
お姉ちゃんは慌てて首を振った。それはもうぶんぶんと。  
「でも私は優しいから、別の場所で気持ちよくしてあげる。ここだと無理だから、お風呂に行こっ?」  
 
 

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