(都市伝説のある格安のスポーツクラブを舞台に展開される、  
 ナノマシンによる女体拘束のストーリー。  
 グロ無し意識あり。ターゲットは2X歳OL。いじる側は男。  
 ハッピーエンドではないが、ターゲットが好意的に身を委ねる結末)  
 
銀行に勤めるキョウコ。2X歳独身、彼氏無しの一人暮らし。  
彼女はフィットネスクラブに通っている。  
なんでも、シェイプアップして玉の輿を目指しているのだそうな。  
 
彼女が通うこのクラブ、とても格安である。  
どれくらい安いかと言うと他店の5分の1〜10分の1!  
だからとても会員が多い。  
 
だが、このクラブには都市伝説がある。  
行方不明になった会員が居るとか、ある日突然セレブになった会員がいるとか、  
それが1人や2人じゃないとか。  
入り口に飾られているクラブブランドのエクササイズウェア姿の等身大の人形が、  
実は生身の人間が人形にされているのだと言った噂まである。  
 
誰も信じてはいないが、確かに・・・行方不明者は多いらしい。  
一説には、その行方不明者達は、権力者や富豪達の性奴隷にされているとか、  
その筋からの資金流入で格安なんだとか、権力者達の圧力で捜査の手を免れているとか、  
この建物も、表向きは普通だけど、実はかなり下まで地下階があるのだとか、  
中には性奴隷から、ちゃっかりその権力者や富豪の妻に納まっちゃう強者被害者も居て、  
それが突然セレブの正体だとか・・・。  
 
ある日、いつものようにキョウコは軽く汗を流し、休憩室でスポーツドリンクを飲みながらくつろいでいた。  
すると後ろから突然声が。振り返ると担当のインストラクターであった。  
 
インストラクター「いつもご利用ありがとうございます」  
キョウコ    「いえいえ、良心的な価格でとても満足してます」  
インストラクター「恐れ入ります。あの・・・突然で恐縮ですが、モニターって興味ありませんか?」  
キョウコ    「モニター?」  
インストラクター「はい。実は、当クラブでは、お客様にご協力頂きながら、様々な試みをしております。  
         その一つとして、新しいシェイプアップ理論を研究しているのですが・・・」  
キョウコ    「へー!モニターってのは、その研究のモルモットになるみたいな?」  
インストラクター「いえいえ!モルモットだなんてとんでもございません!  
         お客様に実際に体験して頂きながら、データをとらせて頂くと言うスタイルは、  
         確かに悪く言えばモルモットみたいな感じと言えなくも無いかも知れませんが、  
         決して!お客様にご迷惑がかかるような事はございません!  
         当クラブのスタッフが実際に体験し、確実に安全である事が確認出来た上で、  
         会員の方にもご協力をお願いしているのです。  
         しかし、どなたでも!と言う訳ではありません。  
         かなり高いレベルで体を維持されている方のみが対象となります。  
         キョウコ様を何度か担当させて頂いておりますが、  
         大変熱心であられて、高いレベルを維持されているとお見受け致しますが?」  
キョウコ    「高いレベル・・・?」  
インストラクター「あ!勘違いなさらないで下さい!決して男性視線から見てどうのといった意味ではなくてですね・・・、  
         ご利用状況や、当クラブで管理させて頂いております健康バロメーターのデータから、  
         大変良好な健康を維持されている、と言う意味で高いレベルと申しました。  
         又・・・ご協力頂く内容によっては、数日に渡ってお時間を頂くケースもございまして、  
         そういった意味でも・・・」  
キョウコ    「数日間?!泊まるって事ですか?!」  
インストラクター「はい。そのため・・・やはり・・・家庭をお持ちの方には・・・」  
キョウコ    「なるほどw、お気になさらないで良いんですよw」  
 
キョウコはふと都市伝説の話が脳裏をよぎった。  
このままアタシ行方不明になったりはしないだろうかと。  
 
インストラクター「ご協力の内容によっては、かなりの特典がございますが?」  
キョウコ    「特典?」  
インストラクター「当クラブでは、常に新しいシェイプアップ理論を業界に向けて発信しておりまして、  
         そういった面からの資金調達のおかげで、格安の料金設定を実現しております。  
         ご協力頂く内容によっては、配当を差し上げる場合もございます」  
キョウコ    「配当?!協力します!是非協力させて下さい!」  
 
銀行勤めのキョウコにとって「配当」との言葉が効いたのか、不安も吹っ飛んで快諾した。  
 
数週間後、キョウコは休暇も取り、ペットも預け、1週間家を空けても大丈夫なように準備していた。  
 
企業秘密に関わるからと、どこに行くかを誰にも明かさずにとの条件を付けられ、  
その点でも不安を感じはしたものの、実際にモニターに協力する場所は、誰もが憧れるリゾート地にあるらしく、  
そこへ旅行するとの名目で言い訳が出来るようにとの配慮がなされていると聞き、  
勤務先へもそのように伝えて休暇を取った。そしてそのリゾート地と車を走らせた。  
 
そのリゾート地にある指定されたホテルは、クラブの運営会社の厚生施設も兼ねているらしい。  
ホテルに入り、車を預けフロントへ。ここは携帯の圏外らしく、フロントでリゾート地内専用の携帯を渡される。  
部屋に入るとすぐに、その携帯が鳴った。  
 
インストラクター「キョウコ様ですね?道中お疲れ様でした」  
キョウコ    「いえいえ。とても良いホテルですね!それで、これからどうすれば?」  
インストラクター「今日はごゆっくりお過ごし下さい。明日の昼頃又ご連絡差し上げます」  
キョウコ    「わかりました」  
 
キョウコはこのホテルがとても気に入ったようである。  
 
キョウコ    (しかし、あのクラブの運営会社ってどんな会社なんだろ?職場で調べても出てこなかったな。  
         こんなすごい施設も抱えているくらいだから、結構大きな会社なんだろうけど・・・)  
 
満足はしているものの、だんだん不安にはなって来た。  
 
キョウコ    (でもまぁ・・・あんな都市伝説なんて単なる噂よね)  
 
フロントで渡されたカードが、部屋のキーから施設内の全ての支払いまで兼ねており、  
追加で発生する料金の部分もクラブ側で負担してくれるとの事なので、良い気になって、  
施設内の様々なサービスを利用して満喫して眠りにつく・・・その前に・・・。  
 
実は彼女、誰にもナイショにしている秘密があった・・・。  
フェチ心、M的拘束をされてみたい、着エロをされてみたい、との願望を持っていたのだ。  
普段自宅でも愛用している、中学の時の体操服であった芋ジャージを直に身に付け、自慰行為を始める。  
 
キョウコ    (うーん・・・うっうーーーーん・・・やっぱこれよ、これよね!  
         エンジ白2本線ジャージは燃えるわぁ・・・。  
         今の姿のまま、アタシをどうにでもしちゃってくれちゃう人って居ないかしら?  
         ムリよね・・・。ジャージ姿って時点でアウトよね・・・。  
         アタシって・・・セレブ期待するの・・・ムリかなぁ・・・。あっ!)  
 
他にも、  
エンジ白2本線のブルマー(同じく中学の時の体操服)、アディダスのスパッツ、スクール水着、  
等々、かわるがわる器用に着替えながら、自慰行為を続け、やがてそのまま眠りに着く・・・。  
(ってかキョウコさんwどんだけ持って来てるのって話w)  
 
翌日も午前中は施設内を見て回っていた。  
 
昼少し前に携帯が鳴る。  
 
インストラクター「昼食はどちらでなさるご予定ですか?」  
キョウコ    「今日は最上階のレストランで頂こうと思ってます。  
         昨夜は遠くの街の灯りしか見えなくて、辺りの自然を一望したくて」  
インストラクター「わかりました。では最上階のレストランにお迎えにあがります」  
 
予定通り最上階のレストランで昼食を済ませ、廊下に出るとインストラクターが待っていた。  
 
キョウコ    「よろしくお願いします!」  
インストラクター「いえ!こちらこそ!よろしくお願い致します!ではご案内します」  
キョウコ    「あっ!着がえないと!」  
 
Tシャツにジーンズのキョウコは慌てたが、  
 
インストラクター「いえいえ、今のままで大丈夫ですので」  
 
と言われ、そのまま1Fへ降り、正面玄関から外へ出る。すると一台の車が待っていた。なかなかの高級車である。  
 
キョウコ    (ウチの頭取の送迎用社用車よりハイグレードw)  
 
インストラクター「お乗り下さい」  
キョウコ    「あ!はい!・・・」  
 
キョウコとインストラクターが乗った車は、ホテルを出て、リゾート地の奥へと入っていく。  
やはり不安は感じたが、ほどなくして、小さなペンションのような建物に辿り着く。  
中に入ると何も無く、エレベーターのような入り口だけがある。  
インストラクターがカードをかざすと、扉が開いた。  
インストラクターが先に乗り込み、どうぞと手招きされて中に入る。  
 
不安はあった。しかし好奇心がそれに勝った。  
 
エレベーターは下へと降りていく。  
エレベーターの扉が開くと・・・研究所のような雰囲気の廊下が続いていた。  
廊下を進むと、ガラス張りの部屋がいくつもあり、様々なスポーツ実験のような風景が見て取れた。  
男女年齢問わず多くの人達が、体中に電極のような物を付けてサイクリングマシンやランニングマシンで運動していたりして、  
その横で、白衣を着た人がモニターを覗き込んでいたりしている。  
 
どんどん進んで行くと、頑丈そうな扉で中が見えない部屋があった。  
インストラクターがカードをかざすと扉が開き、中へと招かれる。  
 
キョウコは思わずギョッ!とした。  
 
分厚い透明度の高いガラスの上を歩いているような床になっていて、深さは3メートルくらいはあるだろうか。  
中には何かが封入されている。人形?いや!人だ!ここも男女年齢問わず多くの人達が、  
まるでガラスに封入された人形みたいになっている。  
 
キョウコ    「こここ!これは?!」  
インストラクター「驚かれたでしょう。お察しの通り生身の人間です。もちろん生きております。  
         ここは、今一番トップシークレットの部屋で、ナノマシンを用いたマッサージ器の研究をしております」  
キョウコ    「ナノマシン?マッサージ器?」  
インストラクター「まず私が体験する状態をご覧頂きながら、こちらの研究員がご説明致します」  
研究員     「ようこそいらっしゃいました。ご協力ありがとうございます。では早速・・・」  
 
研究員の手元のタブレット端末は、あの有名なロゴが無いところをみると、違う製品のようだ。  
研究員が手元のタブレット端末を華麗に操作すると、突然インストラクターがズブズブと沈み始める。  
キョウコは驚きのあまり硬直し、ただ見つめていた。  
 
研究員     「この透明な床に見えるのは、実は大量のナノマシンです。  
         ナノマシンの名くらいは聞かれた事があるかも知れませんが、  
         非常に小さなロボットのような物でして、ここで使用しているのは、  
         カーボンナノチューブをベースに開発された、1個10ナノメートルの・・・」  
 
説明は良くわからないままに、どんどんインストラクターが沈んでいき、とうとう水没?してしまった。  
まるで、特撮か何かの水晶に封入されているような光景だ。  
 
研究員     「このように完全に封入されているような状態でマッサージを行います。  
         呼吸から何から何まで、全てナノマシンが管理し、汗や排泄物等も、  
         全てナノマシンが処理します」  
キョウコ    (排泄物とかって?!ヤダわぁ・・・)  
 
研究員が端末を操作すると、インストラクターが今度は浮いてきて、沈む前の状態まで戻る。  
 
インストラクター「いかがですか?私を見て頂ければおわかりのように、苦しかったりする事は無く、安全です」  
キョウコ    「え?えぇ・・・あ、わかりました。あまりの光景に呆然としてましたw」  
研究員     「では早速」  
 
研究員が端末を操作すると、いきなりキョウコの体が沈み出す。  
 
キョウコ    「あ?!え?!いや?!キャー?!」  
 
もうパニックである。インストラクターが慌てて体を支え「大丈夫ですから!落ち着いて!」と叫ぶ。  
すぐにキョウコは落ち着いて、インストラクターの支えを頼りに立ち直る。  
 
キョウコ    「なんか不思議な感じですね。昇降機で少しずつ下がりながら、ぬるま湯のお風呂に浸かって行く感じw」  
インストラクター「まさにそんな感じです」  
研究員     「ウマイ表現なさいますねw」  
 
しかし、ぬるま湯のお風呂と違い、沈んだ部分は押さえられ、動けない。  
いよいよ顔が沈む時、緊張して目をつぶろうとしたが、気丈夫なキョウコは、  
インストラクターの真似をして、目をつぶらずに沈んで行った。  
 
キョウコ    (不思議!最初不安だったけど、押さえられて封入されているはずなのに、息が出来ないのに、  
         全然息苦しくない!瞬きは出来ないけど、眼球は動かせるみたいね。目が痛くもならない。  
         あっ・・・て声出せないんだ・・・w。ガッチリ固まってて表情も変えられないのね・・・。  
         なんか・・・不思議と言うか、キモチイイと言うか・・・え?ヤダ、アタシったらw。  
         夢の中で、神様に抱かれているような、フワフワした心地良い・・・なんかアソコが・・・w。  
         ヤダわぁwアタシったらw)  
 
すると突然!  
 
インストラクター「あ、キョウコ様?私の声が聞こえていると思いますが、今まさに体験されております通りです。  
         脳波はこちらで監視しておりまして、危険な状態になった場合はすぐにわかるようになっておりますので、  
         安心してマッサージをご堪能下さい。」  
 
「はい!」と答えようとしたキョウコであったが、声にはならなかった。  
眼球を動かして上の方を見ると、何やらインストラクターと研究員がマジメな表情で話しをしている。  
そしてインストラクターはその場を去り、研究員が私を見つめながら端末を操作し始めた。  
 
キョウコ    (来た!下からギュゥギュゥって!あ!え?いや!全身に!!!!  
         あーーーーイタッ!イ、イ、イーーー、イ・・・タイけど・・・キモ・・チイイ!  
         あっ・・・あっ・・・うっうーん・・・あっ・・・すご・・・あっ・・・すごいコ・・・あっ・・・  
         コレ・・・あっ・・・そんじょそこら・・・あっ・・・そんじょそこらの整体なんか・・・あっ・・・  
         整体なんかより・・・あっ・・・すごくイイ!・・・あっあーーーーんっんっんっ・・・)  
 
ご満悦であるw。  
 
キョウコ    (いっ・・・あっ・・・あ?・・・あーーーー!っふぇっいっ・・・イヤダメっ・・・そっ・・・  
         ちょ・・・ちょっ・・・ソコは!・・・ソコって聞いて・・・聞いてない・・・んぁ!・・・  
         あーーーーーーっ!ーーーーーあっーーーーーあーーーーーっーーーーー・・・)  
 
キョウコの・・・彼女の大事な部分にまで、ナノマシンが入り込んで行った。  
そして、絶頂を迎えたキョウコは、そのまま気を失った。  
 
どれくらい時間がたっただろう。キョウコは意識を取り戻す。  
 
キョウコ    (んぁ・・・ってあ?!え?!あぁ・・・そっか)  
 
気を失うまでの過程を思い起こすキョウコ。ただ・・・なんとなく・・・。  
 
キョウコ    (こんなポーズしてたかしら?・・・しかも着ている服の感じが・・・信じられないけど、  
         あの、芋ジャージを直履きしているような・・・。アタシどれくら気を失っていたのかしら。  
         ってかトイレ行きたい・・・早く出して欲しいんだけど・・・)  
 
そんなキョウコの想いに応えてか、すぐに頭上に研究員が来る。そして端末を操作し始めた。  
キョウコは、自分の体が上に動き始めたのを知り、一気に安心する。ところが・・・。  
 
キョウコ    (顔が・・・もう出てるよね?・・・あ・・・研究員と同じ目線・・・  
         もう全部アタシ出てるよね?・・・動け・・・ない?え?声出ない?・・・え?)  
 
確かに彼女はナノマシンのプールの上に出た。だが、インストラクターの時と何かが違う・・・。  
一向に自由にならないのだ。  
 
キョウコ    (ってか動けないんだけど・・・トイレ行きたい・・・)  
研究員     「もし出したかったらそのまま出して頂いて構いません。ナノマシンが全て処理しますので」  
キョウコ    (そうじゃなくて!だから!早く開放してよ!)  
 
そのまま研究員は去っていく。「待って!待ってよ!」と叫ぶキョウコ。  
結局耐えられなくなって、もうどうにでもなれ!とのキモチでそのまま出してしまう・・・。  
ところが、説明通り、スーっと吸収され、さっぱりとした状態になった。  
 
キョウコ    (すごい・・・)  
 
関心していると、インストラクターと女の子が登場する。  
 
女の子     「あらぁ!良いわねぇ!このポーズにこの服装!  
         昔のアタシみたいw。きっとこの娘は幸せ掴むわよ!  
         アタシの声聞こえてるわよね?  
         ズバリ言うわ。アナタは誘拐されたの。ダッチワイフにされるために」  
キョウコ    (!!!!!!)  
女の子     「心配しなくて良いのよ。確かに不自由ではあるけど、  
         生きて行く上での心配は、全て解消されているから」  
キョウコ    (何言ってんだコイツ!)  
 
突然、女の子がキョウコの大事な所に悪戯し始める。  
 
キョウコ    (ヤメローーーーーーーーーーー)  
女の子     「説明は聞いていると思うけど、今アナタは、ナノマシンに覆われているの。  
         そして、そのナノマシンが全てを支配しているわ。アナタの生命活動の全てをね。  
         ここでひとつ質問ーーー!アタシは何歳?」  
キョウコ    (知るか!このクソガキ!インストラクターの娘か?!どう見たってJCだよ!)  
女の子     「ふふっ。アタシの事を未成年だと思ってない?ジャッジャーーン!  
         アタシぃ、40でーーーーーっす!」  
キョウコ    (はぁ?!この女、頭おかしくね?)  
女の子     「ホントに40よ。二十数年前、アナタと同じ目にあって、イロイロとあって、  
         今じゃ、ちょっとは知られたセレブになって、ナノマシンのおかげで若い容姿を保っているのよ」  
 
キョウコ    (はぁ?!)  
 
キョウコ    (あ?!このオンナ!顔だけ見れば・・・確か・・・スイカビジョンの都口?!  
         ヌッポンギヒルズの引尾の事件で話題になった・・・)  
女の子     「なんかアナタには今までに無いオーラを感じるわ。  
         変態でしょ?w。拘束好きの着エロ好きなんじゃない?w  
         何もしなくて良いし、何も考えなくて良いわ。ただ運命に身を委ねるのよ。  
         アナタにだけ特権を与えるわね・・・そうねぇ・・・とりあえず、  
         仕事してみてよ。その後で、開放して意見を聞くわ」  
キョウコ    (仕事ってなんだよ・・・ってかダッチワイフか?・・・  
         悩むなぁ・・・建前上は全拒否すべきなんだろうけど・・・  
         ちょっとね・・・ちょっとだけだよ・・・なんか・・・強引にされたい放題って、  
         実は興味あったりしてwwwってか拘束好きの着エロ好きってw・・・)  
女の子     「決めた!今アナタの扱いを特権扱いにしたから!  
         悲惨な状況にならないようにフォローするから安心して!  
         そのかわり!後で楽しもうよ!絶対にアナタが失望しない舞台があるから!」  
キョウコ    (もうわけわからんwでも・・・なんかこのガキ信用できるって言うか、  
         なんか不思議なオーラを感じる。わかったよ!アタシの全てをアンタに託すよ!)  
と思ったのもつかのま、屈強な男性達が現れ、キョウコの大事な部分にためらいもなく手をかけ、  
そのままキョウコを持ち上げ、運び始めた。  
 
キョウコ    (だから!!!そこの手をかけるなって!!!!・・・いや・・・  
         アンタ・・・なかなか良い男w  
         どうせなら、もっと訳ありげな感じに、手をかけてみて貰っても良いかしら?w  
         なーーーーんってねw)  
 
キョウコはマネキンのように持ち上げられ、そのまま運ばれて行くが、その途中で全壁面鏡ってところで、  
自分の全てが写されたのを見て思わず絶句するキョウコ。  
 
キョウコ    (うっわーーーーw。アタシ大の字で、しかもエンジの芋ジャーてwww。  
         この感触わかるわぁ!アタシの自前の芋ジャーだよね?wwwwふふっwwww。  
         わかった!もうね!アタシ!覚悟決めた!自分の身を差し出す覚悟出来たよ!  
         もう、どうにでもして!)  
 
キョウコが、勝手に脳内で自己満足しているのを尻目に、  
キョウコは運ばれ、エレベーターに乗せられ、逆に上へと運ばれていく。  
4トントラックのコンテナの中に運ばれ、そのままどこかへと運ばれて行く。  
 
目的地に着いたようである。  
コンテナから自分が物のように扱われながら運び出されるキョウコ。  
 
キョウコ    (あれ?!ここっていつものフィットネスクラブ?)  
 
業務用エレベータみたいなのに乗って、どんどん下へと下りて行く。  
そして・・・扉が開く。  
おぉぉぉぉぉぉぉぉ!ハーレム!まさにハーレム!  
男女年齢問わず、しかも!過去に結構売れていた芸能人もいるんじゃね?  
ってくらいゴージャスな顔ぶれ!  
 
まじでスゲーな!  
ありとあらゆる服装やポーズでマネキンのように固まってる!  
 
自分が固められた後で見ると、なんの疑いも無く、拘束されてるな?  
ってわかる。  
 
キョウコはその中を運ばれて行き、空いている場所に立たされた。  
立たされたと言っても、全てナノマシンが支配しているので、  
何も考えずに、ただ身を委ねるキョウコであった。  
 
そんな中、すぐに複数の男性の声がした。  
 
キョウコは覚悟を決め、男を待った。  
ところが・・・コレって何?!  
キョウコの所へは、全然誰も来ない・・・。  
ナニコレ?!ローテーション?ってかなんでアタシの所に男来ないん?!  
と、不思議がるキョウコであったが、  
その後、日を重ねても、キョウコに悪戯する男は現れなかった・・・。  
 
エンジの芋ジャーに身を包み、下着は一切無し!  
大の字で、これでもか!って言うくらい股を広げた状態で、  
ガッチリ固定されて晒し者になっているキョウコ。  
 
それだけでもキョウコはご満悦ではあったが、  
「アタシに悪戯したい!って男性が今だ来ないのはなんで?!」  
との不満はあった。仕切り約のキーマンの女性、都口も、  
「うーん・・・全く客が付かないって・・・アタシの見立て違いだったかしら?・・・」  
とまで言う始末。  
 
「もうえぇわ!」と割り切るキョウコではあったが、ここの来て心境の変化が出始めた。  
 
キョウコ    (セレブとか希望してたけど、なんか違うって最近思うわぁ。  
         もう5日ほど、想像を越える状況に、自分の身が監禁されていてわかったのは、  
         なんて言うか・・・支配されたり支配したり・・・。  
         確かに裕福にはなりたいんだけど、アタシが望んでいたのは、  
         なんかこぅ、権力のある男に支配されつつ、支配するって言うか・・・。  
         それにしても前に居る娘、なんか見覚えあるのよねぇ・・・。  
         でも思い出せない・・・)  
 
そんな事を考えていたら、遠くで喋る声が聞こえた。  
都口と男性が話す声だった。  
 
女の子改め都口 「これはこれは!無栖川様!」  
無栖川     「いやぁご無沙汰。長い事日本に居なくてね」  
 
キーマンの女、都口。この女は地方から若くして上京し、  
その後下着販売のスイカビジョンと言う会社を興して大成功。  
一方の無栖川と言う男。あの公家筆頭の無栖川家の末裔、プリンスである。  
 
キョウコ    (確かあの女、やっぱりあの都口よね。  
         それに・・・無栖川ってあの無栖川家の人かしら?)  
無栖川     「なんか私好みの女性が入荷したって聞いて」  
都口      「はい!きっとお気に召して頂けるかと存じます!」  
キョウコ    (入荷ってアタシの事?w  
         まぁ良いわ、もうね誰でも良いから早く相手して頂戴!w)  
 
声がだんだんキョウコに近づいてくる。  
 
無栖川     「ホラ、あのロイヤルウェディングに呼ばれてさ、  
         震災の前からずっと向こうに滞在してて、  
         そしたらあの大地震でしょ?ビックリしたよ!  
         確か都口さんの地元も、あの被災地のど真ん中じゃない?」  
都口      「はい・・・実家は大丈夫だったんですけど、  
         支社の方がだいぶ被害を受けまして・・・」  
無栖川     「そっかぁ・・・大変だったね。  
         私も、震災の事、原発事故の事、  
         各国の社交界に支援をお願いするために奔走しててさ、  
         それで帰国が遅くなってしまって・・・  
         あ!もしかしてこの人?前来た時は居なかった娘だよね?」  
都口      「はい!キョウコちゃんです」  
無栖川     「良いねぇ!こういう地味〜な感じの娘、俺好みだ。着ているジャージもなかなか良いw」  
キョウコ    (地味で悪かったわね!怒)  
都口      「今のところ・・・他のお客様には・・・」  
無栖川     「だろうねぇ。こういう地味目で、しかもこの服装では。一般ウケはしにくいだろうね。  
         俺は一番好きだけど、こういうの」  
キョウコ    (地味地味うるさいよ!ホントにもう!苦笑  
         ごたく並べてないで、早くアタシを楽しませてよ!)  
無栖川     「今日はアスミちゃんじゃなくてキョウコちゃんで楽しませてもらうよ!」  
キョウコ    (アスミ・・・?)  
 
また運び役の男が現れ、やはり大事な所に手をかけてキョウコを運び出す。  
エレベーターに乗せられ、更に下へ下へ・・・。  
 
キョウコ    (どんだけ地下階あるんだよ・・・)  
 
エレベーターを降りると、今度はホテルのような廊下が続いていた。  
その一室に運ばれ、ベッドに置かれるキョウコ。  
 
都口      「こちらでございます。  
         あ!それから、この娘についてはおまけがありまして」  
無栖川     「え?どんな?」  
都口      「こちらをご覧下さい」  
 
何やらテレビを付けたようだ。すると画面から喘ぎ声が聞こえ始める。  
 
キョウコ    (こ?!この声は!)  
 
キョウコは一生懸命目を動かし、少しだけモニターを見る事が出来た。  
写っていたのは、リゾート地のホテルでの自分の自慰行為であった。  
 
キョウコ    (ウソ?!天井にカメラ仕掛けてあったの?!)  
 
無栖川     「良いねぇ!お?このブルマとかスク水は?」  
都口      「こちらにご用意してあります」  
無栖川     「わかった!このスク水・・・ヤスコちゃんと同じ小学校じゃない?」  
都口      「そうなんですか?」  
無栖川     「うん。白パイピングの脇ラインタイプはあまり無いはず。  
         もう今じゃ採用されてないし。ヘタするとヤスコちゃんと歳近いんじゃないかな?  
         まぁいいや、では楽しませてもらうよ!」  
都口      「ではごゆっくり」  
 
都口が出て行くと、モニターを写したまま、無栖川はキョウコの体を触り始める。  
 
キョウコ    (あぁ・・・)  
無栖川     「キョウコちゃんかわいいよ。ジャージの感触もたまらん!」  
キョウコ    (こ・・・こんな、あぁ・・・ジャージの裏地の感触が・・・  
         しかも・・・うご・・・うっ・・・動けないもんだから・・・  
         快感が全身に突き・・・あん・・・突き上げるように・・・ひっ)  
 
無栖川は容赦なく体中を撫で回し、乳首やらマンコやら遠慮会釈無くw  
いずれジャージの中にまで手を入れ、さらに撫で回す。  
 
キョウコは一度イカされた後もまだ愛撫をされ続ける。  
すると無栖川が、その場を離れリモコンのような物を持って来てキョウコに向けた。  
突然キョウコの体がグニャッとなる。  
 
キョウコ    (ん?動・・・け・・・る・・・ない?体柔らかくなったけど、やはり動けない?!)  
 
無栖川が下のジャージを脱がし始める。そして今度はブルマを履かされた。  
今度は軽く膝を曲げた中途半端なM字開脚みたいな姿勢にされた後、無栖川がリモコンを操作すると、  
また体がギンッと固まった。無栖川の愛撫が再開される。  
 
無栖川     「やっぱ良い!固まっているのに、体の表面は柔らかく、  
         ほてった体温や、かすかにピクピクと痙攣しているのを感じる」  
キョウコ    (あぁ・・・んっ・・・うっ・・・)  
無栖川     「おぉぉぉぉぉキョウコちゃん肌キレイだぁぁぁぁぁ」  
キョウコ    (あぁ・・・ぁ・・・)  
 
キョウコはあまりの快感にもう放心状態になっていた。  
無栖川は狂ったように体中を撫で回している。  
無栖川は満足したように手を休め、又リモコンを操作する。今度はスク水だ。  
そして、今度は完全なM字開脚ポーズで固められた。  
 
キョウコ    (ついにコレが来たのねぇん・・・はぁ・・・)  
無栖川     「これは小学校の時のかな?ヤスコちゃんと同じ小学校なんじゃない?  
         確か・・・10数年前に固められたって聞いたけど・・・」  
キョウコ    (10数年前?!アタシが小学校の時じゃん・・・。  
         やはり、目の前にいたスク水の娘ってあのヤスコちゃん?!)  
 
キョウコの同級生のヤスコ。  
当時は、学校一の美人と言われ、キョウコの初恋の人、ケンタロウを奪った相手でもある。  
しかし小6の夏、突然行方不明となる。  
その後、隣国による拉致の問題が表面化し、彼女もその被害者なのではないかと疑われながら今に至る。  
キョウコにとっては恋敵。  
しかしヤスコが行方不明になった後も、ケンタロウはキョウコにはなびかなかった。  
 
キョウコ    (ヤスコちゃん・・・10年以上もあんな姿で・・・しかも全然歳とってない。  
         あの都口って女が、40なのにJCみたく見えるって話と関係が・・・あっ・・・)  
無栖川     「キョウコちゃん肌キレイだしスタイルも素晴らしい!  
         派手目ケバ目で胸がボン!って女性ばかり好む人が多いけど、  
         俺はキョウコちゃんみたいな地味目なさりげない知的美人が大好きだ!  
         体も細過ぎず太すぎず、胸も大きすぎず小さすぎず!  
         全体的なバランスがとても美しい!」  
キョウコ    (地味地味ってw、でもそう誉められるとなんかうれしいかも・・・はぅっ・・・)  
無栖川     「もうダメだ!入って良いかい!ってか入らせてもらう!!!!!」  
キョウコ    (えぇっ?!)  
 
無栖川は下半身を出し、スク水をずらして彼女の中に入っていく。  
 
キョウコ    (き、来た・・・あぁ・・・)  
無栖川     「うっ・・・うぅっ・・・うぁっ・・・はぁ・・・」  
キョウコ    (そんな・・・直に・・・?でも・・・なんかアソコが濡れてるのに濡れてないっていうか、  
         スーッと何かに吸収されてしまったみたいな。これもナノマシンが掃除してくれたのかしら?)  
無栖川     「はぁーーーー。キョウコちゃん最高だ!又会いにくるよ!」  
 
大満足した無栖川はそのまま部屋を去っていく。  
キョウコはスク水でM字開脚のまま放置され、しばしの間、部屋にはモニターから流れるキョウコの自慰行為の声だけが響いた。  
 
やがて例の運搬男と都口が現れる。  
 
都口      「キョウコちゃん、良い仕事したわね。無栖川様は大満足だったご様子よ」  
 
キョウコはあまりの快感に放心状態で、言われている事が全部聞き取れなかった。  
 
都口      「この調子で、まだまだお願いね」  
 
今度は都口がリモコンを操作すると、スク水姿のまま強引に最初の大の字のポーズになった。  
そして今度はヤスコの近くでは無く、別な場所に飾られる。  
今度はそばに、そこそこに良い男がスパッツいっちょで立っている。  
 
キョウコ    (女性向けかしら?それとも・・・ってかコイツwアタシの事上から下からw)  
 
固まっていても目だけは動く。向側に立っている男性は、何度も何度もキョウコの体を視姦しまくる。  
 
キョウコ    (ちょっとぉ、こっちもその気になっちゃうじゃないの・・・ってか次はどんな男性が・・・)  
 
突然視界に中年の男性が現れる。  
 
キョウコ    (うわー!デブでハゲで油ギッシュ!カンベンだわぁ!)  
中年男性    「この娘は?」  
都口      「あぁ、この娘は、契約上入る事が出来ませんが?」  
中年男性    「なんだぁ、入れられないのか!じゃぁ他の娘にしよう」  
都口      「申し訳ございません」  
 
中年男性が去った後、都口がキョウコにそっと耳打ちする。  
 
都口      「イヤでしょ?あういうの?アナタには極上の男だけしか入らせないようにしてあげるわ。  
         アナタを特権扱いにするって言ったじゃない?安心して!」  
キョウコ    (あぁ!ありがとう!)  
 
次に近づいてきた男性は、なんと有名な野球選手である。  
 
キョウコ    (この人!名前思い出せないけど、あのスカーフ王子の異名をとった野球選手?!)  
野球選手    「この娘は?」  
都口      「はい、全て大丈夫でございます」  
野球選手    「じゃぁこの娘で」  
キョウコ    (やったー!この人に抱かれるなんて、アタシの方が誉れだわ!)  
 
前回同様、キョウコは部屋に運ばれて行き、野球選手が入ってくる。  
すると野球選手はすぐにリモコンを操作し始め、体がグニャっとなる。  
そしてキョウコを立たせると、ポーズを取らせ始め、モデルのようなポーズにした後、固めた。  
更にリモコンを操作する。すると、キョウコは声だけ出せるようになった。  
 
キョウコ    「あ?あれ?アタシ・・・喋れる?!」  
野球選手    「もしかして初めて?」  
 
喋れはするのだが、体はガッチガチ、表情も変えられない。  
 
野球選手    「そっか・・・。まいいや。俺いっつもここに愚痴りに来るんだよね」  
キョウコ    「愚痴り?」  
野球選手    「うん。俺の事知ってるだろ?ドラフトの時はさんざん騒がれてチヤホヤされたのに、  
         イマイチ調子が出なくてさ・・・」  
キョウコ    「アタシは野球の事あまり知らなくて・・・。あまり調子良くないの?」  
野球選手    「あぁ。それもこれも女がうざったいんだよ!」  
キョウコ    「えぇ?!ナニよそれ!」  
野球選手    「あ、いや、ゴメン。キョウコちゃんの事じゃ無いんだよ。  
         寄って来る女ってのが、いっそハデハデケバケバの芸能人とかマスコミ関係者とか、  
         これ見よがしに色気ばら撒くんだよ。それが鬱陶しくて・・・」  
キョウコ    「あらぁ・・・それは大変ねぇ・・・」  
野球選手    「しかも結婚相手だって自由に選べないんだぜ?」  
キョウコ    「そうなの?」  
野球選手    「球界とかマスコミとかで示し合わせて、勝手に相手を決められるんだ。  
         実際にこの世界に入って始めて知った・・・」  
キョウコ    「それは辛いはねぇ」  
野球選手    「俺は、キミみたいなちょい地味目の知的美人が好きだって言うのに!」  
キョウコ    「地味ってwちょっとぉw」(どいつもこいつも地味地味ってw)  
野球選手    「あぁゴメン・・・でもそうなんだよ。今日はキミに癒してもらおうと思う」  
 
言うが先か手が先か、いきなり大胆にキョウコの体を愛撫し始める野球選手。  
今回は口が自由なので、キョウコも大胆に声を上げた。  
 
キョウコ    「んぁ・・・あぁ・・・はぁっ・・・あぁ・・・ふひぃっ・・・」  
野球選手    「っんーーん・・・んっんーーん・・・うはぁ・・・キョウコちゃんの体素晴らしい!」  
キョウコ    「あぁ・・・ん・・・そ・・・そう?・・・うれ・・・しぃ・・・」  
野球選手    「脱がせて入っても良いかい?」  
キョウコ    「・・・い・・・良いわ・・・来て!」  
 
野球選手はリモコンを操作すると、体が突然グニャっとなり倒れこむ。  
慌てて野球選手が彼女の体をガッチリホールドする。  
 
キョウコ    「あぁ・・・さすがスポーツ選手ね・・・抱かれててホッとするわぁ・・・」  
 
野球選手はそのままキョウコをベッドに運び、スク水を脱がすと、自分もスッパになった。  
そこはプロのスポーツ選手。リッパな体に・・・リッパなナニw。  
 
キョウコ    「すごい体!来てぇ!」  
 
野球選手は無言のまま彼女に抱きつき、彼女の中に入っていく。  
今回は自分の意志で体が動かせないだけで、声も出せるし、体も固まっていないプレイであった。  
 
キョウコ    「あーーーーーーっ!」  
野球選手    「うぅっーーーーー!」  
 
一投入魂みたいなプレイであったw。しかし彼は優しかった。イった後も優しく大事にキョウコの体を愛撫する。  
もう声にもならない吐息を出し続けるキョウコ。  
 
キョウコ    「っーーーーふーーーーはぁーーーーはぁっはぁーーーーはぁっはぁん」  
野球選手    「んぐっんぐっ・・・はぁ・・・ありがとうキョウコちゃん!とても癒された!」  
キョウコ    「え?・・・あ?・・・はぁ?・・・あぁ・・・いえいえ、満足して頂けて光栄だわ。  
         野球頑張ってね!」  
野球選手    「うん!今日はホントありがとう!」  
 
そこはやはりスポーツマン。スパっと服を着て部屋を出て行った。  
 
そんなこんなで、キョウコはハイレベルな客何人かを相手しながら残りの日程が終る。  
概ねスク水かブルマか裸、大の字かM字開脚で固められるってパターンが多かった。  
スクールジャージ(エンジの芋ジャー)でのプレイは、一番最初の無栖川だけであった。  
 
そしていよいよ運び出される。来た時と同じようにクラブの裏口からトラックへと運ばれる。  
チラチラと通行人も見えるが、遠くからでは単なるマネキンにしか見えないだろう。  
来た時と違い、気を付けの姿勢で、他にも数人の女性や、一度見たスパッツいっちょの男性の姿もあった。  
キョウコも他のメンバーも、みな腰の辺りを固定され立たされた状態で並べられていった。  
 
トラックが走りだし、例のリゾート地の奥にある研究所へと運ばれ、  
メンバー皆がナノマシンのプールへ沈められていった。  
 
なんとなくムズガユイような感覚を経た後、プールから外に出されると、自由な状態となる。  
 
都口      「皆さんお疲れ様でした。隣の部屋に着替えが用意してあります。  
         誓約事項や契約条件等は以前と変わりません。  
         あ、今回初めての方は、着替えた後に契約等を詳しく説明します」  
 
皆裸のままゾロゾロとナノマシンプールの部屋から、廊下に通じるのとは別の出入り口を通って隣室へと入る。  
無言で着替え、荷物を取り、そのまま廊下へと出て行く。  
キョウコは説明を聞くために残った。今回初めてなのはキョウコ一人だけのようだ。  
 
都口      「お疲れ様!キョウコさん!良い働きだったわ!  
         早速だけど、定期的にお願い出来ないかしら?もちろん報酬は弾むわ!  
         もう銀行お辞めになったら?毎月1週間、同じ事をしてくれるだけで、  
         これだけお支払いしますわよ?」  
 
そう言いながら都口は、手元のタブレット端末をキョウコの方に向けた。  
そこに表示されている金額は、今の彼女の年収の10倍であった。  
 
キョウコ    「こんなに頂けるんですか?!でも・・・もうちょっと頻度を下げて頂く訳には?・・・  
         もちろん報酬が目減りしても構いません。やはり銀行勤務続けたいんです。  
         せめて半年に一回くらいじゃないと、休暇が取れません」  
都口      「あらそう・・・残念だけど、続けてくれるだけでもありがたいわ。  
         見ててわかった通り、アタシが認めた客にしかアナタは渡さないから、その点も安心して欲しいわ」  
キョウコ    「えぇそれはもう!」  
 
キョウコは都口と一緒にタブレット端末を見ながら説明を受ける。  
最後にキョウコは都口に聞く。  
 
キョウコ    「都口さんの見た目が若いのって、ナノマシンのおかげなのですか?」  
都口      「やはりその点に興味があるのね?でも・・・これ維持するには結構お金かかるわよ」  
キョウコ    「そ・・・そうなんですか?・・・」  
都口      「あなたが今回経験したナノマシン。あれは結構高いのよね。リッター1000万くらい」  
キョウコ    「!!!!リッター1000万?!」(あのプール・・・いくらになるの?!)  
都口      「だいたい1リッターくらい体内に入れた状態で使用してるんだけど、  
         1月もするとほとんど排出されてしまうの。施設のように閉じられた空間であれば、  
         排出されたナノマシンを床から回収して、もう一度プールに戻せば、  
         他のナノマシンに修理させて再利用出来るんだけど。  
         アタシみたいに普通に生活してる状態だと、ほとんど捨ててしまう事になるの」  
キョウコ    「毎月1000万ですか?!・・・」  
都口      「それだけじゃないわ。今の技術では月産1000Lが限界なのよ。  
         あのプール埋めるのにも6年くらいかかったわ。  
         その前は、もっと小さなプールで、一度に一人とかしか処理出来なかったの」  
キョウコ    「じゃぁ・・・ヤスコも小さなプールで?・・・」  
都口      「あぁあの娘ねぇ・・・良い素材だったんだけど・・・やはり知ってるの?」  
キョウコ    「忘れもしません!恋敵ですから!」  
都口      「あらあらwww。あの娘はねぇ・・・この事業の事を暴露しようとしたの。  
         これからアナタにも話そうとしてたんだけど、暴露しようとしたら、  
         もう一度強制的に戻ってもらって、あとは永遠に開放しないわ」  
 
都口の目つきがキツくなる。キョウコは少しぞっとした。  
 
都口      「でもアタナは大丈夫よね?」  
キョウコ    「も、もちろん!」  
都口      「わかるわ。だって仕事続けたいって言ったから」  
キョウコ    「それって・・・どんな関係が?」  
都口      「報酬を見た途端、今の仕事を辞めて、こっちの仕事オンリーになる人は多いわ。  
         こっちの仕事も続けつつ、元の仕事も続けようって人は正直少ないわね。  
         でもね、ずっとこっちの仕事だけ続けていると、なんて言うのかしら、やっぱダメになって行くのよ」  
キョウコ    「あぁ・・・なんとなくソレ系の人みたくなっていってしまうって事ですか?」  
都口      「そうそう!一応フィットネスと併用して、体型とか保たせるんだけど、限界があるの。  
         アタシのように、普段の生活をしながらの状態で使用し続けている分には保てるんだけど、  
         1週間だけ使用して、そのあとナノマシン抜いちゃって、ダラダラ生活して、だと、  
         さすがのナノマシンでも修正し切れないくらいにダメになっちゃう人多いわ」  
キョウコ    「商品にならなくなるって事ですね?そうなるとどうするのですか?」  
都口      「もちろん契約打ち切りよ。その時、元の仕事続けている人や、いい人を見つけて身を固めてる人は良いのよ。  
         中にはアタシと同じように、普段からナノマシンを使用させてくれるくらいの人と一緒になった人もいるわ。  
         あ、アタシは自分の稼いだお金で維持してるけどね」  
キョウコ    「そうでない人は?」  
都口      「ご想像の通りよ。脅しに来るわ。この事業を暴露するぞってね。  
         あ、でもね、ヤスコちゃんの場合は違うの。彼女どうしてもイヤだったみたいねぇ。  
         一度はちゃんと約束して開放したのに、友達だったか彼氏だったか、話しちゃったのよ」  
キョウコ    (ケ、ケンタロウ?!)  
都口      「まぁこっちは警察にもマスコミにも人脈があるから揉み消すのは簡単なんだけど、  
         やはり放っとく訳にも行かないじゃない?学校とか親とか、周りの人間に手を回して、  
         またダッチワイフに戻ってもらったわ」  
キョウコ    (ケンタロウがヤスコを売った?!)  
都口      「逃げられたり暴れられたりすると困るから、  
         ずっと拘束したままにして体型も保たせたままにするんだけど、ひとつ問題があるの。  
         あのナノマシンにはまだ未完成な部分があって、ずっとその状態のままだと、やがて・・・」  
キョウコ    「やがて?・・・ゴクッ」  
都口      「二度と動ける体に戻れなくなるわ」  
キョウコ    「え?!・・・」  
都口      「まだ詳しい事はわかっていないんだけど、体の組織と癒着しちゃって開放出来なくなっちゃうのよね。  
         だからポーズも変えられないし、ただ生きてるだけって状態になっちゃう」  
キョウコ    「治らないんですか?」  
都口      「たぶんムリね。仮に新しいナノマシンが開発されても、癒着しているのをムリに剥がそうとしたら、  
         生命に危険が及ぶかもしれないじゃない?それに出来たとしても開放する気ないし。  
         アナタも知ってるクラブの入り口の人形もそうよ」  
キョウコ    「え?アレやっぱり人間だったんですか?」  
都口      「そ。アタシの親友にして、アタシから大事な人を奪った女・・・。  
         二度と動ける体に戻れないまま、生き続ければイイんだわ・・・」  
 
又都口の目つきがキツくなる。キョウコはやはりぞっとした。  
 
半年後に又自分の体を提供する約束をして、リゾート地を後にする。  
帰って来て通常の生活に戻るキョウコ。フィットネスクラブにも通っている。  
入り口の人形を見る度に複雑な心境になるキョウコ。  
 
キョウコ    (ヤスコはずっと今まで、そしてこれからもあの姿のままなのねぇ・・・)  
インストラクター「いらっしゃいませ!キョウコ様!」  
キョウコ    「あ?え?あぁこんにちわ!」  
 
このインストラクターは事情を知っているのだろうなと思うと、ちょっとよそよそしい気持ちになるが、  
彼は決して彼女をいやらしい目で見る事はなかった。ちょっと物足りない気もしたが、その方がありがたい。  
 
キョウコ    (半年後には、又無栖川さんや、あの野球選手が、アタシの体に溺れるんだわ!フフッ)  
        「今日もよろしくお願いします!」  
 
その後、無栖川は家督を相続、プリンスから名実共に当主へとなる。  
スカーフ王子の野球選手は、何か吹っ切れたように野球道をまい進。戦績は急上昇。  
しかも女に見向きもしないマジメな姿が人気を呼び、スターの道を駆け上っていく。  
 
一方キョウコの方は、その後何回かダッチワイフを勤める内に、どんどん大物との人脈が築かれて行き、出世の糸口を掴む。  
銀行員の肩書きを捨てないでいたおかげで、単なる遊び女とは違う扱いを受けていたようだ。元々才もあったのであろう。  
ITベンチャーの社長に迎えられ、彼女自身が自分自身の力でセレブとなって行く。年齢とはかけ離れた若い容姿も話題となる。  
 
そして彼女は・・・危ない火遊びをするようになる。  
 
今日も少女のような服に身を包み、街へと繰り出す。  
服装が服装だと、顔だけではITベンチャーの社長として有名なキョウコだと気付く者は居ない。  
そして彼女は男に声をかける。一見さえないワーキングプア風の青年に。  
彼女はなぜか、いかにもモテてそうな男性には興味が無いのだった。  
気の弱そうな男性の方が秘密を守れるというのもあったが、こういう男性の方が、いざその時になると、  
むしょうに愛撫が上手である事を知っていたからだ。  
 
キョウコ    「ねぇ?遊ばない?大丈夫!アタシ見た目若いけど未成年じゃないから!」  
 
男性とある程度話込むと、路地に止めさせていた高級車へと男性をいざなう。  
そして、その高級車はリゾート地へと向かうのであった・・・。  
 
END  
 
 

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