『はこいりッ!? -純情淫魔さん奮戦記-』(後編)
座敷の隣りには、用意周到(?)に枕ふたつ並べた布団が用意されていた。
もじもじする彼女の手を引いて、隣室に移動する。
「やっぱり、恥ずかしい?」
「うぅっ………実は、その……はい」
布団に横たわったユリーシアは、顔を真っ赤にして泣きそうな目で俺を見ている。
この、今時珍しい程の純情ガールが名門サッキュバスの血縁だと言うのだから、世の中はわからんもんだ。
「あっ!」
浴衣の胸元に手を伸ばしたところで、一瞬それを押し止めようとする素振りを見せるユリーシア。
「いや、少しずつでも馴らさないと」
「あ、す、すみません。そう、ですよね」
懸命に恥ずかしさを堪えながら、生まれたての仔馬みたくプルプル震えているけなげな彼女に様子が愛しくて、俺は精一杯優しい声音で語りかけながら、彼女の蜂蜜色の髪をゆっくり撫でる。
「大丈夫。乱暴にはしないって約束するから。俺を信じて」
「! はいっ……」
なぜかトロンとした顔つきになって、俺の手に身を委ねるユリーシア。
そんな彼女のいぢらしさに、俺の中の興奮と愛しさがどんどんかきたてられていく。
肌蹴た着物の胸元からこぼれるふたつの膨らみに、ソッと手を伸ばす。
「んくっ……!」
指先がその柔らかな弾力を確かめるのとほぼ同時に、ユリーシアが呻きを漏らす。
「ごめん、もしかして強過ぎたか?」
「いえ、そうじゃなくて……」
言葉を濁されたが、おおよその意図はわかった。どうやら、感じてくれてるらしい。
「えと……神無月さんのお好きなようになさってください」
て言われてもなぁ。いくら淫魔だからって、さすがに初めての子に手荒な真似をするのは気が引けるし。
「それに……神無月さんになら、わたくし、何をされても……」
!!
いや、だから、君みたいな可愛い娘がソレを言うのは反則だって!
そんなことを、つい先刻会ったばかりとは言え、一目ぼれした女性に言われて、奮い立たない男がいるだろうか? いや、いまい(反語)。
「ユリーシアっ!」
だから、堪え切れずにガバチョと抱きしめてしまった俺を責められる筋合いはないはずだ、たぶん。
「あっ!?」
俺の激しさに一瞬怯えたような声を漏らしたユリーシアだが、抱きしめる腕に込めた俺の想いに気づいたのか、すぐにリラックスした表情を取り戻してくれる。
彼女が落ち着いた頃合いを見計らって、俺は再度胸元の攻略に着手した。
掌の触感に続けて、彼女の豊満なその乳房を、じっくりねぶるようなに観賞する。
「あ、あの……あまり見ないで、くださいぃ」
「いや、そんなこと言われても、思わず目を奪われちゃうって、こんだけ綺麗なんだから」
「ふぇっ!?」
固まるユリーシアを尻目に、触覚・視覚に続いて、味覚でもその素晴らしさを堪能しようと、俺は彼女の胸元に口づけた。
「ひぁンっ! ほ、褒めていただけるのは嬉しい、ですけど……ああン」
困惑しつつも、その喘ぎに満更でもないという悦びの色を聞きつけた俺は、本格的に畳みかけることにした。
舌先で彼女の先端の突起に触れる。
「ぁ……」
唇で挟みこんだ乳首を転がし、その適度な堅さを確かめる。
「はぅんッ!」
感じてくれるだろうと予想はしていたが、そこまで激しい反応は意外だった。
次はいくぶんやんわりと舌で舐め……軽く、本当に僅かにだけ力を入れて歯で甘噛みする。
「ちょ……あぁぁん……!」
どうやら、ユリーシアは胸が弱いらしい。
そんなマル秘情報をゲットしてしまっては、俺としても利用せずにはいられない。
俺は、右掌をユリーシアの左の乳房に覆いかぶせて、その瑞々しい張りと弾力を確かめつつ、舌と唇を駆使して反対側の乳首を攻めることに全力を尽くした。
「ん……は、ぁ……胸が…胸の奥が……疼いてきます……」
ユリーシアもフッきれたのか、あるいは本格的に身体に火がついたのか、俺の頭を胸に押し付けるような体勢で抱きしめる。
「あっ、あっ、あっ……ひぁンッ!」
やがて、薄桃色の小さな果実を俺が堪能し尽くす頃には、ユリーシアは軽く達してしまったようで、トロンとした目に幸福そうな光を湛えて甘い溜め息を漏らしていた。
「大丈夫か?」
「──え? あ!? は、はい!」
どうやらしばし忘我の状態にいたらしい。未熟な俺の愛撫で、そこまで感じてもらえたなら光栄の極みだな。
「大丈夫なら、続けようと思うけど……」
どうする? 視線で問いかけると、彼女はコクンと恥ずかしそうに頷いた。
浴衣の帯を解いて、ソコを目の当たりにした時、思わず俺は「うわぁ」と感嘆の声を漏らすところだったが、何とか喉の奥でそれを阻止する。
浴衣の下に下着を着けていないために、そこには、まばゆい程に白く神々しいユリーシアの裸身があった。
まがりなりにも淫「魔」であるはずの女性にその形容はどうかとも思うけど、藍色の浴衣の地とのコントラストで、その白さがいっそう引き立っており、思わず目を奪われる。
「そ、そんなじっと見つめないでくださぁい」
「す、すまん」
ちょっと泣きべそ気味な彼女の言葉に、反射的に謝りながらも、視線をソコ──彼女の女性器から外せない。
朱鷺色──ベイビーピンクってのは、こういう色のことを言うんだろうなぁ。
あまりに初々しく、無垢な色をしたソコに、俺なんかが触れていいのか躊躇われるが、それでも「ままよ」と決意を固めて底に手を伸ばす。
うわ……この感触をどう形容していいのかわからん。作家のハシクレとしては失格かもしれんが、この指先にまとわりつく柔らかさと心地よさを上手に形容できたら、それだけで賞のひとつやふたつは取れそうだ。夢中で2本の指を蠢かせる。
「はぁ、はぁ……やは、ん……」
時折、弱弱しい制止の言葉は混じるものの、彼女も感じてくれているのは確かなようだ。
本来は、もう少し時間をかけてほぐすべきなのだろうが、すでに彼女のそこもトロトロに出来あがっているし、何より俺の下半身が結構ヤバい。
手早くトランクスを脱ぎ捨てて、膨張しきった自分のモノを彼女のソコにあてがい、まだ入れずにヌルヌルとした滑りの上にこすりつけて楽しむ。
「か、神無月さん……わた、くし……も、もぅ……」
切なげな色を瞳に浮かべて懇願する彼女がたまらなく愛しい。
「じゃあ、ユリーシア。一緒に気持ちよくなろう」
──ズブズブッ……
これまでの前戯で襞の奥まで濡れそぼっていたせいか、呆気ないほどスムーズに、ユリーシアの秘裂は俺の逸物を受け入れる。
サッキュバスに処女膜はないのか、あるいは何らかの理由ですでに破られていたのか、いずれにせよ途中に抵抗感もなく、彼女の胎内の奥に俺の分身はヌルリと飲み込まれていった。
「っ!! ああぁぁぁぁっ……! ひぅンッ……!!」
それでも、敏感な彼女の身体には、かなりの刺激をもたらしたらしい。
顔を真っ赤にして息を荒げ、目じりから涙を零しつつ視線も定まらず、だらしなく口を開いて口の端からわずかによだれを垂らした様子は、さすがに「純真無垢」とは言い難いが、それでも俺には愛らしく見えた。
「あぁ……かたい……それに……おっきぃ……。と、殿方のモノって、こんなにスゴいんですね」
褒めてくれるのは有難いが、俺のは標準だと思うぞー。まぁ、そんだけ感じてくれてると思うと俺としても嬉しいけど。
「じゃあ、本格的に動くよ?」
断わりを入れてから、ゆっくりとピストン運動を開始する。
予想してた通り、彼女のソコはいわゆる名器というヤツで、本来の俺ならさしてモたないはずなんだが、ココは俺の夢の世界だ。
強く意思さえ持てば、多少のムチャは効くはず……!
その考えは正解だったようで、じゅぶじゅぶと彼女胎内を掻きまわしながらも、俺にはまだ多少の精神的余裕があった。
時折、深く付き込むことで、彼女の深奥部──いわゆる子宮口を俺のモノの先端が叩いていることもわかる。
「ふ…あ……ああン! く……ひ、っ……はぁああ……」
対称的に、ユリーシアの方は余裕がなさそうだ。目をキュッとつぶりながら首をのけぞらせ、その挙句、意味不明の言葉を漏らすことしかできていない。
まぁ、初エッチの女性ともなれば、そういうものだろう。
優しい笑みを浮かべつつも、俺は手加減せずに、腰を前後に揺すり続けた。
「……っ、あ……!! あぁ……また……イク……イッちゃいますぅぅぅーーーッ!」
程なくユリーシアは、俺の下で心底幸せそうな表情を浮かべながら……未踏の高みへとのぼりつめたのだった。
<彼女の追想>
人間はもとより、天界の住人でさえ誤解されている方が多いのですけれど、わたくしたちサッキュバスは(ハイ種だけでなくレッサーも含めて)、決して「殿方の精を四六時中求めるだけの痴女」ではありません。
──いえ、確かに満月の夜などは、レッサー種の方は繁殖期の動物にも似た疼きをその身に抱えられるとは聞いていますけど、それ以外はごく普通に会話や文化活動、あるいは戦闘行動なども可能なのです。
こう言ってはなんですが、一部の血の気の多い獣人族や鬼魔族の方々に比べれば、魔族の中でも比較的理性的で、温和な種族と言えるかもしれません。
喜怒哀楽は元より、親子夫婦間の情愛だってあります──無論、それが人間や神族のそれとまったく同じものか、と問われれば無条件に肯定はできませんが。
神無月さんにも説明したとおり、わたくしたちハイサッキュバスに至っては、吸精行為すら生きていくうえで必須ではありません。
とは言え、吸収した精気をダイレクトに魔力に変換できるのがサッキュバス族の特性ですから、そうした方が強くなれるのも確かですが。
それなのに、サッキュバスの成人儀礼として「人間の男性との性行為を通じての吸精」があるのは……「それが伝統だから」と言うのが、一番わかりやすい理由でしょうか。
日本人の方にわかりやすく言うなら、そうですね……成人式、と言うよりはむしろ高校の卒業式あるいは卒業試験って感じですね。
その例えで言うなら、この歳になっても男性から吸精行為をした経験のないわたくしなどは、20歳過ぎても留年して高校に居座っているようなものでしょうか。
無論、分家とは言え名門の端に連なる者としては大変な不名誉です。
故に、ごく一部の理解ある縁者を除いてわたくしに対する風当たりは強く、まさに針のむしろめとも言うべき状態でした。
幸い、人間界への留学経験がある本家のメルヴィナ様とリアリィ様、そしてお二方の御母堂である伯爵様は、わたくしの小娘じみた感傷にも理解を示してくださいました。
とはいえ、わたくしがこのような心境に至ったのは、かの御方達からいただいた書物が元凶なのですから、ある意味、卵と鶏の論議のような気がしないでもありませんが……。
ええ、そうなのです。
本、とくに読み物好きなわたくしは、現在も頻繁に人間界に出かけられることの多いお二方から、現在アチラで流行っている小説や「漫画」と称する絵物語の類いを貸していただく機会が多々ありました。
魔界(コチラ)にはない文化の数々、とくに少女向けのそれらにすっかり魅せられたわたくしは、いつしか「初めては好きな殿方と結ばれたい」と言う、サッキュバスとしてはかなり異端な感慨を抱くようになっていたのです。
もっとも、わたくしがいくら夢想家だとは言え、普段は魔界に住む身で人間の殿方と情熱的な恋に落ちるだなんて、都合のよいハプニングがありうると思うほど、浮世離れはしておりません。
けれど──ある時、リアリィ様から戴いたとある本、お二方の人間界での学友であられた方が書かれた一連の小説に、わたくしはすっかり入れ込んでしまいました。
そしてその熱は、いつしか物語自体だけでなく、それを書く方への興味にまで拡大してしまっていたのです。
この素敵なお話を書いているのは、どんな方なのだろう?
どういう暮らし、どういう人生を歩んできて、このような優しい物語を書くようになられたのだろう?
著者の方と比較的親しかったというリアリィ様から、その方──神無月優伍様のお話を聞く機会もあって、わたくしの頭の中で、神無月様の存在が、少しずつ大きくなっていきました。
いい歳して小娘のような恋煩いに捕らわれたわたくしを案じた伯爵様は、魔王様とかけあって、人間界への短期滞在を許される「人材交流会」のメンバーに、わたくしをねじ込んでくださいました。
「えぇか、ユリちゃん。好きな男が出来たら、その胸に思い切って飛び込んでみるのも、女の甲斐性ってヤツやで。ふぁぃとや!」
そんな暖かい激励の言葉までくださいました(メルヴィナ様は、「ママはおもしろがってるだけよ」なんて呆れられていましたが)。
100日近くにわたる講習(人間としての常識や基礎知識を身に着けるものです)の後、いよいよわたくしは他のメンバー共々人間界に降り立ち……。
三日間ほど遠巻きに観察した後、神無月様が、予想していた通りのお優しい方であったことを確信したわたくしは、ついに今晩意を決して、かの方の夢の中にお邪魔したのです……。
* * *
「あ〜、つまり……ユリーシアはストーカーだった、と」
結局、夢の中では抜かずの3連チャンでやりっぱなしで、さらに明け方目が覚めた時に、同じ布団の中に彼女の姿があると知った瞬間、自制しきれずに再び今度は現実で励んだ結果、当然俺の精力は見事にempty状態、そのままダウンとあいなった。
ユリーシアによると、彼女も経験が浅い(て言うか初めて)だけに、生身での吸精の加減が上手くいかず、思ったより大量に吸い取ってしまったらしい。
もっとも、昨夜の約束通りユリーシアが、布団から出るのも億劫な状態の俺を、甲斐甲斐しく世話してくれているため、別段後悔はしてないけどな!
で、布団から半身を起して、彼女が作ってくれたおじや(予想に反して味は悪くない……てか美味い!)を「ふーふー&あ〜ん」して食べさせてもらった後、彼女からの懺悔というか打ち明け話を聞かされた俺の第一声が上のものだったわけだ。
「か、神無月さん、ヒドいです〜」
さすがに温厚なユリーシアも怒ったのか、拳でポカポカ叩かれた。
「や、ごめんごめん。冗談だって。むしろ、単なる偶然じゃなく、俺を初体験の相手に選んでくれたことを光栄に思うよ」
即座に謝罪したのでユリーシアの機嫌も直り、今は何となくイチャイチャと言うかまったりしてるんだけど……。
「えーっと……」
「あ、あの!」
いかん、カチ合っちまったな。
「じゃ、じゃあ、ユリーシアから」
「い、いえ、神無月さんこそ」
あー、やっぱしこうなったか。ま、それならお言葉に甘えて。
「えっと、さ。さっき聞いた話だと、そのぅ「人材交流会」とやらで、しばらく人間界(こっち)にいるんだよね? 住む場所とかは、もう決まってるのかな?」
無論、俺が言外ににじませた意味を、彼女はしっかり読みとってくれた。
「えっ……その、まだです。これからステイ先を探すつもりでした」
そう言いつつ、伏し目がちにした視線をチラチラとこちらに投げかけてくる。
はは、飼い主に「撫でて撫でて」と期待する仔犬みたいで、わかりやすいなぁ。
一瞬、トボけてみようかと言う悪戯心が頭をもたげたが、自粛しておく。そんなにコトしたら、彼女、マジ泣きしそうだし。
「だったら、ユリーシアさえ良かったら、ここで俺と一緒に住まないか? 少々ボロいが、君の分の部屋くらいあるしな」
俺は、木造築30年で猫の額ほどの広さとは言え、一応二階建ての一軒家を借りて住んでいる。もっとも、一階は居間と台所とトイレ、二階も部屋が和室と洋室がひとつずつあるだけの、下手なマンションより貧相な住まいだけどな。
二階の部屋の和室を寝室、洋室の方を物置にしてるが、洋室は整理したら空けられるだろう。
「はいっ、ぜひお願いします!」
パァッと大輪の花がほころぶような笑顔を見せるユリーシア。
……うん、まぁ、思いがけない美女とのアバンチュール(?)に浮かれて、馬鹿な事をしてるという自覚は、俺にもある。
彼女はどうやら俺のことを気に入ってくれたみたいだし、俺もその点は同様だが、ちゃんとした恋人同士になるには流石に障害が多すぎるだろう。
仮に種族の差とやらを気合いで乗り越えたとしても、彼女いわく「人間界へは短期滞在」らしい。森鴎外の「舞姫」よろしく別れなければいけない事は今から明白なのだ。
「ステイ先を探す」と言ってたくらいだから、滞在期間が1週間未満ってことはないだろうが、1ヵ月か、それとも1年か。あるいは、一般的な留学と同様3〜4年か。
いずれにしても、遠からず「別れ」が来ることは目に見えているのだ。
「「それでも……たとえ一時でもいいから、君と共に歩みたい」……ですよね?」
「うっ! 『七彩城物語』も読んでたのか」
自分の著作から登場人物のクサい台詞を目の前で引用されると言うのは、たまらなくこっ恥ずかしい体験であるということを、俺はたったリアルで理解したよ!
「読んだ時はいまひとつピンときませんでしたけど……今なら、あのアルバート少年の気持ちが理解できます」
俺の身体に負担をかけないよう、膝まづいてそっと首に抱きついてくるユリーシア。
しなやかで暖かな体の感触と、ほのかに鼻をくすぐる女らしい香りが、俺の中の頑迷な部分をたちまち壊してしまう。
「──ああ、あんなことを書いた俺も、今初めて実感したよ」
認めよう。そもそも俺は彼女にひと目で心を奪われたじゃないか。なのに、いまさら変な意地を張ってもしょうがないだろう。
どちらからともなく唇を重ねる俺達。
このキスが、「美人で愛らしく淑やかな淫魔」という矛盾した魅力を兼ね備えた彼女との、同居……いや「同棲」契約締結の証となったのだった。
-ひとまずFin-
<オマケ>
「ところで、短期滞在って具体的にどれくらいなんだ?」
「そうですね、コチラの暦で言うところの……おおよそ30年くらい、でしょうか」
「ぜ、ぜんっぜん、短期じゃねぇ!!」
不覚。羽さえ出さなければ人間ソックリの外見に油断して、人間との寿命、ひいては時間感覚の違いに思い至らなかったぜ。
「戸籍や住民票も登録しましたから、婚姻届もちゃんと受理してもらえますよ?」
……まぁ、30年あれば余裕で子育てもできるから、いいんだけど、な。