世の中には、健康法、が色々有るが、北海道の医者が力説したものがある。
「『脱・締め付け』健康法」
女の子や女の人は
・、自宅内では下着類を全部脱いで過ごすこと。
―>外出時は、肌の保護や防犯などのため、必ず下着類を着ること。
・服や寝間着などは、ベルトやゴムなどが無いもの。例えばワンピース。例えば、スカートやズボンなら、肩紐などで釣るもの。
・靴下などは、できるだけ利用しない。
等と言うもの。
これで血やリンパ腺の流が良くなり、健康的だと言うもの。
それが、いつしか、この医者の意図から遠ざかっていく。
無条件に、とにかく、ブラジャーもショーツやドロワーズも脱いでいれば良い。
だから、パンツに代わる、例えば、タイツやパンティストッキング、ジャージ、等、を着ること。
に、変えられしまった。
悲劇的だ。余計締め付けが酷くなった。
それが
ノー・パンツ健康法。
さて、約9ヶ月違いで同級生の義妹がいる。
ボクが、良くは覚えて無いが4歳位の時、この家の子どもになった。
弁当は旨いが、前日、けんかすると、弁当で仕返しされる。
朝、必ず自転車の二人乗りを強要される。一応、そういう事が出来る自転車だ。義父が買った。
だから、帰りも、義妹が遅いと待たされ、ボクが遅いと義妹が先に自転車で帰るから歩いて帰る事になる。約2時間半かかる。
家事は分担。
飯は義妹任せ。
洗濯、掃除、ベッドメイクなどはボクだ。
部屋は、幼児からの習慣で、未だに二人で1部屋。
安アパートだから贅沢は言えないし、何より、ボクが、壁際に有る家具類を移動して分ける事を言い出したらと、義妹が嫌がった。
しかも、その晩から、風呂に乱入して来る様になった。全裸で。
結果、男だけが持っているモノを玩ばれた。
そして、10歳位からこの時まで、着替え中は互いに遠慮していたか、義妹はわざわざ目の前で着替える様になった。
「妹だから、遠慮しないで素直に甘える事にした。」らしい。「だから、お兄ちゃんも甘えて良いんだよ?胸とかに顔埋めるとか」
そんなある連休の日。
洗濯しようとしたら、義妹の下着が無かった。義父とボクのは有る。
とりあえず有るものだけ洗い、干す。
畳みながら
「あんた?パンツ出てなかったよ」
と言うと。
「?昨日の朝、見て無かった?下着着ない方がプロポーション良くなるらしいよ?
ほら」
義妹は勢いよくワンピースを脱いだ。
全裸!
そして、
「ここと、ココ、お兄ちゃんに予約済みだよ。パバの夢壊さないでね。」
と胸と胯間を指差す。
余りの展開に固まっていると、戸籍謄本2種類と、結婚届を持って来る。
「あと3月でお兄ちゃんの18歳の誕生日だね。ここに名前と判子で私達夫婦だよ」
確かに、住所は一緒だが、養子縁組はされていなかった。