世界には、どれほど経済的に困窮しても技術革新が進む分野がある。 
戦争と医学、そして性に関する技術だ。 
これらすべてに関係する“拷問”もまた、長い歴史の中で常に進化を続けている。 
単に自白を迫るならば自白剤を使えばいい。 
にもかかわらず未だに拷問が存在するのは、相応の意義があるからだ。 
求められるのは娯楽性。 
緊迫した戦争状態の中、息抜きに気高い敵国の女を嬲り者にするショー、それが拷問だ。 
当然、女性からすれば堪ったものではない。 
科学の粋を凝らした最新鋭の拷問を受ける女性は、まさに哀れという他なかった。 
 
ここテトラリッチ収容所にも、そうした最新鋭の拷問器具が取り揃えられている。 
今日は普段見かけない人間も多かった。 
新たな拷問具を視察に来た将校階級の者数名と、新米の尋問官が10名だ。 
その集まりぶりは、この国がどれほど拷問に力を入れているのかを窺わせた。 
ただ、注目度が高いのは拷問具だけではない。 
それの試運転に付き合わされる女もまた、特別な存在だった。 
 
アイナ=マリーウェスト少尉。 
陸軍中将の娘であり、若干19にして小隊の指揮を見事に勤め上げていた女性だ。 
巧みな戦略を駆使して再三テトラリッチ周辺の進軍を阻害し、自国領民を戦火から守ってきた。 
銃剣を取っての局地戦でも鬼神のごとき強さを誇ったと言われている。 
そして、その美しさたるや戦場で敵味方問わず『銀の女神』と称されるほどだった。 
 
砲撃の風になびく銀色の長い髪。 
軍人らしく引き締まったウエストラインにすらりと伸びた脚線。 
胸には軍服越しにも膨らみが見て取れる。 
顔は憂いを帯びた令嬢のようでありながら、有事の際には赤い瞳を勇ましく研ぎ澄ませる。 
銃剣を地に刺してただ佇んでいるだけでも、その誇り高い血統が窺い知れた。 
戦場で彼女を見かけた者はみなその見目に心を奪われ、生け捕りにせんと欲を掻くあまり撤退を余儀なくさせられたのだ……とさえ言われている。 
 
その彼女が最新鋭の拷問器具に掛けられるのだから、注目を集めるのも当然だ。 
収容所に入れた十数名は役得というもので、実際には現場を見たいと欲する男の数はその数百倍に及ぶだろう。 
勿論、今回の尋問はただアイナを辱める事だけが目的ではない。 
吐かせたいのは『アルテミスの矢』と称される作戦についてだ。 
かねてよりアイナの国は、テトラリッチ周辺に数十発のミサイルを備えた地下基地を建設していたという。 
その情報を別の捕虜から聞き出しはしたものの、実際にそれがどこにあるかが解らない。 
だが陸軍中将の娘であり、さらにテトラリッチ一帯の防衛線を任されていたアイナならば在り処を知っている筈だ。 
『戦局を左右しうるミサイル基地の在り処を吐かせる事』。 
それが、この仰々しい尋問の名目だった。 
 
 
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【1日目】 
 
「ほぉう、これは……!」 
先んじて尋問室に入った将校達が声を上げる。 
その後ろから扉を潜った新米尋問官も目を見開いた。 
尋問室の中央奥、3つの柱に囲まれた場所でアイナがあられもない姿を晒していたからだ。 
 
腕は腋を晒す形で上方からの皮手錠に繋がれ、脚は大きくがに股の格好を取らされたまま、 
膝裏と足首を柱へ何重にも結わえ付けて戻せないようにされている。 
格好は当然というべきか丸裸だ。 
乳房や下腹の繁みを隠す手段もなく、むしろ見せ付けるように前身を晒す様は滑稽という他なかった。 
「いい格好じゃのう、マリーウェストのお嬢さん」 
将校達が嘲ると、アイナの赤い瞳が鋭く光る。 
ルビーというよりは紅く光る磨製石器のような瞳。顔の造りの良さも相まり、その凄みは只事ではなかった。 
若き尋問官の数名は息を呑み、歴戦の将校たちは獲物の活きの良さにほくそ笑む。 
 
「……こんな辱め、いくらやっても無駄なことよ!」 
アイナはなおも眼光を緩めずに告げた。 
気丈だが、しかしその脚の間からは奇妙なモーター音が響き続けている。 
ウィ、ウィイと鳴る駆動音と交差するように、ぬちゃ、ぬちゃという音もアイナの股座から聞こえていた。 
間違いなく女の潤みが攪拌されている音だ。 
見れば、彼女の『がに股』には棒の先にバイブレーターを取り付けたような器具が埋没しており、 
床に置かれた機械の発光に合わせてリズミカルに上下している。 
ぬちゃぬちゃという音はその動きに対応しているらしかった。 
さらに目を凝らせば、バイブレーターはアイナの分泌したと思しき粘液で濡れ光っており、 
その雫がバイブレーターの尻の部分から飛び散っているのも見て取れる。 
さらにはアイナ自身もかなりの汗を流しており、機械による陵辱がかなりの時間続いている事を物語っていた。 
 
 
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「随分と生々しい音をさせているものだな」 
将校の1人がアイナの身体を眺めながら呟いた。 
初めから部屋にいた中年尋問官が頷く。 
「ええ。先端はしっとりとした生ゴムでしてね、手作業で丁寧に作られた物です。 
 駆動機関は戦車にも使われてる上等な奴で、単調にならない絶妙のタイミングを刻みます。 
 さらにはバイブのフォルム自体、娼婦の意見を基にした逸品ですから、 
 言わば女泣かせの物を持ったテクニシャンと延々セックスしているようなものですよ。 
 どんな女でも意思とは無関係に感じてしまうでしょう」 
 
中年尋問官は笑いながら、機械のスイッチをオフにした。 
駆動音が消え、静止したバイブレーターが降下していく。 
「んんんっ……!!」 
抜け出る瞬間、アイナは唇を結んで呻いた。 
やがてバイブレーターがぬるりと全容を現す。カリ首といい裏筋といい、不気味なほどに男性器に似せてある。 
それを今の今まで飲み込んでいたアイナの秘唇は、なおも薄く口を開き、バイブレーターへ名残惜しそうに愛液を滴らせていた。 
彼女の周りには、その愛蜜の匂い、そして汗の匂いが充満している。 
男達は嗜虐的な笑みを浮かべてアイナの周りを取り囲む。 
 
「おお、汗くせぇ。これが『銀の女神』って呼ばれたオナゴの臭いかい」 
「全くだ、おまけにこの蜜の臭いもな。戦場で見かけた時にゃあ年甲斐もなく胸が高鳴ったもんだが、所詮はただの女だったって訳だな」 
「うへへ、この女のアソコを間近で見れるなんて、ホント尋問官志望で良かったぜ!」 
男達に好きなように言われながら、腋の下を嗅ぎまわられ、大股を開いた恥じらいの部分を指で拡げられる。 
「ッ……!!」 
耐え難い羞恥の中、アイナはただ頬を赤らめて敵国の民を睨みつけるしかなかった。 
 
それからしばらく、アイナは腋を晒し、がに股の格好を取らされたままで身体を弄られた。 
機械による陵辱で目覚めた女の特徴をあげつらわれて。 
「へ、あんなマシンが気持ちよかったんだなぁ。乳首がコリコリになっちまってら」 
丸出しの乳房を揉みしだかれ、乳首を摘みあげられる。 
「クリトリスの方も固くなってるぜ。中もすっかりグチョグチョだ」 
繁みに隠れた陰核を撫で、潤みの中にまで指を入れてGスポットを撫でられる。 
「うんんんっっ……!!」 
うら若きアイナは、それら全てに反応を示し、しかし目を固く瞑って耐えしのぶ。 
「……はぁ、はぁ……ひ、1人の女をこんな風に嬲り者にして、恥ずかしくないの!?」 
「いいや、むしろ誇らしいねぇ」 
気丈に反論こそするものの、それが余計に面白がられてしまう。屈辱的な状況だった。 
 
 
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「なんかグッタリしちまったな。やりすぎたか」 
数十分の後、敏感になった性感帯を刺激され続けたアイナは汗塗れて項垂れていた。 
瞳だけはなおも強い敵意を残しているが、言葉がでない。 
「仕方がない。ここで栄養を摂らせましょう」 
中年尋問官達が一旦アイナの拘束を解き、背もたれのある椅子に乗せた。 
そしてまたその手首足首を椅子に結わえ付ける。 
肘掛けに脚を乗せ、秘部を大きく晒しながら腰掛ける状態だ。 
この段になってなお屈辱的な格好は続くようだった。 
 
「口を開けさせろ」 
1人が言い、別の1人がアイナの鼻を摘んで口を開かせる。 
するとその口内に鉄製の開口器が取り付けられた。 
エの形に大きく口を開いたまま閉じられなくなるものだ。 
何をするのかと周囲が見守る中、さらに尋問官は点滴のようなものを天井から吊るし、 
その先に繋がるチューブをアイナの口内に押し込んだ。 
「うぉえ゛っ!?」 
喉奥を突かれたのか、アイナが低いえづき声を上げる。 
だが尋問官は構わずに、さらにチューブを喉奥のより深くへと落としこんでいく。 
「……う、ええ゛っ…………!!」 
アイナは時にえづきながら、尋問官を憎憎しげに睨みあげていた。 
「ほう、こんな事をされながらも恐れず、あの顔が出来るとは。女だてらに大したものだ」 
将校達が上機嫌に口を歪める。 
やがてチューブの半ばまでがアイナの喉に入り込んだ頃、尋問官はようやく手を止めた。 
アイナの顔はいよいよ不審げなものになっている。 
 
「さて、食事の時間だ少尉殿。 
 チューブに繋がっているのは、我が国の犬畜生が喰らっているエサを流動食にしたもの。 
 奴らは旨そうに貪っているのだ、貴方にも気に入って頂けるだろう。 
 チューブの先は直接胃へ繋がっているから、咀嚼などというまどろっこしい真似は不要だ。 
 どうだ、栄養補給という点において親切極まりないだろう」 
尋問官は恐ろしい言葉をさらりと口にし、アイナが目を見開く様を楽しんだ。 
「さぁ、遠慮せず存分に喰らうがいい。胃が満ち満ちるまでな」 
その言葉でチューブの栓が外され、アイナの胃袋を直接半固形の物が叩く。 
「おおう゛っ!!!」 
呻きと共に手足を強張らせるアイナの姿は、到底食事を楽しむ類のものではなかった。 
 
 
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「んお゛っ……!!ううんん゛ッお、おぐんっ!!ん゛うぉお……おごっ、こぉっ……!!!」 
アイナは何度も目を見開きながら、胃に直接流動食を流し込まれる苦痛に耐えていた。 
顎の辺りが痙攣するさまが嘔吐の兆しを見せている。 
「おお、この女美味しそうに喰っとるわ。浅ましい犬畜生の餌を」 
「見たまえ、開かされた口から涎が垂れて……気品ある顔が台無しじゃ」 
将校達が嘲笑う前で、やがてアイナは限界を迎えた。 
流動食が胃の迎えられる限界を超えたのだ。 
 
「ッう゛、うううおぉお゛お゛えええぇえ゛え゛っっ!!!!!」 
 
その時アイナの喉奥から迸ったのは、恐らく彼女が出した事もないほどの低音だっただろう。 
アイナは肘掛けを握りしめ、白い喉を震わせて嘔吐した。 
黄色い吐瀉物は開口具で開かれた口を過ぎて溢れ出し、アイナの美しい乳房や太腿を汚す。 
椅子がギシギシと音を立てた。 
「ああ勿体無い。せっかく恵んでやったものを」 
尋問官は薄笑いを浮かべた。嘔吐を見せてなお、チューブを抜く事をしない。 
 
「随分と威勢よく吐いているようだが、気道が詰まったりはしないのかね」 
将校が尋ねると、尋問官は静かに首を振る。 
「口を限界まで開けさせる事で、常に気道の確保は出来ています。 
 とはいえ、尋常ならざる苦しみである事には変わりませんがね。 
 誰しも経験がおありとは思いますが、何度も吐くのって疲れ果てるんですよ。 
 何も考えられないくらいにね。 
 特にこの女、見るからに育ちがいい。人前でゲロを吐き散らして平静ではいられんでしょう」 
何度も何度も嘔吐を繰り返し、やがて眦から涙を流しながら身悶えるアイナを、 
尋問官のサディスティックな笑みが覗き込んでいた。 
「おごっ……んうおお゛、おお゛お゛えごぉオお゛お゛っっ……!!!」 
チューブで流れ込む半固形を押し戻すような熱い胃液の逆流。それが何度も何度も溢れ出す。 
やがて鼻の穴からも生臭いものが溢れ、アイナに地獄の苦しみをもたらした。 
 
胃袋6杯分ほどの逆流の後、ようやくにアイナの口からチューブと開口具が取り去られる。 
「うう、うええっ……!!」 
アイナは身体を痙攣させながら、なおも吐くもののない空嘔吐をする。 
「……さて、女。同じ苦しみを味わいたくなければ答えろ。 
 『アルテミスの矢』とは何処にあるのか?」 
涎と吐瀉物に塗れた惨めなアイナに、尋問官が淡々と問いを投げる。 
「……し、しらない…………わ」 
アイナは流石に戸惑いの表情を浮かべながらもそう呟き、そのまま力尽きたように項垂れた。 
「やれやれ。今回はここまでとしましょう」 
尋問官は肩を竦めながらも、どこか嬉しげにそう呟く。 
 
 
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【1日目・夜】 
 
尋問が行われない間も、アイナに休息の時間は与えられなかった。 
今彼女は、頭上に掲げた両手首を縛られ、何とか床に膝がつく高さで吊り下げられていた。 
脚はちょうど正座をするような形で両腿と足首を一纏めに拘束され、僅かに脚を開く事さえ叶わない状態だ。 
そしてその股座には、無機質な羽音を奏でる淫具が埋め込まれている。 
「うっ……く、ああ……!!」 
アイナは誰もいない暗がりの中で、かすかに声を漏らしていた。 
感じているのだろう。 
膝立ちができるので、手首や肩に全体重が掛かるのは防げる。 
しかし同じ体勢に疲れて膝を動かそうものなら、途端に秘部の感触が増した。 
あの『餌』を胃に流し込まれて以来、余計に気分が昂ぶっている。 
妙なクスリでも盛られたのだろうか。 
 
薄暗闇の中、真裸で、1人きりで機械に苛まれる。 
その惨めな環境の中、アイナの秘部からは紛れもなく愛液が溢れ、腿を塗らしていた。 
愛液は膝の下に置かれたトレイに溜まっていく。 
そのトレイへ朝までに溜まった水分が、アイナの明日の朝摂取できる、いやさせられる水になるという。 
アイナはこの上なく惨めだったが、今は言いなりになる他はない。 
今の彼女の心配事は、惨めさよりもむしろ、ほのかに感じ始めた尿意についてだった。 
「だめ……だめよ!今したら、それを明日の朝……!!」 
アイナはぶるりと腰を震わせて尿意の波を押さえこむ。 
だがそうすると、同時に締め付けた淫具の苛みが電流のように彼女の背筋を走りぬけた。 
「うんんんっ!!」 
散々感じさせられた身体に快感が響く。 
 
尋問室の夜は長かった。 
 
 
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【2日目】 
 
1日目の夜が明けた頃、アイナは床に下ろされて淫具を引き抜かれる。 
そして床に這わさせられ、将校達が来る前にと尋問官達から当たり前のように犯された。 
後ろから、獣のように。 
アイナは床に胸を押し付け、揺さぶるように犯されながら唇を噛む。 
 
「どうだ、一晩機械に苛まれた明けの生ペニスは効くだろう。 
 中がグッチョグチョにぬかるんでやがるぜ」 
尋問官は勝手を口走りながら、無遠慮にアイナの性器を使用した。 
そう、女と交わるというよりは、性欲処理の道具を使用するといった動作だ。 
下賎な男に性器を割られ、おまけに相手はついでといった様子で犯しているだけ。 
アイナにとってそれがどれほど屈辱的な事か。 
しかしアイナは手を縛られて前のめりに這った格好だ。どうする事もできない。 
ただ淡々と産道を“使われる”ままになるしかなかった。 
 
ぬちゃぬちゃという音が繰り返され、身体の中心に熱く硬いものが入り込んでくる。 
抜けてはまた挿れられ、代わる代わるに穢される。 
「はぁっ……はぁっ……!!」 
アイナは赤い瞳で前方を睨みながら、ただじっと時が過ぎるのを待っていた。 
 
 
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「ま、またこんな……!!!懲りないわね、いくら辱めたって無駄と言ったでしょう!!」 
アイナの怒りを孕んだ声が尋問室に響いた。 
彼女は手を頭上に、曲げた膝裏を天井から吊るされた状態で拘束されている。 
さらに今回は、尻と秘部を含む部分がすっぽりと円形の型の中に嵌めこまれていた。 
否応なく尻と割れ目部分に目が行く格好だ。 
 
「果たしてどうかな。勘違いしているようだが、その格好は辱めにも入らんぞ。 
 今日お前に課せられる辱めは、その比ではない」 
尋問官はそう言って巨大なガラス容器を取り出した。 
注射器に似ているが、先端に針はついていない。 
「ほう、浣腸かね」 
将校が面白そうに目を光らせた。 
「ええ。やはり気の強い女の羞恥を煽るには、公衆の面前でクソをひり出させる事です。 
 専用の浣腸器具もあるにはあるんですが、やはり『これ』が一番だと思いますね」 
尋問官はガラスの浣腸器を撫でて答える。 
その言葉を聞いて、アイナの顔色が変わった。 
「な、何を言って…………!?」 
「強制排便だ。この浣腸器でお前の腸に大量の薬液を注ぎこんでやる。 
 何か俺達に伝える事があるなら言え。早ければ早いほど、恥を晒さずに済むぞ」 
尋問官は淡々と薬液を吸い上げながら告げた。 
「ッ!!」 
アイナは必死に尻が嵌りこんだ台を揺らす。だがそんな抵抗も空しく、浣腸器は初々しい窄まりを嘴管に捕らえた。 
ガラスの円柱が尻肉を覆い隠すほどの大きさだ。悠に1リットルは入るだろう。 
窄まりはおちょぼ口を開いて嘴管を咥え込まされ、やがてキュウウッ……という音で薬液が入り込んでいく。 
「い、イヤああっ!?お、お尻に、お尻の中にっ……!」 
アイナもこの時ばかりは普段の反骨心を忘れて恥じ入った。 
それほどに腸へ水が入り込む事は異常であったのだ。 
しかし無残にも、薬液は巨大な浣腸器の丸々2本分ほどを注ぎ込まれてしまう。 
 
「……さぁ、誇り高き陸軍少尉殿。『アルテミスの矢』の在り処を喋って貰おうか。 
 そうすれば拘束を解き、トイレを使わせてやる。 
 あくまで拒絶するならば、この人数の前で畜生のように糞便を撒き散らす羽目になるぞ」 
尋問官が十数人の観客を示しながら告げた。 
アイナは顔を青ざめさせ、怒りに唇を震わせる。 
「ど、どこまで……どこまで最低なのよっ!!!」 
威勢よくそう叫ぶが、その下腹では早くも鳴動が始まっている。 
ぎゅるるうう、ぐるるるるううう……という、破滅を思わせる音色。 
「早くも効いてきたらしいな。強烈な薬液が2?だ、時間の猶予はないぞ。 
 まともなニンゲンでありたいなら、知っている事を全て話せ。 
 自ら望んで排便を晒したいのなら別だがな」 
尋問官が意地悪く言い、周囲で笑いが起きる。アイナは脂汗を流しながら奥歯を噛んだ。 
 
 
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それから10分あまり。一堂の目は、アイナの盛り上がっては凹む肛門に集中していた。 
限界が近いのは明らかだ。アイナはもう顔中に汗を掻き、滴らせている。 
「……も……無理っ……!!これ以上、我慢……でき……ない……!! 
 ねぇ、もうトイレへ行かせて!このままじゃ、私、本当にここでしてしまうわっ!!」 
アイナは真っ青な顔で尋問官達に乞う。一切の余裕がない様子だ。 
だが誰も取り合わない。解放されたければ秘密を話せ、と無言の圧力をかける。 
「ねぇ、本当、よ……本当に漏れそうなのよ……? ……ねぇ!!」 
アイナは最大の絶望を覚えていた。 
理解しがたい人間達ではあるが、まさか本当にこの土壇場でまで排泄を許されないとは思わなかったのだ。 
自分がここで排泄をして誰が得するのか。この人間達はそれでいいのか? 
どこまで、どこまで自分を苔にし、辱めれば気が済むのか。 
こんな人間達に屈したくはない。しかしもうこれ以上、生理現象を留められない。 
腸の入り口が熱い。括約筋が形を保てない。 
 
「……も、もう限界っ!!もう、だっめええッ――!!!!!!」 
 
アイナは涙を流しながら叫んだ。何もかもをふっと手放す感覚が襲い掛かった。 
そして、決壊が訪れる。 
「うっへぇ、すげえ量だぜ、山盛りだ!!とっ捕まってから一回もさせて貰ってねぇのか?」 
「おお、臭い臭い!腹にこんな汚いの抱えてた女を『銀の女神』とか呼んだの誰だよ!」 
「ほんと酷ぇな、まぁ芋と豆しか喰いモンのねぇ田舎貴族サマだからしゃあねえか?」 
「へへ、肛門が盛り上がってクソひりだす所が丸見えだ。 
 つい昨日までは想像も出来なかった姿だけどよ、いざ見ちまうと生々しいっつーか、 
 こいつも当たり前にメスでしかねーんだって解るな」 
心無い罵倒が次々と浴びせられ、アイナの自尊心を切り刻む。 
「いやぁ、いやあいやあ、お願い見ないでえっ……!!もぉいやあああっっ!!!!!」 
肛門から止め処ない排泄を晒しながら泣き喚く姿は、やはり19の娘でしかない。 
そのまだ若く幼い女を取り囲み、悪魔は飽きもせず罵り続ける。 
アイナがしゃくりあげる周りで、いつまでも、いつまでも。 
しかしこのおぞましい羞恥さえ、まだこの日の最上ではない。 
 
 
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清掃と休息を挟んだしばしの後、アイナはまたしても屈辱的な格好を取らされていた。 
高く尻を掲げる格好だ。 
両足はほんの少し膝を曲げられるだけの猶予を残して限界近くまで広げられ、 
腕は前方に投げ出す形で拘束されている。 
さらには腹の下にも巨大なクッションが設置され、アイナに臀部を掲げることを強制していた。 
 
「さて。綺麗になったところで、貴方の排泄の穴を拝見させて頂きましょうか」 
尋問官は余裕の笑みを浮かべながらアイナの後ろに回った。 
「ふん、排泄の場所に興味を示すだなんて、まるでハエね」 
アイナは精一杯の非難をするが、それで男達を止められる筈もない。 
尋問官はアイナの尻肉を掴み、無遠慮に左右へ割り開いた。 
淡い桜色をした肛門が楕円形に広げられる。 
「ほう、綺麗なものだ。これほど淡いアヌスはそうそうないぞ」 
「あれだけひり出したってのに、まだキュッと窄んでて初々しいねぇ」 
将校達が自らの排泄孔を品評する中、アイナは恥辱を顔一面に表していた。 
 
「本当に綺麗なものですな。悪戯心をくすぐられるというものだ」 
尋問官は嬉しそうに笑い、羽でできた責め具を尻穴に近づける。 
それで軽くアイナの蕾を撫でると、たちまち白い尻肉が竦みあがった。 
「ひっ!」 
「おお、くすぐり責めかね。なかなか効いておるようだが」 
「毛先が格別に細かい特注の羽箒です。これで撫でられると、微細な毛穴の隅までくすぐられて堪らんようですよ」 
男の言うとおり、羽箒がアイナの蕾を撫で回すたび、そこは喘ぐような反応を示した。 
「い、いや!!やめなさいっ!!」 
アイナも嫌っているようだ。だが獲物が嫌う行動こそ繰り返すのが尋問官。 
「そうか、つらいか」 
そうほくそ笑み、ますますもって様々な角度から尻穴をなぞり上げる。 
「ひぃ……くっ!!」 
「はは、すげぇな、尻の穴がヒクヒクしっぱなしだぜ。イソギンチャクみてえだ」 
「肛門は敏感な組織と言いますからね。羽箒も見ているだけでむず痒くなる細かさだ、 
 あれはどうにも堪らんでしょう」 
男達は可笑しそうに肛門へのくすぐり責めを鑑賞する。 
 
くすぐり責めは数人の尋問官の手で何十分と続けられ、やがては刺激が過ぎたのか、 
アイナに放屁までさせて周囲の嘲笑を誘った。 
 
 
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「さて少尉殿。せっかくこのような場だ、貴方に新しい快感をお教えしよう」 
執拗なくすぐり責めの後、尋問官がゴム手袋を嵌めながら告げる。 
アイナの視線が鋭さを取り戻した。 
男は瓶から緑色をした粘液を掬い取り、アイナの尻穴に塗りこめる。 
「ひっ!な、何を塗ったの!?」 
「何、ただの潤滑剤だ。ただ少しばかり刺激的だがね」 
男の言葉通り、粘液を塗られた菊輪の部分がチクチクとした痒みに襲われはじめた。 
その痒みに遅れて妙な熱さも感じられる。 
 
「力を抜け」 
尋問官は中指をアイナの尻穴に宛がい、強引に沈み込ませる。 
「う、ぐっ!!」 
アイナが目を見開いた。 
「ふむ、さすがによく鍛えてあるな。見目だけでなく、締まり具合も上等だぞ。 
 尻の穴が人気の娼婦を嬲った事があるが、それにも劣らん」 
尋問官は口端を吊り上げ、中指を臍側に擦りつけるように動かした。 
「くううっ……!」 
アイナは目を細めて恥辱に耐えている。 
だがその表情には、快感に戸惑う色も全く無いではなかった。 
「よく締まるが、柔軟性もあるな。これなら下準備も滞りなく進む」 
尋問官は一旦中指を抜き、アイナが大きく息を吐いた瞬間、今度は人差し指を加えた2本指を捻じ込んだ。 
「うぐあうっ!?」 
2本ともなれば質量は桁違いだ。アイナは尻肉を引き締めながら動揺を示す。 
 
 
「あっ、ああっ、くああっ…… んん、ん ああ……!!!!」 
 
しばらく、アイナの声が尋問室に漏れ続けた。 
彼女は尻穴を延々と2本……いや、今や3本になった指で弄繰り回されていた。 
男の尻穴嬲りは実に手馴れたもので、さらに緑色の粘液も惜しげもなく使う。 
その相乗効果で、アイナは肛門で何かされるたびに腰を跳ね上げ、ああ、と吐息を漏らす事を余儀なくされていた。 
「……そろそろいいか」 
尋問官は呟き、アイナの尻穴から3本の指を抜き出す。 
ずるりと糸を引いて抜け出た指の先には、かすかに黄色い汚れが見受けられる。 
「おやおや、これは。どうやら汚れを出しきっていなかったらしいな、少尉殿?」 
手袋の先をアイナに見せつけながら、尋問官は可笑しそうに笑った。 
「………………!!」 
アイナの頬がたちまち朱に染まる。 
「では仕方がない。すっきりとすべて出し切れるように、こちらの器具が助力しよう」 
尋問官はそう告げながら、壁の端末を起動させた。 
 
 
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「おおおお……!!」 
姿を現したその責め具に、将校達も新米尋問官も、皆一様に目を見張った。 
前屈みで尻を掲げたアイナに覆い被さる形で支柱を組まれたファッキングマシン。 
まるで獲物を捉える直前の蜘蛛のようだ。 
当のアイナもその威容に言葉を失う。 
指での弄くりでかすかに口を開いた肛門に、バイブレーターが宛がわれた。 
凶悪だ。成人男性の持ち物よりも逞しく、さらには表面の至る所に大きなコブが盛り上がっている。 
「これはキツイぞ。どうだ、情報を吐くか」 
尋問官が問う。しかし実際には、早く責め具のスイッチを入れたくて堪らないといった様子だ。 
「……知らない」 
案の定、アイナは目線を逸らせながら吐き捨てる。 
「なるほど、では仕方がないな」 
尋問官は待ちかねたように機械のスイッチを入れる。 
 
大きな駆動音が聞こえ、バイブレーターが回転を始めた。ドリルのような音だ。 
「ほう、横にも回るのかね。ホホ、あれは可愛そうじゃ」 
見守る人間が目をぎらつかせる前で、バイブレーターは回転しながらアイナの菊輪を突き破った。 
「くあああアアっ!!!」 
未知の感覚に、アイナの口から叫びが漏れる。 
回転しながら奥まで入り込み、また回転しながら抜け出ていく。 
「どうだ、堪らんだろう」 
尋問官が嬉しげに問うが、アイナはなおも彼を睨みつけた。 
「わ、私が、このくらいでっ……!!」 
すると尋問官は笑みを深める。 
「そうか、ではもう少し出力を上げるとしよう」 
尋問官が端末のツマミを操作すると、淫具の駆動音がさらに強まった。 
回転が目に見えて激しくなり、前後運動も容赦のない速度になる。 
これにアイナの全身が震え上がった。 
 
「んんンおおおおおっ!!! こ、これダメッ、は、激し……っ!!? 
 いやあああっ、お、お尻が、お尻がめくれちゃううううっっっ!!!!!」 
そのアイナの声は、ここに来て以来のハスキーなものではなく、少女然としていた。 
感情そのままの悲鳴。 
それもそのはず。彼女が主張する通り、凶悪な回転を得たマシンが引きずり出されるたび、 
アイナの尻穴は遠目にも解るほどに盛り上がっていた。まるで火山のごとくにだ。 
見た目にそこまでなのだから、彼女自身が得る感覚たるや、想像を絶するものだろう。 
 
 
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ギシュッ ギシュッ ギシュッ ギシュッ ……。 
無機質で無慈悲な音を立て、蜘蛛のような淫具は前屈みのアイナを責め苛んだ。 
「あああ、んあああああっっ!!!!」 
アイナはその苦痛から逃れようと必死に身を捩るが、手足を固定されていてはどうしようもない。 
ただ変わらぬ姿勢のまま、尻穴を陵辱されるしかなかった。 
ギシュッギシュッギシュッギシュッギシュッ……。 
ただの一刻も甘くならない駆動音が、地下深くの拷問室へ不気味に響き渡る。 
「ああっ!!ああああっ!!!!」 
アイナは流石に冷静さを保つ余裕などなく、つらさに喘ぐままになっていた。 
常に声を上げる唇の端からは涎が垂れ、拘束された足の指先が固く強張る。 
深々と淫具が入り込むたび、太腿から尻肉にかけてがぞくんっと跳ね上がりもする。 
それらの反応すべてが彼女の快感の指標となった。 
 
「凄まじい反応だな。まぁ尻の穴をああも痛烈に穿られては仕方もあるまい」 
将校達は椅子に座り、拷問具を机にワインを飲み交わしながらアイナを観察していた。 
「ええ。私などが解説するまでもなく、十分に凄みは伝わると思います。 
 特にあの責め具には無数のイボがついていますから、 
 それが回転しながら括約筋や腸奥をゴリゴリと刺激するのはたまりませんよ。 
 たっぷりとクスリを塗りこめてもいますし、その痒み部分を穿られるとなれば尚更です」 
尋問官は誇らしげにアイナの背を撫で下ろしながら告げ、手についた汗の雫を切る。 
新米の尋問官達もまた、アイナのむちりとした腿や豊かな乳房に触れ、男の欲を満たしていた。 
だがアイナはその屈辱に怒りを向ける余裕さえなく、ただ尻穴を穿たれる感覚に身悶え続ける。 
 
どれほどの時間が経っただろうか。 
尋問官がようやくに機械のスイッチを切った頃、アイナの脚の下には液だまりができていた。 
しとどな汗と、責め具を伝うさらさらとした腸液、そして愛液だ。 
アイナは明らかに感じていた。それは湯上りのような状態の彼女を見ても明らかだ。 
「どうした少尉殿、随分と感じているようだな。クソの穴だけを穿られているというのに」 
尋問官がアイナに囁きかけた。 
「…か……感じて……なんか……」 
アイナは歯切れ悪く答えるが、男の指でぬちゃりと秘部を触られると、それ以上の句が継げない。 
「その格好で意地を張っても惨めなだけだぞ。どうだ、吐かんか」 
尋問官が声を低めてアイナに詰め寄る。アイナの表情が悲痛に歪む。 
その要求を拒絶するたび、より一層酷い目に遭わされてきたのだから当然だ。 
「……私は知らない。仮に知っていたとしても、貴方達になんて死んでも教えないわ!」 
アイナはそれでも毅然とした態度で拒絶を示した。男達に笑みが浮かぶ。 
「そうか。まだまだ嬲られ足りないらしいな」 
尋問官はそう告げ、機械のスイッチを入れた。さらに今度は、横のレバーをも操作する。 
アイナの上空で静止していた淫具が再び不気味に唸り始めた。 
 
 
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責め具が肛門を通りぬけ、直腸奥の壁を突く。これは先ほどまでと同じだった。 
「んくっ……」 
アイナは小さく呻きながらも、慣れた刺激にとりあえずは安堵する。 
しかし次の瞬間、その刺激は形を変えた。 
腸の奥で蛇のようにうねった後、全く道の部分へ先端を潜り込ませたのだ。 
「んあああああっ!!!!」 
アイナが叫びを上げた。何事かと目を見張る将校達に、尋問官が解説を加える。 
「S字結腸に潜り込んだのです。直腸の奥から、さらに横へ通じる第二の穴ですね。 
 外側から異物が入り込む事など全く想定されていない場所ですから、 
 ここを犯される感覚は尋常ではありませんよ」 
尋問官の説明に、アイナの狂乱ぶりが説得力を加える。 
 
「くっああああっ!!は、入ってる、横の窪みに、はまっちゃってる……!!! 
 あああ、やだやだ、そこゴリってしちゃだめ!!だめえっ、お腹の形変わっちゃううっ!!!」 
先ほどまで気の強い瞳で周りを威嚇していた威厳は消え、アイナはただ悶え狂った。 
肛門から真っ直ぐ突き刺さり、中で反りを作って結腸を穿ち、中身をほじくり出すように抜けて、 
また肛門を刺激しながら引き出される。その繰り返しだ。 
その刺激は新鮮なものだろうが、アイナの苦しみはどうもそれだけではないらしかった。 
 
「だめえっ、止めて!!!だめだめ、これダメえっ!!!! 
 こ、こんなの、こんな深くまで抉られたらっ……な、中身でちゃう!!! 
 おなかの中身、全部掻き出されちゃううううっ!!!!!」 
アイナがそう叫んだ、次の瞬間だった。 
機械が抜き差しされる肛門部分から、茶色い飛沫が噴き上がったのだ。 
「また豪快な事だ。結腸に溜まっていた浣腸の出し渋りが、抽迭で掻き出されたか」 
尋問官が嘲るように笑う。 
「いやああっ!!出る、出ちゃううっ!!!勝手に全部掻き出されてるううっ!!」 
アイナは目をきつく閉じながら強制排泄に震えた。 
その肛門からは、一度噴き出してから堰を切ったように茶色い奔流が溢れ出していた。 
ぶりっ、ぶりゅうっ、ぶばっ、ぶりゅううっ。 
耳を塞ぎたくなるような下劣な音と共に、機械の抽迭で汚物が掻き出されていく。 
その黄茶色の雫は、あるいは高く掲げられた尻肉から背に伝い落ち、あるいは濡れそぼった陰唇を横切って床に垂れ落ちる。 
その惨めさたるや、先の排便の比ではなかった。 
 
「ふふ、何とも惨めな絵だ。前から見ても傑作だが、やはり後ろからが一番だな」 
将校が笑いながらアイナの背後に集まる。 
桜色の肛門を捲り上げる勢いで機械に犯されながら、茶色い汚物を吐き散らす姿は、 
『銀の女神』と呼び湛えられた女の姿とは到底結びつかない。 
だがそれゆえに、男達は喜び湧いた。 
「あ……ああう、ああ゛ッ、ふううう゛ああああっ……!!」 
脳を焼き焦がすような羞恥と、終わりなく続く肛虐。 
その中でアイナは引き結んでいた唇をだらしなく開き、涎を垂らし、 
やがて焦点を結ばない虚ろな瞳で意識を手放した。 
 
 
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続く3日目、4日目、5日目にも、アイナには様々な陵辱が加えられた。 
 
3日目は乳房を徹底的に嬲られた。 
台に拘束され、注射器のようなもので乳腺に直接注射を打たれ、数人の手で延々と乳房をこね回される。 
薬の作用で、アイナの乳房は2周りほど大きさを増した。 
その状態で乳房を揉まれ、乳首をこね回され続けると、やがて先端から白い雫が滲み出る。 
妊娠もしない状態での母乳。 
アイナは錯乱状態に陥ったが、さらに胸を刺激され続けると、腹部を白く染めるまでに乳が噴き出すようになってしまう。 
そこからは牛につけるような搾乳機で母乳を搾り取られた。 
搾乳を受ける間、アイナはおかしい、嫌だと繰り返すものの、乳を汲み上げられる瞬間の顔は明らかに快感に蕩けたものであったという。 
 
4日目は後ろ手に縛られたまま、部屋中に張り巡らされた鎖の上を跨いで往復させられた。 
滑らかな楕円が繋がる鎖で、陰核や陰唇を刺激されながらの往復。 
その快感と惨めさで、アイナは秘部を濡らし、鎖に透明な雫を纏いつかせた。 
 
5日目は名目上は休息を与える日であったものの、その実は場の男達に犯されていた。 
男の上に腰を下ろして尻穴を犯され、アナルのみで達することを強要された。 
開口具を使ってフェラチオをさせられもしたし、3穴を犯されもした。 
 
しかしそれらの恥辱を受けてなお、アイナが口を割ることは無く、尋問はついに6日目に入る。 
 
 
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【6日目】 
 
「ここまで辛抱強い女とはな。正直、甘く見ていたかもしれん」 
6日目の朝、中年の尋問官はアイナに告げた。 
アイナは目を細める。 
「解ったでしょ、私は本当に何も知らないの。 
 これ以上拘束しても、あなた達の立場を悪くするだけよ」 
そう解放を仄めかすが、しかし、尋問官は首を横に振る。 
「思い違いをするな。お前は我々の拷問の上を行ったわけではない。 
 今までのような“お遊び”では吐かなかった、それだけだ。 
 容赦せずに器具を活用すれば、お前のような小娘の口を割らせる事など容易い」 
尋問官の目は真剣なものだった。 
さすがに日数を掛けすぎたと考えているのかもしれない。 
その雰囲気に、アイナは息を呑みながらも睨み返す。 
「……いくらやっても、無駄なことよ」 
 
数時間後、アイナはやはり屈辱的な格好で拘束されていた。 
大きな椅子に背をつけて座るような姿勢で、持ち上げた両足首が天井から吊るされている。 
秘部が天を向き、肛門が正面に晒される格好、いわゆる『マングリ返し』だ。 
当然手首も拘束されており、身動きは叶わない。 
「相変わらず芸が無いわね。女の性器を晒すことにどこまで拘るの?」 
アイナは侮蔑を込めた口調で吐き捨てる。だが尋問官の表情に変化はない。 
「……今一度訊くぞ。答える気はないか?」 
「くどいわ」 
短いそのやり取りを終え、尋問官は静かに準備に入った。 
筆を取り、緑色の粘液をたっぷりと含ませてアイナの陰核に塗り込める。 
「!」 
以前にもその効果を味わったアイナが表情を強張らせた。 
「この効果は知っているだろう。今回はその原液だ、それをクリトリスに塗り込めている。 
 すぐに勃起が始まるぞ」 
尋問官はそう告げながら、執拗に陰核に筆を這わせた。 
 
 
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それから数分、アイナは秘部を衆目に晒すままになっていた。 
「ほう、本当に勃起してきおったわ!最初は繁みに隠れるほどだったのにのう」 
「薬が効いたのか?いや案外、見られて興奮してんのかもな!」 
見守る男たちから野次が飛ぶ。 
「くっ……!」 
アイナは口惜しげに唇を噛んだ。 
薬の原液を塗り込まれた陰核は、尋問官の言葉通り、直立して包皮を剥きあげるほどになっている。 
それを見て取り、尋問官は次の工程に移った。 
 
尋問官の1人が端末を操作すると、アイナの頭上から3本のアームが伸びてくる。 
1つは先が吸盤状になっており、それがまずアイナの陰核に吸い付いた。 
「あぐっ!?」 
陰核を吸い上げられ、アイナが悲鳴を上げる。 
さらに間髪入れずに他の2本も左右から陰核を挟み込んだ。 
その2本の先にはトウモロコシの髭のような繊毛が見える。 
「い、いや……」 
次に起こる事を予想し、アイナが拒絶の言葉を口にする。 
だがそれを意に介さず、尋問官達は3つのアームを作動させた。 
 
陰核が上に吸い上げられた状態で、その根元を左右から繊毛が撫で回す。 
「あ、ううああああああっ!!!!」 
アイナはたちまち美しい叫びを上げた。 
「あああ、だめぇだめっ、あああ、こ、これ、根元ぉっ……!! 
 嫌だ、いく、いくいく、だめっこんなの、耐えられな、いくうっ、あああああ゛っ!!!!」 
その狂乱ぶりは、彼女の意思を超えたものらしかった。 
陰核を直に擦りまわされる、しかも薬の効果で初めから固くなっていた部分をだ。 
確かに耐えられる道理がなかった。 
「ああ、いくいくうっ、ああああっいやだああっ!!!!!」 
アイナは3ヵ所から滅茶苦茶にされる自らの陰核を凝視し、叫び続けていた。 
 
「すげぇ狂いっぷりだな、何度も立て続けにクリ逝きしてるって訳かい。残酷だねぇ」 
見守る人間からのほほんとした感想が漏れる。 
その中で、アイナは叫び、修羅場の下にある秘裂から止め処なく愛液を吐き溢した。 
 
 
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ようやくアームが止められた頃、アイナの顔は鼻水と涎でグズグズになっていた。 
呼吸もおかしく、目も焦点が合っていない。 
「どうだ、『アルテミスの矢』について何か思い出したか?」 
尋問官が呼びかける。アイナは呆けたような顔で首を振った。 
「……し、しらない……しらないしらない……しらない」 
脳が思考を結ばない状態で無理矢理隠し事をしているような、拙い惚けようだ。 
当然尋問官が納得するはずも無く、手早く次の責めに移る。 
 
「今日は休ませんぞ」 
尋問官がそう言って機械を操作すると、繊毛のついたアームが収納される。 
そして入れ替わりに凹凸のついた細い棒が姿を現した。 
陰核を吸引するアームだけはそのままだ。 
「なに……?」 
アイナは惚けた目で棒を見つめる。そしてその棒が自らの尿道を狙っていると気づいた時、目を見開いた。 
「っひ、い……いいいッ!!!!!」 
アイナの恐ろしげな声が響く。細い棒が尿道を割り開き、侵入を開始したからだ。 
「尻穴を開発して、今度は尿道かね。頭がおかしくなりそうだな」 
将校が他人事として笑う。 
 
「くっ……こ、今度はおしっこの穴をどうにかする気なの……?」 
「そうだ、微細な凹凸が心地よかろう。特にその棒は特別でな、数度の抜き差しの末に、 
 射精するように薬を注ぎ込んでくれるぞ。嬉しいだろう?」 
尋問官は尿道をほじくられるアイナを見下ろして告げる。 
アイナはそれを睨みあげようとしたが、尿道を奥まで貫かれた瞬間、その顔を余裕のないものに変える。 
「くっ……あうっ、くあああうぉあう……!!!」 
アイナは尿道へ凹凸の付いた棒が出入りする様を見つめていた。 
その顔に浮かぶのは絶望という表現が近い。 
一定のリズムで続く、容赦のない尿道責め。 
アイナは唇を噛みしめ、身体を震わせながらそれに耐えるしかなかった。 
 
 
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「あっ、あっ、ああ……!!」 
ある時、アイナの声が妙なものに変わった。 
その直後、抽迭を受ける尿道からちょろりと黄色い液があふれ出す。 
それはやがて奔流となり、アイナの女の部分を穢した。 
「ははっ、ついに失禁かよ。ゲロはいて、クソ漏らして、小便までちびりやがった。 
 大勢の前で、女が見せちゃいけねぇもんを全部晒しちまったわけだ!」 
野次が飛ぶ。 
それを受けながら、アイナはただ熱に浮かされたように尿道責めの感覚に耐えていた。 
 
「しっかし、気のせいか気持ち良さそうに見えちまうな。そこまでの変態なのか?」 
「いえ、気持ちが良いのは事実でしょう。尿道の奥は、陰核の根元と接しています。 
 少し前まで散々刺激されて熱をもった陰核とね。 
 ようやく冷えはじめたそこを凹凸のある棒で擦りまわされているのですから、 
 彼女の中にはもどかしい快感が駆け巡っているはずですよ」 
尋問官の言う通り、アイナの表情にはいつしか曇りが見え始めていた。 
慣れない穴を開発される痛みからではない、むしろ生殺しの状態をどうにかして欲しいとでも言いたげに。 
アイナはその焦らしを延々と続けられた。 
そしてようやくに尿道責めから解放された頃、彼女は股座をすり合わせるような動作を見せる。 
アイナは狂おしいほどに快感を望んでいる。身体がそのようになっているのだ。 
「物足りんのだろう、アイナ」 
尋問官は彼女の内なる望みを叶えた。満ち足りればアイナが壊れると知りながら。 
 
 
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「あああああああっ!!!いやあいやっ!!!もう、もういくっ……!! 
 ああいくいくいくいく、いっちゃうううっ!いくうううっっ!!!」 
 
アイナの叫びが響き渡る。 
彼女は今までの調教を総括するような責めを受けていた。 
結んだ手首で天井から吊るされ、乗馬マシンのような責め具に跨らされている。 
目隠しをされ、性感に集中せざるを得ない状況にされてもいた。 
その秘部には、彼女の『上付き』の膣の形にマッチする淫具が入り込み、延々と子宮口までを貫いていた。 
肛門にも逞しい一本がゴリゴリと出入りし、陰核にも微弱な電流の流れるキャップが取り付けられている。 
それら全てが、散々焦らしを受けたアイナを極楽へと導いた。 
 
「さっきから“イク”ばっかりだな、何であそこまでになっちまったんだ?」 
将校の一人が、最初の淫具責めを思い起こして首を傾げる。尋問官がそれに答えた。 
「連日の蕩かしに次ぐ蕩かしで、すっかりポルチオが目覚めたんですよ」 
「ポルチオ?」 
「子宮の入り口です。女の最大の性感帯で、一度そこが目覚めれば全身が性感帯になるとさえ言われています。 
 実際に見たほうが早いかもしれませんね」 
尋問官はそう言い、端末を弄った。すると壁のモニターに映像が映し出される。 
内臓系のピンク色が前後する映像だ、犯されているアイナの膣内だろう。 
「あのバイブレーターには先に極小のカメラが付いていて、中の様子を観察できるのです。 
 ……ほら見えるでしょう、あの最奥で蠢いているのがこの女の子宮口ですよ」 
「ほう、確かに物欲しそうにヒクついてやがるな。愛液も吐き溢し放題だしよ。 
 えれぇ事になってるもんだ」 
尋問官達は満足げに笑ってアイナに視線を戻した。 
 
「ああああいくっ、いくいくいぐううっ!!!ま、また、ぁあ……!!!! 
 もう、もうっ……イきすぎて、くりゅ、ひ、あううっ……ッいくう!!」 
アイナはなおも叫びながら身体を揺らしている。 
目隠しをされているせいで余計に追い詰められているのだろうか。 
その身体の随所が快感を表している。 
豊乳化を施された乳房からはどぷどぷと母乳が溢れ出し、身体を白く染め上げている。 
口からはだらしなく涎が垂れ、跨った台を挟む脚は何度も跳ね上がって鎖を揺らす。 
愛液は台の座部から滴って床に液だまりを作っている。 
アイナがその身に飽和するほどの快感を得ているのは明らかだった。 
 
 
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「お゛ぉぉぉうおおお!!!んんくぅあああおおおぉぉ!!!!! 
 ふんんんんんおおおおおおおおおっっっ!!!!!!!!!」 
 
やがてアイナの声は、獣が吼えているようなものに変わっていった。 
モニターを見れば、ついにアイナの子宮口がくっぱりと口を開き、 
彼女の自重でもって淫具を子宮の中にまで入り込ませてしまったのが解る。 
それまで入り口を突かれるだけで悶えていた場所に、直接抉り込み、抜き出されているのだ。 
獣じみた声を上げるのも仕方がなかった。 
快感は飽和する。アイナの全身が痙攣を始め、口が忙しなく開閉し始める。 
 
「もう、もうコレほんとにだめええっ、とめて、止めてとめてーー!!!! 
 そこにいるんでしょ、聞いて、私何でも話しますっ!!! 
 あうてみすの矢のことも、仲間の事も、父さんの話もぜんぶっ!!!! 
 だからとめて、もうやめてええっ!!!あたまが、あたまがとける焼ききれちゃうううっ!!! 
 ああああああまたいっちゃううううう゛う゛!!!!!!!」 
 
アイナはそう叫んだ。いや、吼えたという方が近い。 
尋問官は一旦スイッチを切り、アイナに近づいた。 
「本当の事を話せよ。もし間違いの情報だったと解れば、こんな物では済まんぞ」 
その言葉に、アイナは何度も忙しなく頷く。 
そして彼女は呂律の回らない状態で、知りうる限り全ての情報を漏らした。 
彼女が彼女であるにはもうそれしかなかった。 
 
こうして『銀の女神』、アイナ=マリーウェスト少尉の尋問は終わりを告げた。 
そう、尋問は。 
 
 
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【7日目〜】 
 
「い、いやああああっ!!!!ろ、ろうして!?ろうしてまだ犯されるの!? 
 わらひ、全部はなしたろに……ほんとに限界なのに……!」 
 
アイナは後ろ手に拘束された状態で、尋問官や将校の慰み者となっていた。 
結合部からぬちゃぬちゃと生々しい音がしている。 
「うるせぇ!尋問は終わったが、こりゃオマケの輪姦だよ! 
 散々女の身体でそそらせといて、犯らずに終われるかってんだよ!!」 
色黒の将校がアイナを犯しながら怒鳴る。 
 
「いやあっ、頭がおかしくなりそうだったから、わたし全部はなしたのよ! 
 本当に頭が焼ききれそうなの。もう、今なに言おうとしてるかもわかんない…… 
 これいじょう、これ以上キモチいいの頭に送らないで、おねがいよおっ!!!!」 
アイナは必死に赦しを乞うた。しかし男達は取り合わない。 
「うるせぇな。おい、こいつの口塞いじまえ!」 
その命で、アイナの口にビットギャグが取り付けられる。 
「うぉうもううううーーー!!ふぁえへ、うおうむううううあーーー!!!!」 
アイナの悲願は口枷に封じられ、もう誰にも届くことはない。 
 
それから半日以上が経った頃、アイナは床に転がされていた。 
口にはビットギャグを噛まされ、手は後ろで縛られ、鎖つきの首輪も嵌められいる。 
その内股に閉じた足からは、男の精が太い流れとなって溢れだしていた。 
多くの人間に輪姦された事が明白な姿だ。 
美しかった瞳は今や涙にまみれ、上方を向いたまま何者をも映さずにいる。 
 
「ちっ、いい女だったが、ぶっ壊れちゃもう犯し甲斐もねぇな。 
 こいつは下のモンに払い下げるとして、次は誰を尋問に掛けるんだ?」 
「この女の部下も一緒に捕らえてた筈だぞ。結構可愛いのがいた筈だ」 
「よし、じゃあ今度はそいつだ。敬愛するアイナ様の蜜を吸ったバイブで犯されるなら、 
 そいつも本望だろうよ」 
 
男達は口々に語り合いながら、尋問室の扉を閉める。 
仄暗い地下室には、ただ美しい女の形をした肉体だけが取り残された。 
 
 
 
                         END 

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