『未来外伝〜from Calling』  
「よお、彼女!今からお出かけ?何?プールでも行くの?それよりも俺らと遊ばない?」  
「あ、あの……私……ごめんなさい……」  
大学の門の前で人を待つ私に時折数人の男の人達が声をかけて行きます。  
普段の私なら、恥ずかしがって上手く対応出来ないところを友達に助けられたりしていたのですが。  
今は、多少問題のありそうな人達であってもその男の人達について行けたらどんなに楽かと思います。  
いつも助けてくれるはずの友人達…その人達は二週間ほど前からもう友達では無くなっていたのだから。  
何かお互いに嫌な事があって絶交したわけでは無く、疎遠になったのでもなく。  
今の私は彼女達に隷属を強いられていたのです。  
彼女らに話す事が出来なかった恥ずかしい自分の姿を知られてしまって、そして全く言い訳する事が出来なくて。許されなくて。  
ある一件で電車の中で全裸で犯されている動画を彼女達の携帯に送られてしまったのだから。  
…いえ、本当に犯されている動画だったらまだマシだったのかもしれません。  
その動画の中の私は見ず知らずの男に人前で犯されているにも関わらず、快楽に狂ってしまっていたのです。  
『よくも今まで清楚な顔して騙してくれたわね』  
『こんな変態だったなんて』  
『近頃付き合いが悪いと思ったらこんな事やってたんだ…もうあんたとは友達じゃないわね』  
『私達をあんたの変なシュミに付き合わせたいわけ?いいわよ、思いっきり苛めてあげるわよ』  
ある時私は妙によそよそしい彼女らに大学の一角に呼び出されて、その動画をつきつけられたのです。  
彼女らが今まで私に浴びせた事の無いような雑言を浴びせながら。  
その時、私はどんな表情をしていたのでしょう。  
友達にそんな事が発覚してしまった挙句、レイプされている筈の私が、彼女らからは悪者扱いされ淫乱のレッテルを張られ。  
言い訳をしようとすればするほど、それが余りにも困難で。  
一人の男の人に気絶した所をレイプされ、露出調教をされ始めた事が全ての始まりだった…  
そんな到底信じてもらえそうもない言い訳など最初から不可能でした。私はただ、『これは違うの』と言う事しか出来ず…。  
恥ずかしい事に、私は友人達に罵られる度に恥ずかしい場所の湿り気が強くなっていたのです。  
これからは大学と言う空間でも日常が変わってしまう…友達が敵になってしまった…。  
ただ絶交するだけでは、孤立させるだけでは私の罪は許されなかったのです。  
私が彼女たちを大学の友人として数年間騙し続けていたことへの報いを受けなければなりませんでした。  
彼女らの中にあった私に対する嫉妬や悪意がそのまま私に向けられる事になりました。  
おそらく私に対する悪意はその時に始まった事では無かったんだと思います。  
彼女らが交友を持っている男子学生達にその携帯の写真や動画の事をまだ教えられていない…  
彼女たちだけで私をいたぶるにはその方が都合が良いからなのでしょう。  
男子達が絡んでくれば私を弄ぶ主導権を男子達が握ってしまう。私に対して、手心が加えられる。  
事実、露出調教の最中に見知らぬ男性に襲われる事があっても、その男性は私を凌辱しながらも甘い言葉で私の理性を溶かし、  
レベルの高い女として身体を弄び…必ず女として、性の対象として私を責めて来たのです。  
それを避けるためにも、私が変態である決定的な証拠をいくつも作ってから男子達に引き渡した方が都合がいい。  
彼女たちの中ではもう私を許すという選択肢は無く、そして私にそれから逃れる術は無く…  
『じゃあ、早速露出狂にふさわしい恰好になってもらおうかしら』  
『ほら、早くここで素っ裸になりなさいよ』  
『何躊躇ってんの?私達に剥かれたいワケ?』  
その場で彼女らに襲いかかられ、着衣の全てを奪い去られた私。  
許しを乞う私を容赦のない必要以上の力で押さえ込み、着衣は破られるようにひき剥がれ。  
その際に肌には乱暴に爪を立てられ、小突かれ髪を引っ張られ…何度か激しく尻や頬をはたかれ、私の抵抗する気力は容易にそがれました。  
友人達からの暴力とイジメ…ただの関係のない同性からのイジメよりもその精神的ダメージは大きかったのです。  
 
『裸でいるのが好きなんでしょ?服は預かっといてあげるわ』  
『どうしても返して欲しければ、大学の中移動して取りに来るのね』  
『そんな事言ったら平気で出歩いちゃうんじゃないの?そうやって男を誘うんでしょ?』  
『ま、見つかったんなら見つかったでちゃんと私の趣味ですって説明するのよ』  
大学のキャンパス内の植え込みの中で、ひっそりと息をひそめて人が少なくなるのを待たされる私。  
今まで同じような調教を受け続けていた事もあり、また、彼女らが私の衣服を奪う以上の事はして来なかった事もあり、  
何とかその時は上手く大学のキャンパス内を移動して逃げ回って、他人に見つかる事は避ける事が出来ました。  
でも、その私の慣れた動き…それは彼女達にとって私を改めて露出狂と決定づける一因となってしまいました。  
結局彼女たちは私の前に服を返しに現れる事は無く、その日はそのまま全裸で帰宅する羽目になりました。  
全裸で帰宅した私を出迎えたのは妹の冷たい視線でした。  
「また、裸になって遊んで来たの?もう、玄関から入ってこないでくれる?」  
妹と私の間に生まれてしまった溝は日に日に深くなるばかりで、回復する兆しは一向に見えない状態。  
友人達も妹と同じように、私に対する攻撃的な態度が日に日に激しくなっています。  
でも、その原因は彼女達よりも私自身にあるのです…。  
彼女らにそうされる前から露出狂として強引に開発されてきていた私の身体は、身体を抑え込まれ服を脱がされると言う行為に  
快感を覚える体質にまでなってしまっっていたのです。いえ、それ以上に自分の恥ずかしい秘密や行為が発覚して行く度に。  
でも微かな希望…いつかまた日常が戻ってくる…元の私に戻れる…私は露出狂なんかじゃない…  
それに縋るためにも私は必死でそれを押し殺そうとしていたのです。  
その欺瞞に満ちた姿を友人や妹から嘲られながら…。  
「仕方が無いの……これは……こうするしかないの……こうするしか……」  
本当に今私がしようとしている事が正しい選択なのか解りません。  
彼女らの命令に従って、彼女らが飽きるまで待つしか無い…それが最善だ…それは本当に心から思っているのでしょうか。  
彼女達だけでは無い、自分自身まで誤魔化そうとしていないのか…露出狂である事、身体が疼いて仕方が無い事…  
それを誤魔化すために他人の悪意に身を委ねているのではないのか…不安に思っている間にそんな考えも浮かんできます。  
本当だったら写真を大学にばら撒かれる事を覚悟で逃げてしまうべきで…呼び出しの電話にも従わない方がいいのじゃないか…  
屈辱的な命令に従いながらも、彼女たちの前で恥ずかしいと言う感情を見せてしまう私の矛盾。  
「だめ……こんな事だから……私の味方が誰もいなくなってく……」  
私のせいで一緒に露出調教に巻き込まれていた筈の妹の遙。  
彼女は私に近い存在、そして守らなければならない大切な存在…でもそんな妹にまで私は見捨てられていました。  
いえ、見捨てられたというよりも、最近は彼女にまで調教を受け始めていたのです。  
二人とも露出を強要されている事を嫌がっている…そう思っていた妹の前で私は淫らな姿を晒してしまった。  
その事が、お互いに精神的な支えとなっていた姉妹の間に亀裂を入れる事になりました。  
そして、友人達も――――――  
私がはじめて佑哉さんから…全ての元凶から脅迫されていた頃、友人達は私の様子がおかしいと心配してくれてたのに  
私はそれを欺き裏切り続け…そしていきなり彼女達に淫乱な姿を知られて、彼女たちを失望させたのです。  
それ以降、妹や友人達の私を見る目は、獲物を見る目、奴隷を見る目…そう言った物に変貌して行きました。  
おそらく、これからもこうして私の周りから味方となってくれるような人間は徐々に減らされて行く…それに抗う事も出来ないのです。  
今の私には、イジメを誘発する様な気配が漂っているのでしょうか。  
 
別に私と全く関係の無い人達の視線…今の着衣の状態ですら、視線に蔑みの様なもの…獣欲の様な物…それらが混じってるように感じられます。  
「………本当に……私、何をされてしまうの………ぁあ……誰か……」  
声をかけてきた男の人が推測したとおり、私はこれから彼女たちとプールに行く事になっていました。  
バッグの中にはタオルは入っておらず、硬貨が数枚と彼女達から渡された水着のみが入っています。  
そして私が身に着けているブラウスとタイトスカート…その下には下着を着けていませんでした。  
身につけているもの、持っているものが少なく頼りないだけで、心が不安になって来ます。  
「あ…………ぁ……」  
そんな折、私の前に窓が黒ガラスになってるライトバンが一台停車しました。そして、その窓が開き……  
「ハロー、メス豚ちゃん」  
「頭悪い癖に命令はわかってるみたいね」  
「う……は、はい……」  
黒い笑みを浮かべた友人達がそこから顔をのぞかせました。  
この顔がちょっと前まで見せてくれていた優しい笑顔に戻る事はもう無いのだと思うと悲しくなって来ます。  
でも、彼女たちの取っては今は私のその悲しみや羞恥や痛みが最高の楽しみなのです。  
「ねえ、変態の未来ちゃん、私達のプレゼントしてあげた水着、見た?」  
「い、いえ……まだ……見てないです……」  
「じゃあ、今すぐ脱いで。ここで着替えるのよ。」  
「えっ?!ま、待って!ここ、人が通るのにッ…!」  
「平気でしょ?露出狂なんだし、本当は見られたいんでしょ。」  
「うッ…は、はい………」  
例えいくら拒絶しようと、同情を誘ってみようと私は逃げる事が出来ないのです。  
仕方なく、ブラウスのボタンを外し始めると、彼女たちは心底嬉しそうに意地の悪い笑みを浮かべます。  
「そうそう、さっさと脱ぎなさいな」  
「早くしないとその服ビリビリに破いて捨てちゃうわよ」  
「仕方無いわね!じゃあ、私らが衝立になってやるから早くしなさい!」  
「ひっ…!は、はい……ぁあ……だ、誰も……来ないで………」  
衝立になると言って後部座席の二人が車の中から出てきましたが、本当の目的は私を急かすためです。  
ブラウスのボタンを外し、スカートの止め具を外します。下着を着けていなので全裸になる事自体は簡単でしたが。  
でも、結構なタイミングでこの場を人が行き来しています。  
手早く着替えたいと思うのですが、通行人の気配が気になって胸をはだけてそれ以降がなかなか進みません。  
私が、彼女らが普段から通っている大学の門の側では、いつ知ってる人に出会うか解らないのです。  
「あぁ……どうしよう……ねえ、これ以上……大学の人達に見られたら……」  
「見られたいの間違いじゃないの?」  
「つべこべ言わずにブラウスの袖抜きなよ…スカートから足も抜いて…車ここから動かしてもいいの?」  
「す、すいません…脱ぐから……ぁ…ああッ……」  
こんな場所で全裸になってから着替えるなんて…少しでも全裸の時間を短くしないと…  
そう思って、服をはだけて乳房を丸出しにしたままバッグから水着を取り出そうとするとそれを友人に制されます。  
「それと、水着を箱から出すのは全部脱いでからよ」  
「はい……ぁあ……お願い……誰も気付かないで……」  
私がサンダルを残して、全裸になるとその服を袋にしまう前に彼女達に奪い取られてしまいます。  
でも、私はそれを気にしている暇はありませんでした。  
 
全裸になった上で身体中に夏の熱気を股間に感じると不安感が膨れ上がりました。  
「相変わらずスケベな身体してるよね」  
「ほんと、変態のくせに男を釣る努力は欠かさないのね」  
袋から取り出したまだケースに入れられたままの未開封の新しい水着を取り出します。  
どんな水着でも、裸を見られるよりはマシだ…仕方が無い…そう思って急いで水着を取り出したのですが…  
「ぁ……な、何……これ……?」  
「どう、一目見て気に入ったでしょ、メス豚ちゃん?」  
それが一瞬水着とは認識できませんでした。最初はただの布製の紐…ビキニのストラップ部分などと思っていたのですが。  
その水着が紐の様な部分しか無いと知って愕然とし、さらにそのデザインがどのようなものであるか気付いて私は言葉を失いました。  
「う、嘘……私…こんなの着た事無い……」  
「いいでしょ、素敵なデザインでしょ?」  
「でもこの恰好で市民プールなんて……」  
「アンタには普通のビキニもワンピースも合うわけないんだし、それで妥当よ」  
「あぁ…皆……どうして……どうしてここまで……私の事嫌っても無視してもいいから、これ以上……!」  
「うるさいわね…今まで私らをだましてたんだからその報いよ!」  
「で、でも………こんなの見られたら皆も…」  
「あ。人がこっちに来たわよ」  
「えっ?!い、いやァっ!」  
「やっだ…何一人前にカマトトぶって恥ずかしがってるの?」  
「見せたがりのヤリマンなんだから、平気でしょ?」  
「あ…ひっ…ぇ…やだ…きついッ…んっ…ぁ…い、いやァっ…!」  
その紐の様な水着は驚くほど装着すること自体は簡単でした。しかしそのサイズの合わなさは―――。  
「ま、待って…む、無理……これじゃ……入らない…ぁ…いや、いやッ…人が来るッ…!」  
「はいはい…まったく…水着着るよりも裸がいいからって…」  
「そんなッ…!」  
「ま、私らもあんたと関わってるの見られちゃまずいから早く乗りなさいよ」  
「は、はいぃッ……ひっ…あッ…きゃあッ…!?」  
「ほら、こうすれば少しは着られる様になるでしょ…?」  
「あッ…は、はい……ぇ…きゃッ…い、いや…やめて…やめてぇッ…!」  
「もう、抵抗なんてしないの!今更手おくれよ!」  
後部座席の中央に座らされた私を両サイドの元友人達が無理矢理開脚させ腕を押さえ込み、身体を責めてきました。  
水着の股間部分を執拗に引っ張って食い込ませたり、こぼれている乳房をいじくったり…。  
「あッ…ぁあッ……や、やめてッ……ひっ…い、痛いッ……跡が残っちゃうっ……お願いッ…お願いしますっ…」  
「この下品な胸、もっと大きくなるかしら?」  
「い、痛いッ……激しく揉まないでッ……爪たてちゃいやッ……ッ!」  
「ほら、プールにつく前にビラビラ丸出しにしなさいよ」  
「あら、ここの毛、剃り残しは無いのね…残ってたら引っこ抜いてやるつもりだったのに」  
「やだ…もう、クリトリス丸見えになってるじゃない…発情しすぎよ、このメス豚」  
「うぅ…ぁ……ひ、ひどいッ……んぁあ……ぁっ…ああッ!」  
 
「うっわ……もうココ、イヤらしいオツユでドロドロじゃない……」  
「流石に24時間発情しっぱなしで男誘ってるメス豚は違うわね」  
「ほんと、今まで香水かと思ってたら全部変態エキスだったんだもん」  
「これに釣られてる男達ってスケベな連中だけよね」  
「でも、男子には罪は無いでしょ?悪いのは全部コイツなんだから」  
「ねえ、変態の未来ちゃん?今まで大学の男子何人くらい食べたの?」  
「確かあんた年下が好きだったわよね?」  
「そ、そんなぁ……そんな事、してないですっ…ひっ…!」  
「ああ、はいはい、世間体第一主義者のアンタが危ない橋渡るわけないか」  
「まあ、それももう終わりだけどね…私らを騙してた報いはたっぷり受けて貰うから」  
「ひィッ…ふあぁっ……ひ、ひどいッ……それはっ………!」  
「ねえ…皆、車臭くなって来たんだけど……あんまり長くソイツ乗ってると、車にニオイがついちゃう!」  
「あ。ごめ〜ん!そういやマヤ、新車なのよね」  
「ま、いざとなったらソイツに身体使わせてお金払わせればいいけど…まだ私らの玩具にしときたいし…」  
「もうプール近いわよね?あと二百メートルくらい?」  
「そうよ。どうせ元々遠くは無いんだしさ」  
「ふ〜ん……じゃあ……ねえ、ここからあんただけ車から降りて歩いて行きなさいよ。」  
「えっ…?でも…こんな恰好じゃ……往来は……ひっ……!」  
「だって、アンタみたいな変態と一緒に連れ立って歩きたくないのよ」  
「そうそう、上手くばれないように苛めてあげるから、一人でここから歩いて行きなさい」  
「車にもヘンタイのニオイが充満しちゃったら気持悪くて乗ってられないの!」  
「そんな……パーカー位貸して……」  
「何言ってるのよ?裸で電車に乗れるんなら全然問題ない人数でしょ?」  
「それに、ほらっ!」  
「きゃぁんっ…!や、やだッ…やめて、喰い込んじゃうっ……んっ…ひああッ!」  
「あらやだ、イヤらしい声……しかも、まだ濡らしてるわよ、この変態!」  
「でも、変態マゾなんだから水着にイヤらしいシミが出来てた方が興奮するんじゃないの?」  
「あ、そんなに濡れてるんなら今のうちに…」  
「くぅっ…あ、あぐッ……な、何をッ……んっ……」  
「何って、淫乱露出狂の大好きなものよ?」  
友人の一人が抵抗出来ない私のアソコの中に何か…おそらくローターの類をねじ込んできました。  
「うわ、ズブズブ飲み込んでくわ…変態のアソコは貪欲よね」  
「あ、でもここまで変態だとこれじゃ足りないかもね?」  
「言っとくけど、濡らし過ぎて落としたなんて言ったら、その場で探させるから…わかってる?」  
「これがブルブル震えてるのがわかったら、私達のいる所にすぐ来るのよ……」  
「んぅっ……は、はいっ……んふぅっ…!」  
 
「あ、その前に…ちょっと待ちなさいよ…」  
恥ずかしい水着だけを付けて車から降りようとした私ですが、友人に髪を掴まれて止められます。  
「痛いッ……な、何……ぁ…髪型…変えるんですか……」  
「ええ、その方が後ろからもいっぱい見て貰えるでしょ?」  
「変態さんには最適よね?」  
「そうそう、短く切らないだけでも感謝して欲しいわよね」  
「ぅ……はい……ありがとうございます…」  
ポニーテールに結わえられた事で、いつも背中を流している長い髪の毛が背中から離れて頼りない物になります。  
「ああ…そんな…本当にこの恰好で歩くの…?」  
紐水着で乳首を股間をかろうじて隠している自分の身体を見る私。  
乳首は紐水着を押し上げる様に勃起し、股間部分にはベットリとしたシミが出来ている姿…本当にこれで…。  
「どうせ市民プール、すぐ近くだし」  
「ちゃんと露出狂らしい態度取るのよ」  
「そうそう、勿論勝手に男漁りして逆レイプなんてしない様にね!」  
「ああ、そりゃあり得るわ。何と言っても見られてエッチしないと興奮しないんだもん、変態さんは」  
「ねえ、今後ろにも車来てないよ。コイツ降ろすなら今がいいでしょ?」  
「周りで人が見てないし…ほら、今よ…さっさと降りて!」  
「言っとくけどちゃんと見張ってるから…勝手に服、上に羽織ったら駄目だから!」  
「くぅっ……わ、わかりました……い、行きます……ぅ………」  
彼女たちの言い方からすると、最初に持ってきたカバンの中に私の最初に来ていたブラウスとスカートが入っているのでしょう。  
でも、それを着込んでこの場から逃げ出す事は到底不可能です。そんな事をしてもすぐに捕まってさらに酷い事されるだけです。  
恐る恐る車からおります。誰も来ないで…通過しないで…私なんかに気付かないで…不自然に思わないで……必死で空しく願いながら。  
「うッ……!…んっ……はァ……」  
外の熱い空気が剥き出しの肌に触れるのと同時に、いきなり昼間の街中に現れた私に驚愕する視線が一気に突き刺さりました。  
夏場のこの時間帯。市民プールの近く。車も人も多く通ります。  
その人の流れも車の流れもまるで私の姿を見た瞬間に凍りついたかのように錯覚します  
私の首より下の露出した肌を見て、その光景の異様さに白昼夢に囚われているかの如く。  
自意識過剰なのではありません。今までにも何度か衆人監視下で痴態を晒した私には、  
例え周りを確認しようと顔を向けなくても、肌から伝わってくる空気で周囲の視線が自分に向いているか否かは判断できました。  
二十歳にもなって、市民プールへの道を水着のみで歩いているなんて……市民プール以外の施設や建物もいっぱいある街中を。  
いえ、水着が水着なら必ずしも珍しいというものでは無いでしょう。  
そして、その水着の着用者がもっと堂々とした足取りでモデルの様に颯爽と歩いていたというのなら。  
それでもどうしても私の歩き方はそんな人たちの様に堂々としたものにはならず、頼りない歩き方になってしまいます。  
「だ、大丈夫……大丈夫……こぼれてない……見えてない……」  
正面から見ればVの字、後ろから見ればまさしく一本の紐。本来なら市民プールで許される様な水着とは言えません。  
その紐の様な水着…横から見れば全裸にしか見えない水着は気を抜くといつ乳首がこぼれてしまうか分からないほど不安になります。  
いえ…もうすでに乳首の周りの乳輪部分のうっすらとしたピンク色部分は紐の様な布地の下に隠れていません。  
しかも乳首と股間に引っ掛かる事でずれないようになっているその水着は歩く度に乳首と割れ目を刺激して来るのです。  
幸い股間の毛は妹に無理矢理剃られたばかりだったので、毛がはみ出ている様な事はありませんが、もしはみ出る毛があったとしても  
今の私にはそれを一番恥ずかしいと思う事は出来なかったと思います。  
 
私はいつから、これを受け入れられるような体質になってしまったのでしょう。  
少し前は、生足を出してミニスカートをはく事…下着をつけない事が恥ずかしくて歩けなかった筈だったのに。  
『恥ずかしい』と『恥ずかしくない』と言う全く異なる物の線引きが私の中で曖昧になっています。  
それに…今の私は裸身を舐めるように、突き刺すように見る視線が…どちらも愛撫に匹敵するものであると、認め始めていたのです。  
「うわぁ…見て!あの人!」  
「何、あの人?こんな所であんな格好してるよ……」  
「やっぱり、プール行くんだよね、彼女……」  
「マジかよ……おい、俺らももう一回遊んでこうぜ!」  
「彼女、超美人だけど……一人で来たのかな……」  
「あんな美人にあんな水着着せられるなんてどんな羨ましいヤツだよ…」  
幸い、強い日差しに照りつけられているおかげで、私の白い肌が眩しいのか、紐の様な水着の股間が恥ずかしく濡れてるのにまだ気づかれません。  
でも私の白い肌の眩しさが一瞬周囲の人達からの何事かと驚きを集める要因にもなっていて…  
近視の人が遠くから私を見れば、まず間違いなく私が全裸で街中を歩いていると思うのは間違いなさそうです。  
性欲を持て余してる若い男性や中年男性の視線だけでなく、女の身体に興味のなさそうな小さな子やご老人まで…  
私が出現した事で、必ず何らかの反応を示して、興味無さげに素通りする人はいません。  
伏し目になっていても、首を動かす事がほとんど出来なくても…後ろからの視線…遠くからの視線…殆どの視線が察知出来ていました。  
「すっげぇ……あんないい女めったにいないだろ」  
「あのお姉ちゃんほとんど裸みたい……」  
「おっぱいでけぇ…色白いなぁ…」  
顔が綺麗だとか、胸が大きいとか肌が綺麗だとか…そんな言葉も一緒に聞こえてくる事は逆に今の私には苦痛でした。  
皆がただ露出狂として見ているのでは無く、その露出狂である私の素性にまで興味を持って探ろうとしてくる。  
どこの子だろう……俺らと年齢同じ位か……ひょっとしてケータイの番号くらい聞き出せるんじゃねえの?  
当然一部の男性達は私が容易に身体を開くような女では無いか…そんな興味を持っているのです。  
今の私にはそれを否定する度胸も拒絶する勇気もありませんでした。  
もし、男性の一人が思い切って勇気を出して私の身体をまさぐりそのまま押し倒しでもしてきたら、私はそのままそれを  
受け入れてしまう…ロクな抵抗も出来ないまま…そんな事をいけないと思いつつも何度も頭の中で妄想していました。  
一歩一歩進んで浴びる視線が増えるほど、妄想が目まぐるしく浮かんでくるほど、身体の感度が上がって行くのがわかります。  
「ぅうッ……ぁ……ああッ…ふぁ……ッ……ダメ……急がなくちゃ……」  
そんな敏感になって行く身体に対し、水着は股間には激しく食い込んできて、さらに柔らかい乳房の肉を変形させてきます。  
「んっ…いや……ビラビラが……はみ出ちゃう……」  
歩くだけで、きつい水着が股間を擦り、エッチなお汁が膣奥から湧き出てきます。  
その内にようやくたどり着いた市民プールの駐車場――――。  
親子連れや、若い人たち…車から出て来る人達の中にも水着に身を包んでいる人達はいましたが、それでも私は目立ちます。  
「ねえ〜パパ〜早く行こうよ…ひゃッ…あのお姉ちゃん…すっぽんぽん…」  
「わッ?!裸だ……」  
「いや、良く見ると紐みたいな水着着てるよ……」  
「だ、大胆だな……あんな可愛い子が…やべ…出そう…」  
「うぅ……あと少し……あと少し……プールに行けば……」  
「彼氏とかいるのかな……後で声掛けてみねえ?」  
「顔真っ赤だよ、あの女…ひょっとして彼氏に無理矢理やらされてるのかな…」  
何とか市民プールの出入り口の受付までたどり着きます。  
プールに入れば…皆が水着になってるプールなら…早く…ここを通過しなくちゃ…自分の格好を不自然に見えにくくするために。  
「あ、あの……大人、一人……」  
「うわ……すごい水着ですね……いや、そうじゃなくて……はい、どうぞ……」  
受付にお金を払う時も、担当の人が私の姿にギョッと驚いているのを見て恥ずかしくなります。さらに…  
 
「ぶわッ…ご、ごめんなさいッ…ひゃッ…何っ…!?」  
「あッ…きゃぁんっ……!」  
「ひゃあぁ……すごい……裸だ……」  
丁度更衣室から出て来て帰ろうとしている小学生くらいの子にぶつかられた時につい声を漏らしてしまいます。  
「なあ、今の声きいたかよ…すっげえ可愛い声……」  
「絶対ありゃ興奮してるぜ……」  
「うぅ……ぁ…嘘……いつの間に……」  
私が受付に来た時はそれほどたくさん人が並んでる様子でもなかったのに、私の後ろに多くの、特に年齢も様々な男性が並んでいました。  
皆が皆、ぎらついた目で私を見つめています。友達で連れ立ってきた小学生の男の子や、家族連れの中年男性…。  
もちろん、女性はそんな男性を見る事で私に対する侮蔑の色合いを余計に強くしている様子です。  
「恥ずかしそうのしてるんなら始めっからあんな水着着て来なけりゃいいのに…」  
「カマトトぶってるだけでしょ、マジで感じ悪い女よね…」  
「何もたついてるんだか…早く行きなさいよ…」  
何とか日に照らされてない、屋内の着替え場に入る事が出来ました。  
もうすでに水着になっていたのでロッカーの前で着替える必要はありません。  
ただ、元着ていた服の入ったバッグをロッカーに入れてキーを抜いてそれを手首に付けるだけです。  
「ねえ〜ママ!あのお姉ちゃんの水着、すごい!」  
「えっ?きゃッ…!ちょっとあんた、何そんな水着着てるのよ?」  
「あ……すいません………すいませんッ……」  
「子供もいるんだから考えなさいよ!」  
「ごめんなさい……ぁっ…」  
「ちょっと、ハナシまだ終わってないわよ!」  
周りにフォローしてくれる連れがいる訳でもない私に浴びせられる視線は冷たい物でした。  
その子連れの女性の執拗な詰りにうなだれる私に、ロッカールーム内の女性達は容赦無く蔑みの視線を浴びせ、  
ひそひそと聞こえる様に悪口を話しあっています。  
私がこんな水着を着て痴女の様に見える癖に、それでいて普通の女の子の様に恥じらっている事が気に食わないのでしょう。  
「やだ…みっともない……あんな恰好しといて何恥ずかしそうにしてんだか……」  
「ヘンタイ彼氏の命令でやってるんでしょ……」  
「ちょっと綺麗だと思って調子乗りすぎよね…」  
しばらく親子連れのその女性に詰られ続けた後、やっと解放された私はやっと水着が多少は不自然には見えなくなる場所…プールに出たのですが。  
「お…来た来た……」  
「おい、写真撮れよ…」  
もうすでに私の事が噂になっているのか、出口の傍で多くの客が私が入って来るのを待ち構えていました。  
そして、そのどよめきに反応して、始めて私に気付いて、驚いて目を見張る人達も。  
「うひょ……すげえ水着……」  
「めっちゃ美人じゃね……?」  
「やだ……何よあの女……市民プールであんな水着着ないでよ、気持ち悪い……」  
「何変態のくせに清純ぶって顔真っ赤にしてんのよ…あれで男にウケると思ってんの?」  
「子供もたくさんいるのに何て格好してんのよ?監視員、さっさとアレ追い出してくれないかしら」  
プールに行けば、多少は恥ずかしさが緩和される…そう思っていたのは全くの期待はずれでした。  
私の付けている水着は一般的な市民プールで着用が許されるようなデザインとは言い難い物でしたから。  
監視員に注意されてプールから締め出しを喰らってしまったならまだその方がマシかもしれません。  
だって、今でも恥ずかしいのに、友人達から次の恥辱の命令が来る事は明らかなのです。  
それは今味わっている羞恥よりも遥かに上の羞恥である事は間違いないのです。  
真夏日の市民プール。当然凄い密度です。プール内もプールサイドも。  
「ぁあ…見られてる……注目されてる……」  
ただ呆然と立ち尽くしていても、歩いていても今の私は注目を浴び続けていました。  
紐のような水着で抑え込まれて言えるとは言っても、そこからはみ出る胸の肉は歩く度にプルプルと揺れます。  
歩く度にきつい股間部分が食い込んできて、大事な部分が丸見えになるんじゃないかと不安になります。  
 
「はァ…あの胸のひしゃげ具合、エロすぎるよ……」  
「何しに来たんだろうなあ、あの女…あの水着じゃ泳げないだろ」  
好色の目で見る事が殆どの男性達。でもそれだけじゃなくて、彼らにも私を警戒しようとする気持ちはあるみたいで。  
それでも、何とか私に対して接点を持ちたいと思っているのか、私がトボトボと歩いて行く先を気にしています。  
「うわぁ………」  
「あんな水着つける奴本当にいるんだ……」  
「ちょっと、何鼻の下伸ばしてるのよ?」  
「いやでも……殆ど水着の役目果たしてねえよ」  
頭から足の先までじっくりと舐めうように観察され…張り巡らされた視線の網の中を自らかき分けて進んでいる様な気分です。  
胸や股間やお尻、剥き出しになっている肌だけに注目は留まりません。  
裸同然の格好になった事で、珍しくも無い二の腕や足にまで、視線が注がれています。  
私が今から何をしようとするか…私の表情や一挙一動にまで興味を持たれています。  
友人達に痴女然として振舞えと命令されていましたが理性が残っているその時の状況では無理です。  
顔が赤くなり過ぎている事を気にして頬に手を添える仕草…硬くなっている乳首がこぼれていないか胸をしきりに気にする仕草…  
そしてこの水着ではおそらくまともに泳ぐ事が出来ない故に、プール内にも飛び込めず戸惑っている私の内面。  
伏し目がちになって周りの人たちの事がロクにこちらからは観察できていないと言う事も。  
命令者である友人達は何処にいるのでしょう…もうこのプール内にいるのは間違いないと思いますが…。その時―――  
「んっ……ぁ、あうッ!」  
思わず膝から崩れ落ちそうになるほどの秘部からの痺れ。それは呼び出しの合図でした。  
リモコンの持ち主である友人達に近づけば近づくほど膣奥からの振動は激しい物になって行きます。  
「んっ……ぇ……こ、こっち……?ッ……やだ……違うの……どこ……んっ……!」  
周囲には知られたくない膣内に忍ばせたローターの存在。  
それなのに私はそれを今は意識しなくてはならないのです。  
私を囲むように観察する人達が多いせいで、恥ずかしくて周囲を思う様に見渡す事が出来ません。  
ローターの振動具合を頼りに右往左往を繰り返す私のおかしな姿を容赦なく周囲は観察するのです。  
「何やってるんだ、あの娘……」  
「明らかに挙動不審って奴だよね……気持ち悪い……」  
「ひょっとして、思いきって冒険した水着付けたけど今になって恥ずかしくなったんじゃね?」  
「やだ、何考えてるのよ……あの変態…太股べっとりよ…」  
「あんな恰好して興奮して濡らしまくりか……すげえ露出狂だな……」  
市民プールの敷地内にいるのに、まだプール内に入る事は友人達に許されてはいない私の身体には水滴が付いていません。  
だから、身体のどこも濡れてはいないはずなのに、内腿から足首を液体が垂れていて…  
その液体の正体が何かわかっている人達は、私が身体を見られて感じているという事を察知します。  
股間のローターは…私を感じさせると言うよりも、愛液を強引に外側にこぼれさせるため…そう考えた方が適切かもしれません。  
そして、視線に対する快感を抵抗なく受け入れさせるためでもあり…。  
「あぅうぅっ…!?…んんんっ……んん〜ッ………!ふぅっ……!」  
膣奥にあったローターが膣内を濡らす愛液で滑り落ちそうになるのを、膣圧で必死に食い止めます。  
でもそれをやろうとすればするほど、ローターの感触を、そして不審な行動を取る自分自身が皆に見られてる事を思い知る羽目になり…  
立ち止まり、膣内の襞を淫らに蠢かせて奥の方へローターを誘導する…それに集中しようとする私の表情。  
「なあ、俺思うんだけど……アイツ、なんか挿れてねえ?」  
「ああ、明らかにアソコの感触意識して歩いてるよな……」  
「ぅうッ……くッ………!」  
 
私がイヤらしい玩具を入れている事を察する人達の様子を見る事なんて出来るわけがありません。  
今の私は、ただでさえ言い訳が出来ないほど恥ずかしい水着を着て、不審な姿で市民プール内を歩いているのですから。   
私がやっと辿り着いたのを見て友人達は冷たい馬鹿にした笑みを見せると、その場からそっと立ち去りました。  
「ぇ……め、命令は……あ…え…紙……?」  
友人達が座っていた場所に置かれていた小さな紙と、小さなボトル。  
「……う、嘘………」  
その紙に書かれていた命令の無い様に私は愕然としました。……今からこの身体を男の人に触られ無いといけないなんて……。  
「お?何だ……あの変態、日焼け止めでも塗るつもりなのか?」  
「うは……触ってみてえ……声、かけねえ?」  
そう、今からオイルを男の人に塗って貰わないといけない…でも、その相手を選ぶ事も命令されていました。  
「やだ、あの変態あそこの3人見てるわよ?」  
「やっだ〜…変態の上にショタっ気まであるの?」  
友人達が、私に聞こえるように…つまりそこの……まだ中学生とも高校生ともつかないような3人組を選べと命令しています。  
(お願い……断って………)  
「え…俺らの方に来るぞ…」  
「マジ…うひょ…なんだろ、なんだろ?」  
「この中で俺達をご指名かよ……」  
私が接近して来る事に驚きを隠せないながらも、その子達の視線は私から全くそれる様子がありません。  
「ねえ、ぼく達……お姉さんに、オイル塗って貰える?」  
声が震えてしまっていないだろうか…。  
只の見せているだけの露出狂女…それに男性にこびて誘惑する尻軽女…皆の中にその評価が加わっているのでしょう。  
「何だよ、あの姉ちゃん、年下好みかよ?」  
「くそ……早めに声掛けときゃよかったな…」  
「ちょっと、あの子達大丈夫なの?」  
私に日焼け止めを塗る権利を失ってしまった他の男性の落胆の声や、私が頼んだ相手の子達を心配する声が聞こえます。  
彼らも、周囲の視線が自分達にまで及ぶのを気にしている様子でした。  
「あ…嫌ならいいのよ……お姉さん、こんな格好だから、僕たちも恥ずかしいでしょ?」  
断ってくれた方が本当は私にとって気が楽です。  
こんな恰好をして、明らかに年下の男子達を誘惑してそれをはねのけられたのなら、そのみっともない私の姿を笑われるだけですむから。  
でも、その子達のぎらつく視線が私のほぼ全裸の水着姿を舐めまわす感触から私はその可能性が無いのをわかっていました。  
「い、いやッ、そんな事無いよ、全然!」  
「そりゃ、喜んでやらせてもらうけど…お姉さん、彼氏はいいの?」  
「えっ…?やだ、もう……彼氏なんていないわよ……」  
「え〜、うっそ!俺らの事からかって無い、お姉さん?」  
「ふふ…そ、そんな事無い、わ……」  
やっと股間のローターも大人しく振動を止めてくれました。友人達は人垣の中から私の様子を観察しているのでしょう。  
「え…えっと…じゃ、どこで……」  
「あ、私、シート持って無いし…私このまま立ってるから、好きなように塗ってくれる?」  
「ま、マジ?お、おい……どうするよ……」  
「いや、当然やるだろ?」  
おっかなびっくりに私の身体に手を伸ばそうとする姿。一見派手そうに見えてもまだ純粋な子供たちなんだ…。  
その姿にわずかに微笑ましさを感じるとともに、申し訳なさも持ち上がって来ます。  
「じゃあ…あのさ…どこまで塗ってもいいかな?」  
「うふふ…遠慮しないで…全身好きなように塗って……」  
「くそ……あいつら羨ましいな……」  
「そうか?確かにすげえ美人だけど…ちょっと頭おかしくないか、あの女…」  
 
うつぶせ状態になってオイルを塗って貰うのならまだしも、男性三人に取り囲まれて、立ちつくしたままオイルを塗って貰う。  
誰が見ても、不自然な…そしてこの一般的な市民プールで許されるような光景とは言えないでしょう。  
「んっ…!あ、ああッ…!」  
ついに意を決して私の身体に掌を当てて来る男の子達。その緊張感が私の身体にまで伝わってきます。  
「わ…ご、ごめんなさい……」  
「あ、いいの…お姉さん敏感だから…皆も、彼女ができた時のための練習って思って…ね……」  
「は、はい……ぁ……こ、これが……」  
「じゃあ、俺こっちからやるよ……」  
最初は変態の格好をした私に人前で関わる事に恥ずかしさを感じていた様子の三人も、次第に私の身体に熱中し始めます。  
背中、お腹まわり、脚や腕…遠慮がちに触れ始めた掌に、次第に熱がこもって来ます。  
「すげえ…あの女の肌、上モノだな…」  
「しかもめっちゃ感じやすいんだろ?くそ、触って見てぇ…」  
掌が私の全裸同然の身体を這いまわっている光景に、観察している男性達の妄想は果てしなく膨らんでいるようです。  
それがさらに私の中にある感情…被虐の感情と罪悪感を揺さぶります。  
「なあ、この日焼け止め、ちょっとおかしくないか?」  
それは私も感じていました。オイルと言う割にはヌルヌルとした感触が無く、肌にそのまま浸透して来ている感触。  
友人達が用意した日焼け止めのオイルの瓶。きっと中身が別の何かにすり替えられてるのでしょう。  
でも、出された命令を受け入れないと言う事は出来ませんでした。  
「あぁっ…ひっ…あふッ…ぅ……そ、そんな事無いよッ……どうぞ、水着の下の部分も遠慮なくッ…ぁあッ…きゃぅふッ…!」  
「うんうん、こんなにエロい恰好してちゃ、大事なお肌が大変だよね?」  
「ああ、この感触最高だよな…俺、こんな肌始めて触るよ……」  
「スタイルもいいし顔も超綺麗だし、こんなにエッチな恰好もしちゃうなんて最高だよ…」  
「じゃ、じゃあ……俺…このオッパイ、塗らせてもらうよ?いいよね?」  
「あ、ずりい……じゃ、お姉さん…腕上げて…腋の下、ぬってあげるよ…」  
「じゃ、俺は…お尻いかせてもらうかな…」  
「んはぁっ…んっ…ぁあ…やんっ……ぁ…そ、そこはっ……ひゃぁんっ……!」  
その男子達も3人一緒にいる事である程度強気になって大胆な事が出来るようになっているのでしょう。  
一人は私に背後から抱きつきながら胸をムニュムニュと揉みしだき、正面の一人は腋の下や脇腹を撫で回し、もう一人はお尻の肉を  
掴んで股の下の太股部分にまで手を回してきます。その動き方はまるで愛撫そのもので、オイル塗りよりも心地よく…。  
「そう言えば、お姉さん大学生あたり?それともOLさん?」  
「ん…だ、大学生よ……皆は?」  
「ああ、俺ら高校一年生だよ。今年入学したばっか」  
「お姉さん、本当に肌綺麗だけど…実際すげえハリだよ」  
「俺らの高校にいたら絶対一番モテる女なのは間違いないよな」  
「うん、俺らの高校の一番美人って言う先輩よりも絶対上だよ!」  
彼等が中学生では無く高校生であった事に少なからずホッとしました。  
「んっ…やだ、もう……そんなにからかわないで……」  
「はァ……なんか幸せ……」  
「何だよ、お前このお姉さんにマジぼれしてるのかよ?」  
「い、いや……だってさ…」  
「お前ひょっとして、さっきから低い位置狙って座ってばかりだけど、海パンの下立ちまくりだろ?」  
「う、ウルせーよ!仕方ねえだろ…お前らだって人の事言えるのかよ…」  
「はは、そりゃそうだな…」  
「まぁ俺らはお姉さんのカラダ触ってるから不可抗力だけど…見てる連中にも絶対たってる奴いるよな」  
「でもさ、俺らもだけど……な…?」  
「……お姉さんも……乳首立ってるよね?」  
「そ、そんな……いや…言わないで…聞こえちゃう……」  
「ははは、お姉さんカーワイイ!」  
「あ、あんっ……!はぁあ……」  
 
次第に、男の子達は限界まで肌に顔を近づけ、息を吹きかけ…それを皆に眺められ…私をさらに追い詰めてきます。  
ただ、この行為も友人達…女の嫉妬感から来る無慈悲な命令によるものであった事もあり…  
そんな中で男の子から優しく愛撫をされ、容姿を褒められる事に対して少なからず喜びを感じていました。  
もし、私とこの男の子達3人しかいない場所だったら、わたしはもっと大胆に振舞い、欲望に身を委ねてしまっていたかもしれません。  
近くにいる殆どの人達が私が中心になっている卑猥な光景に思わず足を止め、信じられないと言う顔をしています。  
中には、この光景の噂を耳ざとく聞きつけたのか、遠くから私達の周りに駆け寄ってくる人までがいます。  
男の子達の優しくも好奇心丸出しのオイル塗りの名目の愛撫と、周囲が私を眺める視線。  
私がもう少し普通の水着を着ていたのなら、私だけに視線が集まる事は無いでしょう。  
そして、この様な水着を着ていてももう少し悠然と構えていられる精神を持っていたと言うのなら。  
でも、私は未だに羞恥心を捨て切る事が出来ず…それが逆に皆の視線を思っている以上に集めてしまうのですから。  
男の子達の手の動きに合わせて、いけないと思ってるのに、どうしても声を漏らし身体をくねらせてしまうと、  
さらに皆が面白がって私の全身を見つめ、それに私の身体が反応すると男の子達がさらに私の身体をまさぐります。  
悪循環とでも言うのでしょうか…その中心にいる私にそこから逃れる術はありません。  
「お姉さん…水着の下…オッパイとか股とかもっとじっくり塗った方がいいよね?いいだろ?」  
「ん……いいわよ…興味あるんでしょ?」  
胸を触っているとは言っても、あくまで撫でるだけであり、水着の下の隠された部分には触っては来ません。股間部位も。  
今から、この子達についに乳首を…股間の割れ目を触って貰わなければなりません。  
この様な全裸同然の格好では、周囲から見ても彼らがどこを触っているのか丸見えになってしまいます。  
そんな部分を触られるのは当然ただ恥ずかしいだけでなく、敏感になっている部分でも特に……。  
「あぁっ…ふああッ…んふぅっ…!」  
ついに水着下を遠慮がちに撫でていた掌が、私の乳房の片方をゆっくりと揉みしだき始めました。  
それも、水着の下からうっかり乳首を飛びださせないように優しくやんわりと。  
掌の皺に硬くなっている私の乳首を挟み、乳房と一緒に刺激しながら。  
弾けるような快感…思わずその快感に本音を口から漏らしてしまいます。  
「あ、あんっ……気持ち良いッ……」  
「え、いいの、お姉さん……じゃ、もっと……」  
「んっ…ふぁあッ……い、いいよ……もっと握って……」  
私の乳房が年下の高校生の掌で変形するのを周囲が興奮と侮蔑をこめて見つめています。  
こうして優しくやんわり揉みしだかれながらだと、嫉妬の感情までが私に歪んだ優越感を与えてきます。  
私のオッパイ…本当は皆も触って見たいんだ…変態扱いされてる私のオッパイが褒められて悔しいんだ…と。  
「うはァ…や、柔らけぇ……」  
「お姉さん、本当に何度もしつこいけどスタイルいいね…バスト何センチ?」  
「は、88……かな……?」  
「この大きさで88センチ?」  
「いや、十分でかいだろ?このお姉さん、身体細いし…」  
「ひょっとして恥ずかしくて少し控えめに申告して無い?」  
「も、もうっ……やだッ……何言ってるの…うふふッ……ぅんっ……!」  
 
ここしばらく、まともに下着なんて着けていない事が多い事もあって、そのサイズが適正かどうかわかりませんでした。  
胸を触る男の人の言うとおり、88センチより成長していてもブラがきつくなったかどうかなんて分からないのが現実です。  
「でもさ、お姉さん…こんな大きいならこんなきつい水着着ない方がいいよ?」  
「そうそう、綺麗なオッパイ型崩れしちゃうよ?」  
「ああでも、こう言うデザインの水着をお姉さんみたいな美人が来てくれるのはもちろん大歓迎だけど」  
年下の男の子達のやりたい放題に大人の女の身体を触らせているという状況。  
無抵抗に…いえ、明らかに喜びの反応を示しながらそれに身をゆだね、さらなる愛撫を求める私に男の子達も興奮を高めます。  
あくまでオイル塗りという名目で触っていた手つきが完全に違う物に…くすぐりや頬ずりまで交え、鼻先を押し付けてきます。  
まさしく、他人にとっての私に対する距離は私に対する好奇心、興味、欲望…男の子達だけでなく人だかりの輪も詰めて来ている様な…。  
このままでいったら、男子用のロッカーに連れ込まれて、身体を求められてしまうんでは無いか…そんな気にさえなります。  
「俺、抱きついちゃおっ…お、おお…すげえ…全身が気持ちイイや」  
「何かもう俺らオイル塗りなんてして無いよな」  
「って言うか俺らが逆ナンされたようなもんだし、いいよねお姉さん?」  
「は、はいっ…いッ…いいッ……ん、んっ…ひゃぅっ…そこはっ…あふぅんんっ!」  
男の子達の手が下腹部の今は大人しく静止しているローターを仕組んだ真上を撫でた時、私の身体は軽く達していました。  
掌で撫でまわされるのも気持ちいいのですが、男性の掌以外の地肌部分が私の肌に擦れると、まるで  
セックスの最中に裸で抱き合っているかの様な心地よさが私を包みます。  
「うわ…これ、すげえ……おい、これ…!」  
「これ、絶対オイルじゃないよな…ションべンでもないし」  
「いわゆる気持ちイイ時に出しちゃうエッチ汁ってヤツだろ……?」  
「あ…ゃ……はぁん……はぁっ……んっ……」  
興奮しきっている男の子達は、私が股間から快楽の証である液体を噴出してしまった事に驚くどころか喜んでいます。  
「こう言う人って本当にいるんだ……お姉さんみたいな美人でも…」  
「お姉さんって…人前で裸みたいな恰好してコ〜フンしちゃうタイプなんだ」  
「ひょっとして裸にコートとか来て、人前でばっとやっちゃうの?」  
「そういや、ココん所、この街ですっげえ美人の変態が裸で買い物とか朝から靴だけ履いてジョギングとかしてるって言うけどさぁ、ひょっとして  
  それ、お姉さんじゃないの?」  
「あ、あん……どう、かしら……ぁ…そ、想像に…お任せするわ……」  
「うひょ〜ッ…それ、半分認めて無い?」  
「もし男に捕まったらどうしてるの?エッチな事させてるの?」  
「んっ…あ…はァ…んっ……………!」  
いけない…そんな事答えちゃ…男の子達の言った露出狂の噂…全て身に覚えのある事ばかりでした。  
でも、ここは…人が…周りには人が見ています…私の身体だけでなく言葉にまで注目しながら…  
それらの露出を決行していた時の目撃者の人達だって市民プール内に来ているかもしれません。  
何人かはひょっとしたら街中で噂になっている露出狂が私である事を完全に察しているのかもしれません。  
「んっ……あ……やだ……オイル無くなっちゃった……ッ…ぼ、僕たち……ありがとう……気持ち良かったわ……」  
「え〜?もうお終い?もうちょっとだけ……」  
「ばか、オイル無くなったのに触ってると周りがうるさそうだぞ……」  
「ちぇ〜……」  
 
相手がまだ大人の女に対して慣れていない高校一年生の子達だったのは幸いだったかもしれません。  
好き放題に私の身体にオイルを塗りつけていた彼らでしたが、それ以上の行動は起こす様子はありませんでした。  
それでも、まだ私に関わりたい…私の身体に触る事に未練があるのでしょう。  
前屈みになって、プールの中に急いで飛びこもうとしている彼らが立ち去り際にそっと小声で尋ねてきました。  
「ねえ、お姉さん……その、本当にお姉さん…街で噂になってる露出狂と同じ人……?」  
「俺らもしお姉さんと出会ったら、捕まえてもいい…?」  
「ん……い、いいわよ……私が、ほ、本当にその人ならだけど……」  
「わ……それじゃお姉さん、ホントに……すげえ……」  
曖昧に返事をしたつもりでしたが、彼等は私がその露出狂であると言う事を気付いているみたいです。  
まだ性体験なんて無さそうな彼等が、獣の様な眼で、まさしく初めての狩りに挑む若い獣のように私を見つめてきます。  
もし、本当にこの子達に捕まったりすれば、そこで私はどんな事をされて欲望をぶつけられるのでしょう…。  
彼らにお礼を言いながら、その場を逃げるように立ち去る事にしました。でも……。  
「ッ……!…ふぅっ……!?ひゃんっ………!」  
次第に足ががくがくとし始め、まともに立っていられなくなります。  
もっと激しく触って欲しい……身体が疼いて疼いて…激しくイかないと納まりがつかない状態です。  
少しでもオイルを塗っていた場所から離れようと脚を急がせようとするのですが、股間へ食い込む水着の感触が異常に激しくて…。  
「んっ…何、これ……肌が……んっ…違ぅっ…ぅう…か、身体が……熱いッ……ムズムズするッ……まさか…ッ……」  
……日焼け止めオイルの中身はまさか…媚薬?!違和感の正体はこれが理由だったの?  
今まで調教に媚薬を使われる事は無かったので確信は持てませんでしたが、でも私の中に沸き起こるこの欲求…それを増大させる疼き…。  
視線とも接触によるもの…私の秘めた淫乱さによるものとも異なる疼き…これが媚薬の効果なのでしょう。  
「あ、あふぁっ……こんな……あ、歩けない……んひゅぅ……ど、どうっ…すれば……」  
歩いていても立ち止まっても、身体が熱くなり…この昂りを何とか静かにしたくて、追いだしたくなって…  
これは、まさしく視姦と愛撫によって絶頂寸前まで身体を蝕まれた時と同じ気分…まるで男の人のモノを挿入される寸前の状態と似ています。  
でも…そんな気分でこんな所で…立ち止まってるわけにはいかないのに、歩くだけでさらに昂りが増して行きます。  
元々、露出しすぎな水着のせいで圧倒的な注目を浴びていた私ですが、今の明らかに様子がおかしい姿は余計に注目されます。  
「おォ…なんだ、あの姉ちゃん…まだ身体クネクネさせて…男誘ってんのかよ?」  
「顔見てみろよ……絶対に欲しがってる顔だよ…」  
「気持悪い……涎垂らしながら歩かないでよ……」  
「どう見ても体調悪いって言う感じじゃねえよ、ありゃ…」  
「でも、あれだけ発情してんなら触っても文句なんて言わないんじゃないかな……」  
女性達の嫉妬や侮蔑の混じった突き刺さる様な痛みのある視線と、男性達の好色と強い欲望を孕んだ愛撫の様な舐めまわす視線。  
さらに、聞えよがしに囁かれる私への声の数々…全てが心地よく身体の中に潜り込んで来て、私の理性を、プライドを溶かしてきます。  
――――――どんっ――――  
「ひぁぅっ!?んっ…や、やだ…私ったらなんて声……ご、ごめんなさい……」  
殆ど裸同然の身体…感度が極限まで上がっている身体を腕で庇いながらフラフラ歩いている内に人にかする様にぶつかってしまいます。  
「お、おいおい…大丈夫かよ…気を付けてくれよ………へへ…ぶつかっちゃった…」  
「ぶつかったぐらいで何興奮してんだよ?羨ましい…」  
「んはァ……ぁ…やぁっ……んぅ………」  
 
恥ずかしい事ですが、媚薬の効果もあって人と身体が掠れ合うだけで、脳に響くような快感を受けます。  
このまま水着を剥ぎ取られて、押し倒されて唖然とする皆の前で犯されたりなんてしたら…  
電車の中で衆人監視下で全裸で犯された経験のある私…それが脳内の思い込みで済むとは思えませんでした。  
そして、その展開を心のどこかでひっそりと望んでいる…ひょっとしてそんな願望も肌と一緒に見えてしまってるんでは無いかと…。  
「ううッ……く、喰い込んじゃう……んくッ…!」  
食い込む水着の刺激に股間と乳首が耐えられずに、背中を丸めて少しでも負担を軽くするような格好をとるのですが。  
紐のような水着に何とか押さえこまれていた乳首が今では激しく勃起して来ています。  
水着の圧迫感でその乳首がさらに刺激されます。水着の生地に転がされ、抓られているかの様です。  
自分でも信じられないほどに疼く身体に不安を覚え、両腕で身体を自ら抱きしめようとすると――――。  
「あんン……きゃ、きゃぁっ………!」  
ポロンと…いえ、もっと弾けるように尖り始めた乳首がこぼれてしまったのです。  
「うひょッ!ポロリきた!」  
終始私を観察し続けるギャラリーがその光景を見逃すはずがありません。  
「なあ、今の見た……」  
「ああ、乳首丸見えだ…しかもビンビンだろ?」  
「んっ……や…み、見られてる…早く…ぁ、あふッ…ひっ…!?だめ……こんなに立ってちゃ……ぁっ…!」  
「ははは、馬鹿みてえ…あの女なかなか乳首しまえないでやんの…」  
「いっそのこと全部脱いじまえばいいのによ」  
周囲から嘲笑を浴びながら、何とか乳首を紐の下に収める事が出来ましたが、その時でした。  
ドンッ―――  
「ひゃぃッ!?」  
「ちょっと、気をつけなさいよ!」  
「気持悪い顔で止まってないでよ、迷惑なの!」  
「…す、すみませっ…んぁっ?……んんん〜〜〜ッ…!」  
シャチの形をかたどったフロートを持った女性…友人達の一人に突然ぶつかられました。  
そして、再び股間からの微弱な振動…多分最強目盛りでは私が最早耐えられないほど追いつめられてるのを知ってるのでしょう。  
どうやら次の命令の合図……  
「え……私……次は何を………」  
「ちょっと、こっち見ないでよ…話しかけないで、変態っ…!」  
ぶつかって来た友人はそのフロートを私の前に突き出し、衝立のように私との関わりを否定します。  
「そ、そんな……ぇ……あ………」  
でもフロートを突き出してきた理由…それは、そのフロートの表面に次の命令が書いてあったのです。  
でも、その内容は…今から人が特に多くいる流れるプールに入る事だなんて…  
「……プール……入るの……?」  
「何?何か言いたいワケ?」  
「で、でも……この恰好じゃすぐにずれて……」  
「うるさい、それ以上話しかけないで!」  
まるで私が彼女達に因縁をつけたかのように見せかけたいのか激しく私をなじる彼女達。  
「あっちへ行きなさいよ、この変態女!」  
「何の用だと言うのよ?気持悪い!」  
「ご、ごめんなさい……すみません……」  
突き飛ばされるようにプールに踏み込む私。脚先が冷たい水につかり、その刺激に身体が驚いてしまいます。  
「んんっ…あッ……冷たいッ……んはぁっ……」  
熱く疼いた身体を鎮めるには冷たいプール内が良いかもしれない…最初はそう思いましたがそんな事はありませんでした。  
「はぁあ……何……このッ……身体が……」  
逆に身体の熱さが、冷たいプール内で余計に際立つような…もし誰かがぶつかったら私の身体の淫らな熱さに気付くのでは無いのでしょうか。  
そう思いながら、何とか身体を肩までプール内に沈めます。取りあえず、これで視線は浴び無くても済む…そう思いましたが。  
「ねえ、彼女?今一人かい?良かったらこのプール出た後デートしねえ?」  
「ひっ…んっ……あふッ……い、いえ……この後…私は……」  
「さっき日焼け止め塗られてる所、可愛かったね」  
「や、やだ…もうっ……」  
 
「で、どうよ……」  
「ご、ごめんなさい……用事が……んっ……」  
流れるプールの中に入ったのはいいですが、何をすればいいのか分からず手持ち無沙汰な私に早速男の人が声をかけてきます。  
そんなプール内の人達だけではなく、さっきから私の動向を観察していた人達は余計に興味深く私を見つめているのです。  
それに加えてプールを流れる水の勢いは、紐水着の乳房部分や肩口にはかなり激しく感じられます。  
「きゃっ…!?あ…や、やだ…こぼれちゃった……」  
勃起した乳首に引っ掛かっている状態の水着の紐は容赦なく何度も外れてしまいます。  
その度に慌ててそのたたずまいを直そうとする私の姿を好色の目や侮蔑の目、呆れた目で見つめる人たち。  
「あんな水着で流れるプールはいってんじゃねーよ……」  
「さっきから気持悪い声で何か呟いてるわよ……」  
「いくら可愛いって言ってもあんな露出狂が彼女だと苦労するよな……」  
「ま、見る分には安全だしタダだしいいんじゃねえの?」  
しかも芋を洗う混み具合の流れるプールで、ただ漠然と流されて行く立ち泳ぎの私。  
他の人に何度もぶつかったり…それ以上に、こっそり水中から身体を触られたり水着を引っ張られたりします。  
また、好奇心いっぱいな小学生くらいの男の子達は、張り切ってゴーグルをつけて私の周囲で何回もわざとらしく潜水を繰り返します。  
「すげえ、おっぱいすげえ!」  
「うん、水の中でプルプル揺れてるよ」  
「お尻なんか殆ど丸出しだよ、Tバックだ、Tバック!」  
「おい、水の中から触っちゃおうぜ!」  
「ひっ…ぁ……きゃッ……やッ……ぁっ……!」  
そんな会話を直接耳にしても、殆ど逃げる事が出来ません。  
小さな手に剥き出しのお尻の肉を撫でられ、脇腹に触られ、水着を悪戯するように軽く引っ張られて…。  
その子供達のうちの一人は、思わず開いた私の股の下を水の中でくぐりぬけ、両太股に顔を擦りつけました。  
そんな子供達に悪戯をされても、説教なんてする資格が私にあるのでしょうか。  
変態みたいな恰好をして、良識を持ってる人達からは蔑まれて呆れられてるのに、こんなに身体が感じていて触られて喜んでるのに。  
次第に、子供たち以外にも私の身体を事故に見せかけてべっとり触る人達が出てきます。  
よそ見をして泳いでいたと見せかけて胸の谷間に顔を突っ込んで来る高校生、抱きついて来てニヤニヤ笑って謝りながら離れて行く  
中年の男性…そんな人たち誰もが海パンの下をこっそりと勃起させていて…海パン越しに私の肌にそれが当てられます。  
その内本当に誰かにレイプされてしまいそうな空気の危うさが私を中心に広がって行きます。  
私が流れるプール内を移動する度に、それまで自分達なりに時間を楽しんでいた人達が私に目を奪われ、興味が私に移って行くのです。  
プール内でプールの外よりも身体が見えにくくなっている事がかえって私に注目を集めています。  
「ぁ、ああッ…ひゃッ…ぁんっ……」  
 
他人の皮膚が掠る接触だけでなく次第に水の流れにまで身体を愛撫され始める私。  
それに加えて次第にハプニングに見せかけて私の身体を掌で撫でまわす男性が比例するように増えてきました。  
骨ばった大人の男性の掌…私にオイルを塗ってくれた高校生たちよりもさらに若い小さな掌…あらゆる掌がこっそりと身体を触ってきて…  
そんなに多くの人が欲情してるんだ…こんな変態じみた恰好でみっともない事をしている私に……。  
この流れる水の感触に全身を愛撫されながらここでオナニーしたらどんなに気持ちいいか…そんなイヤらしい妄想が膨らみます。  
『自分の手だけじゃ物足りないだろ?手伝ってやるよ』  
『やっぱりこいつ露出狂だろ、間違い無い』  
『手で隠してやるから全部脱げよ。元から裸みたいなもんだし平気だろ?』  
ここでオナニーをしたら、男性の何人かは私に襲いかかって、そのまま欲望を私に…  
それを年端もいかない子供や、女性達に驚愕と蔑みの視線で見られながら…罵倒されながら…  
「んっ……だめ…変な事考えちゃ…皆にばれちゃう…」  
これは…さっき塗りこまれたオイルの中の薬のせいではなく、それ以上に私の淫らになって行く内面が原因。  
堕ちてゆく私。その過程の一つを友人達に嘲りを受けながら背中を押されるなんて…。  
私の中にまだ強く残っている人として、女としての尊厳やプライド。  
元友人達からの信頼を次々と破壊して行く私の情けない姿…私はさらに何を失って行く事になるのでしょう…。  
でもいけない事に私は壊れ、失われる物が増えて行く中で次第に快楽に対する解放感を得ていました。  
今の私は、友人達の蔑まれ見放され、玩具として奴隷として扱われて行く事に、壊れて行く快感を見出しています。  
友人達がいつ私を完全に崩壊させようとしているかなんてわかりません。崩壊させられる前に飽きられるかもしれません。  
このまま、友人達の命令に関係なく壊れてしまったら、気持ちいいんじゃないだろうか……  
今を我慢して友人達に壊されてしまった方がもっと気持ちいいんじゃないだろうか…逃げる手段が無い以上、向かう先は崩壊…  
後で後悔するとわかっているのに、後悔によって欺瞞を働く自分のあさましい姿が嫌なのはわかってるのに…。  
でも……ここで……プールの中で、皆に見られながらイキたい……イってしまったのを知られたい…  
ひょっとしたら我慢出来なくなった男の人に男子更衣室に連れ込まれて、犯して貰えるかもしれない…。  
「くぅうッ…んっ…んんっ……ぁっ…い、いぃッ……い、くッ……んぁっッ…きゃッ?!」  
いきなり…向こうの方は計画の上なのでしょうが、友人たちがぶつかって来たのです。  
「あら、ごめんなさい」  
「謝らなくていいわよ……さっきから気をつけなさいよ、変態女!」  
「す、すいません…ッ…ゃっ……な、何を………ぁ…やめっ……!」  
肩まで水中に浸かった一瞬の間に、背後から忍び寄って来た友人の一人に水着の繋ぎ目を解かれてしまいました。  
そして、そのままグイっと水着を引っ張られて、プール内で全裸になってしまう私。  
「ひっ…やだ……か、返して……え………?」  
そのぶつかって来た友人に水着を返してもらおうとしますが、その友人の姿がすぐ傍に見当たらず…当然水着も…。  
「あ…う、嘘……どこ……嘘……無い……水着……ないッ…!」  
紐の様に食い込む水着の圧迫から解放された私の乳房が浮力によってふわりと水面に浮かびそうになり慌てて手で押さえながら  
身に着けていた紐状の水着が流されていないか探すのですが周囲には見当たりません。  
脱がされた挙句に、持ち逃げされてしまったのです。私の顔が一瞬凍りつき青ざめます。  
 
さっきまでこのままイってしまってもいい……男の人にイったのがばれて犯されてしまってもいい…そんな気分に浸っていたのに  
急速にその熱が冷めて行きます……いえ、正確には、今起きている現実に、昂りと恐怖感が一緒にやってきています。  
どうしよう……どうしよう……水着を持ってった友人を探し出さなくては…でもこの中じゃ水の中から見られちゃう…  
でも行かなきゃ…そうして私を辱めるのが彼女達の目的なんだから…本当は顔まで全身水に着けて潜ってしまいたいのですが  
そう言うわけにはいきません。もし彼女達を怒らせれば今よりも酷い事をされてしまうのですから。  
そう思って胸を手で隠しながら立ち泳ぎで友人達を探し出そうと移動を開始したのですが――――。  
突如流れるプール内の時報の音楽、そしてナレーション。  
『ただ今から、館内のプールの消毒の時間に入ります。皆さま、大変お手数ですが全てのプールからおあがり下さい。  
 なお、消毒には30分ほどかかります。ご了承ください』  
「えっ………う、嘘………!?」  
そんな…水着を脱がされてしまったのに…今プールから上がったら…。  
段々水の中から上がって行く人が増えて、密度が減って行く中、私はそこから動けずにただ呆然とします。  
「あ…嘘……あ…水着……」  
脱がされただけですぐ傍を流れているかもしれないと一縷の望みにかけて周りを見渡しますがあんな細い紐が簡単に見つかるわけがありません。  
第一、脱がされた事は確かでもその後水着がどうなったかという確認をする暇も無くて何の確証も無くて…  
流れるプール内の密度が下がってゆく度に私の存在はやはり目立つ者になって行き…上がった数人が私の動向に注目し始めました。  
「何やってんだよ、あの女……」  
「あんな変態な恰好して市民プール来てるんだから、皆の迷惑なんてわからないんでしょ?」  
「い、嫌ぁ……皆見てる……ぁあ…どこ…どこにっ……!」  
そしてとうとう流れるプールだけでなく、敷地内のプール全ての中でプール内にポツンと残されてしまいました。  
「ちょっと、そこのお姉さん!そう、そこのポニーテールのお姉さん!早く上がってくださいよ、全く!消毒が始められないですから!」  
ついに、監視員がメガホンを使って直接私に向って勧告を始めてきました。  
「は、はい……すみません……すみません……ぁあ……ど、どうしよう……」  
「どうしたんだよ…?早く上がればいいのに……」  
怪訝な顔をして一人プールの中に残っている私を見つめています。  
外からはすぐには私が裸だとはわからないのでしょうか…でも、さっきまで肩口にかかっていた水着の紐が無くなっているのに…。  
いえ…何人かは私に起こった事態を知っていて、或いは悟り…でも、誰も助け舟を出してくれることは無いのです。  
「おい…アイツひょっとして水着流されたのか?」  
「ああ。肩にかかってた紐が無くなってるよ」  
「へへへ…だったらなおの事早く上がって貰わないとなぁ…」  
プール内の水流によってプカプカと浮きそうになる乳房を必死で押さえながらおろおろとする私に突き刺さる視線。  
もう駄目…あの友人達が隠してしまったとしたら簡単に水着なんて見つかるはずもない。  
でも……このままじゃダメ……早く水から上がらないと…でも監視員からはプールに入る前から要注意人物みたいに思われてたのは間違いないのに、  
ここでさらに注目を浴びる様な事をしてしまうなんて…水から上がってもあがらなくてもピンチな事に変わりはありません。  
「ああ……いや……皆、見ないで……気付かないで……」  
私に残されたの選択肢は、最短の時間で、出来るだけ目撃者が少ない内に裸で更衣室に逃げ込むことのみです。  
人が少ないプールサイド…そのままロッカーへ逃げられそうな場所を必死で短い時間で探ろうと思いますが…。  
「あ、係員さん!あの変態、私らが水から引きずり出すんで!すいません、お手数取らせて…」  
「え?貴女方知り合いですか?」  
「はい…あの子、多分……私らと同じ大学の子です……」  
「一緒に来てるってわけじゃないんですね?」  
「ええ、ちょっと……あの子、ああ言う問題の多い子なので……」  
 
「え…嘘ッ……そんな……ま、待っ…!」  
私と違って露出の少ない一般的な水着を身につけた友人達が一人プールの中でぐずぐずする私の方に向って来ました。  
「い、いやッ……待って…来ないで…私、今………」  
「ちょっと、何ぶつぶつ言ってんのよ?」  
「ぁ……お、お願い……許して……このままじゃ……み、水着……返して……」  
「はあ?何言ってんのよ?何あんたの変態水着を知らなきゃいけないのよ?」  
「で、でも……ひぃ…痛ッ……!」  
「言いがかりはやめなさいよ…とにかく早く上がりなさい、迷惑でしょ?!」  
「……言っとくけど、隠したら駄目よ………」  
「そ、そんな……」  
「水着探さないといけないでしょ?消毒終わったら探せないわよ?」  
私にこっそりと命令して来る友人達。勿論その様子を見ている他の客の人にはそのことはわかりません。  
友人達に逃げられない様に取り囲まれたまま、プールサイドに押され、引っ張られて行きます。  
それも大勢の人達が密集しているプールサイドを選んで。  
「いい、一気にこいつ引き上げるわよ」  
友人達のうち二人は先に水から上がり私の手首を掴んで無造作に私をプールの外へ引きずり出しました。  
「きゃっ…いやッ…あ、上がるから手を掴まないでッ…」  
「やだ〜!何脱いでるのよアンタ!」  
「またこんな変態みたいな事してたの?」  
私の水着を奪った友人達は白々しく今それに気付いたかのように騒ぎ立てます。  
たちまち、私がプールから上がれなかった理由を知らされた皆が一斉にその声に私を注目します。  
「あんんっ…いやああッ…!ぁあ……やめてッ……み、見ないで……」  
友人達の腕を振りほどこうとしますが、簡単には友人達は離してくれません。  
「おい、あの女、水着着てないぞ…」  
「やだ、気持ち悪い…少しくらい隠しなさいよ……」  
「へへ…やっぱり素っ裸だったのかよ…」  
「わかってたけど…あの姉ちゃん本当に乳でかいな…」  
「しかもちゃんとしたの毛は完全に処理してるのか…」  
手で揺れる胸を、パイパン状態の股間を、お尻の穴を、当然顔も隠せない私に容赦なく視線が突き刺さりました。  
元から全裸と変わらない恥知らずな恰好をしていたのに、頼りない紐のような水着を一枚剥いだだけでこんなに…。  
「ねえ、あの人…絶対に乳首立ってるよね?」  
「そんなの元からだろ?ぜって〜今も興奮してるって…」  
「やっぱりアイツ…さっき高校のガキどもと話してたけど、噂の露出狂と同じだろ?」  
ただの露出度の派手な水着を着た痴女…そこから露出狂変態女にされ…街で噂の露出狂女と今ここにいる露出狂女が同一人物と知られて…  
逃げなきゃ……そこまで知られてしまったら、プールからつまみだされるだけじゃ済まない…でも、友人に押さえられ逃げられません。  
そんな中、とうとう係員の女性が、私達のいる所へ怒って走り寄ってきました。  
「ちょっと、アナタ、何やってるんですか?あんな問題な水着着てこのプール来たのも問題なのに、こんな事して…」  
「ごめんなさいッ!で、でも……私…水着流されて、探してて……」  
 
「でも、さっきからの行動見てると、自分から脱いでるとしか思えないんだけど……」  
「そんな…違います……ぁっ…や、やだ……隠させて……手を…いやッ……」  
やっと友人達が離してくれた腕を、ようやく身体を隠す事に使う事が出来ます。  
最も今から隠したとしても、ここまで多くの人に乳首の形や色、性器の色を知られてしまったで手遅れでしたが。  
「ご、ごめんなさいッ…すぐに出て行きますから、見逃して下さい…」  
そう言って手首に着けていたロッカーの鍵を外そうと思ったのですが……私の顔が皆からもわかるほど引きつったものになります。  
「あッ……嘘ッ?か、鍵が……ロッカーの鍵が……!」  
私の左手首に着けていた筈の着替えを入れたロッカーの鍵が、固定用のゴムと一緒に無くなっていました。  
そんな…これじゃロッカーを開けてすぐに着替えて逃げる事も出来ない…!  
「や、やだッ…やだ……これじゃ……着る物が無い……嘘…そんなぁ……いやァァっ!」  
一瞬、全裸で、手で身体を隠した姿で街中を走り抜ける自身の姿が脳裏に浮かびます。  
だめ……車に乗せられてきた距離なのに、余りにも距離がありすぎる…警察に捕まっちゃう…男の人に襲われちゃう…。  
私の自発的な露出行為ならまだしも、無理矢理やらされてそんな事…。  
でも、それを妄想すると身体が勝手に……ああ、だめ…全裸じゃ気付かれちゃう…興奮してるのばれちゃう…。  
「なんか、ロッカーのカギを落としたとか言ってるけど…本当かな…」  
「あの人、あの水着でこのプール来てたみたいだけど……始めっからこう言う事するつもりだったんじゃないの?」  
「ああ、計画的な露出プレイってやつか…」  
「うぅっ……そんな……」  
全てが友人達の筋書き通りに事が運んで私は落としめられてゆく…  
でも私はその落としめられる事よりも、友人達がそこまで私に強い害意を…こんな事を平然と実行する事が恐ろしく感じられました。  
それなのに、その悪意に身体を委ねてしまい、快感を得てしまう私が怖い…壊れてしまってもいいなんて考えてたのにそれが現実に  
迫って来るとどうしようもなく身体が竦んで怖い…それなのに、気持ちイイと思ってる自分がいる事…。  
途方にくれる私…それを見ていた監視員が何かを思い出したみたいです。  
「あ、ロッカーのカギって言えばさっき届けモノがあったんですけど、ひょっとしてこれの事ですか?」  
「え…あッ……21番……は、はい…これです……あ、ありがとうございます…!」  
ああ、良かった…鍵が見つかった…これ以上ここにいなくて済む…ロッカーに服があるから…。  
「す、すみませんでした……迷惑かけて、お騒がせして…か、帰りますから…すみません…」  
「ちょっと待ちなさいよ!監視員さん、こいつ確かこの水着で入場してたんで、本当に着替え持ってるかどうか確かめた方がいいですよ」  
「そうそう、本当に変態だったら通報しないといけないんじゃないですか?」  
「そうですね…じゃあ、更衣室について行かせてもらいますよ…」  
「え…そんな……ぅ…は、はい……」  
監視員さんに入れ知恵する友人達…まだ彼女達からは逃げられないみたいです。  
そう言えば彼女達に仕込まれたローターがまだ膣内に…今は動いていませんが、いつスイッチを入れられるか解らない状態です。  
仕方なく、周囲の好色や蔑みの視線を浴びながら、監視員と友人達を伴って更衣室に戻ります。  
 
「その鍵、ここに落ちていたんですよ。ちゃんと確かめないと駄目ですよ」  
「えっ?でも…私プール内に入る時つけてたのに…!?」  
更衣室に足を踏み入れた時、シャワーの個室の前を顎で示しながら監視員さんが告げた言葉に私は悪寒がしました。  
少なくとも流れるプールに入る前は手首に鍵を付けてた筈なのにどうしてこんな所に…。  
「っ…………!」  
友人達……まさか…鍵を奪ったのも彼女達で…まさか…ロッカーの中まで……でも…まさか…!  
友人達の素知らぬ顔…あるいは意地の悪い俗悪な笑み…ああ…どうしよう…今開けたら…余計に変態だって思われる…。  
(お願い……そんな事は絶対にダメ……お願い!)  
震える手でロッカーを開けると…やはりそこにはサンダル以外の何も残っていなかったのです。  
「あ…ぁあ…嘘……何で…何も無いの……?」  
おそらく鍵を私の腕からこっそり奪ってから、ロッカーの中身を友人達が隠したのでしょう。  
そこには元々履いていたサンダル以外は何も残っていません。  
「何よ、やっぱり変態水着で着たんじゃない!」  
「服持って来てるなんてもっともらしい嘘ついちゃってさ!」  
私が何かを言うよりも先に、友人が申し合わせていたかのように騒ぎ立て始めました。  
「で、でも……この中に、この番号に…ちゃんと着替えが……」  
「いや、でも空っぽでしょ、空っぽ?水着しか持って無かったんでしょ、最初っから!」  
「でも……本当なんです……この番号に…バッグが……白いバッグが!」  
「バッグって……あ…ひょっとして、私がさっき見つけたあの白いバッグじゃないの?」  
「え…………?」  
そんな…ちゃんとこの中にしまった筈なのに、落とし物なんて…まさか…鍵を取られた時に、ロッカーの中身も…!  
怯えた顔で友人達を見ると、彼女達は寒気がするほどの意地の悪い笑みを浮かべていました…と言う事は…やはり……。  
「あ、そうか…あの落とし物の……すぐに取ってきますね」  
そう言って係員の人はバッグを取りに一旦事務所の方へ戻るとすぐにそれを持って戻ってきました。  
「これですか……?でもこの中……」  
「あ……そ、それです……その中に服が……すみません、返してッ…あ…ああッ……」  
急いでその中からもと着ていた服…ブラウスとタイトスカートを取り出そうとしますが。  
中には何もありません。元の服は勿論…袖を通せるもの、脚を通せるもの…何一つありません。  
「え…嘘……無い……服、無いッ…どうして……か、返して…もう許して…」  
「ちょっと…何言ってんのよ?何でアンタみたいな変態の服を私が知らないといけないの?」  
「ねえ、この人たしかもう20歳とかさっき話してたし…警察か親に連絡入れた方がいいんじゃないですか?」  
「あと、大学生って言ってたから大学にも!」  
友人達は明らかに逃げだした私に対して怒っていました。  
私がこのまま逃げようとすれば、彼女達は容赦なくそれを実行するつもりなのでしょう。  
海外出張中の両親に連絡を入れられたら…大学に連絡されて大学中退なんて言う事になったら…。  
「そんな、それだけは…許して、許して下さい…た、助けて…」  
「それだったら何か着たら?早く水着を探してさ」  
「あんな変態水着でも無いよりはマシでしょ?」  
「それとも裸で家まで帰ったら?」  
 
「誰もあんたみたいな変質者に服なんて貸したくないだろうしさ」  
「早く決めないと警察に通報するわよ?」  
「そ、そんな……でも………」  
いずれにせよ、このまま逃げだす事は不可能です。今の私は手で身体を隠すだけ…身につけるものはサンダル以外何もありません。  
更衣室内には他の多くの女性客や小さな子供がたくさんいて、全裸の私を信じられないと言う目つきで見つめています。  
そして、その私がこの行為室内の騒ぎの当事者であると言う事もわかり始めているみたいです。  
この状態で何も行動を起こさないでいる余裕はありませんでした。次々と人が増えて来ているのですから。  
このまま裸で逃げ出す…友人達にとって面白い結果ですがきっと命令違反と見なされるのでしょう。  
そうなると、もう再びプールに戻って全裸で水着を探すしか…ひょっとしたら本当に一時的に水着を隠されただけで  
探せば見つかるかも知れない…街中で全裸よりもまだ不自然じゃない…少なくとも友人達の前で街中で全裸なんて…。  
「ご、ごめんなさい……水着……探させて下さい……お願いします……」  
「そんな事言われても困りますよ。ここ市民プールですよ、わかってるんですか?」  
「はい、はい……あんな変態水着を着ていた私がいけないんです……でも、あの水着、着たいんです…無くしたくないんです…」  
「ああもう……じゃあ、タオルとパーカー持って来ますから、取りあえずそれを巻いて身体隠して下さい……まったく…」  
「す、すいません……でも……罰として、タオル無しで探したいんです……」  
「そんな事言われても、ねえ……」  
「と、とにかく……失礼します!」  
「あ、ちょっと………!」  
呼びとめる係員を振り切って私は手で胸と股間を隠しながら、消毒槽を通り、再びプール内へ……。  
消毒時間のため、皆がプールから上がっている状態の空間。  
しかも、私が起こした騒ぎの事は瞬く間に全体に知れ渡ったのか、遠慮のない視線が突き刺さりました。  
でも、明らかに変態にしか見えない私…ハプニングで水着が流されたわけでもない、自分から脱いだとしか思われてない私。  
そんな私に対して誰も同情の目を向ける事はありません。私が裸のまま何をしに戻って来たのかと、見下す視線で出迎えます。  
ああ……私は今から何をしてもこの中では見下されるしかないんだ……エッチな目で見られても、馬鹿にされても…  
私はこのプール内にいるどの人よりも格下で…誰よりもみっともない存在なんだ……  
「こ、こっちに来ないでよ!」  
「超変態!」  
「まさか、あの恰好で泳いでく気かよ…信じらんね…」  
違う…私は水着を探しに来ただけ…そんな事したくて来たわけじゃない…でも…あんな水着をどうやって……  
この人だかりと市民プールの面積、私の付けていた水着の布地…本当にプール内にあるとしても見つけるのは至難の業です。  
「だ、だれか……!私の水着……知りませんか?」  
「知らないわよ、早くあっちに行きなさいよ!」  
「早く出てってよ、本当に気持悪いッ!」  
「ひっ…ひィッ……ぁっ…ご、ごめんなさい……ッ…ああ…誰か…水着…私の水着を……」  
「お〜い、水着ってどんな奴だよ、ちゃんと言えよ!」  
「そうそう、どんな形か、色か言えよ」  
「ひ、紐です…紐水着です…!」  
「ん〜、知らねえな、元々裸と同じだろ、紐水着なんて」  
「そんなにエロい身体で話しかけて来てさ、ひょっとして俺らを捨て身で誘って無い?」  
 
そして、男性達は手で隠すだけの格好の私の身体を遠慮なく舐めまわすように見つめてきます。  
反面、女性達は今にも唾でも吐きかけてきそうな…肌をつねって来そうな強い視線で私を貫きます。  
でも、どんなに屈辱的な思いをしても、水着を剥ぎ取って奪ってしまったのは友人達。  
探しても見つかるはずはないのです。カバンの中から奪われてしまった元の服も、最早無事なのかもわかりません。  
「んぅあッ…み、見てる……やッ…お尻の穴……見ちゃいや……」  
前屈みになってお尻を突き出そうとすれば手が回らない後ろの穴は丸見えになってしまいます。  
片手で覆うだけではうまく隠しきれない私のイヤらしく大きな胸は、最早腕の下から乳首を零しています。  
そして水から上がって、乾き始めている私の肌の中で、唯一不自然に濡れてしまっている脚の付け根から太股、足首までのライン。  
他の女の人だって露出の高い恰好をしているのに、それでも私の格好は…どうしても一番恥ずかしい恰好です。  
恋人と連れ立ってこのプールに来て、彼女の可愛い水着姿に鼻の下を伸ばしていた男性ですら、私に目を奪われます。  
その内に、とうとう私を携帯電話の撮影機能で撮影し出す人が出てきます。  
一人、また一人と…そのシャッター音が増えて行きます…男の人だけでなく女の人まで…。  
「あッ……いやッ!写真は……やめてッ…!」  
「よっしゃ、乳揺れゲット!」  
「あ、撮影してもいいんだよな…俺も撮ろ!」  
あの写真はきっと遠慮なくネットにも流されてしまう…それに、男の人達は今のこの姿を後で……  
ああ……もし後でオカズにされてしまうんじゃなくて今周りで見てる男の人に襲われたりしたら…  
あんなに海パンの下を勃起させてても、今目の前に私と言う圧倒的な変態がいるためにその勃起したモノを笑われる事は無い…。  
(でも……私……こんな事してても、まだ男の人は私に興奮してるんだ…見られる価値があるんだ…)  
手で隠してる部位だけではありません。多くの男性達が、フェチズムを感じる身体の部位…そこを執拗に眺めているのがわかります。  
腕やうなじ、肩…背中…足首…顔…脇腹…身体中から男の人の劣情の視線を感じます。  
「ああ、あんなに変態だけど……あの脚…たまんねえ……舐めて見たいな……」  
「早く身体起こせよ……お臍もう一回見せろ……」  
「見ろよあの顔…もの欲しそうな顔しやがって…」  
「そりゃ、裸見せて喜んでるんなら、男のもん欲しくなるんだろ?」  
「ヘンタイのくせにケツの穴、可愛いんだな…あんまり使い込んでないのか……」  
衆人環視下で男性に何度か犯された事がある私ですが、その男性達は皆変態露出狂として見下していた私の膣内に挿入した際に、  
その中の感触に驚いて、先に果ててしまう事が多いのです。  
こんな変態女がこんな名器を持っているなんてわかるわけがねえだろ…気持ちいいんだから仕方ないだろと言い訳をする男性達。  
そして、私の膣内の感触をさらに味わおうと、さらなる快楽を求めようと腰を動かし始める…。  
私の『初体験』はセックスでは無くレイプで…あれ以来私は本当に愛し合う相手と本当のセックスをした事が無かったと思います。  
そして、私が露出に関わっている間は今後も普通に本当の愛し合うセックスをする機会なんて無い…。  
こうして露出で辱められた挙句に欲情した男の人に襲われてしまうのがこれからの私の人生におけるセックスなんじゃないか…  
ベッドの上で男性に優しく囁かれながらセックスに至る事は決して無いんじゃないか…。  
 
だとしたら、私には…レイプとセックス…それに明確な境界線が存在しない…もしこのプール内で襲われたとしても…。  
とぼとぼと歩く私のお尻の動き…その動きが段々淫らな動きをしているのが自分でもわかります。勿論周囲にも…・  
「みっともない……あんなにお尻振って、素っ裸で…絶対あれ男誘ってるんだ!」  
「カレシに変態調教されてるだけじゃ物足りないんでしょ、ああ言うのがいるから男がつけ上がるのよ…」  
「ああ、もう…早く出てってよ……何で休日にプール来てあんなのに出くわすのよ」  
女性達からは嫌悪され蔑まれれば蔑まれるほど…、男性達の性的興奮は私にとっての救いとなります。  
「んぅっ……はァんっ……やッ…あああんっ!?」  
そんな折、股間にまだ仕込まれたままのローターが一気に最大目盛で暴れ始めました。  
これは…おそらく次の命令ではなく、私を追いつめ辱めるための振動で…だから私はこの痺れにも身体を委ねればいい。  
「なあ、あの女なんか音聞こえるけど、ありゃ玩具いれてるよなぁ…」  
「んっ…!ぁあ……ぁ…だめっ……んふぅっ…ぃッ…ああッ…!」  
もう、手で隠す必要なんて無い……隠しても無駄…感じてるのがばれちゃってるんだから……  
男の人が発情して襲いかかって来てもいい……セックスすれば男の人は私の身体の感触を、膣内を気持ちイイって褒めてくれるから…。  
むしろ、襲われれば…私の身体にメロメロになってる証拠……私を蔑んでる人達を見返せる…  
八方塞がりになっている私には、その展開が一つの救いでもある様に感じられました。  
手で隠している部分…それをわざとずらして乳首と股間を丸見えにします。その瞬間、何かが弾けた様に…あぁ、もう駄目…!  
さらけ出したい…内側の物…さらけ出したい…ああ、もういいの!どうせ言い訳なんて出来ないんだ…だから、身を委ねたい…!  
「ああ…そんな……このままじゃ、裸で家に帰らないといけないのに!」  
わざと周囲に聞こえるように、困った声を出します。私がもう着る物が無い事…裸で外を歩かないといけない事…。  
その事を知られたら…ああ…驚いてる…皆の目が嗜虐的になってる…私が追い詰められてるの楽しんでる…。  
あぁ…やっぱりいい…私が露出狂な事隠すなんて無理…見られるのがいい…!  
「ごめんなさい……お目汚しでごめんなさい……ああ、水着…見つからないの…あの変態水着で歩いて帰りたいのにッ…!」  
わざと背を曲げずに歩いて、身体の前面を、顔を余すことなく視姦される。  
ローターも媚薬も関係無い……そんなもの意味無い……今は…そんな物よりも視線の方がいい…!  
このまま触られてもいい……もっと近くに…写真もいっぱい撮って!  
抵抗も言い訳もできない私を…思う存分見て…蔑んで…ムラムラしてぇ……!  
「丸出しで歩いたら……ま、またっ…私犯されちゃうかもしれないのに…中に出されちゃう…いっぱい出されちゃう……」  
恥ずかしい言葉がためらうことなく口からこぼれる。ああ、そう…私はきっと…今日犯される…プールなのか街中かわからないけど…  
 
「わ…すげえ…もうアイツアソコどろどろだ……あんなに濡れるもんなのかよ、見られてるだけで……」  
「あぁ…あ…興奮してるの…バレバレ…ひっ…あ…このまま…ぁっ…んんっ…!?」  
まだ消毒時間が終わってないために身体を水の中に沈める事も出来ない私…身体が我慢出来ずに達しそうになるのも丸見えです。  
だめ…イッてしまったら、後悔の念が押し寄せてしまう…イクのを我慢した方が気持ちイイ……!  
「やい、変態!これでもつけろ!」  
「んんっ…きゃひィッ…!?」  
とぼとぼと歩く事もままならなくなり立ち止まって震える私に罵り声と共に何かが投げつけられました。  
私に投げつけられたもの…それを見て愕然としました…。いえ、愕然と言う言い方は正しくない…陶酔した…その方が正しいでしょう。  
その投げつけられた小さな箱……それは絆創膏……それをどう使う事なのかは簡単に察しがつきました。  
「こ……これを……付ければいいのね…あ、ありがとう……これで…帰れる……ぁあ……」  
Sサイズの絆創膏が二枚と角型絆創膏が二枚……どこへ貼ればいいのかはすぐにわかりました。  
「あ…は、貼れる、かしら……んん……」  
更衣室に戻ってそれを貼ろうとは思いませんでした。私にはここで貼るのがお似合いです。  
「おお、本当に付けてるぞ…!」  
「あれで本当に隠せるのかよ……」  
Sサイズの絆創膏の幅は余りにも頼りなく、その上粘着力も弱く…乳首に貼り付けようとしても、本当に乳首だけしか隠せません。  
勃起した乳首に大きく押し上げられ、乳首の周りのピンク色の乳輪は上下がほぼ丸出しになっています。  
それに、角型の絆創膏二枚…一枚は愛液を垂らし続ける私のおマ○コに…もう一つは前屈みになると丸見えになる後ろの穴に…。  
でも、こんなに濡れて蒸れていると、この二つの角型絆創膏もいつまでもつか解りません。  
「んっ…んっ……ぁあ…こんな…頼りない……あぁ……」  
乳首もアソコも…軽く身じろぎしただけで外れそう…硬くなった乳首に押し上げられて…イヤらしいお汁吸い込んで…  
私の事を見張っていた監視員さんが、とうとう怒って近寄ってきました…どうやら、本当に立ち去り時みたいです。  
「いい加減にしてください、なんて恰好してるんですか?」  
「すみません、係員さん…水着見つからなかったですけど……迷惑かけてすみません…これ以上ここにいるわけにもいかないので…  
 これで私は帰ります……この恰好で歩いて帰ります…どうもすみませんでした…」  
「えっ…え?ちょっと、貴女、水着は……って言うかちゃんと服を着てください……!パーカー貸しますから、ちょっと!?」  
「だ、大丈夫です!大事な部分を隠してますから平気です!し、失礼します!」  
出口に向って逃げるように歩き始める私。もう手で隠す必要はない…猫背になって歩く必要も…。  
私と監視員のやり取りを聞いていた人達が私のこれからする事に驚いている…それも当り前なのでしょう。  
「おい、マジかよ…あの姉ちゃんあのカッコで家まで帰るって…」  
「なんだよ、もうちょっと水着探ししてけばいいのに」  
「うへ…そこまで変態だと流石に引くな…」  
「やっと消えてくれるみたいよ…」  
「ホント気持ち悪い奴だったわよね…」  
「おい、俺らもプールから出るぞ…」  
「ああ、もし本当なら捕まえちまおうぜ」  
 
そう…わかっています…こんな恰好で無事に帰れるわけが無い…昼間の街中を乳首と割れ目を絆創膏で隠した格好で帰れるわけが無い…。  
「ちょっと、誰よ、アイツに絆創膏なんて渡した奴?」  
「私知らないわよ……えっ…嘘、アイツ本当に歩いて帰るつもりよ…」  
「どうしよ…イジメ過ぎて壊れたの?」  
「わ、私らのせいじゃないでしょ?もともと変態なんだし…」  
「シッ!静かにしなさいよ…あいつの関係者だってばれるわよ…!」  
背後で私のこれからやろうとしてる事に仰天した友人達が騒いでいます。どうやら、この絆創膏…彼女達の根回しでは無い様です。  
ローターが膣内で私を止めるように激しく暴れますが、寧ろ私はそれで足を速めたくなります。  
「あぁ…身体が…と、溶けちゃいそう……熱い…熱いのッ……!」  
彼女達がもう友人で無くなったと言うのなら、赤の他人と同じ…私の名前を、情報を知ってるだけ…。  
昼間の街中を裸で歩かされた事くらいある…でも、彼女達に見られたくない…いつかは元の鞘に納まってくれる…そんな希望があったけど…。  
だから、もう彼女達の前でストリーキング位しても問題なんて無い…私はもう壊れて行くんだから…。  
「このまま…まっすぐ帰らずに大学に寄って行こう……自分で白状しなきゃ……」  
更衣室を通り、外への出入口に向う…多くの女性にすれ違います…皆が私に驚いている…あぁ…気持ちイイ…。  
あと少し…あと少しでプールじゃない場所…一般の場所に……こんな恰好がもっと許されない場所に出る…!  
「んっ…やだぁ…はがれちゃう……だめっ…!」  
早くもアソコに着けた絆創膏が粘着力を失いかけてるみたいです…この分だと残りもはがれるのは早そうです。  
「はぁあッ……!帰らなくちゃ……んんっ…!」  
「わぁ?!何だ、ありゃ…」  
「裸で出てきたぞ?!」  
「いやあぁっ!ヘンタイ!」  
「あ、でも…なんか着けてるぞ…あれ、絆創膏か……?」  
「いや、それでも変態だろ?」  
プールから出れば新しい視線に出迎えられます…。私に何があったのかを知らない視線に包まれます。  
急いで帰らなくちゃ…新しく私を発見した人の中には男の人でも警察に通報する人がいるかも知れないのです。  
「んんぅっ……!」  
躊躇ってる暇はありません…私は駐車場に出ると、両足に力をこめて走り出しました。  
乳房に、まだ濡れて重い髪の毛にかかる負担…あぁ…こんなに胸が揺れたら…水分含んでたら絆創膏は持たないよ……  
「あ、あの姉ちゃんアソコにいるぞ!」  
「おお、本当に裸だ!」  
「何だ、車も自転車も使ってねえのか…おい、追い掛けるぞ…!」  
市民プールの受付出入口から声が…明らかに私が目的の声が聞こえます。  
あ…あの子達…私に日焼け止めを塗ってくれた男の子達…あんなにぎらついた目でこっちを…!  
彼等はもう服を着て着替え終わって…絆創膏くれたのは彼らなのでしょうか?  
逃げなきゃ…きっとあっさり捕まっちゃうけど…でも逃げなきゃ…!  
だってその方が…捕食者も獲物も…ドキドキして楽しいんだから………  
 
 

テレワークならECナビ Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!
無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 海外旅行保険が無料! 海外ホテル