暑い暑い夏の昼下がり。公園にはいろんな人間が集まっている。
無邪気に遊ぶ子供達。休憩中と思しき中年男性。暇を持て余した学生。
かくいう俺も公園のベンチで一人、特に何をするわけでもなく時間を潰していた。
俺は周りを何気なく見回してみると、一つのグループが目に付いた。一人の少女と三人の少年のグループだ。
年のころは小学校の高学年といったところで、全員が薄いシャツ一枚のみで上半身を包み込んでいる。しかし一番の
特徴は、皆両手で大きなタンクの付いた水鉄砲を持っていることだ。
彼らの周りに不自然に開けた空間があるのは、この水鉄砲のせいだろう。
もしも彼らが男子のみのグループだったならば、俺もすぐにこの場を離れて、被害が及ばないようにしたことだろう。
しかし、彼らのグループには不自然な点があった。
まず男子は皆活発そうで、いかにも走り回って遊ぶことが好きそうな感じの少年ばかりだ。
それに対して、少女の方は困ったような表情をしていて、あまり乗り気でない様子が窺える。太腿半ばの走ったら
中が見えてしまいそうなミニスカート、長めの髪をリボンでまとめた女の子らしい服飾、それらと対照的に薄いシャツ
のみの上半身は、極端に短いミニスカートや髪留めにリボンを使用していることに対して、不自然に飾り気がない。
そして、少女のミニスカートは、これから動き回るにしてはあまりに短すぎる。
シャツのみの上半身も、いくら暑い時期の暑い時間帯とはいえ、この年の少女が薄着一枚で人の集まる場所に居るこ
とにも違和感があり、事実、周りから注目を集めていることを少女も意識しているらしく、きょろきょろと視線を泳
がしたり、もじもじと身を捩ったり落ち着きがない。
時間だけはある俺は、邪な期待とともにそのグループを観察することにした。
男子の一人が大きな声を上げ、それぞれが思い思いに水鉄砲を構えてゲームが始まった。
敵味方等はないらしく、それぞれが好きな相手に好きなように水鉄砲を撃っているようだ。また、遠慮なく撃ち合っ
ているところを見ると、大きさの割りには威力や射程はそれほどでもないらしい。
少女も走りまわり、消極的ながらも少年達へと水鉄砲を撃っている。
少女が走るとすぐにスカートが翻り、中の白い布が周囲の人間に晒される。少女も時折スカートを押さえながら
走っているところを見ると、スカートの中が見えることを気にしているようだ。しかし、手に大きな水鉄砲を持ち、
スカートを押さえたまま走ることは困難なようで、仕方なく両手で水鉄砲を持ち、スカートが翻っても押さえること
を諦めたようだ。
少女が走るだけでスカートはその役目を放棄し、純白の下着が日の光に晒される。一見無邪気に遊んでいるだけに
見えるこの光景も、少女が視線を意識しながらもやむを得ず下着を晒しているかと思うと、淫靡なものに見えてくる。
不思議なことに、少女は殆ど狙われなかった。それこそ、不自然なほどに。
てっきり少女は、集中砲火される的だとばかり思っていたのだが…どうも期待しすぎたらしい。その点に関しては
期待外れだったが、それでも少女が恥ずかしがりながらも下着を晒して走り回る姿は、十分に見る価値があった。
しかし、そう思った矢先、少し変化があった。
一人の少年が少女を追い掛け回しはじめたのだ。いままで以上に必死に走り回る少女は下着のことなど構う余裕も
なく、もはや下着は丸見え状態だった。さらに他の少年達も、少女の前に立ちふさがり引き金を引きはじめる。
少女も必死に駆け回るが、少年達はもう少女のみを追い掛け回しているのだ、いくら逃げてもすぐに回り込まれて
しまう。必死に逃げれば逃げるほど、下着は晒され注目は集まる。今、少女は見世物同然だった。
だが、少年達は追い掛け回してもそれほど積極的には引き金を引かなかった。あくまで少女を逃げ回らせることが
目的のようだった。
理由は大体わかる。要は、俺と同じだ。今は下着を晒すのが目的なのだろう。
俺の考えどおりなら、この少年達は俺と同じような人間で、この少女を辱めることが目的ということになる。もち
ろん違うかもしれないが、不自然な状況を考えればその方がしっくりくる。
しばらくすると、少年達は少女に対して積極的に発砲するようになってきた。
少女は必死に逃げるが相手は三人もいるのだ、すぐに体中が水浸しになってしまう。しかし、残念なことにスカート
は濡れれば濡れるほど体に纏わりついて、下着はほぼ見えなくなってしまう。
そしてここからでは、少女の濡れて透けてるであろうシャツはよく見えない。少年達には濡れたシャツの中が透けて
見えているかと思うと、羨ましくなる。
少女がびしょ濡れになったところで撃ち合いはひとまず終了のようで、少年達は笑いながら、少女は一人恥ずかしそ
うに、水の補給のため水飲み場へと歩いていった。
さて、これからどうしたものか。
十分に目の保養はできたし、少し遠いここからではシャツから透けて見えるであろう胸もよく見えない。少年達はそれ
が好きなだけ見られるであろう事も癪に障る。とっとと帰ってしまったほうが、精神衛生的にはいいかもしれない。
だが…それでも期待してしまう自分がいるのだ。あの少年達なら、もっと…とも思うのだ。
結局、俺は少年達に期待しつつ、見守ってみることにした。
水飲み場の様子を見ると、少女が少年達に何かを言っているようだ。どうも何かをお願いしているようだが、少女の
真剣な様子と少年達の笑いながらの対応から、あまりまともに取り合ってもらえていないことが窺える。
少女は諦めたように周りを見回している。その顔は相変わらず困ったような表情だ。少女と一瞬だけ目が合ったが、すぐ
に目を逸らされてしまった。そして、少女はしばらくじっとしていたかと思うと、おもむろにスカートへと手を伸ばす。
まさか、と思ったがそのまさかだった。
少女はスカートのホックを外して、スカートを脱いでしまったのだ。
昼日中、恐らく小学校高学年の少女が、下着姿で公園にいる。その羞恥たるや、想像もつかない。
少女が視線を人一倍気にしてることは今までの行動や、今も俯き、シャツを引っ張って隠そうとするその仕草からも
窺い知れる。
少年の一人が手を振ると少し離れたところから小さな男の子が走りよってきて、スカートを持ってまた元いた場所に
戻る。そこには荷物が置かれていて、その子は荷物の見張りをさせられているようだった。
とにかく、これで少女はスカートを穿きたくても穿けなくなり、今もこの場にいる俺のような人間から下着を隠す
術を失ってしまった。
これは予想以上かもしれない…そう考えていると、少女が一人の男の方へと歩いていく。
体を両手で隠して恥ずかしそうに周りをきょろきょろと見ながら、少女は男のすぐ前で止まり何かを話しているよう
だった。この男が保護者なのだろうか?…少しだけそう思ったが、別の男の方へと向かったところを見ると違うようだ。
少し話してからまた別の男の元へ、それを何度も繰り返して、今度は俺の前にきて止まる。
濡れたシャツはぴったりと少女の体に張り付き、隠すべきものが全て透けてしまっていて、ノーブラの小さな胸は、
少しだけ膨らみはじめているその形も、その先端が僅かに立ってしまっていること、そして綺麗な薄紅色をしている
ことすらわかってしまう。
俯いた顔は少し赤く、手を体の横にぴったりとつけて、少女は俺の前に立つ。
「あ、あの、私達水鉄砲で遊んでて…その…水がかかってしまったら、ごめんなさい」
これが少年達に言われての行動なのは一目瞭然だった。恐らく、周りにいる男達に少女の体を見せることが目的で、
少女が体を隠していないのもそのためだろう。少年達に見張られている少女は、体を隠すことができずに見ず知らず
の男達に、その身を自分から晒して周っているのだ。
少女の女の子らしい小さなパンツも透けてしまっていて、パンツからうっすらと透けて見える肌色と、縦に刻まれた皺が
なんとも艶かしい。この姿で何人もの男の前に立ち、隠すことも許されずに、じっくりと視姦されてきたのだろう。
目には涙をためて、唇を噛み締めて、目の前の男の…俺の視線からも、黙ってじっと耐えている。
「ねえ君、気付いてる?胸とか、透けて見えてしまってるよ」
俺は少女の言葉を無視して、あえて格好のことに触れてみると、少女の体がピクリと震える。
「それに下着姿で、恥ずかしくないの?そういうことは、もうわかる年だよね?」
やはり男に言われると応えるのか、少女はすぐに体を隠そうと手が胸や股間の方へと伸びる。しかし、後ろの少年達の
ことを思い出したのかすぐに体の横へと戻る。
「言われても隠さないってことは、わからないってことかな?それとも見て欲しいのかな?」
少女は弱弱しい視線で睨み返してくる。体を隠せない少女には、せいぜいそのくらいしか出来ないのだろう。しかし、
その精一杯の抵抗すら可愛らしく、男の劣情を誘う。
俺に何を言われても逃げないところを見ると、男の返事を聞くまで動けないのだろう。出来れば少しでも長く、少女に
目の前に立っていてもらいたい。…が、無理に引き伸ばして、もしも、この遊びが終わってしまったらもったいない。
「ああ、ごめんね。水のことだったね。大丈夫、気にしないでいいよ」
少女は俺の言葉を聞き終わると、少しほっとしたような顔をしてから、また別の男の前へと向かう。
そうして少女は十人近い男に自らの体を晒してから、また少年達と遊び始めた。
それからしばらくは何事もなく、少年達も少女ばかりを狙うのではなく少年達同士でも水鉄砲を撃ち合い、少女も
少年達もさらに水浸しになっただけだった。
しかし、俺を含め今もこの場にいる男達は、期待のこもった視線を少女に向け続ける。
しばらくすると少年達は何かを話し始め、やはり少女は一人でそれに反対しているようだった。
そのうちに少年達はシャツを脱ぎ始め、シャツを着ているのは少女一人になる。少年がさっきと同じように手を振り、
これもさっきと同じように小さな男の子が走りよってシャツを渡されている。だが、三人からシャツを渡されても、
男の子は荷物のある場所へ戻らずに何かを待っている。
少年達が少女に詰め寄り、少女は顔を横に激しく振って、自らの体を抱きしめながら拒否しているようだ。一人の少年が
少女のパンツを掴み何かを言い、少女も自分のパンツを掴んで、今度は弱弱しく顔を横に振る。しばらくその状態が
続いたものの、しぶしぶといった感じで少女は顔を縦に振った。
少年の手が少女のパンツから離れて、少年達は少女から少しだけ距離をとると、少年達に囲まれていた少女がよく
見えるようになり、少女は回りを不安そうな顔で見る。周りの男達を見て、俺と目が合うとやはりすぐに目を逸らし、
少女の顔は徐々に暗く沈んでいくように見える。
そして顔を俯け、シャツの裾に手をかけ、少しずつたくし上げていく。
あと少し…あと少しまくれば胸が覗いてしまう、というところで少女の行動が止まる。少女は助けを求めるように
少年達を見ているが、しばらくして少女はまた顔を俯ける。
少女は知っている。周りの男達が自分をどう見ているかを。そして、知っているがゆえにその恥じらいはより大きく
なる。自分が性的に見られていること…自分の体がやらしいものだということ…その認識が少女をより辱めているのだ。
そして、少女は大勢の男が見ていると知りながら、自分からその肌を晒す。それは並大抵のことではない。
先ほどの少年とのやり取りから推測すると、無理矢理脱がされるか、それとも自分で脱ぐかの二択なのだろう。
そして、無理矢理の場合は、パンツすら脱がされる危険があったのか、あるいは自分で脱げば、少なくとも
隠しやすいと思ったのか、少女は自ら脱ぐことを選択したようだ。
少女の手はゆっくりと上がっていき、少女のまだ小さな胸がついに露になった。まだ明るい、人が大勢いる中で、
少女は自らの手で、その衣服を脱ぎ去ったのだ。
すぐに少年達にシャツを取り上げられ、男の子が回収して荷物の場所へと走り、少女はその上半身を隠すことが
できなくなる。少女は胸に水鉄砲を抱え小さな体を丸めて、視線からその身を守る。
少女が体を丸めても少年達が何も言わないところを見ると、少女は最後の一枚だけは脱がなくてもいいようだ。
ゲームが再開されると、少女はまた走り始める。少女にとって幸いなのは、大きな水鉄砲は胸に抱えて走る分には、
隠す道具にもなり、走る邪魔にもならないことだろう。
もっとも、パンツよりも丸見えの胸を隠すことを優先しているだけで、状況はより悪化しているのだが。
さっきまではシャツを着て、スカートも穿いていた少女が、今はパンツ一枚で走り回っている。しかも、少女自身は
それを嫌がっているにもかかわらず、少年達に強制されて嫌々従っているらしい。
どんな関係かは知らないが、なんとも羨ましいことだ。
少女は男達が見てると知りながら、それでも走り回る。全身を水に濡らし、唯一身に付けているパンツも、もう
びしょ濡れで透けてしまって、近くで見たら全裸とそう変わらないだろう。
少年達はまた少女に狙いを定め、男の前にいくように誘導しているようだ。少女は三人に追い立てられて必死に
逃げるが、その先には自分のことをいやらしく見つめる男がいる。
先ほどとは違い上半身を覆うものはなく、身を隠すのは透けてもう役に立つかもわからないパンツのみ。大きな
水鉄砲は手の動きを制限し、胸を隠せば股間が、股間を隠せば胸が隠せない。またしても、少女にとってはどちらも
選びたくない、しかし、選ばなければならない二択というわけだ。
男の方も、水鉄砲で撃たれる可能性があるのに、その場を離れる者はいない。…まあ、それは俺も同じだが。
少女はだんだんとこちらに近づいてくる。少年達は巧みに回りこみ、ゆっくりと、だが確実に少女を追い込んでいく。
少女も出来るだけ人から遠ざかるように動いているようだが、体力的にも少年達のほうが上のようで、さらに三人に
追い回されては、上手く逃げられないようだ。
その上、少しでも少年達の思惑から離れた方へ逃げれば、容赦なく水を浴びせられ、少女が水から逃れるためには、
自分から男の方へと逃げるしかなくなっていく。
パンツを見られることすら嫌がっていた少女が、そのパンツしか身に付けていない格好で男の前に行かなくてはならないのだ。
ついに少年達は少女を俺の前へと誘導し始めたようだ。
俺は少女を真正面から見てやることにする。
少女はギュッと両手で大きな水鉄砲を抱えて、俺のほうへと少しずつ近づいてくる。懸命に少年達に抗うものの、
いくら頑張っても男の方へと誘導され、少女の中に半ば諦めのようなものが感じられる。少しずつだが、少女の動きに
疲れが見え始め、横への移動が少なくなり、走る速度も遅くなってきている。
かなり近づいてきているため、パンツが濡れて肌にぴったりと張り付き、少女のその部分の形を浮き彫りにしている
ことが見て取れる。
しばらく抵抗は続いたが、少女はついに諦めたように俺のすぐ目の前、ほんの一メートルほど先のところに立った。
乱れた髪が濡れた顔に張り付き、小さな体は息を乱して、その肩を上下させている。
少年達も何も言わず、何をするでもなく、ただじっと待つのみだ。
それならと、俺も遠慮することなく少女の体を舐め回すように見てやる。
少女は懸命に俺の目から体を隠そうと、右手で水鉄砲を胸に抱えるように持ち、左手でパンツの前を押さえるように
して隠し、先ほどの質問のせいか、その目は相変わらず弱弱しいものの俺を睨みつけている。
さあ、どうするか……少し、羞恥心を刺激してみるか…
「ねえ君、なんで恥ずかしそうに体を隠しているの?さっきは隠してなかったじゃないか」
少女の体が微かに反応する。それでも少女は目に涙をためながらも懸命に俺を睨み続ける。
「それに胸が透けていると言ったあとも、隠さなかったよね?」
少女の目はどんどん弱くなっていく。睨みつけていたはずの目が、もはや哀願しているように見えるほどだ。少女の
潤んだ瞳は、俺の中の庇護欲を刺激するが、同時に加虐心も刺激していく。
「それなのに、どうして今度は隠しているんだい?」
少女は何も答えず、少年達も何も言わない。しかし、この場にいるということは、俺の行動をある程度は容認する
ということだろう。
「どうせさっき見られてしまったんだから、今更隠しても遅いだろ?」
「……オッサン、そんなに子供の裸が見たいのか?話しかける奴すら、珍しいってのに…」
少年が俺に声をかけてくる…俺をオッサンと呼んだことはこの際無視する。
「ごちゃごちゃ言ってないで、手を退かせって言えば退かすぜ、コイツは」
恐らく俺が何を言っても、少女は手を退かす気などなかっただろう。…少年がこの言葉を言うまでは。
しかし、ただ裸を見ても、あまり面白くないな…どうせなら、もっと…
「そうか、言われれば裸にもなるのか。じゃあ、右手を下ろしてくれるかな?水鉄砲ごとね。
ああ、胸は隠したかったら左手で隠してもいいよ」
少女はキョトンとした顔をする。俺が手を退けろと言わずに、隠してもいいとまで言ったことが不思議なようだ。
少女は言われたとおりに、まず左手で慎重に胸を隠してから右手で股間を隠す。だが、これでは水鉄砲を持った右手と
左手の位置が入れ替わっただけで、まだ胸の見える部分が少し増えただけで肝心なところは見えない。
「じゃあ、次は右手は体の横につけて。左手は自由にしていいから」
少女は俺の意図に気付いたようで、顔に暗い影を落とす。
さて、少女は何も覆うものがない胸と濡れて透けてしまったパンツのどちらを隠すのか?
しばらく躊躇った後、少女は胸を隠したまま、右手を体の横につけた。濡れてしまっても肝心な部分までは
見えないと思ったのだろう。
「可愛いパンツだね。…ああ、少し食い込んじゃってるね…気付いてるかな?そのパンツ、透けてしまって殆ど丸見えだよ」
少女の驚いた顔が見る見るうちに赤く染まっていく。
少女は薄布一枚でも、少しは隠せると思っていたのだろう。しかし、少女の小さくて薄い女の子らしいパンツは、
クロッチ部分は透けてこそいないものの、皺や盛り上がりによってその形をよく表している。
「ああ、やっぱり気付いてなかったんだね。顔がどんどん赤くなっていくよ」
少女の表情に焦りが見える。胸を隠すことが正しいのか、迷っているのだろう。それでも右手は体を横につけた
ままだ。本当に逆らわないらしい。
「いいのかい?大事なところが丸見えなのに、もう見られてしまった胸を隠していて」
「…嫌…見ないで……ください…」
少女はついにその声を出す。少女の声を聞くのは二度目だが、一度目のやや義務的な感じと違いその声にはっきりと
した感情が宿り、俺に対する嫌悪感とそんな相手に懇願しなければならない悲しみが感じられる。少女の胸を抱く
左手にも力がこもり、その指を肌に食い込ませて、耐えている様子が見られる。
「君には自由になる左手があるはずだよ。隠そうと思えば隠せるんじゃないかな?」
「そしたら……見えちゃう…」
「そうだね。でも、今のままだと大事なところが見えてしまっているよ」
少女は太腿を擦り合わせて、もじもじとしだす。それで隠せるわけでもないし、あまり意味のある行動には見えない
が、気を紛らわすために必要なのだろう。
「まあ、どこを隠すかは君の自由だよ。それで…隠さないって事は、君はソコを見てもらいたいんだね?」
少女に与えられた隠せる自由は、同時にどこを見せるかを少女自身が選ぶ選択でもある。いくら言い訳をしても自分で
見せる場所を選んだ事実は変わらず、また隠せる以上は、隠さないという選択も少女には選べるはずもない。中途半端に
隠せる今の状態よりも、いっそ隠すなと言われた方が少女にとっては気が楽だろう。
「おじさん…ズルイ…」
少女の悲しそうな声は良い。心に染み渡る。それが俺に向けられたものだと思うと尚更だ。
「ああ、もう少し足を開いてもらえるかな?もっとよく見たいんだ」
少女は僅かな躊躇いの後、それでも大人しく足を開く。
もう濡れてぴったりと張り付いたパンツは、その形をくっきりと浮かび上がらせている。少しだけ盛り上がった形も、
その真ん中に縦に走る食い込みも、まだつるんとして何も生えていないところも、少女が頼りとする薄布は少女の
期待には応えずに、俺の目を楽しませてくれる。
「丸くぷっくりと膨らんでる形も、何も生えてないのも全部見えるよ。ああ、知らないかな?
大人になるとソコに毛が生えてくるんだよ」
「嫌…言わないで…そんなこと言わないでよ…」
ピンク色に染まった肌、涙を堪えてギュッと閉じられた目、微かに震える声と体、少女はその体全体で羞恥を表している。
僅かに開かれた足は、その中心の盛り上がりを強調し、まるでソコを見て欲しいかのようにすら見える。そして、
濡れた下着ときらきらと光を反射する足にそこを伝い流れる水は、まるで…
「ああ、今気付いたけど、お漏らしをしたみたいだな」
「!?…わ、私そんなことしてません!」
「ぶはっ!お漏らしだって!確かにそんな感じだ!」
少女は耳まで真っ赤に染めて怒り、少年の一人が噴出す。
「…言われて見ると、そう見えるな」
少年達は少女を前から見るために、俺のほうへとやって来る。
「嫌!見ないで!」
俺を含めた四人の視線が少女の股間へと集中すると、少女は耐え切れずに、その場にしゃがみ込んで自らの体を抱きしめる。
「おい、誰がしゃがんでいいって言った?」
「あ、ご、ごめんなさい…す、すぐ立つから…」
すぐさま少年が脅すような声をあげると、少女は怯えた声で答えて、すぐに立ち上がる。少女は先ほどと同じように
左手で胸を抱き自ら足を開いて、股間を晒す。四人の男がソコだけを見ていると知りながら。
しかし、少女が水鉄砲で撃たれてからだいぶ時間が経ち、伝い落ちる水がもう殆どないことが少年達には不満のようだ。
「あんまり流れね〜な」
「…水ならあるだろ。美月、しゃがんだ罰だ。そこに立ってろよ」
この少女は美月というらしい。名前にはあまり興味はないが。
少年の一人が水鉄砲を構えて少女の股間を狙って一回引き金を引く。
「ひっ!」
少女の股間に水がぶつかり、少女の股間から少量の水が足を伝い流れていく。
…不思議なものだ。ただ水が足を伝い流れているだけなのに、股間から流れるだけで淫靡な妄想をかきたてる。我慢
できなかった少女の粗相。そう考えるだけで、胸の奥からなんともいえない感動が沸き起こってくる。
だが、少女にしてみればたまったものではないだろう。自分がしてもいないお漏らしをしたかのように見られているのだ。
「うわ!こりゃハズイな〜」
「うん、ほんとにお漏らしみたいだね」
「だ、だから、私、そんなことしてない…」
少年達は面白がって少女に向かって発砲し、少女は健気に少年に言われたとおりその場に立ち、浴びせられる水に
耐えているが、撃たれているうちに、少しずつ息が荒くなっていく。
「いやぁ…や、やめて…ソ、ソコばっかり…撃たないで…」
動くことを禁じられた少女は、腰を引いて少しでも水から逃れようともがくが、しかし、少年達は執拗に少女の股間を
目掛けて引き鉄を引き続ける。水が股間に命中するたびに、少女の顔は苦悶に満ちた表情となり、悩ましい声をあげる。
少女の下半身を襲う連続的な刺激に、少女はついに左手を下げて防ごうとする。恥ずかしい思いをしても、なにを
言われても必死に守ったその小さな胸を、ついに自らの意思によって俺の前に晒す。
「罰なんだから隠しちゃダメだろ」
「…美月、左手も体の横だ」
「もっと足を開いて、ちゃんと立たないとダメだよ」
しかし、その行動は少女に更なる恥辱をもたらしただけだった。抵抗を許されず、男の前に肌を晒して、女の子にとって
もっとも大事なところを水鉄砲などというオモチャによって嬲られる。足を震わせながらもしっかりと開き、膝を曲げも
せずに立ったその姿は、透けたパンツに覆われたソコを強調し、少年達は遠慮なく水鉄砲を発射する。その刺激によって、
少なからず感じていることも、艶を帯びた表情や声によって俺にはっきりと伝わってくる。
命令ゆえか、それとも快感ゆえか、少女は僅かに股間を突き出すような格好となっている。それは、まだ未成熟な少女の
唯一ともいえる性感帯が水の刺激を最も受けやすい形でもあった。少年達にその意図があろうとなかろうと、水は自然と
その場所を刺激し、少女の性感を高めていく。
水による不規則な、しかし連続して与えられる刺激は、少女を少しずつ昂らせていく。
「い、嫌ぁ……み、見ないで…撃たないで……いじめ…ないでぇぇぇ!!…」
少女が一際大きく体を震わせ、その場に崩れるように倒れると同時に、この遊びは終わりを迎えた。
幸い少女はどこかを打ったり、気を失ったりすることもなく、少し休めば大丈夫そうだった。
少女を俺が座っていたベンチに寝かせて休ませている間に、少年達は荷物番の子を呼び、さっさと着替えてしまう。
「美月、辛いか?平気なら、濡れたままだと冷えるから、早く着替えよう」
「え……うん…大丈夫…着替えるのね、わかった」
少女は少しだるそうだが、胸とパンツを隠しながら自分の足でしっかりと立つ。見たところ、少女の言うとおり問題なさそうだ。
「じゃあ、手を上げて」
「オッサン、あんた運が良いぜ」
少女もこれから何をするかわかっていると言うように恥ずかしそうに目を伏せて、すっと手を上へと上げる。一人の
少年が少女の体を隠す最後の布を下ろし始める。もう濡れて張り付き、その役目を果たせていないとはいえ、それを
取ってしまったら少女は見ず知らずの人間がいるこの場所で、それも俺の目の前で、その肌を、隠さなければならない
ところを全て晒すことになる。
少年は躊躇うことなく、少女のパンツを下げていくと、はっきりと俺の目にそのタテスジが飛び込んでくる。
まだ何も生えていない、縦に一本線が入っただけに見える…が、ただそれだけなのに俺の心は歓喜に震える。何一つ
遮る物がない。それだけでこんなにも心に響くとは!
俺の感動を他所に、少年達は荷物からタオルを取り出すと、少女の体を拭き始めた。腕、足、お腹、少年達はどこを
拭くのかが決まっているかのように、迷いなく少女の体を拭いていく。
俺は今、少女の真正面に座っている。まさに特等席だ。
少女のピンク色の上気した肌は艶かしく、赤く染まった顔を恥ずかしそうに逸らし、軽く伏せた目には少女のものとは
思えない色香を感じる。少女の少し膨らんだ胸は呼吸のたびに上下し、薄い紅色をした乳首を微かに震わせる。ほっそり
としたお腹を少年の手がタオル越しに撫で上げ、タオルの隙間から可愛らしい小さなおへそがチラチラと覗き見える。
そして、何一つ覆うものがなくなった、少女の股間は濡れていて、先ほどの少女の乱れる様と合わせて、それがただの
水ではないことを想起させる。
ふと周りを見ると、見学者達が少し近づいてきている。少女が顔を逸らした先にも何人かいるから、恐らく少女も気付いて
いるだろう。それでも少女は、無抵抗に大人しく少年達に体を拭かせている。
少年達が動き、それぞれの担当する場所が変ったようだ。一人は上半身を、一人は背中からお尻を、一人は下半身を、
それぞれが担当するようだ。タオル一枚を挟んだだけで、少年たちの手が、指が、少女の体を這い回っている。胸を揉まれ、
お尻を撫で回され、股間を撫で上げているのだ。少女は熱い吐息を漏らす。隠すことを禁じられた腕を震わせ、時折顔を
振り、懸命に何かに耐えるようにその唇を噛み締める。
これを見て、誰がただ体を拭いているだけだと思うのか?
思うわけがない。
もしも、ここが豪華なバスルームであったならば、むしろ少年達が奉仕しているように見えたかもしれない。しかし、
ここはただの公園。無関係の不特定多数が集まる場所なのだ。少女はそんな人目のある場所で裸にされ、今も大勢の
見学者が見守る中、体を拭かれているのだ。ここに来たときの少女は、スカートが捲れることにすら気を使う、そんな
普通の少女に見えた。パンツが見えてしまえば、恥ずかしそうに隠す。そんな当たり前の少女だった。そんな普通の少女
が、今、恥ずかしさに耐え、体を三人の少年達に撫で回されているのだ。羞恥に体をピンク色に染め、少年達の指が
動くたび、少女は微かな声と共に熱い吐息を漏らし、その体を悶えるように揺らす。
もうはっきりと濡れている場所は一箇所しかないだろう。それでも少年達は執拗に少女の身体を撫で回す。胸を、お尻を、
そして股間を。もはや撫で回すこと自体が目的なのだろう。少女の息遣いはどんどん荒くなり、その足はプルプルと震え、
もうしっかりと立つことすら困難なことが窺える。少女の悲しそうな顔が、少女自身は今の状況を望んでないことを
想起させ、それがこの状況をより淫靡なものへと変えていく。
少女は懸命に耐えている。しかし、少女が耐えれば耐えるほど、少年達の行為は続き、苦しみが長引くだけだろう。
少女もそのことには気付いているだろうが、それでも嫌なのだろう。人前で、はしたない姿を晒すことが。
「いやぁ…お、お願い……もう、やめてぇ…」
少女は少年達に請い願う。泣きそうで弱弱しい、それでいて自分を必死に保とうとする、強さのこもった声だ。
少女にはもう願うことしか出来ない。少年達が少女の願いに応えるとは思えないが、それでも一縷の望みにかけているの
だろう。
「遠慮すんなよ。あと少しだからさ!」
少年達は少女の願いを無視して、少女の身体を愛撫し続ける。
激しく、優しく、じっくりと。
少女はトロンとした目で俺を見る。俺もまっすぐに少女を見返してやる。
「やぁ…見な、見ないでぇ…もう…もう…だめぇぇ!!…」
少女自身限界が近かったのだろう。すでに昂ってしまっていた少女の身体は、すぐに絶頂を迎えた。
少女は少年達に支えられ、肩で息をしながらその小さな体を震わせている。
もう水など全て拭き取った体から、トロ〜っとした水が一筋、足を伝い流れていった。
少女の体を拭き終わると、少年は荷物から着替えを取り出す。それは普通のブルーのワンピースだった。ただし、ぱっと
見でわかるほど、短い。少女は少し疲れているようだが、今度は倒れたりせず少年達に支えられながらも立っている。
少女にはもう隠す気力はないようで、俺の目にはその胸も、お腹も、タテスジすら、全てが丸見えのままだ。少女は自分で
着る体力もないのか、それとも許されていないのか、裸のままどこも隠さずに待つ。少年達は少女を晒し者にするように、
十分に時間をかけて休ませた後、ようやく服を着せてあげた。
…どうもそれで着替えは終了らしい。少女が身に纏ったのは、その丈の短いワンピースただ一つのみで、下着はなしだ。
この短いスカート部分を捲れば、そこには少女がもっとも隠すべき場所がすぐに露になるはずだ。しかも、着た姿
を見ると想像よりも短く、最初に穿いていたスカートの方がまだ幾分長いのではないだろうか。
着替えが終わると、少年達は少女となにかの相談を始めた。帰るか、まだ遊ぶかを話し合ってるらしい。
ややあって、帰ることに決まったようだ。
「じゃあな、オッサン」
「えっと…さようなら」
少年はぶっきらぼうに、少女は両手を揃えてぺこりと可愛らしくお辞儀をする。途端に少女の後ろからどよめきが
上がるのが、癪に障る。あの丈だ。しっかり見えたんだろうなあ。
少女は恥ずかしそうにお尻を押さえ、少年達はそんな少女をニヤついた顔で見つめている。
「…じゃあ、美月行くぞ」
少年達が荷物を持って走り出すと、遅れないようにと続いて少女も走り出す。
ああ…やっぱり丸見えだ。
別れ際、スカートから覗く小さなお尻がフルフルと震える様が、何時までも俺の目に焼きついていた。
終わり