あ゙〜あづい…
梅雨時期って、意外に真夏よりも暑いんじゃないかな…
カラッとしてなくて、じとじとべとべと…汗+湿気で、下着から何から体にまとわり付いて、欝陶しい。
「暑いよねぇ…」(パタパタ)
「勉強する気にもならないよ…」(パタパタ)
小学生じゃないんだから、スカートパタパタやってるのは、はしたないよなぁ…とは思う。
…思うけど、やらずにはいられない…意外と蒸れるんだよね、制服のスカートは。
そんなこんなで昼休み。
トイレに行こうと席を立つ…気持ち悪い。
何が気持ち悪いかって、ぺったりお尻に貼りついたパンツが気持ち悪い。
実は最近、学校以外ではパンツを履いてない。
汗でぺったり貼りつくのが嫌で、試しにノーパンになってみたら、これがかなり快適。゙癖になる゙とはよく言ったもので、ノーパン+スカートの快適さの虜になってしまった。
…つまり、今の私は不快指数MAX!もう、早く帰って、蒸れ蒸れパンツの呪縛から解き放たれたい!…って感じで…
トイレの個室に入り、スカートを捲ってパンツを下げる…解放感がハンパないね。
洋式トイレに座りながらふと思う…昼からは後2時限…しかも体育はないから着替えたりもしない…つまり、パンツを履いていなければならない理由がない…いける!
思うと同時に、パンツを足から抜いていた私は、パンツをスカートのポケットに入れた。
用を足し終えた私は、そのまま廊下に出た…うぉぉぉ!解放感が気持ち良すぎるぞ!
これで、午後の授業はバッチリだね!
午後の授業も終わり、やっと帰れる…と思いきや、授業で使った道具の片付けを、先生に強引に押し付けられる。
いつもなら嫌な気分しかしないのに、何故か今日は晴れやか…ノーパンって素晴らしい。
最初は蒸れ蒸れが解消されたってだけだったのに、今は「私が今ノーパンだなんて、誰も思ってないだろうな…きしし」って感じで、寧ろ、何しても楽しい。
何か、このまま帰るのが勿体ない気がする…
とゆうわけで、ぶらぶら徘徊中。
下校時間はとっくに過ぎてるから、他の生徒には、今のところ会わない。
と言っても、遠くに声は聞こえてるから、全くいないわけではなさそう。
安全って言えば安全なんだけど、今日の私はちょっと違う…なんだかとってもハイテンション…だから、ちょっと面白くない。
人でもいてくれれば、スリルってものを味わえるけど、誰もいないし…どうしてくれよう…
そんな事を思いながら、棟と棟を繋ぐ渡り廊下へ差し掛かる。
渡り廊下には屋根がなく、上を見れば空、横を見ればグラウンドとかが見渡せる。
そのグラウンドには、野球部やサッカー部とかが練習してるのが見える。
この状況にピンときた私は、にやけながら、スカートの裾に手を掛けて…
うふふふふ…見えちゃってるかな…遠くだから分かんないか…
渡り廊下を渡る私。
いつもと違うのは、私の下半身が露になってる事。
両手で、思いっきりスカートを捲り上げて、アソコもお尻も丸出し。
途中でわざと止まる…そこでくるっと一回転して、そのまま渡り切る。
イタズラが成功したって感じで、笑いが込み上げてきて仕方がない。
その時、後ろの方の階段から、下級生らしき男の子が上がってきた…うぉぉ、危ない危ない…
ダメだ…変な先輩だと思われちゃうって思えば思うほど、込み上げる笑いが抑えられない。
あ〜あ、行っちゃった…こりゃ変人認定だね…もう少し早く来れば、理由も分かったのにね…残念だね。
さぁて、ぼちぼち帰りますかね…
また暇があれば、今日みたいな事やっちゃおっかな…なんて思いながら、私は教室に向かった。