夜のビル街で、俺はあの女を追い詰めていた。  
「くっ……牙、貴様は今の陽炎忍軍に疑問を持たないのか?」  
「興味はないな、俺は楽しければそれでいい」  
金で要人を暗殺する陽炎忍軍、その中でも屈指の腕前を持つのが  
この女、胡蝶であった。  
俺はいつも奴に欲情していた。  
クノイチのピッタリした衣装に浮き出るあの女の豊満な肉体。  
抱きたいと思わぬ男はいないであろうと思われるほどだった。  
「貴様が裏切ってくれて幸運だった。  
抜け忍の処断は逃がす以外では追い忍の裁量に任せられているからな」  
「ゲスめ……」  
「好きに言え」  
「なっ! がはっ!?」  
瞬時に背後をとり、首筋に一撃を加える。  
それだけで勝敗が決してしまった。  
「くだらん、これが最強のクノイチの実力か……」  
逃亡生活で神経をすり減らしていたのかもしれない。  
いや、そうではない。  
次の瞬間、崩れ落ちた胡蝶の右手が閃く。  
そして手にしたクナイで俺の首を斬りつけようてして、失敗した。  
「ご……おぉ……」  
「気づかないとでも思ったか?  
愚かな女だ」  
俺は胡蝶の鳩尾にめり込ませた拳を引き抜きながら、  
意識を失っていく、胡蝶を眺めていた。  
 
倒れ伏した胡蝶は美しかった。  
そして妖艶な肉体をしていた。  
「くくく、胡蝶、今俺の物にしてやるからな」  
俺は気絶した胡蝶の顔を抱えて口づけをした。  
ねっとりと舌を絡ませてしゃぶりつくす。  
「美味い唾液だ、やはり極上の女は違うものだな」  
言いながら俺は胡蝶の衣服を切り裂いていった。  
胡蝶に反応はない、完全に気を失っている。  
引きちぎるようにして露わにした胡蝶の肢体を俺は撫で回した。  
その首を、胸を、腹を、そして股を。  
「最高だ……胡蝶、お前は最高だ」  
ピクリとも動かない胡蝶の身体は豊満そのもの。  
そのピンク色の陰部にジュルジュルと吸いつき、すすり上げると  
胡蝶はヌルリと淫蜜をこぼし始めた。  
俺はそんな胡蝶の身体を抱き上げ、対面座位の姿勢で  
ズブズブと貫いていった。  
少し、胡蝶の呼吸が乱れる。  
しかし目を覚ます気配はない。  
ギチギチと根元まで埋めても胡蝶は抵抗すらできないのだ。  
まるで人形のような胡蝶だったが、  
あそこだけはしっかりと締めつけていた。  
「可愛い奴だ。そんなに俺が愛しいか?」  
問うても答えは返って来ない。  
しかし、それがさらなる興奮を呼び起こす。  
 
温かい身体が密着し、確かに生きているということを実感させる。  
しかし意識はなく、抵抗すらできない。  
「うう、出すぞ」  
そう言って膣の最奥でドブドブと射精してやると、  
一瞬だけピクリと動いた気がした。  
だが胡蝶は目覚めない。  
例え今ので孕んだとしても、拒絶すらできないのだ。  
「くくく胡蝶、続きは我が家でやろうじゃないか。  
手足の腱を切ってやろう。  
歯も抜いて自殺できなくしてやる。  
安心しろ、食事は俺の口移しだ」  
本人が聞いていれば激昂したかもしれないセリフも  
やはり胡蝶の耳には届いていなかった。  
俺は眠る胡蝶に薬をかがせて抱きかかえ、夜の空へと飛び出していった。  
 
 

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