こんばんは。執事でございます。  
本日のお部屋のご様子はですね、あ、くれぐれもご内密にお願いいたしますよ?  
いくら旦那様のご命令とはいえ、ご婦人に恥をかかせるのは紳士としていただけませんからね。  
 
 
……ここでございます。  
この隙間から少しばかりのモーター音が聞こえますでしょう?  
声は、さすがに押し殺していらっしゃる。  
ですが、ずいぶんと息が荒くなってきているようですね。  
さ、旦那様、覗いてご覧ください。  
指で広げて、大胆にもクリトリスをさらけ出したままローターを当てがっていらっしゃいますよ。  
このご婦人のクリトリスはまさに真珠のようでございます。素晴らしい。  
つややかに濡れきって、なのに無機質な機械でずっと虐めていらっしゃる。  
皮をむくのには抵抗があるようで、くるくると撫で回しては根元にローターを押し付ける、それを何度も繰り返しては  
黙ってイクのでございます。  
シーツを噛んで声を殺して……  
 
 
そろそろ放置プレイも終盤でございますね。  
旦那様が直接手をお出しになれば、さぞやお悦びになると存じますよ。  
では、わたくしこれで失礼いたします。  
 
 
 
 
執事でございます。昨晩のご婦人のご様子はいかがでしたか。  
旦那様の指責めに耐えうる方はそういませんから、存分に天国を味わいご満足されて……  
はい? ああ、左様ですか、放置続行。鬼でございますね。  
 
 
いえいえ、わたくしなどとても足元にも及びません。  
本日はですね、ご婦人とお呼びするにはまだお若い方でございますね。  
お申し付け通りにご準備させていただいております。  
もうすでにローター内蔵型の下着を、それとわからずに身につけておいでです。  
旦那様からの贈り物と聞いて、大変お喜びでいらっしゃいました。  
こちらがリモートコントロールスイッチボタンでございます。  
バイブレーション、回転、揉み上げ、それらの強弱。  
シリコン製ですのでお嬢様のクリトリスを傷めるようなことは決してございません。  
音声もある程度拾えますので……は、申し訳ございません、長々と失礼いたしました。  
 
 
お嬢様のお部屋はこちらでございます。  
今は少し離れた応接間にて他のご婦人方と談笑していらっしゃいます。  
しかしさすがは旦那様。最新機器の研究にも余念がないのでございますね。  
普通の下着となんら変わりありませんでしたよ。  
え? わたくしなら? そうですね、まずゆっくりと強めに回転させますね。  
最初にクリトリスに快感を与えて嫌悪感を取り除いてから、軽くつまむように揉み上げて、  
何が起こっているのか身体に理解させます。  
顔では平静を装いながらも次第に濡れてくるでしょう。  
愛液で下着にクリトリスがぴたりと張りつく頃合いで、微弱なバイブレーションに切り替えます。  
少し声が漏れ出てしまうかもしれませんね。  
そのままじわじわと振動の強さをあげて、ふっと止めます。  
再開までの時間に、お嬢様は会話を切り上げて扉へと歩みよるでしょう、そこでまた回転です。  
最初よりも弱く、しかし絶頂への期待を煽るように段々と強くクリトリスをこね回します。  
『強』の手前でまたストップ、はい、寸止めでございます。  
しばらく止めたままにしておけば、たまらず応接間を出てご自分のお部屋にお戻りになられるはずです。  
そこをこのお部屋で待っていれば、お嬢様が瞳を潤ませて駆け込んで……  
? 音声スピーカーが騒がしいようですが、まさか。  
旦那様、そういうことであれば前もっておっしゃっていただかないと。ではこれで失礼いたします。  
ひとつだけ、お嬢様が廊下を歩いてこられる間はずっと揉み上げスイッチをいれて  
イカない程度に限界までクリトリスを虐めてさしあげてください。  
……もうとっくにしていらっしゃる。さすがでございます。  
それでは。  
 
 
 
 
 
執事でございます。  
よくよく放置プレイがお好きなのですね旦那様。あのお嬢様もご婦人も清楚な方達でしたのに  
最近では目やら腰やらがムラムラと欲求不満を訴えていらっしゃる。  
わたくしなど目のやり場に困りますよ。  
 
 
いえ、本日はですね、先日捕らえましたスパイの件でございます。  
数日間の尋問にも屈せず、雇い主どころか素性もわかりません。  
生き恥などさらさぬ、と豪語しており、今は自害阻止の処理をした上で隔離部屋に  
監禁しております。  
こちらのモニターが……は、拷問部屋はございませぬゆえ、身体にきくとなると  
おそらく長丁場になるかと。  
荒事に慣れた者もおりませんし。  
わたくしに一任、でございますか?  
……やってみましょう。  
マイクのスイッチを入れますので、旦那様はどうぞご静聴願います。  
 
 
隔離部屋の者、スパイといえど女性でいらっしゃるからには身体に傷をつけぬよう  
気を配るように。  
まず拘束具のつけ直しだ、椅子の肘置きに脚を固定、後ろにひとり立て、  
暴れても倒れないよう保持。  
開脚部は臍の下までチャックを開けろ。  
下着はつけたままでよい。指先の器用な者、女性の前へ。  
そっとなでろ。クリトリスの位置を確認したら布越しにつまみあげておけ。  
女性の口に轡はしてあるな?  
舌を噛まないよう外すな。  
よし、ゆっくりとクリトリスを離して指の腹でごく弱くこすり続けてみろ。  
太ももに手を置いて身体の反応を見逃すな。  
びくんと身を強張らせる箇所を覚えておけ。  
……ふむ、下から上への撫で上げと、上部の根元近くが弱いようだな。  
濡れてくるまで続けろ。じっくりとな。  
 
 
さて、スパイ殿、雇い主を白状するのならここで終わらせますがね。  
──殺せ、と。まあそんなに深刻にならずとも大丈夫ですよ。  
おや、クリトリスが勃起してきたようですね。  
おい、マイクを近づけろ。  
くちゅくちゅと気持ち良さそうな音が聞こえますね。  
濡れた下着ごとクリトリスを愛撫しろ、下から上に弾くようにな。  
はは、お嬢さん、喘ぎ声が漏れてますよ。  
貴女はスパイでしょう、もう少し恥じらいなさい。  
イク? そうですか。おい、指先でクリトリスの根元を狙ってこすりあげろ。  
……喉までのけ反って、分かりやすい方ですね。  
スパイに向いていないのではないですか?  
はいはい、顔を真っ赤にせずともよいですよ。  
下着を横にずらせ。開脚部をモニターの中心へ。  
 
 
旦那様、なかなか立派なクリトリスでございますよ。  
容姿といい、今回集めたご婦人方の内では群を抜いておりますね。  
まさかスパイだったとは、もったいない話でございます。  
 
イッたばかりのクリトリスが敏感なことくらい承知しているだろう、慎重に扱うように。  
筆は用意できたか。よし、始めよう。  
まず筆先を濡らせ。垂れている愛液を充分からめ取って揉みほぐすんだ。  
ほんの軽くクリトリスの尖端をかすめてみろ。  
……情けない声を出しなさんなお嬢さん、生き恥はさらさぬと言っておられたそうだが  
拷問訓練では快楽への対処など出来ませんよ。  
睨む目が潤んでいては効果もありませんしね。  
続けろ。  
クリトリスがモニターで見えるよう手の動きに留意。  
 
 
いかがですか旦那様。  
まだ序ノ口だというのに、いい声で鳴く。  
感度の良いクリトリスでございますね。  
 
 
筆先をクリトリスの皮の割れ目にゆっくり入れろ。  
入れたままじっとしておけ。腰が勝手に動き出すはずだ。  
ああ、そうか拘束具で自由に動かせる余地などなかったな。  
小刻みに筆を震わせて中に隠れているクリトリスの芯を丹念になぶれ。  
優しく舌で舐めている感じでな。  
じっくりといやらしく筆を使え。  
黙ってイキそうになっている? そうか、少し強めに筆を押しつけてクリトリスを撫で回せ。  
構わん。何度でもイカせてやれ。  
 
 
またイッたのか、これで何度目だったかな。  
使っていない指でクリトリスの皮を剥いてみろ。  
ほう、見事なものだな、快楽責めに慣れていないのも頷ける。  
初々しい色だ。  
お嬢さん、よだれなど垂らしていないで貴女の雇い主を教えてもらえないか。  
……指を膣内に入れろ。まだ満足していないようだ。  
こりこりと膨らんでいる箇所、わかるか? クリトリスの裏側を責めろ。  
手加減するな。筆は左右になぶり倒せ。  
指が離れているぞ、皮は剥いたままだ。根元から撫で上げろ。  
悲鳴? 聞こえんな。よがり声なら充分届いているがな。  
負けないようじゅぽじゅぽとうるさい音を聞かせてやれ。  
イクあいだも手を休めるなよ。狂い死にするほどイカせてやればいい。  
そうお望みでしたな、お嬢さん。  
 
 
 
旦那様、長い時間お付き合いいただきまして、恐縮の極みでございます。  
甲斐あって雇い主も判明いたしまして、処分としてはですね、ダブルスパイとして送り返すことに致しました。  
夜はわたくしの部屋で飼いますのでご安心なさってください。  
それでは良い夢を。失礼いたします。  
 
 

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