「………ん、あ…んうう」  
窓から差しこむ朝の日差しから逃れるようにアリスはシーツを被った。  
「んん…あ、朝……?」  
ピクピクとエルフ特有の耳が動き、寝ぼけ眼を擦りながら身を起こした。  
純白の白い肌に朝日が反射し、より一層輝いて見せた。身を起こした反動で  
ふるんと揺れる乳房や身体には無数の口づけの後、隣に眠る愛おしい異性からの愛の印だ。  
「……うふふ、いっぱいしちゃった……ほんと、エッチなんだから」  
クスクス笑いながら、アリスは隣に眠るかつてリーダーに口づけした。  
「ん……あ、アリス…あ、朝か…」  
「もう……朝起きて開口一番は『おはよう、ハニー』でしょ?結婚した時、約束したじゃない」  
「あ、ああ…すまない…お…おはよう…ハ、ハニー…」  
「なぁに、ダーリン♪」  
うふっと笑い、アリスは夫の肩に身体を預けた。  
「いや……最近はあまりなかったんだが…あの頃の夢を見たんだ…」  
「もう2年よ……ん…」  
ちゅ…とエルヴィンの頬に唇を寄せ、アリスは静かに囁いた。  
 
「……ああ、もう2年も立つんだな。俺達のパーティーが解散して、大陸がまとまるなんて  
思ってもみなかったよ」  
寝室の化粧机の上に飾ってあるモノクロの写真にはかつての戦友達が写っている。  
「そうね…みんな故郷に帰ったり、結婚したり、旅を続けたり……あ、そう言えばアクスってグリエルドとの間に  
子供ができたんだって、手紙にそう書いてあったわ」  
「え、そうか…今度、手紙に添えてお祝いを送らないと…」  
「ねぇ…エルヴィン…そろそろ私も欲しいなァ…」  
天井を見ながらアリスは囁くように言った。  
「エルヴィンとの子供……男の子と女の子2人ずつでどうでしょう?」  
「い、いや…でもまだ2年だし…そのさ、もう少し新婚でも」  
「えー?さっきはもう2年とか言っていたクセに…」  
「そ、それにアリスはエルフだし…俺は人間だし、なかなか――――――」  
異種族同士では確かに子は生まれにくい。ただ皮肉なことに先の大戦で医学の進歩は目覚ましく  
異種間での不妊治療や薬品が開発された。また古い習慣を嫌うエルフ、獣人、ドワーフ、有翼人の若者が  
森や鉱山、渓谷を出て外の社会へ進出することも一つ要因となっている。  
「やればできる!だって私達には勇者の血が流れているんだから!」  
「おいおい…」  
アリスはエルヴィンに抱きつき、幸せを噛みしめるように言った。  
「ずっと…一緒よ。エルヴィン……愛してる」  
「ああ、俺もだよアリス」  
ぎゅっと抱き合い、キスを交わすうちにエルヴィンのペニスが催してきた。  
「ふふ、朝からもう元気なのね…夜まで待ちきれないの?」  
「ち、違うよ。これは生理現象!いくら今日が休日だからって朝から…」  
「私、休日の朝からでもいいわよ…っていったらどうする?」  
シーツを身体に巻きつけ、挑発するように誘うエルフの魅力に勝てるわけはなく  
若い夫は新妻に挑んだ。  
 
「あっああん、もっと…もっと、もっとォ…」  
ベッドの上でアリスを組み敷き、腰を叩きつけるエルヴィン。  
「んっ…ああ…アリス、アリス…んッ」  
ぷるんぷるんと揺れるアリスの白い乳房を口に含み、音を立てて吸う夫。  
「あッ…はんんッ音…立てちゃ…」  
エルフは菜食主義な習慣があるために細身で余りふくよかな肢体は持たないが  
森を出たエルフは違う。食文化の違いもあり、人間を夫にもつアリスはなおさらだ。  
白い肌に、お椀程の乳房に桜色の突起を持ち、その身体を歩ませる脚は  
世の女性が憧れるような脚線美を描き、白い尻と胸とを繋ぐ腰も大胆なまでにくびれていた。  
まさに神話の中に描かれているような女神のような魅力に満ちた官能的な体つきだった。  
パーティーの中には神話に美の化身として語り継がれるハイエルフの女性もいたが彼女とは  
違った魅力がある。何よりエルヴィンが初めて組んだのがアリスだった。  
森を出たばかりのアリスは生意気で、何かと衝突する事が多かったが、しだいに打ち解け、  
互いに惹かれ合うようになった。その頃の少女のような体つきから成熟した女性の色気に満ちている。  
「ど…どうしたの…にやにやしちゃって…ん」  
「い、いや……アリスが綺麗だなって…思って」  
「ふふん…わかっいるじゃないダーリン。でも、本当はエルフにしては大きいおっぱいとかエッチなお尻だな  
とか思っていたんでしょう?」  
「……そんな事はないよ」  
「ほんとかしら……あっ…んっふ…んん」  
口を塞ぐようにして深いキスを落とすエルヴィン。  
そしてその秘所にエルヴィンがペニスをあてがい、濡れた秘裂にゆっくりと挿入した。  
「んっあはっ……はぁ…」  
エルフの身体は人間に比べると細く、繊細であり秘所も狭い……従って締まりがキツイ。  
「エ…エルヴィン…のが中で…あはっ…も、もうダメ」  
アリスの美しい顔が快楽に犯され、潤む眼でこちらを見つめてくる。  
突く度に上がる嬌声にエルヴィンは最高の幸せを感じていた。  
「こっこんな…毎朝してたら…んっ、んんっ!す、すぐ子供がっ」  
「そ、そうかい?じゃ…念のため、いっぱい、いっぱい出してあげるよ、アリス、アリス!」  
「あっ…あああっ、ダ、ダメ!わ、わたしも!あっああ!イ、イちゃう!」  
アリスの最奥でエルヴィンのペニスが猛烈な勢いで爆ぜた。  
「ああっ、愛してる!エルヴィン、愛してる!愛してるよォ!」  
中で愛しい夫の精を受け止め、離れまいと脚をエルヴィンの腰に絡みつかせ  
アリスは叫ぶように言った。  
「うっ…ううっ…うっ…はぁはぁ…」  
「ああ…愛してる…愛してる…エルヴィン」  
エルヴィンは中で出し切り、萎えたペニスを埋め込んだまま、啄むようなキスをアリスの首元に  
繰り返す。アリスは荒い息をつきながらもそんな夫を抱き締め、言った。  
「こ、今度はエプロン付けて…セックスしたいな…パーティー組んでた頃の神官服でも…ねぇどうかな?」  
「はぁ…はぁ……はぁ…タ、タフすぎるよ…アリス」  
そして、その日を境に二人は待望の赤子を授かったのだが、いっぺんに4人も授かり、  
夜の営みそっちのけで育児に勤しむことになった。  
 
おしまい  
 
 

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