「お兄ちゃーん、部屋入るよ〜…て、いないんだよね〜」  
私はお兄ちゃんの部屋に入って、一人呟く。  
今日は、お父さんとお母さんは地区の旅行、お兄ちゃんはチャンスとばかりに彼女さんの家に泊まりに…今、我が家には私だけ。  
ホントは旅行行きたかったけど、部活が抜けられないから断念…その分、お小遣いをたくさん貰ったから、悠々自適…たまにはこうゆうのもいいかも。  
今はちょっと夜更かししてて、私の部屋の隣のお兄ちゃんの部屋に、漫画を漁りに来たのだ。  
さぁて、何読もうかな…  
 
ん?何だこれ?本棚の後ろに、雑誌が落ちてる…  
拾い上げてみると、裸の女の人がいっぱい…うわ…お兄ちゃんもこんなの見るんだ…  
…なんかむずむずしてきちゃったな…どうしよ…お兄ちゃんの部屋だけど、いないからいいよね…  
部屋着のショートパンツの上からすりすり…気持ちいい…  
あ…このままだと、さっきお風呂で替えたばっかのパンツがダメになっちゃうな…いないからいいよね。  
そう思いながら、ショートパンツを少し脱いだところで、お兄ちゃんがいつも座ってる椅子が目に入る。  
お兄ちゃんが座ってるのが目に焼き付いてるのか、一瞬、お兄ちゃんが座ってるような錯覚がして、びっくりしてショートパンツを思い切り引き上げる。  
 
普段の習慣とかって恐ろしいな…いないはずなのに見えちゃったよ。  
その時、さっき見た雑誌の中に載ってた写真をふと思い出す。  
男の人の目の前で、女の人が徐々に服を脱いでいって、最後は裸で…うわ、何かドキドキしてきた。  
いや、お兄ちゃんの事は嫌いじゃないんだ…寧ろ好きなほうだけど…いや、そうゆう好きじゃなくて…て、何を一人でぶつぶつ言って…  
 
「お兄ちゃん…今から脱ぐから見ててね…」  
うわ〜、何言ってんだろ!恥ずかしいぃぃぃ!  
…でも、お兄ちゃんがいるような気がしてきた…  
まずは上…て、Tシャツだけだわノーブラだわで、いきなり胸出ちゃったんだけど…  
…どうせ、彼女さんのが大きいもんね。  
私のなんか見たって、全然嬉しくないもんね…ちくしょう…  
次は下、ショートパンツをするすると…残念、ちゃんとパンツ履いてるよ。  
お兄ちゃんは…興奮してる?私は、してる…  
兄妹なのに興奮してるなんて、私、おかしくなっちゃってるね…  
じゃあ、見てて…最後の一枚、いくよ?  
はぁ…お兄ちゃんの部屋で、私、素っ裸になっちゃった…  
普段、裸にならない場所で裸になるのが、こんなに興奮するなんて、思いもしなかった…癖になる。  
 
そのまま、ゆっくりその場で一回転してみる…脱衣場やお風呂場とは違う空気を全身で感じる。  
もう、自分自身ではこの興奮を抑えられない…右手は胸、左手はアソコを勝手に触りだす。  
乳首は痛いくらいビンビンになってるし、クリもコリコリになってる。  
少し乱暴に触るだけでもイッちゃいそう…てゆうか、もうイク…  
「!?…おしっこ…出ちゃうぅ!」  
何とか手を体から引き離す…お兄ちゃんの部屋でちびるとこだった…危ない危ない…  
実は、部屋に入った頃から少しトイレに行きたい感じはあったんだけど、今ので、一気に膀胱がぱんぱんになった気がする。  
私は、トイレに行こうと思って、さっき脱いだ服を手にする。  
 
…誰もいないんだから、このまま裸で行っても大丈夫…  
 
どこからか、そんな声が聞こえた気がする…  
もちろん、私はこの言葉に従う…一々服を着てられるほど余裕がないし、この方が面白そうだから。  
何の戸惑いもなく、部屋の扉を開けて廊下に出る。  
部屋の中ならまだしも、廊下で裸なんて、頭くらくらしてきた…  
私とお兄ちゃんの部屋は二階で、トイレは一階にあるから階段を降りる。  
階段を一つ"とん"と降りるたび、膀胱が"とん"と刺激されて漏らしちゃいそうになる。  
早く降りたいんだけど、早く降りられない…早くおしっこしたいよぅ…  
何とか階段を降りる。  
ここを左に行けば玄関、右に行けばトイレがある。  
 
一階の廊下…普段、裸で歩いてたら絶対怒られてるよなぁ…  
別に、私しかいないんだから普通に歩けばいいのに、何故か、体を低くして歩いてしまう。  
後ろめたさと興奮が入り交じって、変な気分…ドキドキしすぎて吐きそう…  
目的の場所に着いた私は、履物を履くのももどかしいから、裸足でタイルに踏み出す。  
そのままそっと扉を開く…足の裏に伝わるタイルの冷たさと、扉の隙間から入り込む、この時期特有の、まとわりつくような空気に緊張感が増してくる。  
勘のいい人なら分かってると思うけど、私は今、玄関にいる。  
お兄ちゃんの本の中の写真に、山か林の中で、立ったままおしっこしてるのがあって、私も挑戦してみたくなっちゃって…  
日付が変わってから暫らく経ってるから、さすがに通行人みたいなのはいないみたい。  
するっと扉を抜けて外に出る…じめじめした空気に全身が包まれて、汗がじっとりと染み出してくる。  
どうせやるなら、凄い事がしたい。  
そう思った私は、素早く門柱まで来ると、そのまま門を開けて道路に出た。  
…私、裸で道路に出ちゃった!どうしよう!口から心臓が出そう!  
しかも、今からここでするんだよね、おしっこを…  
私は、周りを見渡しながら道路の真ん中まで歩いた。  
 
ここまで勢いで来てしまったけど、正直、生まれて初めて"立ちション"をするわけで、どうやっていいか分からない。  
さっき見た写真では、足を肩幅より開いてたから、私もそうしてみる。  
した事ない体勢だし、緊張してるのかもだけど、あんなにしたかったのに中々出ない。  
早くしないと人が来ちゃうかも…てゆうか、私のさっきからの荒い息が、周りの家に聞こえてないかも心配…  
…あ…出る…  
私のアソコから出たおしっこは、足元に勢い良く落ちていき、私の足をびちゃびちゃにしていく…靴履けば良かったかな?  
「わ!?わ!?わ!?」  
勢いがなくなったおしっこが、私のアソコから太ももを伝い始めて、思わず声をあげる…とっさに手で広げようとしたけど、濡れて滑ってうまくいかない。  
あ〜あ、脚がびしょびしょになっちゃったよ…でも、すっきり。  
…これだけゆっくりしてるのに、誰も来ないね。  
このままここで、さっきのHの続きしたら、どうなっちゃうんだろ…  
私は、同じ道路の真ん中でも、おしっこで濡れてない所にぺたんと座った。  
そこは昼間、日差しが当たってた時間が長かったのか、アスファルトに接してる太ももやお尻、アソコがほんのり温かい。  
 
そのまま、もう一度右手で胸、左手でクリを刺激する。  
湿った暑さ、じっとりとした空気、下半身から上がってくるおしっこ臭さと、Hな時に必ずする匂い…全部が混ざりあって、私の脳や体を支配していく…  
声を出さないよう我慢してたけど、もう、何もかもが限界…  
「んん!…うん!…あ!…ああ!…ひっ!い…イク…イッちゃうぅ!」  
今まで感じた事がないくらいの快感が私の中を駆け巡る。  
「ああ!?あ!?…あ…あうぅ!」  
とても理性が働くような余裕はなくて、ただ快感に飲まれて、ぽかんと開いた口から声を上げ続けた。  
…はぁ…はぁ…はぁ…気持ち良かったぁ…でも、早く帰らなきゃ…  
どうしよう…立てないんだけど…  
膝が痛いのを我慢して、四つんばいで家に入った私は、とりあえずシャワーを浴びて、また裸で二階に上がり、お兄ちゃんの部屋の片付けをして、自分の部屋に戻った。  
 
それからは、部屋で普通に一人Hしてても、あの時みたいな快感は感じられない。  
ふっと、部屋の扉を見つめる。  
夜中に、誰にも見つからずに、外に忍び出る方法ってないかなぁ…  
 
おわり  
 
 

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