とある大学の、地下食堂外のテラスへ続く階段。(兼食堂メイン入口)
このテラスでは男たちが異性の通過を今か今かと待ちかまえている
すでに大半の女たちの間でも有名である。
『あの階段を短いスカートで通ってはいけない』
彼らは階下のテラスに昼飯と称して陣取り、
女たちのスカートの中を覗くのだ
そこに向かう膝上ほどのスカートをはいた女が一人。
「○、○○?本当にそれで通るの?見られるよ?」
「ん?なんのこと〜?」
「スカートよスカート。下のテラスはパンツ見ようとしてる男が座ってるのよ?」
「そうなんだ〜」
「しかも○○、昨日もスカートで通ったって聞くよ?」
「知らなかったよ〜明日からそうするね〜」
しかし彼女はそんなことなど知っている。
知っているからこそ日に日に短いスカートにしてその階段を登り降りしている。
男たちの間で少しずつ有名になり始めていた。
『あの女は見せてくれる』ただそれだけだ。
しかも今日は特殊な日であった。
このことに関して、少し残った恥じらいの為に
徐々に短くしたスカートを今日は少しだけ長く戻した。
それらはまだ彼女しか知らない。
彼女は今日、下着を着けていないのである
そんな露出狂の物語