「ちょっと!あの子(ID:UIlhsqwm)手を出すどころか驚いちゃって立ち尽くしてるわよ」
「待って、今考えてるから」
そうこうしてる内に中学生が私達の方に自分を診ていた看護士が倒れたと伝えに来た
取り合えず慌てたフリをして、眠っている看護士を部屋の外に運び出ししばし思案する
「よし、決まったわ。この娘をまた部屋に戻すから適当に口裏合わせてね」
部屋に戻ると中学生はまだ立ち尽くしたままだった
「ごめんなさいね。他の部屋はいっぱいでここしか空いてないみたいなの」
「この娘も病気とかじゃなくただ寝てるだけだから安心してね」
「ほら、この前この近くで大きな事故あったでしょ(嘘だけど)」
「私達も2日徹夜なんだけど、この娘は運悪く事故の前も徹夜が入っててぶっ続けなのよ」
「完全に疲れちゃってるみたいだし、他に部屋も空いて無いからここで少し寝かせてあげてね」
そう言って診察台に寝かせた後
「苦しく無いように少し緩めておかないと」
独り言のように言いながら眠っている看護士の首元のボタンを外す
そして事の成り行きを見守ってる中学生に
「あなたの事を診てくれる代わりの人を捜して来るから、もう暫くここで待っててくれるかしら?」
そう告げると返事を待たず私達は部屋を出て行った