SIDE 藤堂啓太郎 with 藤堂瑛  
 
「しっかし、ようやく淳の魅力に気づくオナゴが現れたか。」  
「そうねえ・・・いままで手付かずなのが不思議だったけど。」  
「まあ、奴は意図的にヘボく振舞ってる感はあったからな。」  
 
実際のところ、淳はサッパリ運動が出来ない以外については  
上物の男の部類に入るだろうな。  
成績は他の追随を許さないしあの開発スキルはきわめて将来有望で、  
実は容姿的にも・・・髪をいじって眼鏡をもっとシャレたのに  
取り替えればヨン様と充分以上に張れるんじゃないか、と俺は思う。  
 
そういや・・・姉ちゃんはどうなんだろ?  
俺は筑前煮のレンコンに箸を伸ばしながら、探りを入れてみることにした。  
 
「姉ちゃんは、淳とかどうなんよ。」  
 
直球じゃんよ。俺。  
 
「んー。淳くんはいいコだと思うけど、なんでか牝の本能が  
 疼くって感じじゃないのよネ。」  
「・・・エロ姉め。」  
「あっはっは、いつものことじゃない。」  
「しかし、長年姉弟やってるが・・・姉ちゃんの男のシュミってのは  
 いまだによくわからん。」  
「私自身さえわかんないし。」  
 
たしか、いかりや長介に抱かれたいとか言ってたな。  
んあー。思い出したら混乱してきた  
 
「まあ、あれだ。あのコ・・・倉敷さん?・・・が口火になって  
 我も我もと淳に告白したりするようになったりしてな?」  
「そりゃないでショ。淳くんのよさって、外から見えないところに  
 主に集中してるんだしサ。」  
 
俺が淳のマブダチを続けてるのも、そこだ。  
奴はちゃらんぽらんに見えるものの、義理人情に関わることに関しては  
きわめて真剣だしな。性格的に、男でも漢でもなく、侠と書いて「をとこ」と  
読むとぴったり来るところだ。  
 
「ま、その辺は今後の展開に乞うご期待ってとこだな。」  
「啓にも彼女が出来るといいのにネ。」  
「るせーや。」  
 
仕込みはちゃんとやってんだよっ。  
ここまで来るのに時間はかかったが・・・来年はキメるっ!  
 
八宝菜をかっ込みながら、あいつのことを思い浮かべた。  
こちとら3年越しなんだ。ここで諦めるわけにはいかない。  
ふと見ると、姉ちゃんがニコニコしながらこっちを見ていた。  
 
「がんばってネ。」  
「ああ。・・・それと姉ちゃん、八宝菜にはウズラの卵をちゃんと入れてくれな。」  
 
 

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