「センセイ、お願いします」  
「駄目ですよ、しばらくはそのままです」  
 
なんて格好させられてるんですか、私!  
お嬢様から予習と復習のお誘いを頂いた私は、仕方なくお屋敷を訪問した。  
・・・ところまでは良かったんだけど、何でまた天井から吊られてるんでしょう?  
目の前のスクリーンには、目隠しされて喘いでる私が映ってるし!  
こないだのですか、こないだのなんですか。  
私に無断で、いつの間の撮ってたんですか!あんなの!  
 
「私は、勉強しにきたのにぃ・・・」  
「間違ってませんよ。予習と復習に、ここにいらっしゃったんでしょう?」  
 
絶対に間違ってるよ、センセイ!  
ベットの上に座った私は、制服まま手首を天井から吊られてて、抵抗もできない。  
そんな状態の私をにこやかに笑いながら、下着だけ外して膝立ちの私のスカートの中に手を入れて、クリトリスをいじめてくる。  
センセイがはじめに塗っていたジェルのせいか、くちゅくちゅと恥ずかしい音がしてきて顔が赤くなる。  
これは絶対に授業の予習と復習じゃあ、ないと思います!  
 
「ほら、スクリーンをちゃんと見て」  
「や、やだぁ・・・」  
「我侭はいけませんよ、見て頂かないと復習ができませんからね」  
 
器用にひだを掻き分けて入り口をなぞったり、クリトリスを指の腹で強弱をつけて捏ねたり。  
ブラウスの上からブラに覆われたままの乳首を、軽く食まれる度に身体が不安定に揺れてしまう。  
脱がされてるのはショーツだけ、という姿なのに、熱くなっている私の身体はどうししたのか。  
スカートの中を蹂躙されている自分の身体から目を逸らせば、大画面のスクリーンの中で喘ぐ私。  
 
「もぅ、やぁ・・・っ」  
「もっと気持ちよくしてさしあげますからね、予習は大切ですから」  
 
スクリーンの中の自分を見るのが復習で、今気持ちよくなるのが予習・・・?  
状況を確認する言葉さえ思いつかないまま、クリトリスを刺激されて、身体を震わせるしかできない。  
理性は置いてきぼりに、身体はセンセイの指に応えるように、入り口がひくひくと震えて液を零していく。  
それを察した指が、愛液をすくいとると、ジェルと混ぜ合わせるように、芯の上でぬるりと円を描いた。  
 
「あぁっ! あっあっ、ん…!」  
「気持ちいいでしょう?」  
 
こないだと違い、はしたなく嬌声をあげる自分の身体が恥ずかしい。  
首を振って快感に耐えようとすれば、私の唇を覆いかぶさるように塞いで、舌をねじこまれた。  
ファーストキスだったのにぃ!と抗議の声をあげる間もなく、舌を絡められ吸い上げられ。  
不可解な快感に、涙がにじんでくるのがわかった。  
突然、唇と指が離れていき、ほっと息をつくと、センセイがベットの上に仰向けになった。  
 
「いらっしゃい」  
「・・・ぇ?」  
 
何言っていやがりますか、センセイー!?  
中途半端なまま投げ出された身体は、以前与えられた快感を思い出して、刺激をねだっている。  
身体からの要求をはねつけようと、理性はこんなのは異常だ、おかしい、間違っていると主張してくる。  
どちらが正しいかなんてわかりきってるのに、疼くような快楽の記憶が、もっと!と刺激を求める。  
葛藤する私を楽しむかのように、センセイは視線で私の身体を弄っていた。  
 
「俺の顔の上に跨りなさい」  
「や、やぁ・・・・」  
「嫌じゃないでしょう?クリトリス、いっぱい舐めてあげますから」  
 
少しだけ身体を起こしたセンセイは、私の頬に手をあて視線を固定すると、唇を舐めて舌を覗かせた。  
スクリーンの中で自分がされている、快楽の記憶に体温が急上昇するのがわかる。  
弄られ、食まれ、舐められた感触を思い出し、じわりと入り口から愛液がつたい落ちた。  
触れられてもいないのに、荒くなっていく息を堪えられなかった。  
恥ずかしくてたまらないのに、身体はセンセイの視線に反応してしまう。  
 
「ほら早くなさい、泣きたくなるほどイカせてあげますから」  
 
恥ずかしさに耐えられなくて顔を背ければ、耳元にセンセイの唇が寄せられてくちゅり、と舐められた。  
吊っている鎖を動かされて、おずおずとセンセイの顔を跨ぐと、フッと息を吹きかけられた。  
もう、なんでこんなことになってるんだろう。会って2度目(しかも初回は顔をみてない)の人に、じっくりと見られながら弄られて喜んで。  
こないだだって他の人のいるところで・・・、と思い出せば入り口がとぷり、と愛液を吐き出す。  
 
「いい子ですね、スカートは自分でめくってるんですよ」  
「・・・っ、あぁ!」  
 
そんなことできません、と抗議する前にクリトリスを吸われ、甲高い嬌声をあげた。  
くちゅくちゅと、唾液と私の愛液を混ぜ合わせるように、センセイの舌が蹂躙していく。  
スカートを持ち上げられ、クリップのようなもので腰に固定されると、私を見上げながら舐めている先生と目があって・・・。  
恥ずかしさに泣きそうになっていると、持て余した身体を宥めるように、センセイの舌の動きが強まった。  
 
「んっ、ぁっ…ぁぁ…、ぁっはぁ…」  
「クリトリス、ぷっくりと膨れてますね」  
「きゃあ・・・、っん!!」  
 
更なる刺激を待っていたクリトリスを、唇で挟んで押しつぶすようにして吸われ、身体が弓なりに反った。  
内部に差し入れられた指は、第二関節から先を細かく曲げるようにして刺激を与えていた。  
それが、前回覚えさせられたイイところだとわかって、恥ずかしくてたまらない。  
クリトリスをどう弄られたら気持ちいいのか、イイところはどこなのか、いつの間にか覚えてる。  
記憶にも、現実にもと二重の快楽に犯されて、身体の奥が何かを期待して指を締め付けたのがわかる。  
センセイはくすっと笑った後、舌先を尖らせて下から上へと皮を剥き、ちゅ、と強めにキスをした。  
 
「腰が動いてますね、随分といやらしくなったものです」  
「やっ・・・そん、なことっ・・・」  
 
指摘された恥ずかしさに、目を逸らせばスクリーンの中では弟君達に筆で弄ばれて腰をゆする私がいて。  
 
『このお姉さん、クリトリス筆にすりつけて腰ふってるよ』  
『うわぁ。ん、ここ気持ちいいんだ』  
『おいおい、クリトリス撫でると、俺の指食べちゃうぐらい締めてるぜ?』  
『へぇ、んじゃもっと強く筆で遊んであげるね』  
 
もう、どこに視線をやっていいのかもわからなくて。  
目を逸らせば、快楽に喘ぐ私、それを与え眺める人達。そしてお嬢様と執事さんがスクリーンに映る。  
目を閉じれば、くちゅくちゅと中をかき混ぜる指が、細かく律動しているのが感じられて。  
目を開ければ、痛々しく勃起しているのを下から見上げられて、指で愛液を掬い取ってつつかれる。  
突き抜けそうに気持ちがよくて、腰を振ればセンセイがクリトリスを舐めながら笑っていた。  
 
「我慢しなくていいですから、イカせてあげますね」  
「ぁっぁっぃっく…ッ、ぃっちゃ…ッ」  
 
クリトリスに息を吹きかけるようにして喋るセンセイに、イク許可を与えられて。  
もどかしさに腰を振り、内部にある指を締め付けながら快感を引き寄せようとすると、再びクリトリスを舌でぐりぐりと弄られて、背中に電流が走った。  
クリトリスを吸われる度、舐められるた度に。  
内部を指で穿つ度、引き抜かれる度に、喉をそらしガクガクと腰を揺らして、快楽を貪って。  
 
「ひゃっ、あぁーーーーー!!」  
 
指でクリトリスをつまみあげ、捏ねられた瞬間、悲鳴みたいな嬌声をあげて私は陥落した。  
吊られた鎖に引っ張られるようにして、後ろへ崩れ落ちると、締め付けていた肉壁が弛緩し、隙間から愛液が溢れ出した。  
身体を起こせば、名残の快感に震える足の下で、先生が口の周りについた愛液を舐めとっていた。  
続いて私の中から引き抜いたと濡れて光る指を、私の目の前に突きつけてくる。  
とろりと手のひらまで伝っている粘液に、「ぐちょぐちょですね」とセンセイが笑いながら仰る。  
 
「お嬢様は別室でこれをご覧になりながら、予習と復習をなさっていらっしゃいます。  
 ご期待に沿う為にも、また次回の授業もがんばりましょうね」  
「・・・ふぇ?」  
 
そう言って頭を撫でてくれる手のひらの感触に誘われるようにして、私は眠りについた。  
もう、こんな勉強は、嫌だぁ・・・。  
 
 

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