魔鬼貝・後日談  
 
 
やがて事件から数カ月が過ぎ、忌まわしい事故の事も人々の記憶から消え去った頃。  
夜も更けた岩場に、妖しく蠢く影があった。  
 
「あっ、あっ、す、すごいぃぃい……」  
 
「へへっ、まだまだこんなもんじゃないぜ!!」  
 
「ひぁっ!お、奥の方、擦れて……んくぅ……」  
 
岩に手を突き、男に後ろから犯されるに任せているのは、14〜5歳ほどの眼鏡をかけた少女だった、  
綺麗に梳かした髪をショートボブに切りそろえた髪型からは、一見してこの様な淫行とは無縁そうな、  
清楚な雰囲気が漂っており、それが却って男の「汚したい」という嗜虐心をくすぐっていた。  
 
「うっ、そろそろ出そうだ……そぉら、中に出すぞぉぉぉぉっ!」  
 
「は、はいぃぃ!な、にゃかだじ、ら、らいしゅきですぅぅぅぅぅ!!」  
 
クライマックスに向けて、わざとらしく声を上げながら身勝手に腰を使い始める男、  
少女の方もかなり出来あがっているらしく、もはや呂律の回らぬ声で応えながら、突きこまれる肉棒を  
一突きごとに秘肉をひくつかせながら、愛液を飛沫かせて咥え込んでいた。  
やがて男の方が、少女の子宮口がつぶれるほどに腰を押し付けると、短いうめき声を上げて背筋を突っ張り、  
少女の中に勢いよく精を放った。  
射精の痙攣に反応して少女の膣壁が絶妙に蠢き、それによってより歯止めの利かない射精感がペニスを襲う。  
まるでザーメンを搾り取られるかのような凶暴な快楽に、男はしばし余韻に耽ってから、ずるりと分身を引き抜いた。  
その近くでは、更に2〜3組ほど同様の淫行が繰り広げられており、いずれもまだ学生か、  
下手をすれば子供といった方がいい様な年端もいかぬ少女までもが男達と交わっていた。  
やがて新しく現れた少女が、今しがた眼鏡の少女を犯し終えた男に近寄り、何事か耳打ちする。  
男はその顔にいやらしい喜色を浮かべながら、少女に手を曳かれて近くの洞窟の中に消えていった……  
 
                 ◇  
 
「……これでまた、たっぷり可愛がってもらえるね?」  
 
蠱惑的な表情で舌舐めずりしながら、少女は既に半ば食い尽くされて白骨化した男を見降ろす。  
その身体には、あの時全て焼き尽くされたはずの殺人巻貝が二・三匹程取りつき、残った屍肉を貪っていた。  
少女がその内の、男の下腹部を這っていた一匹に手を伸ばすと、巻貝はおとなしくそこから剥がれ、彼女の手に収まる。  
その腹部から覘くのは、赤黒く異形化したあの男のペニスに他ならなかった。  
そこには更に四・五人ほどの少女達がおり、やはりいずれも貝に犯されているか、その仔を孕んでいた。  
だがその表情には明らかな喜色が浮かんでおり、半ば狂ってこそいるものの、少なくとも  
自由意思で貝のペニスを貪り、性の悦楽に酔い痴れて居る事は明らかだった。  
彼女は貝を抱えながら、その一人一人に声をかけて行った。  
 
「わあっ、ずいぶんたくさん産んだね。もう少しで全部生まれると思うから、そしたらまた家に戻れるよ……  
ああ、新しく入ってきたあの子は……そう、まだなの。でも見立てじゃ素質はありそうだから  
上手くすれば今夜中には仲間に……」  
 
みな巻貝のもたらす快楽に溺れ、自分の意思で積極的に繁殖に協力していた。  
その光景はまさに、あの悪夢の様な事故の再現、否、それ以上であった。  
 
事の発端は、彼女があの事件に遭遇し、生きて帰ってきたことから始まった。  
事件直後は恐怖におびえていた彼女、だが、恐怖と並行してその心と肉に刻まれた淫行の傷跡は、  
時が経つにつれ、次第に別の形で彼女を苛み始めた。  
初めは人の目を盗みながら、所かまわず自慰に耽り、やがて指では我慢できなくなり、  
妖しげな店から大きな淫具を買い求め、夜な夜な若い膣壁を擦り上げた。  
やがてその欲望の対象は行きずりの男達へと変わり、何人もの男達と身体を重ねるようになった、だが……  
 
(足り無い!)  
 
(こんなんじゃ、駄目……っ)  
 
恐怖と共に刻み込まれた刻印は、とっくの昔に彼女から人間の女としての幸せを奪っていた。  
もう一度、あの貝に犯してほしい。  
自分の真の願望に気が付いた時、少女は無意識のうちに海辺の岩場へと足を運んでいた。  
潮の匂いが忌まわしい記憶を想起させ、彼女の身体の芯を潤ませる。  
 
そこで彼女は見つけた。  
見つけてしまった。  
黒く煤の付着した端切れに取りついた、小さな一匹の稚貝を。  
 
だが、この貝を育てても、それだけでは彼女の欲望を満たせない事も確かだった。  
やがて彼女は、自らと身体を合わせる男達を、密かに貝の生贄にし始めた……  
 
                 ◇  
 
「は……ぁ……」  
 
洞窟の片隅に、その少女は居た。  
歳の頃は、中心格の少女や眼鏡の少女より多少上くらいで、呼吸と共に上下する胸部には、  
張りのある豊かな乳房が丸く張り出していた。  
その両手首・足首は荒縄で縛られ、明らかに自分の意思で留まっていた訳ではないことが分かる。  
その足元には、種付けを完了して離れたばかりの巻貝が転がっており、貝の粘液と自身の愛液で  
濡れぼそった秘裂は淫らに綻んで、ピンク色の花弁を覗かせていた。  
 
「うぁ……ぁっ……」  
 
うめき声と共に、少女の下腹部がびくりと痙攣し、秘裂から注ぎ込まれたザーメンの一部が飛び出し、糸を曳いて垂れ下がった。  
もう何時からどのくらい犯されていたのかもわからない。  
最初は悲惨な処女喪失に泣き叫び、穢れた胤を胎に宿され絶望した彼女も、それがもはや数回にも及ぶと  
やがて感情もマヒしていった。  
その欠け落ちた感覚の洞に、次第にむず痒い衝動が入り込み、浅ましい肉欲を育んでゆく。  
その間、貝は幾度となく少女の膣壁を擦り上げ、生ぬるい精液を腹部が膨れて重くなるほど注ぎ込み……  
最後の方には彼女は、自ら腰を揺すって積極的に快楽を求めるまでに堕ちていた。  
オーガズムの余韻も冷めやらぬ目で、切なげに足元の貝を見つめる少女。  
だが貝はもはや動かず、一仕事終えた後の様にただ転がっていた。  
 
「……この子達、まだ沢山いるよ。」  
 
ふと近くで声がする。彼女をここに連れてきた女の子だ。  
女の子はその手に、彼女が求めてやまない物を抱えていた。  
 
「……これからもずっと、気持ちよくなろう?……この子達と一緒に。」  
 
女の子はそう言うと、屈託の無い笑顔に八重歯を覗かせながら、花束を渡すように手にした貝を少女の股間に張り付けた。  
 
 
 

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