名門寺院の跡取りである持明院基哲はある知らせを聞いて愕然とした。それは妻の智香子が実家の法事に出席したところ智香子の祖父である先々帝の恭尊が妾の夕夏に生ませた息子に母や姉妹とともに強姦されて王宮に監禁されたというのだ。  
智香子は名門である戸田侯爵家の次女で智香子の母孝子は恭尊の第一皇女だった。  
ところが恭尊は孝子たちの母である中宮朝子がいながら夕夏を妾にして孝子の異母弟が生まれ続けたのだった。  
やがて月日は流れ朝子は謎の死を遂げて恭尊は病気と加齢による性欲の衰えから夕夏を疑問視するようになるも既に遅く脳梗塞で急死したのだった。  
そして孝子の兄の集尊がようやく即位するものも翌年中宮の泰子とともに夕夏に殺害されたのだった。  
ところが集尊の長男で智香子の従弟でもある東宮の順尊が即位しようとするも夕夏に即位を阻まれたあげく妃の藍子とともに王宮を追い出されたのだった。  
そして夕夏は自分の長男(夕夏の息子は全員知的障害で絶倫)を即位させて集尊の6人の娘を全員長男の后にしたのだった。  
しかし夕夏には息子が沢山いる。そこで孝子を四男の后にしようとした。ところが孝子は四男より15歳も年上。年齢的にも出産が不安なので孝子の娘も同時に妃にしようとした。  
そして戸田家の法事で親族全員集まるのを見計らって戸田家を襲撃して孝子とその娘たち、ついでに孝子の夫の姪も強姦して王宮に連れて帰ったのだった。  
さらに夕夏は戸田侯爵も殺害。あとには孝子の息子で智香子の弟たちが残されたのだった。  
 
基哲は激しくショックを受けて本堂に引きこもりになった。ところが追い討ちをかけるように基哲の妹たちが夕夏の息子に強姦されてやはり王宮に監禁されたのだった。  
実は基哲たちの母美香の母和子は先々々々帝の斉尊の第二皇女で先々々帝の啓尊の姉で恭尊の伯母でもあった。  
なぜ夕夏は帝の身内ばかりを息子の妃にするのか?それは高貴な血筋が目当てだからである。  
夕夏は強姦の果てに生まれた子供で実の父が誰かもわからずそれ故血筋に異常に執着して帝の恭尊に近づいたのだった。  
ちなみに夕夏の目当ては孝子たち皇女で皇女の娘である智香子たちはおまけ、さらに基哲の妹たちは皇女やその娘たちの妊娠による補充要員でこの時点で孝子や智香子は夕夏の息子の子供を妊娠していたのだった。  
美香は基哲に代わり寺院の仕事や基哲の子供の子育てをしていたが娘たちが強姦されて精神を病んだので基哲が復帰したのだった(もっとも本来なら基哲の仕事なのだが)。  
そんな基哲に更なる衝撃の情報が入ってくる。それは夕夏が孝子の弟たちを性奴隷にしたのだった。皆は混乱して夕夏の真意がわからなくなってきた。  
月日は経ち基哲は寺を守り男手一つで子供たちを育てていた。しかし美香の精神状態はますます悪くなり幼児退行して母親を求めるばかりである。しかし美香の母で基哲の祖母和子は既にこの世の人ではない。  
困惑した基哲は美香の姉明美に相談をしに美香の実家大林公爵家に行った。  
ところが大林家に行くと鍵がかかっているのに誰もいない。  
そして居間に入ると基哲は衝撃を受けたのだった。  
 
居間に入ると何と明美の長男で基哲の従兄の尚通の惨殺死体が転がっていた。  
基哲はショックを受けるも他の家族を探すことにした。すると明美が大慌てで家に戻ってきた。そして尚通の遺体を見ると  
「間に合わなかった・・・」  
とその場に崩れていったのだった。  
「どういうことなんですか!」  
と基哲は明美を問い詰めると  
「そんなの今までの出来事から誰がやったかわかるでしょ!」  
と明美は叫んだ。  
「・・・ごめんなさい。実は久美子(明美長女)のところに行ったら久美子の旦那が殺されて久美子や子供たちが連れ去られて、そしたらお前の家もこうなるからなと言われてそれで急いで戻ったら間に合わなくて」  
基哲はただ黙っていた。  
しばらくして基哲は孝子の妹の温子の嫁ぎ先の円融侯爵家の法事を執り行うために円融家に行った。  
ところが夕夏とその息子がまたもや現れて基哲の目の前で温子やその娘たちを強姦して王宮に連れ去り温子の夫の円融侯爵を殺害したのだった。  
基哲が失意のうちに寺に帰ろうとすると義兄(智香子の姉恵美子の夫)の宮瀬貴明が王宮に監禁されたという知らせが入った。  
貴明は基哲の義兄だったが一つ下の幼馴染みで結婚前から仲が良く互いの妻が王宮に監禁されてから絆は強固なものになった。  
基哲が更なるショックを受けていると突然何者かに殴られて気を失った。  
基哲が気がつくと衝撃の事実が基哲を待ち受けていた・・・  
 

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