若い女の校医が赴任してきた  
30代前半というところだろうか  
切れ長な目が怪しい光を放っていた  
医者というよりもモデルという形容がぴったりの  
端正な容姿をしていた  
 
その姿から、この女医はもてた  
多くの男性を惹きつけたが、彼女は  
相手にもしなかった  
男性には興味がないじゃないか?  
彼女の周りにはこんなことも囁かれていた  
 
しかし、この女医には秘密があった  
彼女は校内にいる若い男子学生を満足そうに眺めていた  
 
「ふふっ。可愛い子がたくさんいるわね」  
 
そう。彼女は無類のショタ好きであった  
 
彼女はふと目を止めた  
何やら騒がしい  
4人の男子生徒が騒いでいる  
3人が一人の大人しそうな男子生徒に  
何やらちょっかいを出してるようだ  
 
「いいか。あいつらが来たらズボンを下ろすんだぞ」  
「嫌だよ・・・そんなことできないよ・・・」  
「お?カマ男の癖に逆らうの?」  
「やらなかったら、後でぶっ殺すぞ!」  
 
カマ男と呼ばれた男子は、小柄で色白の少年だった  
苛めている男子学生よりも学年が一つ二つは下に見えた  
中性的な顔立ちでボーイッシュな少女のようにも見える  
 
「分かった・・・やるからもう殴らないで・・・」  
 
カマ男と呼ばれた少年は、一向が廊下を渡って彼らの  
前を通り過ぎ様とした時、ズボンを下ろした  
制服のズボンの下の純白のブリーフが露になった。  
 
キャッと悲鳴が上がる  
一向は女子生徒3名だった  
 
「鈴木くん?」  
「だっせーこいつまだブリーフなんて履いてるぜ〜」  
男子がはやし立てる  
「今時小学生でも履いてないよな」  
 
「も〜鈴木くん、イタズラは止めてよね!」  
怒ったふりをしながら、女子達も興味津々だ  
 
「ママに買って貰ったブリーフを見せびらかしたいの?」  
「やだ三咲ったら、そんなこと言ったら鈴木くん可哀想よ」  
「ぷっぷぷ、でも鈴木くんまだブリーフなんだねぇ」  
「小学生みたいだもんね。鈴木くんらしいね。アッハハハ」  
 
この苛められている少年は、鈴木直人という  
中学2年生で、苛めている男子生徒や女子生徒とは  
同じ学年だ  
女教師は舌なめずりした  
そしてツカツカと彼らの元へ歩いていく  
 
「あんた達何してるの!」  
突然女教師に怒鳴られてはやし立てている生徒達も萎縮する  
男子生徒の一人が咄嗟に言い訳する  
「鈴木くんがいきなりズボンを下ろしてきたんです。」  
「そうです先生。鈴木くんがあたし達にパンツ見せていたずらしてきたんです。」  
女子もそれに応える。  
 
「あら?私はあなた達の先生じゃないわよ。この学校の校医として赴任してきたの。  
まぁ、保健室の先生ではあるわね。」  
 
そう答えるとこの若い保健室の先生は、白ブリーフを  
露出したままの怯えた生徒を見つめた。  
 
「君、みんなあなたがイタズラしたって言っているけれど、そんな若いのにもう露出癖があるのかしら?」  
 
可哀想な少年は、違うというような素振りを見せて何か言おうと口を開きかけたが、  
周りの男子や女子生徒に強い視線で睨まれて、口を濁した  
 
「もう鈴木くんいたずらは止めてよね!女の子にパンツを見せるなんて失礼じゃない」  
「それもそんな子供みたいな白ブリーフ!格好悪いと思わないの?」  
「ダッセー」  
 
すかさず周りのいじめっ子達が騒ぎ立てる  
 
「そういえば、珍しいパンツを履いてるわね。」  
 
女校医は、そういうと、鈴木直人の下に近寄り  
そっと顔を近づけて呟いた  
 
「ねぇ、君のパンツ、黄ばんでるわよ」  
 
彼は顔を真っ赤にして自分のパンツを見た  
やだ〜  
汚ったねー  
周りの生徒が一斉に声を上げる。  
 
「フフッ、そんな白いパンツ履いてるんだもの。目立つわね。」  
 
鈴木少年は慌てて手で下着の上を覆った。  
 
「こら、そんなところを手で抑えたら汚いでしょ!」  
 
若い校医は鋭い声で叱咤した。  
少年はオロオロして、今にも泣き出しそうな顔をしている。  
 
「パンツも下ろしてみて」  
 
静かに校医は言い放った  
 
え?急にとんでもないことを言われ  
状況を把握しきれない哀れな少年は戸惑った  
声を発するだけで精一杯だ  
その様子を見ていた外野の少年少女達もこの展開に  
驚いてなにやら騒がしい  
 
「聞こえなかったの?パンツを下ろせって言ったのよ?君に」  
 
校医は同じ要求を繰り返した。  
 
 
この先生は何を言い出すんだろ・・・  
鈴木直人は混乱していた  
先生が来て彼はてっきり自分を救ってくれるものと  
思っていた。  
それなのに、この女の先生はいじめっ子達に注意もせず、  
こともあろうに、自分にパンツを下ろせと命令している。  
同級生がいっぱい見てる中で。  
 
「あの・・・でも・・・」  
 
直人はその言葉を発するだけで精一杯だった。  
 
「何?その可愛い白いパンツを見せるのは平気なのに、  
おちんちんを見せるのは恥ずかしいってわけ?  
ぷっ。変態の癖に。」  
 
女の校医は嘲笑した。  
 
「いいから、パンツを脱ぎなさいよ。  
自分で無理なら、私が君のパンツを脱がせてあげるわ。」  
 
そう宣言して、彼女は直人に近づく  
一歩、一歩。  
 
この校医は美しかった  
やや冷たくも見えるが、普通の男性が彼女を見たら  
心穏やかにいられなかっただろう。  
肩まである流れる黒髪は後ろに束ねられている。  
そんな美しい校医も、直人にとっては、恐ろしい悪魔のように  
見えた。  
ヒールを履いてることもあり彼女は長身だった。  
170cmはあるように見える。  
一方直人は、この年代にしては同級生の中でも小柄で  
身長が160cmにも届かなかった。  
高いところから切れ長の鋭い目で見下ろされ  
直人は身震いした。  
この美しい校医が近づいてくるたびに、どんどん動機が早くなってくる  
直人は後ずさりしようとした。  
しかし、彼はいじめっ子達に命令されたズボンを下ろした  
ままの格好だ。  
そのまま後ずさりしようとしたのだからたまらない。  
哀れにも彼は転倒して、純白のブリーフで  
大きく股を開く格好のまま倒れこんでしまった。  
周りの学生から大爆笑が起こる。  
いつのまにか大勢の生徒の人垣が出来ていた。  
 
 
「滑稽ね。君。」  
 
女の校医はあざ笑うように冷たく言い放った。  
 
「私が怖い?」  
 
彼女が尋ねた。  
直人は顔を赤く上気させ  
口を半開きにして震えている。  
 
「いいわ。ここでパンツを脱ぐことは勘弁してあげる。  
その代わり、放課後保健室に来なさい。  
いいこと。必ず来るのよ。逃げたら承知しないからね!」  
 
そう言ってから彼女はその場を後にした。  
緊張が解けて周りの生徒達はガヤガヤ騒ぎ始めた。  
その雑音を聞きながら彼女は職員室へと向かう  
ここで、脱がせて大問題になっても困るものね。  
せっかく可愛い子にも巡り会えたんだもの。  
あたしは、美味しいものは最後に食べる主義なのよ。ウッフフフ。  
女の校医は心の中でほくそ笑むのだった。  
 

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