小さなネズミの巣に無理矢理自分の太い身体を捩込もうとする黒い蛇ーーー
黒ずんだ師匠のモノはそんな風に見えた。
指先で固定されながらそそり立った師匠のモノは、
ぐねぐねと身をよじらせながら私の内部に入ろうとしていた。
そのグロテスクな外見の醜さもさることながら、
私を恐怖に落とし入れたのは、
その太さだった。
自分のアソコの正確な直径を知っているわけではないが、
あんなもの入るはずがないと思ったーーー裂けてしまうだろうと思った。
「やめてっ!やめてよ!」
私は師匠に懇願するように叫んだ。
しかし師匠は私の声などおかまいなしに侵入を試みる。
「ちゃんと濡らしたはずじゃがのう……
わしのモノもおまえさんが濡らしてくれたし……
性格と違ってこっちの方はかたいんじゃなっ。
ハハハッ」
師匠はいやらしい笑い声をあげながら、
なおも自分のモノをこじいれようとする。
そのうち師匠は、先端を押さえていた手を離して、
私の秘部の両脇にあてがうように人差し指と中指を押し付けた。
二本の指が開くと同じに、粘膜に覆われたピンク色の、
内壁が露出し、
膣内へと繋がる濡れたクレバスか出現した。
そのクレバスに師匠のモノの先端がぴったりと
くっつくように収まった。
「……やれやれ、やっとか……その前に……」
師匠はこちらに顔を向けた。
「……アリア。おまえさん、セックスの経験はあるか?」
師匠は唐突に真面目な顔になった。
私はなんと答えれば良いのかわからなかった。
セックスをしたことがないのが、恥だとまでは
おもっていないつもりだったが
同い年の友人は皆経験済みだった。
そういった話を友人からされる度に、
自分はさも経験豊富な風に受け答えしてきた。
それは経験のない自分が、すごく幼い感じがしたし、
経験が無いことを人に知られるのは、
なにか、自分が女として遅れている感じがしたからだ。
答えに詰まった私に師匠はさらに追問した。
「どうなんだ?」
その顔は、私にハッキングのイロハを厳しく叩き込む、
いつもの師匠の顔だった。
「……ない……です」
いつもの師匠の顔を久しぶりに見た私は、
思わず敬語を使った。
威厳のある目が、私に嘘を言わせなかったのだ。
「……それは……それは楽しみじゃ」
師匠はさっきまでの重厚な声とは真逆の嬉しそうな声をあげた。
師匠の先端が私の中に、するっと飲み込まれるように、
入り込んでいった。
「んっ……んっ……」
師匠のモノの侵入を許した私の本体は小さく喘ぎ始めた。
「おお!ぴったりと吸い付きよるワイ!」
師匠は、挿入を促すように満足げな顔で、私の淫唇の上部
ーーーいわゆるクリトリスと言われる部分ーーー
を指先でこねるように、いじり始めた。
「ほうっ……中々に……うむ……きついの……
おまえさんは」
クリトリスをいじられている事に対してか、
挿入されたことに対してか、
私の本体は師匠の腕の中で、
抵抗するように身体を小さくよじりはじめた。
「……あっ……うんっ……ふぁっ……あっ」
とてもではないがその光景は見ていられるものではなかった。
例えるなら、落ちてくる刃を見上げながら
ギロチン台にかけられているようなものだった。
無理矢理、力づくで破瓜の儀式を遂行される自分を
何も出来ずに見ているだけの苦痛は、
まともな精神で見ていられるものではなかった。
そんな私の気持ちとは裏腹に師匠は私の首筋を舌先でれろれろとなめあげながら、
私のクリトリスをこねくり回し続けた。
「っはいるぞ!入るぞ!」
そう言うと師匠は、
私の身体を乗せたまま自分の身体全体を上下に揺すりはじめた。
私と師匠を乗せた椅子が、がたがたと、鳴りはじめた。
私の秘部は身体を揺すられる度に、徐々に師匠の淫茎を、
くわえ込みはじめた。
上下に揺すられた私の本体は、乳房を揺らしながら喘ぎ始めた。
「んっ……んっ……あっ」
乳房が揺らす度に、師匠のモノがますます食い込む
ーーー食い込む程に喘ぎが強くなっていった。。
「……ふあっ……んあっ……にゃあっ!」
半分くらいまで師匠の淫茎が突き刺さったとき、
師匠は、私の胸の前にはわしていた腕を解いた。
そして、今度は両手で私の胸をわしづかみにして、もみしだきながら、
私の身体を揺さぶった。
師匠の上で私の本体は胸を突き出すように弓なりに反り返った。
張り詰めた腹部が汗に滲んで光りを反射した。
「……しぶといのう」
師匠はさらに激しく身体を揺すった。
揺すられるたびに、私の秘部に師匠の淫茎が深々と突き刺さっていった。
「んあっ……んあっ……うあっ!」
私の本体が顔を歪めながら悲痛の叫び声を上げ始めた。
ピンと立った、足の爪先が、助けを求めるように
ぴくぴくと痙攣した。
内股には太い血管の筋が走った。
無意識ながらも身体中に力を入れて
眉間にシワを寄せながら、
師匠のモノを受け入れまいと必死な私の姿がそこにあった。
その姿は、必死に今現在、身体に起きていることに耐えているのだ。
意識が無くとも、必死に抵抗しているのだ。
私はその姿をただただ祈りを込めて応援するしかなかった。
私は勝手に乳頭を隆起させたことや、
股間を濡らした本体への怒りを忘れて、
ただただ祈るしかなかった。
しかし、そんな私の祈りを嘲笑うかのように、
師匠のモノは私への侵攻を押し進めた。
しかし、股を開かれた私の本体は膣内の内圧だけで
、師匠のモノを拒み続けるのは不可能だった。
半身を突っ込みながらも
私の内部の門に阻まれ、
根本をひん曲げて
身をくねらせていた師匠のモノーーー
まるで、力を溜め込むかのようにーーー
が、
溜め込んでいた力を一点に集中させと爆発したかのように、
私の膣内に一気に飲み込まれた。
その瞬間、いきなり私の本体が弓なりにのけ反ったまま、大きく顎をしゃくりあげた。
「んああああああっ!」
一瞬私の本体が、かすかに目を開き、大きく喘いだ。 ピンと張られた腹筋がぴくぴくと痙攣していた。
私の秘部からは赤い血がとろりと師匠の淫茎を伝い流れ落ちていた。
血に濡れた淫唇は静かに泣いているようにひくひくと痙攣しながら、
最後の防衛線が突破されたことを私に伝えた。