「ねぇ早くー!」
玄関から先輩の呼ぶ声がリビングに届く。
別に遅刻するわけでもないからゆっくりでいいのに。
苦笑しながら僕は支度を整え、先輩のもとへ向かう。
「先輩。学校に行く前にさ…」
先輩の目の前に立ち、先輩の臍を制服の上からさする。
綺麗なロングヘアーがふわりと揺れた。
「あ…そ、そんな…朝から…」
先輩の頬が一瞬にして赤く染まる。
「ダメですか?先輩の見たいな…」
僕は布越しに臍を優しく撫でていく。
「っは…あぅ…そ、そんな…ぁあっ!」
どうやら先輩のスイッチが入ったみたいだ。とろけた目で僕を見つめ息を荒くしている。
「じゃあ直接触りますね」
屈み込み、先輩の魅惑の花園がある高さに目線を合わせた。
「やっ…!」
制止を聞かずに僕は先輩の制服を捲り上げる。細く小さな可愛い臍が顔を出す。
「はう…っ」
恥ずかしそうに身をよじる先輩。愛おしい姿に、責める手にも熱がこもる。
「くぅ…んっ…あっ…ふぁあっ…!」
先輩の可愛くも艶やかな声に合わせ、絶妙な力加減で臍を撫でていく。
「ふぁっ…!き、ちゃ…うぅっ…!」
先輩の身体が震え、次の瞬間。
「んんっ…!ふぁああああああっ!」
可愛らしくも淫らな声を発しながら先輩は絶頂に包まれた。
「…はっ、くぅっん…ふぁ…」
先輩は絶頂の余韻に浸る。とろけて情けない顔なんだけど、可愛いんだ。
だけど僕はまだ満足していない。まだ時間はあるし、もう一度先輩の臍を可愛がることにした。
「ふぁ…満足した…でしょ…?」
先輩はまだ艶がかる息をしたままだ。
「まだですよ。もっとしてあげますね」
先輩が好きないつもの行為。
「やぁっ…!キスはっ…朝だからっ…!」
ダメと言われる前に臍へキスの雨を降らす。
「だ、っめぇぇえぇっ!はぅぅっ…!?」
先輩は熱を帯びた声をあげながら僕の頭を手で押さえ、快感に震えている。
「っんぁぁっ…!?ひっ…んぁっ!」
先輩の顔を見上げる。先程の絶頂の時よりも淫らな表情をしているのが分かった。
調子に乗った僕は、舌での愛撫とわざと音を立てながらのキスで先輩を責める。
「ふぁああっ!やっ…!そ、そん…な音、やぁっ…!ら、っめぇ…!」
先輩の身体が何度も軽く跳ねる。絶頂までもうすぐだ。
「くぅっ…んっ!きちゃうっ!ま、たっ…く、るよ…ぉっ!」
絶頂の一歩手前。そこで責めの手をわざと止めた。先輩の口からしてほしいと言わせたいからだ。
「んあっ…!?ふあっ…?あっ…やっ、なんで…っ?」
先輩は不満気な声をあげ僕を見つめる。
「おねだりしたらしてあげますよー」
僕は先輩をいぢわるく受け流す。
「あぅ…っ、そん…なっ!いじわ、るしないで…よぉ…」
艶に満ちた息を吐く先輩に欲情してしまう。でも簡単に引き下がるわけにはいかない。
「じゃあずっとこのままですよ?もしかして学校で授業中におへそでえっちなことする気ですか?」
「…っ!?」
身体をすくめる先輩。
「ばれたら変態呼ばわり確実ですけどね。それとも見られながらしたいんですか?」
「…ひぅっ!やっ…だめっ…!」
僕の言葉に怯えた顔をする先輩。さすがに臍で感じることを知られるのは嫌らしい。
「し…て、ほし…いの…」
先輩が躊躇わずに口を開いた。
「おへそ…ちゅっちゅって…して…いっぱいキス…してっ…!おねがいっ…!」
とろけた顔で僕を見つめながら、可愛い言葉でおねだりする先輩。
「よく言えました。たくさん感じていいですよ」
言い終えると同時に、再び臍にキスを繰り返す。
「んっ…!ふぁああっ!す、ごいのぉっ!お、へそっ…がっ!…き、ちゃうっ!く、るっ!くる…のっ!」
甘く淫らな声が玄関に響く。
「ふぁっ!?お、へそ…っ!と、けちゃっ!?」
先輩が達する瞬間、僕は先輩の臍を思いきり吸い上げた。
「んくあああっ!!っぁあっ!んやぁああああっああああっ!!」
先輩は僕の頭を抱きしめながら二度目の絶頂に達した。
「ふぁああっ…す、ごぃ…」
脱力した先輩が僕に倒れ込む。
「先輩遅刻しちゃいますよー」
もちろん僕が原因なんだけど。
「お、へそ…もっとぉ…」
どうやら今日は遅刻確定みたいだ。
おわり。