あの日以降、私は自分が子供であるのを利用して、いろいろ大胆な露出行為を  
してきたけど、中学生くらいになるとだんだん「子供」という言い訳もできなくなって  
きて、リスクの高い露出は躊躇するようになっていた。比較的安全な露出として、  
私は休みの日とかにミニスカート姿で外出して、パンチラスポットを探し、そこで  
パンツを見せるといったことをしていた。  
 
高校2年生のときの話。その日私が外出して見つけたのは、傾斜が急で距離も  
長い階段だった。これなら問題なく後ろからパンツが見えるだろう。  
私は辺りを見回し、階段前を横切る人たちがそこそこいるのを確認して、階段を  
登り始めた。そしてしばらく登ってから、私はポケットから手鏡を取り出して、自分の  
顔を見るふりをして、背後の様子を窺った。  
20代後半くらいの男の人だろうか、私から少し離れた後ろから階段を登っている  
のが確認できた。階段を登るときは普通そうだけど、その男の人も顔が斜め上を  
向いているので、私のパンツが見えているに違いない。  
その日、私は無地の白パンツを穿いていた。普段からよく穿いているパンツだ。  
こだわりと言うと大げさだけど、見せるときに穿くパンツは買ったばかりのものでは  
なく、既に何度も穿いてきたものにしている。その方が男の人も嬉しいのではと  
勝手に思っている。  
私は手鏡をしまって、階段を登りながら、後ろにいる男の人にパンツを見られている  
自分の姿を、男の人目線で想像していた。  
「ほら、これが現役女子高生の生パンツだよ。こんなチャンスなかなか無いんだから、  
よく見てね」  
心の中でそんなことを考えながら、私は運動によるものか興奮によるものか、息を  
ハァハァさせて階段を登っていった。  
 
しばらくすると、あと5段程で階段を登り終わる地点まで来た。そこで私は前に  
屈むと、靴紐を解いて、解いた靴紐をゆっくりと結び始めた。  
前に屈んでおしりを突き出しているので、後ろからだと完全にパンツ丸見えの  
恥ずかしい格好だ。私は靴紐を結びながら、ちらりちらりと後ろを確認した。  
男の人の顔が見えた。視線が私のおしりの辺りに向かっている。真剣な表情だ。  
階段を登っていた男の人の動きが止まった。男の人が少しだけ後ろを振り返る。  
他に人がいないことの確認なのだろう。すぐに前を向くと、再び私の恥ずかしい  
ところに視線を集中させる。  
丸出しになったパンツを男の人にじっくりと見られて、私はとても気持ちがよかった。  
と同時に、男の人を少し愛おしくも思った。  
「階段の途中で立ち止まってでも見たいんだ、私のパンツ。もう少しだけ見せて  
あげるから、しっかりと目に焼き付けてね」  
そんなことを思いながら、とは言え靴紐を結ぶ常識的な時間というのもあるので、  
そこから10秒程度で靴紐を結び直して、私は立ち上がった。そして再び階段を  
登り始めると、すぐに階段を登りきった。  
それから私は、辺りをきょろきょろと見回す動きをして時間を稼ぎ、男の人が登って  
くるのを待った。  
少しして、男の人が姿を現すと、私は男の人の傍に近づいた。  
「すみません、×××はどこでしょうか?」  
男の人は驚いた顔をしてたけど、すぐに少したどたどしい感じで道順について  
話し始めた。背の低い私は、しっかりと顔をあげて、上目遣いで男の人の目を  
見つめた。さっきまではパンツばかり見えて、見えなかったであろう私の顔を  
よく見てほしかったから。  
「こんな可愛い女の子のパンツが見れてよかったでしょ」  
男の人の顔をじっと見ながら、そんなことを考えていた。男の人は私に見つめ  
られて、少し恥ずかしそうな顔をしていた。  
男の人が話し終わると、私は一言お礼を言って、その場を去った。もちろん  
男の人が話した道順など聞いてはいなかった。  
 

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