私が高校3年生になる前の春休みに、生徒会メンバーで温泉旅行に行った。  
参加したのは私の他に、書記の片岡さん、会計の清水さんの計3人だった。  
生徒会は副会長の内田くんも含めて、みんな私より一学年下なんだけど、例の  
事件?もあって、私に会長とか先輩としての威厳はまったく無かった。  
 
「会長、はやくお風呂に行きましょうよー」  
「はやくっ、はやくっ」  
旅館に着くと、元気な片岡さんと清水さんが早速温泉に入ろうと私の腕を掴んで  
引っ張ってくる。私は少し部屋でゆっくりしたかったけど、仕方なくふたりといっしょ  
にお風呂場へと向かった。  
脱衣所に入ると、片岡さんと清水さんはものすごい勢いで服を脱ぎだし、あっという  
間に全裸になった。ふたりとも裸を隠す素振りはまったく無い。  
「会長もはやく脱いで、脱いで」  
「おっぱいを見せてください」  
ふたりに見られていると脱ぎにくいのだけど、脱がないわけにもいかないので、  
私は服を脱ぎ始めた。1枚脱ぐごとにふたりが「おーっ」とか「うおーっ」とか言って  
くるので脱ぎにくかったけど、何とか私も着ているものを全部脱いだ。  
「こ、これが男子生徒憧れの会長の生おっぱい」  
「ありがたやー、ありがたやー」  
「ちょっと、やめてよ」  
ふたりが露骨に私の大きな乳房を見てくるので恥ずかしかったけど、とにかく温泉  
に入ろうと、私たちは脱衣所からお風呂場に入った。  
そこは露天風呂になっていて、私たちの他には誰もいなかった。午後3時頃だった  
ので外は明るく、景色はきれいだったけど裸なので少し恥ずかしかった。私たちは  
それから1時間くらいゆっくり温泉を楽しんだ。  
そろそろ出ようかと私が立ち上がったとき、片岡さんと清水さんが私の両腕をそれ  
ぞれ抱いて外の景色がいちばんよく見えるところまで私を引っ張ってきた。外は  
まだ明るく、私はすべて丸出しのすっぽんぽんでそこに立たされた。  
「やっほー、ここに裸の女の子がいますよー」  
「この人おっぱい大きいですよー」  
ふたりが大きな声で叫ぶので、私は恥ずかしくてのぼせてしまいそうになった。  
 
「会長、さっきのドキドキしたでしょ」  
「会長のナイスバディ、見られちゃったかもしれませんね」  
脱衣所で片岡さんと清水さんが嬉しそうに私に話しかけてくる。私はとにかく早く  
服を着ようと脱衣籠に手を伸ばすが、清水さんがそれを奪った。  
「まだいいでしょ、会長。もう少し裸でいましょうよー」  
せっかく温泉に入ったのに、早く服を着ないと湯冷めしてしまう。言ってることの  
意味がわからないと困惑していると、今度は片岡さんがおかしなことを言い出した。  
「せっかくだから、裸でハグしない?」  
「いいね、いいねー。友情の証だね」  
清水さんも乗り気だ。ふたりは早速裸で抱き合うと、くすくす笑いながら「柔らかい」  
とか「気持ちいい」とか感想を言い合っていた。  
「さあ、今度は会長の番ですよ」  
「抱かせろー、抱かせろー」  
片岡さんと清水さんが抱き合うのをやめて私に迫ってくる。私は仕方なく片岡さん、  
清水さんの順で裸で抱き合った。  
「会長って、ほんと体ちっちゃいですねー」  
「会長のおっぱいがおなかに当たって気持ちいいー」  
ふたりともいろいろ感想を言いながら、すごく嬉しそうだった。私は女の子と抱き合う  
のはいい気持ちもしたけど、何か変な感じもした。  
私が清水さんと抱き合っている間に、片岡さんは素早く下着と旅館の浴衣を着た。  
そして脱衣籠から私の下着を奪うと、  
「さらばだ会長。あっはっはー」  
と言い残して、脱衣所から出て行ってしまった。  
 
旅館内の廊下を私と清水さんとで歩く。ふたりとも浴衣姿だけど、清水さんが下着  
をつけているのに対して、私はノーブラ、ノーパンだ。部屋に帰るまでに何人かの  
他のお客さんとすれ違い、私は下着をつけていないのが気になって、ずっと両手で  
浴衣の襟をぎゅっと握りしめていた。  
「そんな風にしてると余計に目立ちますよ、会長」  
そんなことを言われても、どうにも落ち着かないので両手を浴衣から離せない。  
「会長ってほんとに恥ずかしがりやさんですね。すごくかわいいですよ」  
清水さんにからかわれても何も言い返せない。私は羞恥に耐えながらどうにか  
自分たちの部屋に辿り着いた。部屋の障子を開けると、  
「会長、おかえりなさーい」  
私のパンツを手に持ってひらひら揺らしながら、片岡さんが私たちを出迎えた。  
 
その後も私は片岡さんから下着を返してもらえず、「裸エプロン」ならぬ「裸浴衣」で  
ずっと過ごした。部屋からは出ないようにしてたけど、食事の用意などで仲居さん  
が何度か部屋に入ってきたときは緊張した。  
「会長、どうしてそんなにかしこまってるんですかー」  
「何か人に言えない秘密でもあるんですかー」  
恥ずかしそうにしている私を見て、片岡さんと清水さんがからかってくる。仲居さん  
は意味がわからないのか、その場の雰囲気でふたりに合わせて笑っていた。  
 
何だか違和感を感じて、夜中に目が覚めた。掛け布団をはぎ取られ、浴衣の前を  
大きく開かれて、私は裸を晒していた。しかも両足を大きく広げられていて、暗い  
室内で股間に光が当たっていた。小型の懐中電灯だろうか。どうやら片岡さんと  
清水さんが寝ている私の性器を見ているらしい。私はとりあえず眠っているふりを  
して、様子を窺った。  
「会長、見た目は子供みたいなのに、ここはもう子供じゃないね」  
「生えてない疑惑もあったのにね」  
私を起こさないようにと小さな声で話しているみたいだけど、静かな部屋の中で  
はっきりと私の耳に聞こえてくる。  
「開いて中も見てみようよ」  
「起きたりしないかなあ、会長」  
すぐに股間に触れる感触、そして左右に引っ張られる感触、私は割れ目が広げ  
られてしまったのを感じた。  
「おーっ、エロい、エロい」  
「きれいな色だねー」  
私の性器を開いて見て品評するふたりの声が聞こえてくる。私は異常な状況に  
興奮してしまい、とにかく起きているのがバレないようにと息を整えた。  
「あっ、濡れてきてるよ。ティッシュ、ティッシュ」  
片岡さんの声が聞こえる。気持ちよくて濡れてきてしまったようだ。少しして性器に  
触れる感触、ティッシュで濡れた股間を押さえているのだろう。  
「ずっと剥き出しにしてると、こんな風になっちゃうんだねー」  
「布団に垂れないようにティッシュで拭きながら見ないとね」  
「こんなに濡らしちゃって、会長ってエッチだねー」  
それからかなり長い時間、ふたりは私の開いた性器を見ていた。私は気持ちよくて  
何度も声が出そうになったけど、何とか我慢した。  
「ティッシュ、ぐしょぐしょ。これでもう5枚目だよー」  
「ヒクヒクしちゃってる。会長、気持ちいい夢見てるのかなー」  
片岡さんと清水さんにいろいろ言われて、私はすごく恥ずかしかった。  
 
いつの間に眠ったのか、翌朝目が覚めると、私はきちんと掛け布団を掛けられて  
いて、浴衣もきちんと着せられていた。  
「会長、起きましたか。もう一度お風呂行きましょう」  
「はやく起きて、起きてー」  
先に起きていた片岡さんと清水さんが、私に声をかけてきた。  
 
「朝のお風呂は気持ちいいですね、会長」  
「温泉に来てよかったでしょ、会長」  
露天風呂に3人、寄り添うように浸かっている。片岡さんと清水さんは何事もなか  
ったように話しかけてくるけど、私は昨夜のことを思い出して何だか気恥かしい。  
「温泉で裸なのが恥ずかしいんですか?会長」  
「女の子同士だから、恥ずかしくなんかないよー」  
恥ずかしそうにしている私にふたりが声をかけてくる。そんなこと言われても、私は  
昨夜、もっと恥ずかしいところを見られてしまったのだから、恥ずかしがるのも当然  
だと思う。  
「ところで、会長」  
急に片岡さんが顔を近づけてくる。  
「昨日はどんな夢を見ましたか?」  
私は昨夜のことを思い出して慌ててしまい、何も言葉が出てこなかった。  
「エッチな夢でも見てたのかなー」  
清水さんも顔を近づけてきて、私を責めたてる。私はお湯に浸かっているのもあっ  
て、体中が熱くなってくるのを感じた。片岡さんと清水さんは恥ずかしがっている  
私を見て、楽しそうに笑っていた。  
 

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