「カズく〜〜〜ん」
後ろからドタドタと走る音が聞こえた後、背中にむにゅっとしたモノが当たる。
「ただいまお姉ちゃん」
後ろから抱きついてきた姉に挨拶する。
僕の名前は和雪。そして僕の背中に頬ずりするのは2歳年上の姉の雪奈である。
「カズ君の背中あったかいよう(*´ω`*)」
「部活の後だから汗臭いよ」
「そんなことないもーん」
姉はそう言うと再びスリスリを始める。
姉がなぜ僕の背中にくっついているのかというと姉がブラコンなのではなく寒がりだからである。(たぶん)
いや正確に言うと家が寒すぎるのである。
僕の地元は日本有数の豪雪地帯なのだが家は築45年の木造家屋である。
しかも地震などの被害にあったにもかかわらず修繕を行っていないため、
ふすまをちゃんと閉めても3センチほど隙間が空いてしまうというボロ屋なのであった。
こんな家なので冬は当然寒い。特に夜や朝などは氷点下になるため酷い時は部屋の中でも息が白くなる。
特に今年は豪雪で外には3メートルの雪の壁ができている。姉が寒がるのも頷ける。
なぜ我が家がリフォームしないのかというと家が貧乏なのではなく両親がズボラなのであった。
どのくらいズボラかというと世間がiPhoneの発売で賑わっていた頃、家の電話はまだ黒電話であった。
(友達に電話の使い方がわからないと言われた時はカルチャーショックをうけた)
その両親の血を受け継いだのか我が姉もズボラな性格になってしまった。
いやズボラと言うよりも天然と言った方が良いのかも知れない。僕がもう高校性なのに
「一緒にお風呂に入ろう(^∇^)」
と言ってきたり、いきなり部屋に入ってきてエロ本探しを始めたり
「男ばっかりでつまらないからあげる。」
と渡された本がガチのBLだったり・・・。
一番驚いたのが目玉焼きを作ろうとして火災報知器が作動したことである。
こんな姉だが見た目はとても可愛く性格が天然なため合コンではモテモテだそうだ。(本人談)
まあ僕から見ても姉は美人だと思うしオナニーのオカズにしたこともある。
自分がシスコンだと認識したのは高校に入ってからだった。
もともと年上好きでギャルゲーなどでは最初に年上キャラを攻略していたのだったが、
高校生になったある日洗濯機の中に入っていた姉の汚れた下着を見てから姉を女として認識してしまうようになった。
その日から僕の性癖が激変してしまい、姉キャラに異常な興味を持つようになったりエロゲーも姉モノしか買わなくなってしまった。
そしてときどき姉の下着を拝借してはオカズにするようになってしまった。
姉はそんなことは知らずに今日も寒いと僕に甘えてくるのであった。
夕食後コタツでくつろいでいると姉が真剣な顔で入ってきた。
「カズ君今日はとても寒かったよね」
「うん。今日は特に寒かったね」
「今の気温は何度だと思う」
僕はパソコンで現在の気温を確認する。
「−4℃だって寒いねー」
「そうでしょ〜 だから今日はお願いがあるの」
「何」
「一緒に寝よっ(´∀`)」
姉の突然の提案に僕は驚いてしまった。
「いやいやいや・・・おかしいでしょ」
「なんで」
姉はきょとんとした顔でそう言った。
「なんで寒いからって一緒に寝なきゃいけないの!」
「だって私寝相が悪いし、寒いとすぐ風邪引くし・・・。」
姉はとても寝相が悪くそのせいで掛布団がずれてしまい風邪を引くことが今までたびたびあったのだ。
「だからって・・・。 お姉ちゃん男と女が一緒に寝るってどういうことだか分かってるの?」
「カズ君はそんなことしないよねっ!」
姉はニコニコしながらそう言った。
とりあえず今日は無理ということを姉に一生懸命説明すると姉は悲しそうな顔をして自分の部屋に帰って行った。
僕だって一応大人である。姉と一線を越えるなどという禁忌は破らないつもりであるが一緒の布団に入ってもしも・・・。
と考えると姉の提案は断わざるを得なかった。
そして事件は起こった。
がさがさという音で目が覚めたのは朝の4時頃だった。
僕は誰かが布団の中に入ってくるが分かり飛び起きた。
「お姉ちゃん!?」
「ごめん起こしちゃった?」
姉が震えながら布団に入りこんできた。
「ちょっ…まってよお姉ちゃん」
「カズ君の布団暖か〜い」
僕と姉が布団の中で向き合う。
心臓がバクバクと鼓動している。
「カズ君まだ寒いからギュ〜ってしていい?」
「いやそれだけは勘弁してください」
「いやだ寒い〜」
姉はそういうといきなり正面からギュ〜っと抱きついてきた。
「ひゃっ」
ぼくは女みたいな声を上げた。
「カズ君の身体あったかくて気持ちいいよ〜(*´ω`*)」
姉はそういいながら僕の胸に頬をスリスリする。
二つの大きなおっぱいも僕のおなかの上でスリスリと動いている。
僕は最初は驚いたが、だんだんと姉との密着が気持ちよくなってきた。
しかし僕はあることに気が付いた。股間がテントを張っている。朝立ちであった。
しかも股間は姉の太ももに当たっている。
「ちょっ…ちょっとまって」
姉は寒いのか小刻みに太ももを揺らしている。
「まだ寒いよぉ〜」
だんだんとムラムラしてきた。
「ちょっとストップ・・・。」
僕は必死に姉に言うが姉は何の事だか理解していない。
そのうちにミラクルなことが起こった。
姉の太ももの間に息子が挟まったのである。しかも姉はそのことに気付いていなかった。
このままでは不味い。
だんだんと射精感が込み上げてきた。
「雪奈っ!ちょっと動かないで・・・。」
思わず姉を名前で呼んでしまった。そして
「えっ?何」
と姉が太ももをグリッと動かした瞬間
「あひっ・・・!!」
びゅるびゅるとパンツの中で射精しているのが分かった。
今まで経験したことの無いような快楽を味わいながら僕は小刻みに震えていた。
「カズ君・・・。どうしたの?」
姉は僕にしがみつきながら聞いてきた。
「ゴメンっお姉ちゃん」
僕は射精したことを理解すると飛び起きて一目散にトイレに飛び込んだ。
姉に抱きつかれて射精したことは知られるわけにはいかなかった。
今まで仲良く生活してきた姉とは男女の仲になるわけにはいかない。しかし
「お姉ちゃん・・・。実はわざとやってるんじゃないかなぁ」
僕は汚れたパンツを処理しながらそう思うのであった。
終わり