女子大生の一人暮らしには危険がつきまとう。K県では特に何らかの方法で一人暮らしの女性の意識を喪失させ、  
 
強姦するという手口が流行していた。以下は事件の例である。  
 
(1)佐々木絵里子の場合  
   
 絵里子は群馬から上京してきてすぐの大学生。顔立ちは勿論かわいいが、性格も結構強気だ。けれど基本は女の子らしい面の方が強い。  
   
 絵里子は近所のスーパーでバイトをしていた。事件の日もバイトで、帰宅したのは夜中の1時だった。  
 
   
 (あー、つかれたー。今日は寝よっと。でもその前に美子ちゃんにコムしよっかなぁ・・・)  
    
 そう思いながら絵里子はずんずん早足で家路を急いでいた。そして疲れ果てて気が付かなかった。後ろから変な男が近づいていることに。  
 
 アパートに着いた絵里子はドアの前でカバンをゴソゴソ探り始めた。カギを探しているのだろう。男はひっそり背後から忍び寄る。  
   
 そして絵里子が鍵を探り当て、ドアノブに差し込んで、ドアを開けたときだった。  
   
 「んっ!!んむっぅ!!!」  
   
 男は絵里子を羽交い絞めにし、口元には分厚いタオルを当てながらくるりと回って後ろ向きに部屋に引きずり込んだ。  
 
 ドアが虚しくゆっくり閉まったあと、部屋には誰もいなかった。  
 
 
 ドアの向こうの玄関では、絵里子と男の攻防が続いていた。しかしそれはあまりに一方的な闘いだった。  
   
 当然だろう。男と女では力では敵わない。しかも絵里子は腕ごと抑えられているから、そのロックを外さなければどうすることもできない。  
   
 足をじたばたさせてもまるで意味を為さない。無駄な抵抗と言うやつだ。  
 
 (やだ・・・何・・・・誰か・・・・)  
   
 絵里子は最初こそ勢い良く悲鳴をあげたが(残念ながらくぐもってしまったが)、今は恐怖でわずかにもがくしかなかった。  
 
 絵里子はとにかく状況が飲み込めなかった。なぜ自分は今羽交い絞めにされているのか。  
 
 強気と言っても女の子だ。暴力の前には恐怖するしかない。  
 
 (あ・・・あれ・・・)  
 
 異変はすぐに訪れた。絵里子の視界がぐるぐる回転し霞み始めたのだ。酔っ払っている時と同じ感覚。  
   
 (な・・・な・・・・なんで・・・・)    
   
 絵里子にはその時考えることは出来なかったが、後からそのことを理解した。ドラマとかで布を押し当てられた人が気絶するのを見たことがあった。  
 
 しかし襲われている時は、ただ訳が分からなかった。実際、絵里子の口元を覆う布には男が麻酔薬を染み込ませてあった。  
 
 絵里子はそれを存分に吸い込んでしまった。麻酔薬の成分は速やかに鼻腔から肺に取り込まれ、血中からそこから脳に到達する。  
   
 やがて絵里子の眩暈はひどくなってきた。しかしどうすることも出来ない。もはや体の自由が効かないところまで達していた。  
   
 動けなくなってからようやく絵里子は薬臭、とでも言うべき独特の香りが、自分にどんどん入り込んでいるのを感じていた。  
 
(息・・・苦しい・・・)  
   
 それが何の匂いなのか考えることは出来ない。力の抜けきった絵里子の表情はとろんとしてしまい、まぶたはほとんど閉じてしまっている。  
   
 やがて絵里子はゆっくりと男に支えられながら、へたりこんでしまった。肩を抱かれながら、絵里子は薬を嗅がされ続けている。  
 
 男の手が絵里子の胸を揉みしだくが、虚ろな表情でされるがまま。  
   
 やがて絵里子は睫毛を震わせながら、ゆっくりまぶたを閉じて意識を失った。  
 
 最後まで何がなんだかわからないまま、薬の魔力に屈した絵里子は、ずるずると奥の部屋に引きずられていった。  
 
 男はベットに絵里子を寝かせると、まず絵里子に何か錠剤を飲ませ、服を脱がし始めた。何ら抵抗することも出来ずに裸にされてしまう絵里子。  
 
 絵里子の色白で綺麗な肌がさらされる。身長は160cmもないが、全体的に体はほっそりしている。それでも胸はしっかりあるし、おしりもむっちりしている。  
 
 乳首は薄い綺麗な色。アンダーヘアーも薄い。男はまず絵里子の胸を揉みしだき始めた。  
   
 円を描くように優しく揉むかと思えば、ぎゅーーっときつく揉む。乳輪と乳房の間を指で撫で回すかと思えば、乳首を指で弾きぎゅーーーっとつまむ。  
   
 BかCくらいの決して大きくない胸だが、それでも揉まれるたびに形を変える。  
   
 胸を堪能した男は、次に絵里子の体を舐め回し始めた。耳、口、脇の下、お腹、太もも、足先を順番に舐め回していく。  
 
 そうしながら、届く時は男は胸を揉んでいた。そして最後に、男は絵里子の膝を立て、太ももをぐっと開いた。  
   
 絵里子のそこは、既に濡れていた。実は最初に男が飲ませたのは催淫剤だったのだ。  
 
 男は絵里子のクリトリスを、包皮の上から下でつつき始めた。すると絵里子も、「ん・・・」と声を漏らし始めた。  
 
 つつかれるたびに絵里子の腰は震え、ビクンビクンとしてしまう。意識がないままも感じているのだろう。  
 
 男は、自分のズボンを下ろし始めた。  
 
 
   
   
   
 (・・・・・・っ!!!)   
   
 絵里子は急に下半身をズンズン突かれる感覚で意識を取り戻した。セックスしてることは理解できたが、意識に霞がかかっていて、考えることが出来ない。  
 
 見知らぬ男に腰をつかまれ、太ももを開かされピストンを繰り返されていた。  
   
 ぬちょぬちょと肉棒が出入りするたびに、感じたことのない感覚が絵里子を襲う。  
   
 「あ・・・・あ、ああ・・・・」  
    
 時々胸を鷲掴みにされ、乳首をつままれる度に、それは倍増する。  
   
 「ぁ・・・あ・・・!!」  
 
 ひときわ深く突かれた瞬間、絵里子は絶頂を迎えてしまう。  
 
 (や、やめて・・・・・)  
 
 絵里子は声を出すことすら出来ない。口から漏れるのは僅かな喘ぎ声だけ。  
 
 とろんとした表情の絵里子はよだれを垂らし、肌は桜色に色づき、乳首はピンと自己主張してしまっている。突かれる度にぷるんぷるんと乳房は揺れる。  
 
 男はそんな絵里子にさらに止めとばかりに、例の布を押し当てた。  
 
 また突き上げられながら薬の匂いで頭がいっぱいになる絵里子。そしてまた完全に昏睡してしまう。男は犯し続ける。  
 
 陵辱は朝の4時まで続いた。  
 
   
 

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