「来ました!」  
俺は安藤さんの声で端末から顔を上げた。  
 
間違いない。今回のターゲットの川野絵美がスーパーの通用口から出てきた。  
やっぱかわいいな。  
「どうしますか安藤さん?」  
「この先に丁度拉致に適したばしょがあります」  
「じゃあ、先回りしましょう」  
 
俺たちは車で先回りした。なるほど、人気のない道だ。絶好の麻酔薬スポット。  
それからさらに10分、いよいよ何も知らない無邪気な獲物がのんきに歩いてきた。ウォークマンにケータイで、  
こちらの存在にすら気づいていない。やっぱ制服じゃなくてもJKは初々しい。  
 
「行きます、か」  
「了解です」  
俺たちはまず車を降りた。役割は、まず田中さんは撮影、安藤さんは拉致補助、俺が拉致だ。  
田中さんは暗視カメラをまわし物陰に隠れた。  
俺と安藤さんはその場に残る。  
 
近づいてきた絵美はじっとこっちを見ている。  
夜中に車を停めてる二人組は怪しいからだろう。  
「すいません、ちょっと」  
「はい?」  
 
ウォークマンを外してこちらに対応してくる絵美。  
夜とはいえ、女だからだろう。油断したみたいだ。  
 
「ちょっと聞きたいことがあるんですけど、いいですかー?」  
若い女の話し方。  
安藤さん、そんな話し方も出来るんですね………  
 
「あ、はい」  
 
「クロロホルム、てわかります?」  
「はい?えっと………」  
絵美が聞き返す  
「えと、クロロホルムです」  
「え………ごめんなさい、ちょっとわからないです」  
 
困った感じで笑う絵美を見ながら、俺は後ろでニヤニヤ笑っていた。  
 
「そうですか……じゃあ、知ってください」  
そう言って安藤さんは素早く絵美の背後に回り込んで、絵美を羽交い絞めにした。  
 
「え……?やだっ……何……むぐっぅ……んんーーーーー!!」  
 
俺も早速後頭部を押さえつけ、薬を染み込ませたハンカチで絵美の口と鼻をしっかり覆ってやる。  
暴れる絵美だが、羽交い絞めにされていてはどうしようもないだろう。  
ぴっちりと塞いでるから声もくぐもる。  
「んんっ!んんーーーー!!んっ…………んん…………」  
 
絵美はしっかりと薬を吸い込んだ。ハンカチ越しに呼吸しているのがわかったからだ。  
5秒くらいで薬の第一段階が現れた。絵美の体から力が抜けてくる。動けないわけではないが、力が入らない、といった感じだ。  
 
確かに効きが速い。AVの中の薬みたいだ。でも絵美は完全には意識を失ってない。まどろみの中にいるみたいだ。  
俺と安藤さんは見事な連携で、まだわずかにじたばたする絵美を後部座席に放り込んだ。  
 
今日も余裕だったな。  
 
その時だった。  
 
「え…………」  
 
声がしたほうを振り向くと、交差点の角からこっちの道に出てきた少女と、目が合ってばっちり見られてしまった。  
 
(ヤバイっ!!)  
 
「ここは私が」  
安藤さんは素早かった。  
少女が声を上げる前に、安藤さんは少女との距離を一瞬で詰め、正面から抱きすくめた。  
 
「やっ………あぁ…………」  
最初の5秒くらいはじたばたしていたが、やがて  
ろくに声もあげられずに崩れ落ちる少女。ひとまず安心なのでよく落ち着いて見てみると、  
かなりかわいい少女だが、まだ高○生にもなっていないみたいだった。  
 
「すいません、勝手と思いましたが……緊急事態だったので……」  
安藤さんの手には、例の無針注射器が握られていた。  
「いえいえ。助かりました。」  
「では行きましょう。お乗り下さい」  
「あ、はいわかりました」  
 
俺たちは車にもう一人の少女を放り込み、素早くその場を後にした。拉致したのは二人。この間、僅かに5分。  
 
 
今車には助手席に田中さん、運転は安藤さん  
そして俺は後部座席の真ん中に座り、両手に花状態。  
名前もわからない少女は意識を完全に失って俺の左に、  
絵美は、体がうまく動かないが意識はあるみたいで、さっきからよくわからない動きをしながら右に。  
逃げたいが逃げれないのだろう。  
 
「絵美ちゃん、ちょっと眠っててね?」  
またハンカチで顔を塞いでやる。絵美はそれを剥がそうと手をかけてきたが、どちらかというと撫でるに近い。  
 
「今絵美ちゃんが吸ってるのはね、さっき言ってたクロロホルムって薬の仲間なんだ」  
「ぅ…………んっ…………」  
「わからない、って言ってたけど、良かったね、体験できて。嗅ぐと眠くなる、ってこと、よくわかったでしょ?  
ほら、あなたはだんだん眠くなるー。ふふっ、まぶたが落ちてきたね?」  
絵美はどんどん意識が遠のいていくらしく、もはやうつろな表情だ。  
 
胸を服の上から触っても微動だにしない。やわやわと揉むと高○生にしては豊かな感触だった。  
「ふふ、これから何回も吸わされることになるよ?今日は初めての薬だけど、どう?」  
「ぅ…………」  
「何?何か言いたいんならいいよ?あと、逃げたかったら逃げてもいいからね?」  
そういって嗅がせるのを止めてやったが、絵美は無反応。  
「そっか……じゃあ、また吸おうね?」  
 
可憐な唇とつやつやの鼻をまた布で塞いでやると、  
胸を揉まれながら、絵美はゆっくりまぶたを閉じて意識を失った。  
ぺちぺち、と頬を叩いても、全く微動だにしない。腕を持ち上げ、手を離すと、その手はぱたりと力なく落ちる。  
俺にくたっともたれかかってくる絵美を尻目に、俺は右の少女に意識を移した。  
 
完全に昏睡している少女。肩までくらいの髪に、整った顔立ち。白のパーカーにデニムのショートパンツ。  
小さなブーツにソックスという服装だった。高○生のような服装だが、顔立ちは幼かった。  
カバンと財布をゴソゴソ漁っていると、学生証が出てきた。やはり中○校三年生だった。  
最近の中○生は派手な格好をしてるんだな、と関心しつつ、名前を確認。  
 
山田 紗葵 ふりがなはさき。それが少女の名前だった。  
 
口を僅かに開けながらだらしなく眠りこける化紗葵。これはなかなかの拾い物だ。  
俺は年上より年下の方が好きだ。まして最近の女の子は、見た目だけならいっちょ前に大人びている。  
さっきのかな子の映像でムラムラしていた俺は、紗葵の体を撫で回し始めた。  
 
パーカーを脱がせ、Tシャツをたくし上げると、流石に幼いデザインのブラジャーが現れた。  
しかし、その胸は幼くはなかった。かなり発育がいい部類に入るのだろう。  
むしろ、そこらへんの貧乳より胸がある。まずはブラジャーの上から優しくさする。  
成長途中なのだろう。凄まじい弾力だった。ブラジャーの上からでもいいが、やっぱり生乳を触りたい。  
そう思って俺はブラジャーをずり下ろした。  
 
乳首は、薄くしかも乳輪はなかなか大きかった。好きな形と色だ。  
今はまだ陥没している乳首だが、いずれ施設に着いて、催淫剤を使ってびんびんに勃起させてやろう。  
そう考えながらとりあえずおっぱいを好き放題撫で回していると、頭の上から、  
「うう………何………」という声が聞こえた。  
 
「さっき使った薬、15分くらいしか効かないので気をつけてください」  
安藤さんが運転しながらそう教えてくれる。  
 
「おはよう………紗葵ちゃん。よく眠れた?」  
「うう……誰……ですか?…………あっ……」  
 
紗葵は自分の姿を見て、一瞬考え込んだあと、すぐに声を上げた。  
「やだ………何して………やめてよ………」  
「思い出した?そう。君は誘拐されたの」  
「え…………、意味わかんない………」  
「すぐにわかるから大丈夫。今は、もう少し寝てな?」  
「むぐっ!!」  
 
もう少しお話していたかったが、今暴れられると面倒だ。すぐに薬を嗅がせる。  
「んむーーーーー!!!」  
勢い良く暴れてる紗葵だが、すぐに両手足をだらんとさせた。  
 
「あれ?どうしたのかなー??」  
「なんで…………痺れ………うごいてよ………」  
「残念。痺れてるんじゃないんです!!その証拠に、ほら、感覚はあるよ?」  
「う……やだっ!!気持ち悪い!」  
 
胸を揉んでやると罵声を浴びせてきた。これは調教のしがいがありそうだ。  
 
「麻酔薬、ってわかるかな?吸うと眠くなっちゃう。さっきのハンカチに染み込ませてあったんだよ?」  
「やだ………やだよ………」  
「さぁ、わかったところでもう一回」  
「んっ…………んむぅ…………」  
呼吸の感触が布越しに伝わって来る。そう、そうやって吸い込めばいいんだよ?  
そしたら薬は良く回るからね………  
 
「あれ?どうしたの?」  
「ん…………ぅ………」  
今度はさっきみたいに抵抗できずに、紗葵は頭をがっくりうなだれて昏睡した。  
胸をさらけ出しながら、顔に布を当てられ失神した紗葵を早く犯したい。  
それにしても、素晴らしい状況だ。普通拉致するなら、男と男で女を挟むが、  
俺は今逆に挟まれている。これほど至福なことはない。  
今度は絵美に意識を戻した。  
 
絵美の服は今日はひらひらした白のワンピとその下にジーンズという出で立ちだ。  
清楚なイメージがうまく絵美とマッチしている。  
しかし、脱がせにくいなぁ。どうしようかと考えた俺は、とりあえず胸を鷲掴みにしてみた。  
だって、ひらひら下生地のワンピなのに、胸のふくらみがかなりあったから。  
本能、てやつだ。実際それはいくつかの布の上からでも、柔らかかった。  
 
おっぱいだけでも見たくて、ワンピをたくし上げてく。その下のキャミソールもたくし上げ、  
ブラに到着した。薄いエメラルドのブラ。レースのひらひらがかわいい。  
ブラは下にずり下げる。乳首とご対面。  
 
ピンクだ…………  
薄いピンクの乳首がそこにはあった。  
 
「安藤さん、媚薬ありますか?」  
「ちょうど、最新の強力な媚薬がありますよ。吸わせるタイプです。後ろの箱にある透明なビンです」  
 
「ありがとうございます。えっと、これかな?」  
 
透明なP−47と書かれている瓶を見つけた。早速俺はハンカチに染み込ませて、  
絵美に嗅がせた。  
 
ひと呼吸、ふた呼吸、しっかりと吸い込んでいるのが伝わってくる。何も出来ずに媚薬を嗅がされる絵美。  
「………………ぅっ……………」  
 
目に見えて絵美の顔が赤くなってくる。凄まじい効き目だ。  
ハンカチを離してやると、息が既に乱れていた。  
 
「安藤さん、この薬、強すぎません?」  
「ぎりぎり麻薬取締法に触れませんから大丈夫ですよ」  
 
にしても効きすぎな気がする。  
可哀想な絵美。夜道でいきなり薬を嗅がされて、昏睡させられ、  
どうすることも出来ずに、今度は媚薬で無理矢理発情させられている。  
 
哀れな乳首はムクムクとそそり立ち、息は乱れ、肌はピンクに火照っている。  
日常はもろくも崩れ去ったのだ。  
 
紗葵にも同じ薬を嗅がせる。やはり息が乱れ、肌はピンクに色づき、乳首は哀れにも勃起してしまう。  
 
二人とも、おそらく見た目から、セックスの経験はないだろう。  
なのにここまで発情させるとは、恐ろしい薬だ。  
俺は今度は絵美に戻った。なんて幸せな忙しさだろう。本当に。  
 
絵美のびんびんに立った乳首をくにくにすると、それだけでびくっとして絵美はぼんやり意識を取り戻した。  
「あ…………ぁ…………」  
絵美の朦朧とした顔。たまらない。キスしてしまおう。  
「んむっ…………ん………」  
唇を塞いでやると、ちょっともがいた。だいぶ意識が戻ったのかな?  
「ぷはぁ……絵美ちゃん、おはよ。」  
「や………誰……ですか……?」  
「俺?榎本直哉って言います。」  
 
もちろん仮名だ。そういえば今まで○○と伏字にしてきたが、今後はこれでいこう。  
「ここ……どこですか?なんなんですか………これ………」  
薬のせいだろう。絵美の息が荒い。  
「君をね、誘拐したの。あ、でも安心して?お金目的じゃないから。君が目的だから」  
「そ、そんな…………なんで………」  
「可愛いからだよ?絵美が。さっきも可愛かったなぁ?薬嗅がされてさ、ぐったりしちゃうの」  
「やだぁ………」  
パニックになり暴れ始めた絵美。肩を抱き寄せまた薬を嗅がせる。  
「やだ………やだぁ………」  
泣いても無駄だ。涙は女の武器というが、どこが武器なのだろう。  
「んっ………ぅんっ!や!やめ……あっ!………」  
乳首をクリクリしてやると絵美は嬌声を上げた。  
「あっ!ふぁっ!んっ………やっ……あぅ………」  
どんどん嬌声を上げながら、反比例するように絵美は目をとろんとさせ始め、始終薬に翻弄されている。  
 
「やだ………やだぁ………」  
絵美は朦朧とする意識の中で混乱していた。  
無意識に状況を理解しようとするが、出来ない。  
わかるのは、バイトからの帰り道、自分が女性に何かを尋ねられたこと。  
女性の言ってることがわからず戸惑っていると、その女性と今横にいる男に急に襲われ、  
何か甘い薬の香りが頭を包んできて、  
気がついたら車の中で半裸にされていること  
今、また何か布で顔を塞がれてたこと  
 
(なんか……匂いがする………薬…………?)  
 
絵美は名探偵コナンのワンシーンを思い出していた。  
絵美のイメージでは、その布をあてがわれると意識を失ってしまう。  
なんでこんなことうとをするのだろう。絵美が考えたその時だった。  
男が乳首を摘んできた。  
 
「んっ………ぅんっ!や!やめ……あっ!………」  
 
絵美はやめて、と叫ぼうとしたが声がおかしくなってしまう。  
頭がかっかする変な感じを絵美は覚えていた。  
性的に気持ちいい、という認識ではなかった。  
それでも絵美は本能でこう感じた。  
 
(きもち………い……い……)  
 
甘い薬臭と、初めての感覚に頭を包まれながら、絵美は昏睡した。  
完全に昏睡した絵美と紗葵を乗せて、  
車は、施設のある山の麓のインターチェンジを降り始めていた。  
 

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