私はこの身長差が少し嫌いだ。  
 
 
 
「ん〜っもう少し」  
 
「んっこれか?」  
 
「?!あ、ありがと」  
 
「どうした?渋い顔して」  
 
「ううん。なんでもない。」  
 
彼の身長は、男性の平均のそれと比べ大きい。なので、彼の身長と私の身長の間にはほぼ頭1つ分ほどの差がある。  
 
さらに言えば彼の体つきもがっしりしていてもやし体系ではないし、顔も幼馴染査定を引いても悪くはないと思う。むしろ、私としてはカッコいいと思う。  
 
って私の言いたいことはそういうことじゃなくて。  
 
そんな彼は昔から私の手の届かない場所にあるものをとってくれる。  
 
そういうときこちらとしては少し悔しい。  
彼のそういうところとても良いところで、こちらとしては、ありがたいし、そういう気遣いを自然にしてくれて大切に思われているなと思うし、むしろそういうところが好きなんだけど…って違う!!そうじゃなくて。何て言えばいいんだろう?  
 
「なぁ」  
 
そんなことを考えていたら私の頭の上から声がした。  
 
「ん。何?」  
 
私がそちらを向くと私の体は黒い影に覆われていて…  
 
 
 
 
 
 
唇には柔らかい感触が触れていた。  
 
 
 
 
「ごちそうさま。」  
 
「っ//////」  
 
私はこんな身長差大っっ嫌いだ。  
 
 
 

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