『気をつけて やさしい笑顔の 裏の顔』
この標語が嫌いだ。まるで顔を合わせる人全てを疑えと言っているようで。
少し寄り道して帰ればそんな事を話している声が聴こえた。
それは前を歩いている先輩達で彼女達は学校でも有名な三人組だ。
確かにそういう事も言えるのかもしれない。
などと足を止めて考えてしまい、はっと気づいた時には先輩達の姿はなかった。
それから数日、先輩達は行方不明者として探される事になった。
結論から言えば先輩達は見つかった。
近所の公園に捨てられるように全裸で折り重なっていたらしい。
それから先輩達は悲惨な生活を送っているらしい。
服を着れず半裸で過ごす。シャワーは浴びれない。トイレの度に半狂乱でイき続ける。
学校には当然戻って来なかったし、今では入院して隔離されているとも聴く。
あの時、私が目を離さなければ犯人を見れたかもしれない。
きっとあの場所の近くに犯人がいたんだと私は先輩達が戻ってきてから毎日先輩達を見失なった場所を訪れている。
「今日もまた収穫なしです」
少し気落ちした時に後ろから声をかけられた。
「何かをお探しかい?」
私の意識はそこで一度途切れ、最後に覚えているのは優しく笑う白衣の男の顔だった。
次に気がついた時は足を広げたまま固定出来る椅子に座らされ、身体が動かないように縛られていた。
「ああ、目が覚めた?よく眠ってたからもう薬を塗っちゃったよ」
薬?なんの薬を何処に?一体何故私に?
「わけわかんないって顔だね。簡単な事さ。茜ちゃん、葵ちゃん、美樹ちゃん。君知ってるよね?」
決まりです。この男が先輩達を連れ去った犯人です。間違いありません。
「あの三人がみんなオプションいらないって言うからさ、薬余っちゃったんだよね」
そう言って目の前に三つの瓶が置かれました。
「さて、この薬。効能はそれぞれ違いますが面白い事があります。此方の二つ、仮にBとCとすると
この二つを混ぜたモノに少し手を加えるとAと同じモノが出来ます」
そう言いながら大きな容器に二本の薬を移すと手早くかき混ぜ、そこに粉末を足すとみるみる内に色が変わっていきました。
「テーレッテレーってね」
色が変わりきった所に最後の一本を足し、容器の中にはタップリと緑色の液体が入っています。
「これ全部君のココに使ってあげるからね」
白衣の男が私のクリトリスを指差しました。
釣られて見ればそこには確かに緑色を塗られたクリトリスが有りました。
「浸透率が高いから一日に何度も塗るからね。大体10日くらいで全部終わるんじゃないかな」
白衣の男はカメラを用意して私の股間を撮影し始めました。
「茜ちゃん達のも撮って有るけど見る?こういうの好きなクライアントもいるんだよね」
ビデオカメラが置かれ、カメラのフラッシュが焚かれて隠し様のない私のアソコが撮られます。
そのまま数時間放置され、また薬を塗られ撮影され、何度かに一度食事を取り、また薬を塗られ……
三度目辺りからクリトリスがムズムズし始めてむず痒い感覚を覚えました。
それから薬を塗る筆の感触が心地良く感じ始め、もっと塗って欲しいと思うようになりました。
そのうち塗布の時間が伸びてきたかもしれないと思うようになった頃、私は私のクリトリスの大きさに驚愕します。
小指の爪程の大きさも無かったはずのクリトリスが今は人差し指の先ほどに大きくなっています。
「気がついた?なんか君と相性悪いみたいでさ、勃起したらへそに届く予定だったのにそこまで大きくならなさそう」
しょんぼりとしながら白衣の男はまた私に薬を塗っていきます。
「でも安心して、嬉しい副作用で感度も上がってるみたいだから」
何を安心しろというのでしょう。
先輩とお揃いだから?そんなペアにはなりたくありません。
しかし、私の意識とは裏腹にクリトリスは薬を塗られるたびに疼き、大きさを増し、
最終的に栄養ドリンクの瓶ほどの大きさになってしまいました。
「いやあ、ご立派ご立派。薬もなくなったし面白いデータを取れたし言う事なしだね」
そう言って白衣の男は私のクリトリスを濡れたタオルで拭きあげ、満足そうに頷きました。
「それじゃ君に僕のお口の処女をあげよう」
男はおもむろに私のクリトリスを口に含むと舌先と口内で刺激を与えつつズソゾと音を立てて吸い上げます。
脳が焼けるかと思う程の快感でした。
余りの快感に腰が抜け、力が入りません。
その間にも男は私のクリトリスを舌先でチロチロと舐めたり、口に含んで裏側を舐め上げながら甘噛みしたり、
抜けてしまうかと思う程に強く吸ったりと好き勝手に私を責めたてます。
「AVで見たのを真似するだけでも大分良いみたいだね。まぁ、フェラなんてもうする事も無いだろうけど」
最後のトドメとばかりにカリッと犬歯を突き立てられ、ビクビクと痙攣して股間を濡らした所で私の記憶は途切れています。
「最後におまけでプレゼントをあげるよ。じゃあね」
次に気がついた時は病院のベッドでもしかしたら全て悪い夢だったのではと思いました。
ですが、布団を押し上げて甘い刺激を脳に送って来る股間の頂を見て全て現実だったと悟ります。
プレゼントとはなんだったのでしょう。
どうせ碌でもないモノだろうと股間を確認しようとして布団をめくるとチャラと音がしました。
そこには大きくされたクリトリスにつけられたピアスが鈍く光っていました。
悲しい事にピアスが動くだけでも私が悶えるには十分な快感が走り、私も先輩達の様に普通の生活は送れないのだろう。
まるで他人事のようにそんな事を考えていました。