その日起こる不愉快な事態を起こるのを予想していたかのように、  
ユキエは朝から機嫌が優れなかった。  
彼女の心情を表すかのような曇天の日差しの中でその指令を聞いた時、  
ユキエは現場へと飛び出すように駆け出していた。  
だが、今彼女の全身には無言の重圧が圧し掛かり指先を動かすことすら困難だった。  
人間に仇成す化け物-妖獣-を駆逐する組織の捜査官ともなれば、  
こういう任務にあたることもあり得る。  
それは理解していたつもりだったが、今は受け入れられそうにない。  
雨の中で立ち尽くすユキエの足元には無残に陵辱された半裸の女性たちが横たわっていたのだ。  
 
”以前”、正確には3年前、ユキエは作戦中にうけた妖獣の陵辱により、  
女として辱められただけでなく、  
子を育むための母としての体までも穢されていた。  
植えつけられた妖獣の卵子こそ既に除去されていたが、  
発達した胎盤や母乳を生み出す乳腺など、強制受胎により無理やり開発された  
人間本来の器官は取り除くわけにもいかず、今も体に残されている。  
現状の治療技術では自然治癒を待つ以外に手が無いのだ。  
幸いにも彼女の身の上を知った上で受け止めてくれる恋人に出会え、  
そのぬくもりによって陵辱の跡も癒されかけていた。  
だが、目の前の光景によって古傷を抉られてしまったのだ。  
震える唇がかみ締められ、一筋の血が流れ落ちていく。  
それでもユキエは感情に流されてばかりもいられなかった。  
いま彼女が居るのは打ち捨てられた人工島の空港跡地。  
たまたま事務方の仕事で沿岸部に出向いていたため一番乗りはしたものの、  
見渡す限りの広大な平地に比べて彼女の存在はあまりに小さい。  
普通なら応援を待つのが手はずだが、まさに被害が進行しているのだとしたら  
悠々ともしていられない。  
おりしも天候は風雨を強め航空機の支援は望みが薄く、  
地上部隊がつくにはまだ時間がかかる。それに彼女は知る由も無かったが、  
この時はすでに島へ通じる唯一の橋が何者かによって爆破された後だった。  
僅かな逡巡のあと決断を下すとユキエは空港ビルへと単身踏み込んだ。  
3年前のあの日と同じく戦闘装備ですらない、  
黒のジャケットとタイトスカートのスーツ姿のまま、  
暗いビルの中へ歩みを進めていったのだ。  
 
事態が動いたのは間もなくだった。ユキエは暗がりに横たわる新たな被害者を見つけたのだ。  
救助のためにすぐさま駆け寄るが、何の警戒もせず手をさし出したのがいささか不用意に過ぎた。  
伸ばした手を引き寄せれて、ユキエは逆に女の胸の中に抱き寄せられてしまったのだ。  
女の妖しい吐息がうなじにかかる。  
「あなた相当たまってるようね。  
少しうなじを責めただけで肌がひくついてますわよ。」  
普通じゃない。そう直感した時には女の体が放つ残り香に捉われていた。  
たっぷりと精を与えられ十二分に満たされた女体が放つ歓喜の芳香。  
その匂いが同じ極限の悦びを知ってしまった体に媚薬となって染み渡っていく。  
腹の奥底に起こった鈍い疼きがユキエの判断を鈍らせた。  
そこを逃さず女の腕が背中に回ってユキエを絡めとり、その手からハンドガンを奪い去る。  
「わたしにはわかるわ。あなたも妖獣に抱かれる悦びを知ってしまったのでしょう?  
だったらもっと素直にならなくては。こんな堅苦しい制服の下に押し込められて、  
かわいいいお尻がわなないていますわよ。」  
長く伸びた女の爪は使いスカート越しに肛門を捕らえていた。  
「な、、なんて破廉恥な。その手を放しなさい、」  
「フフ、破廉恥なんて言葉久しぶりに聞きましたわ。真面目なのね。」  
言葉とは裏腹になおも女の指先は妖しく蠢き続ける。窄まったアナルを軽く抉られ、  
動揺した背中にビクンビクンと痙攣が走る。  
「でも、体の方は悦びを忘れられないようね。」  
ユキエは言い返す言葉を失っていた。自分の体の異常な感度を自覚し戦慄していたのだ。  
(媚薬をかがされた!!)  
このままでは、おかしくなってしまう。  
だが、それが分かっていても女の腕を払いのけることができない。  
女は胸元から媚薬入りの粘液を取り出すと、ユキエの頬にたっぷりと塗りつける。  
すると穢された肌が瞬く間に紅潮し、ピリピリとしたむず痒い疼きを発し始める。  
艶かしい唇を使って顔全体に塗り広げられると、体に刻まれた陵辱の感触が  
鮮明に思い出される。あのおぞましくそして甘美な、、、  
「どう?この子にしてもらうセックスは最高よ。  
人間の男みたいにがさつくこともなく、ただ女を悦ばせるためだけに動いてくれるの。  
あなたならきっと満足していただけると思うのだけれど?」  
ユキエの硬く閉じられた内腿から光る雫が落ちて床に弾ける。  
それと同時に床から繊毛状の触手が無数に出現し足首に絡み付いてきた。  
「は、いやぁぁ!」  
 
足首に絡まった触手たちは編みタイツのごとく脚を結び上げながら付け根に向かって伸びていく。  
股間に至って付け根を一周すると今度はストッキングを裂いて内側に潜り込む。  
そして、汗と愛液でべっとりと張り付いた下着の裏、  
濡れそぼった秘裂の上端にうずくまるクリトリスを引きずり出し、  
ボンレスハムのように八の字に縛りあげてしまった。  
「いやぁ、、はぁ!」  
峻烈な快感にさらされ、喉が電撃で射抜かれたかのようにのけぞる。  
それでもユキエは体をよじって触手を引き剥がそうとするが、触手と女が前後から巧みに  
連携しユキエの抵抗を封じ込めていた。  
女の白い指が制服のボタンを外して胸元に潜り込みブラをずらしあげる。  
「はんッ」  
引きはだかれた胸には、着痩せする外観からは想像できない  
たっぷりとした量感の釣鐘型が2つあった。  
お嬢様然とした風貌のユキエには不釣合いな圧倒的サイズと、  
控えめな彼女らしい初々しいピンク色の乳首。  
細身の体の中心からやや上、  
そこだけ自己主張しているかのような魅惑の性感が露にされてしまったのだ。  
「み、、見ない、で、、」  
人間の男ならば衝動で貪り付いてしまいたくなるであろうその部分を、  
触手の群が放っておく訳がない。  
だが、人間と違いそれらには一切の情動はなく、ただ"冷静"に役割のみを  
遂行していく。それが一層ユキエを怯えさせ、陵辱への恐怖感をあおった。  
「だ、だめぇ!!」  
丸裸の乳房がたちまち根元から絡めとられていく。先端まで達した触手は  
乳首を一巻きすると、キュッと全体を締め上げた。  
「はぁぅ、、、」  
女の言葉どおり、触手たちはユキエの一番敏感な節目を巧みに捜し当て、そこを最適の  
力と間隔で絞りたてていく。  
彼女はその体に望みうる最高の快楽を与えられているのだ。  
「い、いやぁぁぁ!!、、も、もぅ、やめな、さい、、」  
だが、触手たちが求めるのはあくまで体の反応のみで、ユキエの意思が  
尊重されることは決してない。彼女の叫びが聞き届けられることはないのだ。  
魅惑の膨らみが楕円形に搾り出され、のけぞった背中がわなないた。  
 
触手の侵攻は両腕の付け根を絡めとり首の付けに達したところで止まっていた。  
だが、首から下をくまなく絡めとられてしまったため、  
わずかでも体を動かすと敏感になった肌に触手が食い込み、すさまじい快感を受けてしまう。  
それを彼女は爪先立ちに吊り上げられた脚に力をいれ、精一杯耐えていた。  
だが、触手自体に動かれてしまっては彼女にはどうすることもできない。  
厳重に絡まった触手の隙間から、白い肌が艶かしく絞りだされてはまた元に戻っていく。  
そのどれもが彼女の急所を的確についていた。恋人とのSEXの常套手段から、  
自身で慰める時ですら使ったことのない意外な所まで。  
体に刻まれた逃れようのない女の宿命が、化物の無機的な愛撫で次々と炙り出され揉みほぐされて  
性感へとかえられていく。  
「い、いや、やめて、、そんなところ、、はぁぁぁ。」  
そのプロセスはより強力な陵辱感となってユキエの心をさえなんだ。  
ただ犯されるだけなら耐える事ができる。だが、今まで知りえなかった悦びを教えられ  
よがり狂わされる様は、自分の体が恋人でもなく自分自身でもなくこの醜悪な化物のモノに  
なってしまう様な錯覚を覚えさせるのだ。現にこの瞬間にも自分でも知らなかった性感帯が  
触手によって探し当てられた。すぐさま愛撫が行われ、初体験の愉悦に鼓動が一気に高まる。  
「いぃ、そこがイイッ!、、、、はぁ、だめ、このままじゃ、私、、」  
ついに触手の責めを肯定する声を挙げてしまう。実際今が戻れるギリギリのところだった。  
これ以上の快楽を教え込まれたら、彼女はもはや普通では満足できない体になってしまうだろう。  
頃合を見て取った女が触手の群れへ向かって小瓶を投げ込んだ。  
 
ガラスの甲高い響きが反響し、やがてユキエの体に止めを刺すための触手がゆっくりと  
そそり立ってくる。  
はじめは他の触手に紛れそれと分からない。だが徐々にせりあがるにつれ、太さを増し、  
先端の傘を広げて、そのための器官へと姿を変えていく。ユキエの眼前に達するころには、  
それは巨根としか表現のしようのない醜悪なペニスへと化していた。  
「だめ、、そんなの、入る訳がない、、、」  
それは控えめな彼女の経験からしても、人間の物の2倍はあるように見えた。  
胴体部分は彼女の手首ほど、先端部分は握りこぶしを一回り小さくした程のサイズがある。  
小柄な彼女の体がそれを突き込まれたら、股の部分から裂けてしまうのではないかとさえ思える。  
だが、それがユキエに"最適"なサイズだった。  
全身に絡みついた触手は、彼女の骨盤を正確に計測し、肉の弾力や膣の裏側の性感の場所まで読み取った上で、  
ペニスのサイズと形状を決めていたのだ。これより小さければ子宮への圧力が不足するし、  
わずかでも大きすぎれば膣壁が避けてしまうだろう。さらに巨根の胴体にイボが浮き出し、  
それらは挿入された時にGスポットに密着する位置に調整されていた。  
ユキエの体に最高の愉悦を与え、そして子種を注ぎ込むためにだけ存在する、  
まさに彼女のためだけに用意された触手の肉棒が姿を現したのだ。  
「ぁ、あぁ、、、」  
女の口からそう告げられ言葉を失ったユキエの背後から、アナル用に調整された触手が伸びてくる。  
白いうなじに絡みつき首を軽く絞めると、先端を強引に唇の間に割り込ませていった。  
ユキエはもちろんアナルSEXの経験など無いが、そんなことは触手たちの興味になかった。  
それらが求めるのは彼女のより激しい痴態。ユキエが許されるのは、アナルSEXが彼女にとって  
性的絶頂への障壁にしかならないと判断された時だけなのだ。  
そして、触手たちが下した判定は"脈あり"。未経験ゆえの未知へのわずかな期待が見透かされ、  
ユキエはバックバージンを触手に捧げる事を運命付けられてしまったのだった。  
(こんなことなら、恋人に求められた時に許しておけば良かった。)  
一瞬頭をよぎった考えも、挨拶代わりにと触手が吐き出した粘液の濁流に押し流された。  
生臭い白濁が口をいっぱいに満たし、頭をボゥっと溶かしていく。  
恋人にした時とは比べ物にならない熱量の奔流は、恋人の"モノ"の味を忘れさせ、  
代わって彼女の所有者となるモノの味と匂いを五感に刻み付ける。  
「ふぅんッ、、んんん、、、」  
3分足らずの間に、数年間の交際中に恋人がそうしたよりも多くの粘液が  
彼女の口には注ぎ込まれていた。  
初めは激しく抵抗したユキエもついにはその物量に圧倒され、  
触手を抜き取られる頃にはおとなしくただ涙だけを流していた。  
口内射精の予想以上の効果を見て取った触手は2本のペニスにより多くの粘液を充填すると、  
立ち尽くすユキエの股間へと向けていった。  
 
わずかな布の音とともにあっけなく下着が取り去られると、  
スカートの中に潜り込んだ2本のペニスがそれぞれ目的の穴へと一気に突き立って行った。  
「はぁぁぁ、ぁぁ、、いぁぁぁぁぁ!!」  
前後の穴を巨大な異物に引き裂かれ、ユキエの悲痛な悲鳴がこだました。  
初めて犯されるアナルはもちろん、限界ギリギリのサイズを挿入された膣も、  
すさまじい異物感に満たされキュウキュウと締め付けるようにしびれていた。  
「いや、、痛い、、だめ、ぬいてぇ!!」  
しとやかな普段の彼女からは想像できない狂乱で泣き叫ぶ。  
媚薬によって痛みを感じてはいないはずだが、腹の中のあり得ない程の違和感が  
彼女の脳内に架空の激痛を錯覚させているのだ。だが、それらは触手には知覚されない。  
むしろ、射精を求めるかのような腸壁の蠕動や、  
挿入の潤滑油のごとく分泌される愛液の湧出をユキエの体に見て取ると  
すぐさま律動を開始する。  
触手を一ひねりしてユキエを後ろ向きにすると、  
後背位の姿勢で彼女を犯し始めたのだ。  
「はん、いやぁ、、」  
細い腰つきからは受け入れることができるのが信じられない程の巨根がスムーズに前後している。  
完璧に調整されたサイズのペニスが開ききった肛門を一部の隙も無く埋め尽くし、  
先端を一振りして直腸内をこじ回す。  
「い、痛い、いやぁぁぁぁぁ!」  
現実の痛みではない。触手によって与えられる快楽を彼女は痛いと表現したのだ。  
もちろん、この状況で冷静な意図があったわけではない。化物によって呼び起こされた、  
あるいは自らの中から湧き上がった拒みきれない情感をそう表現するより無かったのだ。  
双乳を縛った触手の先が割れ、イソギンチャクのような口を開いて乳首に吸い付く。  
赤子の何倍もの力でチュゥチュゥと吸引し、次には硬くなった乳首に牙を突きたてて媚薬を注入する。  
「はぁぁッ」  
いま彼女は陥落寸前だった。挿入前ですらギリギリだった体をここまで責め抜かれては  
もはや後には戻れないだろう。だが、まだこの化物を拒絶することはできる。  
それこそが彼女の最後の拠り所であり、それを支えるのは恋人の腕越しに感じた  
温もりの思い出だけだった。だがそれは触手によって与えられる灼熱の愉悦の前では  
あまりに小さく無力だった。  
 
「ん、はぁぁ、、、」  
全身を束縛する触手が解かれ、壁に手を突いたユキエの体ががくんと崩れた。  
もちろん彼女が許されたわけではない。化物が、抵抗力を失い束縛しておく必要がなくなった分の力を、  
2本のペニスへと集中させたのだ。両腕と腰に絡めた3本はもはや自分では立ち上がれないユキエに  
後背位の姿勢をとらせるために残し、その他の触手から抜き取った体液を全て精液に変換して  
ペニスへと充填する。膣内深く入り込み子宮を突き上げたペニスの先端がさらに力を蓄え、  
口を開いて行くのが分かる。  
それが蛇のように頭をくねらせ、子宮口に不気味な口付けをしてきた。  
「ひぃッ!!」  
頭がクラつくほどの電流が脳裏に弾けた。人間相手には絶対に味わうことのできない愉悦が  
体の中に残された最後のぬくもりまで消し去って行く。子宮口から直接吸い出された愛液は  
前夜の恋人とのSEXの名残で僅かに白く濁っていた。  
代わって彼女の体には、脳髄まで吸いだされてしまうと錯覚するほどの  
熱く激しい子宮口へのディープキスが刻まれた。ただ吸い付けるだけでなく、、  
「だ、だめ、、舌を入れちゃ、、いやぁ!!」  
媚薬で濡れそぼった触手が内側まで入り込み子宮粘膜を嘗め回す。  
その瞬間、ユキエは果てていた。だが、熱が冷めることは無い。  
女性器の中枢に直接すりこまれる媚薬が極限の興奮状態を維持させるため、  
すぐさま次の高揚感が迫ってくるのだ。  
「そ、そんな、、いやぁぁ!」  
その行為は、化物にとっては対象の生殖器官を活性化し排卵を促すための  
本能的活動に過ぎないが、それを受ける女性にとっては絶望的な意味となる。  
それは、1つにはこの行為を受けるという事は、慰み者では済まされず  
化物の子種を孕む苗床にされる事を示すという事。そしてもう1つは、  
もっと直接的で、イキっぱななしといっても良いどんな麻薬よりも強烈な快感を受け続け、  
理性が屈服してしまうからである。普通ここまで来た女性はもはや触手を拒絶することすら出来ないのだ。  
だがこの時は、久しぶりの上物を得て、化物の方にも焦りがあった。  
左腕を拘束していた触手まで解いてペニスへと力を回したのだ。  
自由になったユキエの左腕の先には装てんされたままのハンドガンが落ちていた。  
少し腕を伸ばせば、引き金を引くだけの力はまだ残されている。  
「はぁう、、すご、あんっ、、だめぇ、」  
だがユキエも他の女性の例外ではなかった。自ら求める事こそ無かったが、  
もはや形だけの拒絶を口にすることしか出来ない。何より、いま触手を抜かれたら、  
焦らされた衝撃で逆に一分も正気でいられないことを自覚していたのだ。  
ユキエはさけられない終局へ向かってひたすら上り詰めて行った。  
「はッ、いやッ、あぁぁ!!」  
 
自身では何回目かも覚えていない、20回目の絶頂に彼女が達した瞬間、前後のペニスの先端が  
グッと収縮した。子宮口が一段と強く吸い付けられる。  
「だ、だめ、そんなに吸われたら、枯れちゃう、、」  
(ならば代わりに子種を注ぎ込んでやろう。)  
ユキエはそう聞こえた気がした。一瞬瞳に戻った理性の光が、次の瞬間には、  
自らの内側に沸き起こった灼熱の奔流に吹き飛ばされ、うつろな色の中に掻き消えていった。  
「はぁぁぁぁぁぁぁ!!」  
口でもそうだった様に、数年間の恋人との営みに匹敵する量の射精が一気に  
流し込まれた。最初の1撃で前後の穴は白濁に満たされ、  
続く2撃、3撃は到底受け入れ切れずに溢れ出し、両脚を伝ってダラダラと床に垂れて行く。  
「だ、だめぇ、もういい、もういいの、」  
痙攣で硬直する体の前後に四撃目をたたきこむと、流石に根を上げた尻からペニスを引き抜き、  
代わりに口に埋め込んでいく。そして5撃目と6撃目を打ち込む。  
「ひぃッ、んぐむぅ、、」  
大量の白濁で喉を詰まらせたユキエが窒息寸前に陥ると、今度はペニスは唇を離れ7、8撃目を  
それぞれ左右の乳房に浴びせかける。そして背中を流れる黒髪に9撃目を浴びせかけると、  
再び尻の中に戻って行った。 その間、前に埋め込まれた触手は一度も抜かれず、全ての射精が  
既に粘液で一杯のユキエの子宮へと叩き込まれていた。  
熱く激しい奔流が打ちこまれる度、行き場をなくした粘液が  
巨根に貫かれた膣口の周囲から飛び散りあたりを汚す。  
「はぁ、いやぁ、そんなにたくさん、はぁ、いやぁぁぁ!!」  
粘液でどろどろになったストッキングを張り付かせ、息も絶え絶えの悲鳴をあげる。  
そのユキエの前後の穴に10撃目となる5分以上に及ぶ最後の大射精が注ぎ込まれた。  
「はぁ、いやぁ、はぁぁぁぁぁぁぁ!!!」  
 
「随分、すごかったわね。横で見ているこっちまでイキそうでしたわよ。」  
ユキエが気を取り戻した時、触手の姿は無かった。かわって彼女を見下ろすのは  
先ほどの女ともう1人、少女とも大人とも言えない微妙な年頃の女性だった。  
「どう、良かったでしょ、お姉さん。」  
やや茶色がかった髪のその顔には覚えがあった。かつて妖獣にとらわれた際に、  
ユキエとともに陵辱された少女である。  
あの時は妖獣の責めによって互いの卵子を孕ませあうという異常な辱めを受けた。  
その経験が彼女とは他人と思えない親近感のようなものを抱かせるのだが、  
それは相手も同じようだった。  
「お姉さんとこうなること、ずっと待ってたんだよ。」  
「な、なにをバカな事を、、」  
ユキエが言い切る前に可憐な指先が粘液で濡れそぼった乳房をとらえた。  
そしてまるで男に奉仕するかのような手つきで絞りたてはじめる。  
「隠してもだめ。おっぱいにこんなにミルクをためちゃってるんだから。  
それに、引き金ひけなかったでしょ。」  
「あ、、、」  
絶句した唇をふさがれ、そのまま押し倒された背中に不気味うごめく感触がつたわる。  
みわたすと辺りの床は青白く輝くアメーバで埋め尽くされていた。  
「化物に犯された後は、これがイイもんね。それで体を冷ましたら今度は私も一緒に抱かれてあげる。」  
ユキエの体をアメーバにゆだねると茶髪の女は冷ややかに笑った。  
「さて、どれにしようかしら、、、」  
彼女が振り向いた先では妖獣の幼態が収められた種々のカプセルが無数に並んでいた。  
 
 
室内にこだました舌足らずな喘ぎ声がユキエの意識を引き戻す。うっすらと瞼を開けた眼前に、  
触手に吊り上げられた茶髪の少女の姿が飛び込んで来た。両手を後ろ手に縛られ、  
両膝をM字に開かれている。その背後に別の気配が揺らめく。  
ズヌッ!  
粘つく水音が聞こえ、同時に跳ね上がった少女のつま先が宙を蹴った。  
「はぁっ、、キョウコ、それ以上は、はぁっ、許して、、」  
「ダメよ、リオ。観念して、このまま絶頂(イ)きなさい。」  
キョウコと呼ばれたのは、先程ユキエを捕らえた女だった。それがリオと呼んだ茶髪の少女を  
背後から犯しているのだ。暗がりではっきりと見えないが2人の下半身は、本来そこにないはずの  
肉棒によってつながっている。  
「も、もうイったから、、私、もうイっちゃたから許してぇ!!」  
「ふふふ、私がイカせてあげるのはそんな普通のじゃないの。天国につれてってあげるから観念なさい。」  
「あぅ、し、子宮の中にまで、かはぁっ!!」  
少女の悲鳴が耳を打ち、唾液が頬を濡らす。  
「やめなさい。それ以上やったら死んでしまうわ!」  
思わず叫んでいたユキエを、淫欲に満ちたキョウコと呼ばれる女の視線が舐めた。  
「あら、ようやくお目覚めかしら?ふふ、それにしても随分似合ってるじゃない。」  
言われてユキエは自分が着替えさせられていることに初めて気づく。  
触手に拘束され全身を見渡すことはできないが、胸元にスカーフをあしらった  
航空会社の客室乗務員の制服らしい。  
「な、なんでこんな、、」  
「そのほうがそそるからよ。触手に寄生されると、  
ただ脱がすだけじゃ物足りなくなるの。だからほら、、、」  
そう言って抱えあげられた少女の体は体操服を着せられていた。股間に食い込んだ  
ブルマをずらされ、女の股間に生えた肉棒を突き入れられている。  
「はぁん、お、お姉さん、それとっても似合うよ、、」  
「そうね、ストッキングは黒をはかせて正解だったわ。こんなにそそるのは久しぶりよ。」  
「あう、中でまたおっきくなってる、、」  
 
半ばぐったりとなった少女を触手で締め上げ、女が再び腰を動かす。  
「あんっ、あんっ、あんぅ」  
リズミカルな律動にのって少女の頭が揺れ、そのたびに見かけからは不相応な艶にみちた  
喘ぎ声がふきこぼれてくる。  
「やめなさっ、ん、、」  
抗議の声が不自然に途切れた。  
「ふふ、リオ。あんまり、可愛い声をだすから、  
あなたのお姉さまも我慢できなくなっちゃったみたいよ。」  
「お姉さんすごいよ、、大きくなってるのが、スカートの上からでもわかる。」  
ユキエの背筋を動揺がはしった。  
「まさか、あなたたち、、」  
リオと呼ばれていた少女が女の触手を解かれ、歩み寄ってくる。  
「そうだよ。」  
ユキエの足元で屈みこんだ少女がスカートを捲くると、そこにはパンスト越しに  
下着を30cm程も盛り上げている異形の物体があった。触手に寄生されたクリトリスである。  
そのサイズは下着の中には納まりきらず、少女の指先がパンストを引きちぎると、  
えらを張った先端が隙間から飛び出した。  
「あん、張り方もすごい、、」  
不気味に息づく亀頭に少女が口づけする。  
「あ、、くぅ」  
途端に背筋を寒気に近い衝撃が貫き、ユキエは身をよじった。  
「お姉さん、刺激が強すぎた?でも、もっと良くしてあげるね。」  
淫蕩な笑みを浮かべ、少女はカプセル取り出した。そこには小指大のイソギンチャクが蠢いている。  
少女はそれを自らの舌に乗せると、イソギンチャクもろともユキエの巨根を口に含んでいった。  
 
「ひ、ひぁ!!」  
股間に艶かしい感触が走ると同時にユキエは悲鳴を上げた。ざらついた舌先が裏筋を刺激し、  
イソギンチャクから伸びた触手が胴体を網の目に縛り上る。そして窄めた唇がその上を刺激する。  
淫核としての機能を残されたまま射精器官を植えつけられたクリトリスは  
いまや男女の性感を同時にもたらす性の急所と化している。  
その究極の性感体を強烈な吸い口と少女とは思えないテクニックで責め立てられ、  
ユキエはたちまち男の性感の限界に達した。浮き出た血管が振るえ、濃厚な先走り液があふれる。  
射精の気配を感じ取った少女が、まさにその瞬間、イソギンチャクの触手を精菅の中に侵入させた。  
「い、いやぁぁぁぁぁ!!」  
膨れ上がった苦悶を解き放ち壮絶な開放感に身をゆだねる。その欲望がかなえられる直前で  
中断させられてしまう。しかも、もともとは淫核である巨根の内部に異物を侵入させられたのだ。  
一方でユキエは、クリトリスを熱串で貫かれたかのような、女性としての愉悦にも襲われていた。  
「あん、はぁ、、くはぁぁぁぁぁぁ!!」  
強引に女の絶頂へと打ち上げられた体がわななく。続いて巨根から歯止めがはずされ、  
大量の精が女としての余韻を残すクリトリスを駆け抜けていった。  
「あ、、くぅ、、出る!!」  
放出の瞬間唇が離れ、迸った白濁液は正対する少女の顔へと飛んだ。彼女はそれをよけようともせず、  
全て受け止める。整った目鼻、緩やかなウェーブを描く髪、そして艶っぽく濡れた唇に  
粘液が絡まりべとべとになっていく。  
年端もいかない少女の顔立ちを自ら放った白濁で穢す快感はユキエの絶頂をより高くしていた。  
そして、それが収まると直ぐに次の悦びが背筋を駆け上ってくる。  
男女の性感体への同時愛撫は、一回や二回程度の絶頂では満足しきれない程の愉悦をもたらすのだ。  
「ま、また、く、来る、あぅ、来るのが、、止められない、はぁぁぁぁぁ!!」  
腰がガクガクと振るえ、男と女、もはやどちらでイったのか自分でも分からない。  
立て続けの絶頂の連撃の中、ユキエは拘束されたままの体をだらしなく弛緩させていった。  
 

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