吊り上げられた手首の痛みがなければ、理性を保っていられなかったかもしれない。  
人外の絶頂を立て続けに味わったユキエの体は、  
未だに暴力的な愉悦の余波によって蝕まれて続けていた。  
全身が熱病に冒されたかのように燃え火照り、脚に力が入らず自分を支えることすら出来ない。  
弾けとんだ思考も戻らず、何か考えようとするたびに、自らの熱で集中力が溶かされてしまう。  
なぜなら、触手に宙吊りにされたユキエの股間では未だに少女が口淫を続けていたのだった。  
 
やや垂れ気味の目元が特徴的な、茶色がかったウェーブの髪を肩で切りそろえた容貌は、  
年相応の格好をしていれば良家のお嬢様といっても差し支えない。  
その少女が性的趣向を煽るブルマ姿で巨根と化したクリトリスを咥え込んでいるのだ。  
既に限界以上に射精した胴体を無理矢理しごいて奮い立たせ、目一杯の吸い口で  
管に残った一滴までも吸い尽くそうとする。  
「あぁ、んぐぅ、、」  
ときおり少女は立ち上がり、口に含んだ精液をユキエに口移しする。  
「ふふ、自分の精子なんだから、ちゃんと飲み干すのよ。」  
背後からは、もう1人の女、キョウコが手を回していた。  
彼女のほうはユキエと同年代、20代半ばに見えるその顔は切れ長の瞳のせいもあって  
酷薄な印象を受ける。背中を流れるユキエの黒髪を掻き揚げ、  
あらわにしたうなじに印象どおりの冷たい口付けの雨を降らせる。  
「、、んふ、むぅぅぅ」  
驚くべきことに、少女は自分の腹の中に飲み込んだ精液を吐き戻しながら  
ユキエに飲ませていた。可憐な唇ごしに不気味な流動物をとめどなく注ぎ込まれる。  
その責めはもともと口付けが弱点のユキエに、新たな悦びを見出させるのに十分だった。  
窒息寸前に陥りながらも、少女の唾液と胃液がブレンドされた自らの精液の味に  
頭の中が甘く痺れて行くのを止められない。  
「あら、感じちゃってるの?」  
さすがに意外といった感じの冷たい息が耳にかかった。  
「でも、そういう事なら、」  
ユキエの動揺を見て取ったキョウコの指先が、ジャケット越しに背筋をなで下ろすと、  
そのままスカートの中へ入りパンストの内側にまで潜り込んだ。  
そして、爪の伸びた指先が下着を押しのけ、息づき始めた菊門を捕らえる。  
「もっと良くしてあげる。」  
 
指輪をはめたままの中指がユキエの肛門へ捩じ込まれた。  
「!!」  
歩調を合わせるように少女の口付けがより一層深くなり、蠢く舌が喉の奥までを愛撫する。  
唇と肛門、体の上下から注がれる愉悦から逃れる術は無く、  
あっという間にユキエは絶頂へと追い詰められていく。既に何度も満足させられて  
相当に臨界が高くなっているはずなのに、いとも簡単にそこが見えてくる。  
指輪が肛門を出入りすると耐え難い痺れに襲われ、  
頭に走った閃光に意識までが持っていかれそうになった。  
(も、もだめぇッ)  
ユキエがまさにその時を覚悟した瞬間、女の指先が引き抜かれた。  
触手の拘束も解かれ、ユキエは呆然とその場に座り込んでしまう。  
「なんで、やめちゃうの?お姉さんもうすこしでイキそうだったのに。」  
「ふふ、自分だけ気持ち良くなるのはずるいかなって思ったの。だから、、」  
キョウコは座り込んだユキエの眼前に股間を突き出した。  
彼女自身はハイレグカットのレオタードをまとっていたが、  
到底そんなものには収まりきらない巨大な男根がそこにはある。  
胴回りが少女を犯していた時よりも一回り大きく膨張し、  
節々には不気味に蠢く無数の突起が生えだしていた。  
「さっきから私たち一度もイッてないのよね。」  
「そういう事ね。私もお姉さんに気持ちよくして欲しいな。」  
反対側から少女のものとは思えない、隆々たる巨根が頬に突きつけられる。  
彼女はブルマを半ずらしにし、天を突く巨根に指を添えて無理やり前に向けていた。  
「あ、く、そんな、、」  
「嫌ならここで終わりね。言っておくけど自分で慰めるのは駄目よ。」  
触手を使ってすかさずユキエの両手を封じながら、  
キョウコは腰を一段と彼女の方へと向ける。  
「は、あ、」  
ユキエ自身、もはや一度果てるしか体を冷ます手立てが無いことを理解してしていた。  
こうして、僅かに身をよじっただけで尻の余熱が燃え広がり、体の芯を疼かせてしまうのだ。  
やがて、観念した瞳が閉じられて、顔がゆっくりと2人の股間へと向けてられていく。  
「ふふふ、素直でいいわ。じゃ、まずはお尻に挿れて欲しい方から咥えなさい。」  
 
間近にみると2人の男根の姿形がより鮮明にわかる。少女の太く逞しい隆々たる巨根、  
胴体に無数の節くれが生えたキョウコの異形の男根。つきつけられた2つの肉の凶器は、  
本来そこにあるはずが無いという以上に、人間のモノとは決定的に違うグロテスクさを持っていた。  
その中で、ユキエは異形の方を選んでいた。尻に味わった指輪の感触が忘れられないのだ。  
指輪よりずっと太い節くれが無数に蠢めく男根。それが挿入された時の快感は  
先ほどの比ではないだろう事は想像に難くなかった。  
「くぅ、こ、こうしないと正気をたもてないから、、だから、、」  
「ふふ、墜ちないきらない所なんて、ますます好みよ。さぁ、咥えなさい。」  
震える唇が目一杯開かれ、異形の男根を飲み込んでいく。その瞬間は、ユキエが初めて  
自らの意思で陵辱を受け入れた瞬間だった。  
「ん、、くぅ、、」  
頬を一筋の涙が伝ったが、少女の先走り液がたちまちそれを上塗りする。  
「ほら、口だけじゃなくて、ちゃんと指を使ってリオにも奉仕しなさい。」  
「はんぐむぅぅぅ、、」  
後にはくぐもった悲鳴が聞こえるだけであった。やがて、  
「はぁん、出すわよ、んッ!!」  
「あぅ、お、お姉さん飲んでッ!!」  
2人の女の歓喜の叫びと供に無限とも思える射精が注がれ、  
制服姿のユキエを身も心も白濁で染め上げていった。  
 
「はぁ、はぁ、、はぁぁ、、、」  
静寂を取り戻した空間に汚された女の息遣いだけがこだまする。  
胸元にあしらったスカーフ、ジャケットの袖口、スカートの裾、そして引き裂かれた  
パンストの裂け目。呆然と膝立ちになった彼女は、スーツ姿のそこかしこから  
白濁液をしたたらせていた。頬には穢された黒髪が張り付き、とけた口紅が濁った  
唾液と供に雫となって床に落ちていく。暴虐の限りを尽くされた無残な陵辱姿だったが、  
その瞳にはまだ理性の光が残っていた。  
「さすがに捜査官といったところかしら。  
でも、精液をかけられてイッちゃうなんて、相当な好き物ね。」  
「それより、ねぇ、キョウコ、わたしもう、、」  
「そうね、前戯はこれぐらいで、そろそろメインディッシュをいただこうかしら。」  
前戯という言葉に彼女、ユキエの眉が僅かに歪んだ。  
(ここまでされてもまだ前段階に過ぎないと言うの?)  
前後からユキエを挟み込んだ2人の男根が、ヴァギナとアナルに同時に捩じ込まれた。  
「あぁッ!!」  
身悶えるユキエを押さえ込み、2人の陵辱者は淫欲に満ちた笑みを浮かべる。  
だがここで予想外の事態が起こる。興奮した少女の手元からカプセルが零れ落ちたのだ。  
直後現れた2匹の羽蟻型妖獣がユキエを挟んだ2人を更に背後から抱き上げ、  
うねる卵管をそれぞれの尻に捩じ込む。  
「ちょっとリオ、な、、、なにを、、はぐぅ、、」  
「あぁ、き、きつい、、」  
しかもその衝撃でさらに別のカプセルまでが割れ、闇の中から10本もの触手が伸びだす。  
それらは2本づつが1対となって捻り合い、残された穴、  
キョウコとリオのヴァギナへと突入した。  
「はぁっ!!、こんなに、多すぎ、るぅ、、、」  
「あぁ、て、手が滑って、、んくぅ、」  
残った6本が搾乳器へと形を変え、絡み合う女たちの胸元に潜り込み乳房へと吸い付いていく。  
「あ、くぅ、、乳首の中にが、熱いのが、入って、、」  
少女の苦しげな声が唇からもれる。彼女にとってもこれは想定外であった。  
触手たちはお椀型に開いた口で乳房を飲み込むと、内部に仕込んだ毒針を乳首に打ち込む。  
搾乳剤が流し込まれた乳房が張りを増したところで舌を螺旋状に絡めて絞りあげ、  
同時に強烈な吸い口でもって乳腺の最奥から母乳を吸い上げはじめる。  
 
「いや、いやぁぁ、そ、そんなに、吸われたら、出ちゃ、、う、あぁッ!」  
泣き叫ぶキョウコの悲鳴が響き渡った。彼女はサディスティックな性格に反して、  
自らが受身に回ると途端に脆くなる。さっきまであれほどユキエを陵辱しておきながら、  
いざ自分が責めを受けると、まるで暴漢に襲われた処女のような有様で泣き喚いていた。  
「はぁ、、あ、あなた、たち、すぐに止めないと、、、くぅ、んぁ、」  
ユキエに向かった一本は股間で勃起するクリトリスを絡めとるのも忘れない。  
胴体をぎゅうぎゅうと締め付け、彼女から母乳とともに精液までもを搾り出す。  
「ふはぁ、だめなの、一度動き出すとしばらくは、、んむぐぅ、はぁぁ、お姉さんのミルク、おいしい、、」  
搾乳器は時おり乳房を離れて唇に潜り込む。そして溜め込んだ母乳を喉の奥へとぶちまけてくる。  
もちろん搾乳器が離れている間は母乳を漏らさぬよう、乳首を締め上げてきつく栓をするのを忘れない。  
「あう、そんなに、きつく縛れたら、、はぁう、わ、私にも飲ませるの、、んむぐぅぅ」  
ユキエにはキョウコの母乳が注ぎ込まれた。そしてキョウコにはリオのものが。  
「ふむぅ、、んぐぅぅ、あぁ、、」  
互いの母乳を飲まされあい、女たちは一体感を強めていく。さらに妖獣は巧みな愛撫の連携で、  
彼女たちの絶頂感まで完璧に同期させていく。  
「はぁ、い、イッちゃぅ、、」  
「あぁぁ、だめぇ、だめなの、こんな、いやぁぁぁ!!」  
「くぅ、、あぅ、い、、く、、、、」  
羽蟻妖獣の卵管がうねりを上げ、ユキエの前後の穴に埋められた男根も張り詰めていく。  
キョウコとルイに2本づつ差し込まれた触手も頭をパンパンに膨らませた。  
「あ、貴方たち、こ、この化物たちに、、どれぐらいの、精液をしこんで、あぁァツ!!」  
大量射精でイキっぱなしさせられた経験が頭をよぎり、ユキエの問いかけは悲鳴に近い。  
「さ、3分射精できる程。でも、羽蟻の卵に精力増強剤を仕込んであるから、  
私もキョウコも、、それに触手たちも10分位は収まらないかも、、んはぁ、、」  
絶望的な時間だった。それほどの射精を受けて正気を保っていられるはずがない。  
もはや観念するしかないユキエの背後で、キョウコの悲鳴がまずあがった。  
「いや、いやぁぁ、膣内射精は、、いやぁぁぁぁ出てるぅぅ!!」  
「あぁ、触手が出そうとしてる、、はぁぁ、お尻にも、それに私も出そう、、  
あぁ、お姉さん受けとめてぇぇ!」  
「ん、、熱いのが、、く、る、はぁッ、イクぅぅぅ!!」  
 
続けざまに悲鳴をあげ、絶頂を告げた3つの肉体に熱い濁流が注ぎ込まれた。  
同時に押しとどめることの出来ない絶頂の連激が女たちを包み込む。  
彼女たちは絡み合った体を震わせ、思い思いの悲鳴をあげながら、  
終わる事を知らない昂ぶりに身体と意識を焼かれ続ける。  
腹を容赦なく埋め尽くした粘液の濁流が、彼女たちの意思を無視しその身体に快楽を与え続けるのだ。  
その中でも陵辱の中心にいるユキエの苦悶は一層際立っていた。  
触手の精液と羽蟻妖獣の卵の効果を受け、彼女を犯すルイとキョウコの男根が  
さらに凶悪な変化を遂げていたのだ。  
膣を埋めたルイの男根は精管を細く尖らせて子宮の中にまで入り込み、  
更にその奥の卵管に向けて精を放ってくる。  
「はぁう、あぁぁ、、」  
卵巣に直接染み渡る射精に腰が跳ね上がった。  
深すぎる射精を受けたユキエは体の奥底に注がれる熱い奔流に成すすべなく身悶える。  
さらに、尻にささったキョウコの男根が射精に卵をミックスした。  
「ひいぃぃぃ、お尻がぁぁ!!」  
こぶし大の殻付き卵が肛門を通るたびに灼熱のような愉悦が背筋を貫く。  
それは指輪の時の比などではなかった。しかも直腸が卵で満たされると、  
今度は浣腸液が流し込まれ、すぐさま卵は回収される。そして腹が空になると  
また卵が押し込まれる。ユキエの尻でそれが延々と繰り返されていた。  
「お、お尻が、すごい、も、もう、だ、だめぇ、、、」  
開きっぱなしになった肛門からは精液と腸液が溢れ、  
下着とストッキングをドロドロに汚した。はだかれた胸からは搾乳器でも  
吸いきれない程の母乳が溢れ、臍を伝って下腹へと滴りおちている。  
まさに決定的な破滅が彼女に訪れようとした瞬間、  
今度はユキエは身体の外側から来た閃光と熱に包まれた。  
衝撃波で激しく吹き飛ばされた彼女が状況を認識したのはそれから30秒程が経った後だった。  
あたりに轟音が立ち込め、天井の一部が崩落している。その上からサーチライトが差し込み、  
銃声が化物たちを薙ぎ払っていた。  
「少し遅かったようね。」  
やがて聞きなれた上官の声にどうやら助かったことを認識すると、  
その場でユキエの意識は途切れた。  
医療班に委ねられその場を離れた彼女には、  
キョウコとルイの2人の行方について知る由はなかった。  
 

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