妹「おにぃの家に充電器忘れたー!あとプリン食べたい…チラッ」
俺「俺、今外なんだけど」
妹「ありがと。おにぃ大好きっ、ちゅっ♪」
俺「いやいやいや。これから映画見るし」
妹「係長は死にますた♪」
俺「どうやら電波が届かなくなりそうだ」
妹「嘘嘘!冗談だよっ。映画なら今度私が見とくから♪」
俺「この電話は現在使われてオリマセン」
妹「今なら実家にハーゲンダッツさんがあるヨ〜」
俺「…アイスで俺の心が買えるとでも?」
妹「夕飯は鉄板焼だお」
俺「ぴくっ…そ、そんなんじゃなびかないんだからねっ」
妹「おまけに可愛い妹と二人っきりという特典も!あひゅーひゅー」
俺「あれ?急に電波が…」
妹「コラー!ハーゲンさんがなくなってもいーのか!」
俺「まだ中古じゃない?」
妹「未開封の上物ですぜ、ダンナ。ぐへへ」
俺「…優しいお兄ちゃんに感謝しなさいよ」
妹「うんっ。おにぃ大好きっ♪ちゅっちゅっちゅっ♪」
俺「…困った時しか言われないのは気のせいか?」
妹「気のせいだよ♪おにぃの事を考えると胸が高鳴って寝不足になるの」
俺「いつも素敵なイビキが聞こえるんだけど」
妹「あら、やだ、お兄さま。私携帯の充電が」
俺「たまにはちゃんと会話しようね。何か言い残す事はあるかい?」
妹「あのね、お土産にハーゲンダッツ欲しいな、てへぺろ♪」
俺「え?なんて?おかしいな。全力でさっき買ったプリン食べたくなってきたよ?」
妹「おにぃー♪!ハーゲンさんは無事だよぅっ!……まだ」
俺「恐いわ!
もうすぐ着くからフライング禁止な」
妹「らじゃー♪」