「やだぁ・・・こんなやだぁ!!こわいよぉ!なんで身体が勝手に動くのぉ?!」
触手は彼女の首筋に這いよると、その皮膚を溶かして脊椎の神経群と癒着した。
癒着した触手は彼女の首から下の支配権を掌握し、
手足の動きも心臓の鼓動を止めることさえ「まま」にできる。
そして支配した彼女の身体を操り、股を開かせ、醜悪な肉の茎を淫孔に飲み込ませた。
「私の身体返してッ!、私、腰なんか振ってないよ!・・・もうやだぁ、あああぁぁ」
運動を奪われた身体が勝手に腰を振り、不気味な雄による汚辱の精をねだる。
子宮や粘膜の動きすら化け物の支配下にあって、女の悦びや尊厳も弄ばれるままだ。
唯一、自由な彼女の首から上は、
叫び、泣いて、悔しさに口の端を歪めて、ただ嗚咽を漏らすだけだった。