ポケットに手をつっこんで僕は家へと続く並木道を歩く。この季節の風はなんだか鋭い  
質感を持っているような気がして、体を包む学生服がもっと隙間なく肌に接するように、  
全身にギュッと力を込めて、かしゃかしゃと落ち葉を踏みながら進む。  
 
 
 僕が通っているのは一般的な普通科進学高校であり、今は受験シーズン真っ只中。学校  
全体が3年生のためにあるような雰囲気で、2年生と僕たち1年生の授業はこう言っちゃ  
なんだけど、おまけのような感が否めない。2週間後にせまったマラソン大会の練習も、  
面倒くさいんだけど何かのんびりとした空気が漂っている。  
 
 
 教師に干渉されにくいこの時期が、僕はそんなに嫌いじゃない。人付き合いが苦手な訳  
でも、会話すると石になる体質でもないけど、誰か他の人間と関わる機会は、できるだけ  
最小限に抑えたい。他の人と関わりすぎると、  
何だか、自分の中のバランスが傾いてしまうような気がするのだ。  
 僕は人が思うより自分のことを良く理解していて、僕のバランスを保てるのは僕だけ、  
そんな気がする。…というのは思春期だからなのだろうか。思春期を経験するのは初めて  
だからよく分からない。  
 
 そんな取り留めもないことを、何となく頭の中でくるくると回しながら歩いていると、  
いくつかの赤い光が見えてきた。それと同時に、冷えた鼻においしそうな匂いが届く。  
 この近くにはそれ程大きくはないオフィス街があり、この赤い光はそのビル群に勤める  
サラリーマンやOLを主なターゲットとした屋台というわけだ。  
 今日のように1人で帰ることが多い僕だけど、友達と帰るときは、頭のてっぺんが少し  
寂しい感じのおじさんや、豪快な笑い方をするOLのお姉さんと椅子を並べて、熱い大根  
をかじったり、味噌ラーメンの濃いスープをすすったりする。高校生はお腹がすくのだ。  
僕の家はここから10分足らずのところだけど、その10分も我慢できない時がたまにある。  
 
 あのちょっとぼろぼろになった提灯の赤い光や、おでんの、ラーメンの、そしてお好み  
焼きのソースの匂いは反則だと思う。満腹中枢を置いてけぼりにする危険なものだ。  
 
 今日はそんなに空腹を感じないけど、色々な屋台は見てるだけで何だか楽しくなるので  
きょろきょろ見回していると、僕は一軒奇妙な屋台を発見した。  
 
「…………青い」  
 そうなのだ。思わずそう口に出てしまうほど、見事に青いのだ、提灯が。鮮やかすぎる  
程のブルーの提灯に、「健康大好き」と太字で書かれている。  
 なんだなんだと思いつつ、その提灯を吊した屋台を念入りを見てみると、白いチョーク  
で文字が書かれた玩具のような小さな黒板が、入り口の横に立てかけられていた。  
 
 
 夏と言えば一番最初になにが頭に浮かびますか?祭り、花火、スイカ……海水浴なんか  
もいいですね。あ、そうそう、僕の学校の近くには、気さくなおばあちゃんがやる喫茶店  
があるんです。夏になるとね、その店先に「冷やし中華、はじめました」っていう張り紙  
が出るんですよね。  
 
 
 その黒板には、まるで冬の風物詩でもあるかのように、  
「フェラチオ、はじめました」  
と丸い字で書かれていた。世界は狂っていると思いかけたけど、やめた。  
 
 他の人よりは淡白だとは自覚しているけど、僕だって16歳の少年だ。それなりに性欲も  
あるし、そういった映像を見ながら自分で処理することもある。その僕の未熟な野生は、  
この言葉に強く惹かれていた。  
 
 しかし入る決心はなかなかつかない。そりゃそうだ、この道は僕以外の生徒も通るし、  
すぐ横の屋台では二人組の中年男性が焼き鳥を食べながらお酒を呑んでいる。  
 常識的な自意識のある高校生なら、少し躊躇して当たり前だろう。  
 
「けど気になるなぁ……フェラチオ」  
 他人との関わりをなるべく避ける僕には、もちろん彼女なんていないし、キスさえした  
こともない。友達が舌を入れただの、きつくて指もなかなか入らなかっただのの話を聞い  
たりして、少し羨ましく思いながらも、煩わしさのほうが優先されてしまう。世界の半分  
を他の誰か、しかも女の子と共有するなんて、今の僕じゃあできそうにない。以前、告白  
してきた同じクラスの女の子に正直にそう打ち明けると、その子は泣きだしてしまった。  
 
 ……とまぁ、そんな感じでクラスに気まずい空気が生まれ、女の子から遠ざかっていた  
僕は、今は淡白なわりに性的な刺激に弱いという変な少年になっていた。野球で例えれば  
バントの得意な4番バッターというところだろうか。なんか違う気がするけど迷いはない。  
 
 そんな僕に「フェラチオ、はじめました」の看板は、あまりに手ごわい相手だった。  
 
「はいっ……ちゃおうかな。いや、でもなぁ……」  
10分もの間そうして迷い、手を入り口に伸ばしては引っ込め、また伸ばし、そして、また  
引っ込めようとした瞬間、  
 
 
 
とんっ  
 
 
 
肩を指で押された。いや、指だと思ったのは衝撃を受けた面積が小さかったからで、実際  
には指先だけでは到底不可能なほど強く、抗い難い力で、僕はそのまま屋台に吸い込まれ  
ていった───  
 
 
 
 
 気がつくと、不思議な部屋にいた。  
 ゆらゆらと揺れる蝋燭の炎の色は緑色だし、噴水はあるし、僕が座っているのは大きな  
(ダブルベッド程の大きさ)の座布団だし、屋台のはずなのに(噴水がある時点で、アレ  
だけど……)、僕が入ってきたはずの入り口が見当たらないのだ。  
 
 そしてなにより不思議なのは、今まで見たことも無いような可愛い女の子が、僕の顔を  
にこにこと眺めているのだ。  
 
 
 
「…あの、ちょっと聞きたいんですが」  
5分あまり少女の笑顔に見とれたあと、僕は口を開いた。  
「はいは〜い、好きな食べ物からスリーサイズまで、なんでも答えてあげるよ」  
 
 深い茶色のショートカットを揺らしながら、女の子はうれしそうにそう答えた。柔らか  
そうなほっぺだな、と思った。  
 
「じゃあ上から順に……じゃなくてですね、ここはどこですか?」  
 質問を重ねると、少女はおかしくてたまらないという感じで、くすくす笑いながら僕の  
前に足をくずして座った。  
 
「やだなぁ、私の屋台だよ。今入ってきたばかりなのに覚えてないの〜?」  
 彼女の服装は、水色のTシャツに綿のショートパンツ。普通の女の子が、コンビニでも  
行ってきそうな格好だ。………ただ、Tシャツは少し小さめのようで、胸の形がけっこう  
くっきりと……  
 
「こらぁ!人と話すときは目を見なさい!おっぱいばっかり見ないのっ!」  
 少女がずいっと顔を寄せてきて、はっと我に帰る。……溜まってんのかなぁ、僕。前に  
1人でやったのはもう一週間前だしな………。  
 
 
「えーっと、屋台の中なのになんでこんなに広いんですか?」  
「あっ、それ魔法なの。私は人間じゃなくってぇ、サキュバスなの」  
 ………魔法?人間じゃない?駄目だ、可愛いけどなんか変だぞ、この子。  
 
「でさー、こうして屋台を出して、性欲にまみれた男の子を待ってたわけよ」  
 なんかすごいこと言ってるけど、頭の回転が追いつかない。よし、こういう時は自分の  
わかる範囲の質問をしてみよう。  
「……なんで青い提灯なんですか」  
「う〜ん、私たちが語りあうべきことは他にあるような気もするけど、まぁいいわ」  
 柔らかそうなほっぺをぽりぽりとかき、彼女は説明を始めた。  
「人間ってさー、君たちくらいの若い人を『青春』っていうんでしょ?でね、でね?精力  
が溜まったそういう若い人にしかこの屋台が見えないようにあの提灯に魔力を使ったら、  
青くなっちゃった。えへ」  
 いかん。ぺろっと舌をだして笑う彼女は可愛いけど、ますます頭がついていかくなって  
しまった。可愛いけど。  
 
 
「……なんでそんな魔法を使ったんですか?」  
 僕は開きなおった。いいや、この際魔法だろうとなんだろうと。僕は彼女のことが知り  
たい。  
 
すると少女は、頬をすこし赤くしてもじもじしだした。  
「あのね、笑わないでね?絶対笑わないでね?………初めてなの」  
「……え?」  
なにが?純粋に分からないので、僕は彼女の落ち着かない目をまっすぐ見つめた。  
 
 すると彼女の頬はますます熱を帯び、真っ赤になった。  
「男の子とそういうことするの初めてなの!それでおじさんじゃ嫌だから、若くて性欲に  
満ちた人間だけに見えるようにしたの!分かったでしょ!?もう!」  
 それだけ言うと、彼女はぷい!っと横を向いてしまった。唇をツンととがらせていて、  
顔はまだ赤い。  
 
「初めてって……今いくつ?」  
 僕が知る限り、サキュバスってのは夜な夜な男の精を求めて、闇をさまよう魔物のはず  
だ。僕と同じくらいの年にしか見えない彼女が初めてってのは、どういうことだろう。  
「この前生まれたばかりだから、人間で言うと……1歳?」  
「…そ、そうなんだ。……なんだか年齢より大人っぽく見えるよ」  
 そう言うと、ふくれっ面だった彼女が、みるみるうちにキラキラした笑顔に代わった。  
 
「やだぁ、もう!そんなこと言われたの初めてだよ〜。お上手だね、このこのぉ!」  
うりうりと肘で僕の胸をつついてくる。別に喜ばせるつもりの言葉じゃないけど、こんな  
心からの笑顔を見ると、こっちまで嬉しくなる。  
 
「よ〜し!じゃあおちんちん出してっ」  
 さわやかな笑顔のまま、彼女はさらりとけう言った。  
 
「ええっ、なんで!?」  
 あまりにも自然なので、余計に動揺してしまう。すると彼女は、さも当然かのように、  
こう返す。  
「なんでってなんで?表にある黒板の前で立ち止まってたよ?ていうか、この屋台を見る  
ことが出来たんだから、大分精液が溜まってるんでしょ?そうなんでしょ?」  
 直球勝負な女の子だなぁ、初めて会うタイプだ。  
「そ、それはそうだけど。だけど僕はまだキスもしたこと無いし……いきなりでそんな、  
ふぇ、ふぇらちおなんて……」  
 僕の思考回路はかなりヒートアップしてたけど、その熱くなりすぎた思考さえ彼女の声  
で中断された。  
「えーーっ!!キスもまだってことは、君ってもしかして童貞なのっ!?」  
 ものすごい驚きようだ。まん丸くなった目のおかげで、少し冷静さを取り戻した。  
 
「そ、そうだけど?」  
 僕がそう答えると、彼女はこともあろうにギュッと抱きついてきた。  
「な、な!?」  
「うれしーっ!初めての相手が童貞なんて、私ってすっごいラッキーだね!」  
 なんでこんなに喜んでいるのだろう。………もんのすごいきらきらした瞳で僕を見上げ  
ている。  
「なんで嬉しいの?」  
「あ、うん、それはね」  
 
 彼女は僕に抱きついたまま、説明を始めた。  
 
「先輩が言ってたんだけどね、人間の女の子と交わってない童貞の精液ってね、すっごく  
美味しいんだって!青りんごジュースなら果汁100%って感じ?でね、そういう人の魂は  
まだ何の色にも染まってなくて、その人の精液は私たちにいい影響をもたらすことがある  
んだってさ。つまり君は癒し系ってわけよ!にくいぜ大将!」  
 彼女の表情は、そこで少し暗くなった。  
「最近はていねんれいか?ってやつで、童貞の数も減ってるんだって……しかぁーし!」  
 ……そこでまたきらきらした笑顔に戻った。しかも晴れやかさ2倍(当社比)。  
 
「私はあなたに出会っちゃいました!今夜は童貞のほとばしる熱い精液を、私にたっぷり  
ぶつけてねっ、だ〜りん!」  
 なんだか良く分かんないけど、あんまり童貞、童貞と連呼されると傷付くことに、僕は  
気づいた。  
「童貞、童貞ってあんまり嬉しそうに言わないでよ。………君だって処女じゃないか」  
ぐわっ、言う方が恥ずかしい……。彼女はきょとんと僕を見上げ、そして、より一層にこ  
にこと嬉しそうに笑った。  
 
「あははっ、そうだね。私って処女だもんね!童貞と処女、私と君は処女と童貞!ああ、  
きっと私たちは出会う運命だったのよ。間違いないわ、うんうん」  
 彼女のテンションは激しさを増した。……サキュバスでも処女っていうのかなぁ、よく  
分かんない。でも、僕の顔は今すごく赤いとみて間違いない。  
「じゃあおちんちん出して、出会った記念に吸いつくしちゃうから」  
「だ、だからいきなりそんな……」  
 僕がまたうろたえてじたばたしてると、彼女のにこにことした笑顔は、にま〜っとした  
感じの、意地悪な、そして少しえっちな雰囲気の笑顔に変わった。  
「も〜う、そんなこと言ったってダメだよ?私は君がいいって決めちゃったワケだし。  
それに…」  
 そういうと彼女は、僕の股関を膝でぐりぐりとこねた。  
「さっきから私の太ももに当たってる、このかたい棒状のものは何かな〜?ん〜?」  
 さっきからのハイテンショントークと、抱きついたままの彼女の柔らかさと甘い匂いに、 
1週間蓄えられた欲望は、いとも簡単に反応した。痛いくらいだ。  
 僕が何も言えずにいると、彼女は了解したと判断したらしい。僕の前にひざまずいて、  
ズボンに手をかけた。  
 
 そこから彼女が何をするつもりなのか想像がつくし、まぁ………若干期待している僕も  
いるんだけど、とりあえず聞いて見る。  
 
「な、何するつもり?」  
 すると彼女の笑顔は輝きをました。その表情には、期待と興奮と少しの緊張。  
 ………そして大きな好奇心を読み取ることができた。  
「ふふふのふ………冬といえばふぇらちおしかあるめぇよ。それっ、ごたいめ〜ん!」  
 冬関係ないし!そう口にする前に、僕のズボンはパンツごと勢いよく下ろされた。  
 
 
び〜ん  
ぺちっ☆  
 
 
 
 一週間の間チン黙をまもっていた僕の……えーっと「ソレ」は、その欲望と期待と同じ  
だけ、かたさと大きさを増して勢いよく登場して、彼女の柔らかい頬にクリティカルした  
のでしたまる  
 
 彼女は数回ぱちぱちとまばたきして、せれからきゃっきゃとはしゃぎ始めた。  
「うわ〜すっごいね!私、実物を見るのは初めて。おーっ、これが『きっとー』ってやつ  
なのね?どれどれ……」  
 そう言いながら彼女はシャフトを右手で握り、左手の指先で『亀頭』やカリの部分を、  
まるで大切な宝物のように、愛おしそうに撫ではじめた。  
 
 可愛い女の子が僕のものを握り撫でている。……その状況だけで余裕なんて無くなって  
しまったのに、彼女は興味津々といった感じで話しかけてくる。  
 
「ひゃあ、ごつごつしててかたいねぇ。あ、これ『うらしま』だっけ?ほほ〜、不思議な  
感触」  
「うん、裏筋だね。うっ……あんまりそこばかり触らないようにね」  
 彼女の好奇心は尽きないらしく、さきっぽから根元までぺたぺたくにくにと触り続けて  
いる。何か発見するたびに上目づかいで僕を見つめ、嬉しそうに話しかけてくる。正直、  
かなりクる光景だと思う。  
 
「おやっ、何か出てきたよ?」  
 じわじわと与えられる快感に頭が熱くなり、  
何も考えることが出来ずにぼ〜と見ていると、彼女はまた何かを発見し、さきっぽを凝視  
していた。  
 
「あ、それは……」  
 先走りってやつだよ、とは続けられなかった。彼女が先端に鼻をぴとっとくっつけて、  
目を閉じてくんくんと匂いを嗅ぎはじめたからだ。  
「……えへへ、何だかいい匂いだね。ぼ〜っとしちゃうくらい、強く君の匂いがする…」  
 
 微笑む彼女は、好奇心や興味ではなく体の奥底からくる興奮に頬を染め、とても美しく、そしてえっちだ。  
 
 僕はそんな彼女に何か言いたいと思ったけど、何も思いつかないから、黙って彼女の瞳  
を見つめていた。彼女はしっとりと濡れた舌を僕のものに近づけつつあったけど、そこに  
驚きや戸惑いを感じはしなかった。それが当然であり必要なんだと、僕は感じていた。  
 2人を包むこの空気が、どんな行動も肯定してくれる気がした。  
 
 
「ん〜、よく分かんないけど嫌いじゃないかも。なんだかお腹が熱くなっちゃう味…」  
 次から次へと溢れてくる透明な液体を、彼女は全て舌ですくいとり、口の中でむぐむぐ  
と味わった後にそう言った。  
 
 彼女の顔は色っぽく染まり、呼吸の速度が早まっていた。  
「ねぇ、なんていうかその………我慢できないから、思うままにおちんちん舐めていい?」  
 瞳はうるうると揺れて、だけど、まっすぐに僕を見つめていた。……サキュバスの本能  
だとか、そんな風に思いたくなかったし関係なかったので、僕はただ彼女の瞳を見つめた  
ままゆっくりと頷いた。  
 
「うん……じゃあ遠慮なく」  
 彼女はそっと口を開き、僕のものはその中に吸い込まれていった。  
 
 なんていうか、凶暴だった。凶暴だと表現できるくらい気持ち良かった。  
「ん、んん……ひょう?ひもひひい?」  
「あっ……ふっ……うん、凄く気持ちいいよ……」  
 僕がそう言うと彼女はあまりに嬉しそうに微笑むので、なんだか苦しくなってしまい、  
それを和らげるために僕は彼女の細い髪を撫でた。すると彼女はうっとりと目を細めて、  
なんだか余計に苦しくなってしまった。  
 
 
 彼女の首は小刻みに動き、柔らかい唇は先端をすっぽりと包み、そのぷるぷるとした感触が  
たまらない快感を与えてくれる。  
 裏筋の段差のところが気になるらしく、彼女の舌はそこを集中して攻めていた。  
 
 じゅぷ、じゅぷと淫らな音に耳を刺激されながら、僕はもうすぐだと思い、欲望を吐き  
出せる瞬間に期待して小さく震えていた。  
 すると、彼女はいきなり動きを止めてしまった。  
「えっ………なんで」  
「そんなに寂しそうな目をしないでよ…あのね?今日のために予習してたことがあるの。  
ちょっとそれを試そうと思って」  
 そう言って彼女は目を閉じ、何かを思い出そうと唸りはじめた。  
 
「う〜ん……えっとね?羞恥心を煽るってやつなんだけど……『がっはっは、上のお口は  
そう言うが、下のお口はどうかな?』」  
「………………」  
「『ほうら、こんなに溢れてきているぞ。いやらしくヒクつかせおって…………そんなに  
入れて欲しいのか?このメス豚めぇ』」  
「…………ぷっ」  
 す、すごい変化球を投げてくるなぁ…。僕はお腹を抱えて笑いだし、2人を包んでいた  
緊張感にも似た不思議な雰囲気は、音を立てて崩れた。  
 
「あはははははは!な、なんだよそれ」  
「えーっ、なんで笑うのよ!?この日のために頑張ったのにっ」  
 彼女は本気でショックを受けていた。まだ1歳らしいし、間違うのも仕方ない…………  
のかなぁ?  
 
「確かにそういう言葉はよく使われるけど、この状況で言われると面白すぎるよ」  
「うう、そんなぁ……決め台詞に使えると思ったのに〜」  
「まぁまぁ、そんなに落ち込まないで。……それよりさ」  
 僕は彼女の頬に手をあて、こっちを向かせた。爆発寸前までいきながらおあずけされた  
ソレが、僕を急かす。  
「……正直言って、早く舐めて欲しくてたまらないんだよね」  
「そっそうだね、つらそうだもんね。ごめんごめん」  
 
 そうして彼女は再び僕のものをぱくっとくわえた。やっぱり気持ちいい。だけど、先程  
より何だか親しみやすい空気に変わったおかげで、僕にも余裕ができた。  
「おっぱい触っていい?」  
「……!?げほっ、げほっ!」  
 一瞬驚きの表情を浮かべ、彼女の口から勢いよく濡れたおちんちんが飛び出した。  
「いいい、いきなり何?」  
「いや、すごい柔らかそうだし触りたいな〜と思って。だめ?」  
「え、あ………うん、いいよ」  
 何だかすごく恥ずかしそうだ。……自分はすんごい舐めてたくせに、よく分からない。  
 
「それじゃあ………」  
「……んっ」  
 両手を使って、何かを塗り込むようにゆっくりと揉む。  
 程よい弾力があって、僕の手からするりと抜け出そうとする。それでいて、しっとりと  
僕の吸いついてもくる。想像以上に素敵な感触だ。  
 
「………はぁ……んッ」  
「こらこら、自分だけじゃなくて僕も気持ちよくしてよ」  
「う、うん……わかった」  
 彼女は息を荒くしながら、また僕のものに舌を這わせはじめた。僕の手が胸をきゅっと  
しぼる度に、彼女の桃色の舌はぴくっとはねた。  
 
 彼女はとろんとした目で僕を見つめ、切なそうに鼻から息をもらした。口からは先走り  
と混ざり合った唾液がこぼれ落ち、Tシャツがぐしょぐしょになり、乳首の形がくっきり  
とあらわれている。  
 
 僕はもう限界に近くて、彼女の乳首を両方ぎゅっとつねった。  
「〜〜〜〜〜〜っ!!」  
 彼女は泣きそうな顔になり、僕のものを勢いよく吸い込んだ。それは十分すぎる刺激だった。  
 
「あっ」  
「ん〜っ!?、ん〜!!」  
 一週間もの間溜められた精液の量はすさまじく、どぷっ、どぷっ、と何回も何回も彼女  
の喉の奥に白い塊がうちつけられた。口の中に収まりきらなかった分は唇の端から溢れ、  
彼女の形のよい胸を白く汚した。  
 やっと全てを吐きおえた僕のものは、彼女の口からにゅるりと抜けて、彼女は髪の毛や  
太ももまで白く染まっていた。  
 
「はあ、はあ……す、すんごいね」  
「うん………すんごいよ」  
 こんなに出るとは思わなかった………。彼女は唇をぺろりと舐め、それから自分の体に  
こびりついた精液を指ですくって口へと運んだ。  
 
「うわぁ……すごいえろい眺めだ」  
「ちゅるっ……えろいって言うなあ!勿体無いでしょ?せっかくこんなに出してくれたん  
だから……」  
 えろいと言われて赤くなるサキュバス。……やっぱり良く分からない。  
 3分ほどで、体中に飛び散った精液はほとんど彼女の口に飲み込まれていった。  
 
「う〜ん、美味しかった…………あっ、まだ残ってるね」  
「え、どこに………うっ!」  
 彼女は力無くしおたれたものを口に含み、じゅるじゅると残り汁を吸い取った。はう、  
イったばかりで敏感なのにぃ……。  
「……ぷはっ!ごちそうさまでした!」  
「お、お粗末さまでしたァ……」  
 
 
 
 それから僕たちは少し会話をした。彼女は人間のことを知りたがり、僕が答える度に、  
「へ〜っ」とか「うそっ」など、感動したり驚いたりしてくれた。  
「そうそう、そう言えば君の好物ってなに?」  
「えっとね〜、おでんなら大根ときんちゃくでしょ。それからね、焼き鳥と味噌ラーメン!」  
 ………住んでる場所に影響されてるなぁ。確かにどれもおいしいけどね。  
 それらの食べ物を思い出し、お腹減ったなぁと思っていると、彼女は僕の腕にぎゅっと  
抱きついてきた。  
 
「それとね……あなたの精液」  
「あ、あははは………」  
 腕に感じる柔らかな胸は、唾液と精液に濡れたせいで、少し冷たかった。  
「あっ、スリーサイズはいくつなの?上から順に」  
 すると彼女はびくっと反応した。  
「や、やだ。そんなの教えない」  
「ええっ、何だよ。好きな食べ物からスリーサイズまでなんでも教えるって言ってたよ?」  
 彼女はもじもじと指で僕の胸をつつき、  
「だって………恥ずかしいもん」  
と言った。やっぱりよく分かんない……。  
 
 携帯を見るともう夜の7時だし、お腹も減ったので、僕は立ち上がった。……できれば  
ずっとここにいたいけど、そうもいかない。  
 
 
 彼女は少し寂しそうに笑い、元の世界への入り口を開いた。  
「じゃあ……さようなら」  
 僕がそう言うと、彼女は決心したように頷いた。  
「あ、あのね!お願いがあるの……」  
「な、なに?」  
 彼女は僕の手を握り、言葉を続けた。  
 
「今日は、その………口でしたじゃない?次は下のお口でひいひい言わせてあげるから、  
来週もまた来なさ〜い!………なんちゃって」  
 そして彼女は俯いた。僕は笑うべきか抱きしめるべきかと考え、じっと彼女を見つめた。  
 
 僕が何も言わないから心配になったのか、彼女は不安そうに顔を上げた。  
「だ、だめかな?」  
 うん、やっと考えがまとまった。彼女の小さな体を力を込めて抱きしめる。彼女は少し  
驚いて、それから笑った。  
 
「お、おやおや〜?もしかして私の魅力にめろめろになっちまったかな〜?」  
「ま、まあね。それに……僕も君も、まだ童貞と処女のままだしね」  
「そういえばそうね………あはは」  
 
 
 そうして僕たちは笑顔で別れた。ほんの僅かな時間だったけど、僕の考え方は少し変化  
した。誰かと世界の半分を共有するのも悪くないかもしれない。僕が好きになったのは人間  
とは少し違う女の子だけど、まぁあんまり気にならない。食べ物の好みも全部一致してる  
ワケだし。  
 
 でも、彼女の姿が鮮明に焼き付いてしまった今、これから一週間我慢するのはキツいなぁ。  
 
 
 
 
おしまい  
 

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