巨体と怪力を誇るドワーフ族の男達。
では女性達の体格は、と言うと男衆に負けない巨体を持つ者もいれば小さく細い華奢な体格の者もいるといった
両極端な物である。
そのカラクリは単純でドワーフ族の女性は出産の後、体格面での第二次性徴期を迎えるのである。
性的に成熟し子を産めるようになったドワーフの女性は成人として扱われるが
その体格は人間で言う所の思春期初期〜中期頃といったところであり
同年齢の男性と比べても極端に小さい。
しかし出産し子育てを始めると見る見る間に成長を始め、
ついには夫と謙遜無い巨体にまで大きくなるのである。
成長速度は子の数によって増すため、平均的には4人目の子供を生む頃には体が成長しきっているとされる。
故にドワーフの男達にとって子の数は夫としての甲斐性と妻への愛情を表すとされ、一種のステータスとなっている。
この人間から見れば奇怪な成長の仕方は、
戦争を好むドワーフ族において数の多い未亡人の貞操と立場を強めるためとも言われ
非力で儚いとも言える生娘に対し、母親は男にも負けぬ怪力を誇るという点もその説の根拠とされる。
なお肉体的には第一次性徴で止まっているものの内部的にはすでに成熟しきっている、と言う点は既に書いたが
これは内部的な成長が外見に反映される事もありうる、と言う事でもある。
要するに俗な言い方をすれば「ロリ巨乳」が一般的に存在する、という事である。
その点もあってか決して『父親』になる事の無い一部の人間の好事家に人気で、高値で取引されているという報告もある。