「おい、主任はどこだ? 報告したい事があるんだが」
薄暗い拠点に帰還した捜査員が、中で待機していた一人に尋ねる。
その一人は、察しろと言わんばかりに手の平を振った。
「何寝ぼけてやがる。主任は今夜、例の情報屋ン所だろう」
「情報屋……? ああ、あの如何にもモテなさそうなデブ野郎か。
聞き込みに行った主任を頭から爪先までいやらしい目で見やがって、
『一晩好きにさせてくれるなら』とかほざきやがったんだよな?
写真を見るに、ありゃあ絶対に変態の類だ。主任もよくオーケー出したもんだぜ」
「仕方ねぇだろう。ヤツから情報が取れなきゃあ、『ガズネット・ハック』の捜査は進まねぇ。
忌々しい事だが、あの非協力的なデブ以外に、事件のキーを握ってるヤツはいねぇんだ」
「けっ。ネットの海を漂ってて偶然拾ったファイルが、女を好きにできる魔法のチケットに変わるとはよ。
ヤツも今、さぞやホクホク顔だろうぜ」
2人はそこで息を吐き、首を振る。
するとそれまで黙っていた年配の男が、椅子を半周回して会話に割り込んだ。
「……しかし、奴さんもよっぽど女に縁が無かったんだろうなぁ。
真希もまぁ女は女だが、あの絶壁だろう。あまり色気があるとは思えんぞ」
男は胸に手を当てて肩を竦める仕草をする。
先の男2人はそれに苦笑した。
「まぁ、確かに。でも主任、スタイル自体はかなり良いじゃないですか。モデル系っていうか」
「そうそう、特に脚のラインは相当イケてますよ。顔だって、好きな奴は嵌るでしょうし」
「へっ、尻の青い小僧どもが。あんなもん、まだまだ熟しとらん青梅よ」
男達はそうしてしばし笑いあった後、誰からともなしにヘッドセットを着け直して作業に没頭し始める。
その表情は硬かった。
手は一様に、固く握り込まれていた。
軽口を叩きはすれど、主任こと辰岡真希は彼らの仕事仲間だ。
その仲間が薄汚い男から、今まさに好きにされているという現実は、到底愉快なものではない。
※
「た、頼んでた物は、ちゃんと買ってきただろうな」
情報提供者である山村は、肥えた下腹を揺らしながら真希に問いかける。
「勿論よ。疑うなら自分で確認してちょうだい」
真希は冷ややかに言い放った。
顔は20台後半という年齢を鑑みれば童顔といえ、特に今は変装の意味もあって、
耳までの黒いショートヘアをピンで留めているため、ともすれば未成年にすら見える。
しかし顔つきそのものは極めて鋭い。
シャープな眉といい、輪郭のくっきりした吊り目といい、薄い唇といい、
聡明で非常に押しの強い女性であることが見て取れる。
プライベートではまず男に傅くことなどなく、むしろ服従させる側だろう。
その針のようなオーラに気圧されたのか、山村が音を立てて唾を飲み込む。
「そ、そ、そんな眼で見ないでくれるかな。
情報はこっちが握ってるんだ、その情報がないと、アンタら困るんだろ?
『礼なら何でもする』って言ったあの言葉、二回言わせて録音してるんだからな!」
汗を掻きながら凄む山村を相手に、真希は一つ瞬きし、目線を横に逸らした。
「別に、睨んでるつもりは無いのよ。眼力が強いのは生まれつきなの。
お礼に何でもすると言った言葉にも偽りはないわ。
そうでなきゃ、身元も割れてない相手と二人きりになんてならないもの」
真希はそう告げて、手に提げた袋を男に差し出す。
男は汗をシャツの襟で拭いながら、袋の中を検めた。
様々な淫具が見える。
ローター、アナルパール、バイブ、エネマシリンジ、浣腸器、拘束帯、猿轡……。
「うひひ、色々ある、色々。これ全部、お前が買ったのか。
さぞ熱心な痴女に、ぐふっ、見られた事だろうな!」
男は笑いを堪えながら真希を眺める。
真希は冷ややかな表情を崩さない。
「……まぁ、随分と観られはしたわね」
短くそれだけを答えた。
淫具を買った店内と同じ、ねっとりとした視線が山村から向けられているのを感じながら。
「よし、じゃ、じゃあ、脱げよ……エロくするんだぞ」
山村は真希の身体を舐めるように見ながら、上ずった声で命じる。
真希はその獣のような視線の中、言葉通りに衣服を脱ぎ始めた。
両腕を後ろに回し、桜色のカーディガンを舞うように肩から抜けさせる。
それを慣れた手つきで畳み、傍らの椅子の上へ。
次に赤いチェックスカートのホックに指をかけ、開放するように広げてから脚から抜き去る。
紺ハイソックスの映える締まったふくらはぎと、むちりとした太腿という美脚が露わになった。
ショーツは男の要望に沿ったシンプルな白だ。
さらに真希の指が水色シャツの裾を掴み、たくし上げる。
胸の膨らみこそないものの、腰のくびれも美しいスレンダーボディ。
まるで芸術的な映像作品を見ているかのような光景だ。
山村はその光景にしばし見惚れ、鼻息も荒く真希の背後へとにじり寄る。
「よ、よし、そこまででいい。ここからは俺がやる」
下着のみになった真希を後ろから抱きしめながら、山村が囁く。
そして引き締まった下腹を撫で回し、その手を少しずつ上へ移動させながらブラジャーを取り去る。
ほとんど無いといってもいい胸に合わせた、スポーツブラのような薄いものだ。
山村はそれを床に落とし、胸を撫でる。そして次にショーツの脇に指を滑り込ませた。
美脚を撫でつけるように脚のラインをなぞり、足首から抜き去る。
それを両手の指で眼一杯に拡げながら、クロッチ部分に鼻を押し付け、息を吸い込む。
真希はその動きを、冷ややかな瞳で横目に捕らえていた。
「……ち、なんだ。よく解らねぇな。
お、おい、椅子に足乗っけていいから、股を開け。直に嗅いでやる」
山村が真希に命じた。
真希はその言葉のまま、服を畳んで重ねた椅子へと片足を乗せた。
その股座に山村の鼻が迫る。
フー、フー、と荒い呼吸が続いた。
「うむう……女の匂いは甘いと聞いてたんだけどな。何か違うな」
「そう。でも普通の女は、甘い匂いなんてさせないものよ。でないと香水なんて売れないわ」
「ふうん。だがまぁ、悪い匂いって訳でもないな。少なくとも俺の汗の匂いとは違う。
何か胸がざわついてきた……へへ、今夜はたっぷりと愉しむぜ」
男は、秘部の匂いを嗅がれてなお眉一つ動かさない真希の気丈さに、いよいよ欲望の炎を滾らせていく。
※
ピシッ、ピシッと鞭打つ音が響く。
真希は麻縄で後ろ手に縛られ、右膝にも縄を巻きつけて天井から吊るされていた。
左脚だけで立ち、大股を開いたままで項垂れる格好だ。
当然、恥じらいの場所を隠す術は無い。
桜色の秘裂は、情をそそられた山村によって幾度も舐めしゃぶられ、唾液に光っている。
秘裂に限った話ではない。両の美脚のあちらこちらが、同様の照りを放っていた。
さらに詳しく言うなら、その唾液の照りの上に、網目のような鞭の痕が刻まれてもいる。
挙句には、溶けた赤い蝋燭すらも。
「ふふ、どうだ。いい加減濡れてきたんじゃないか?」
山村は妙な自信をもって、真希の秘裂に指を差し入れる。
しかしながら、そこに湿り気などありはしない。
男の舌が這うのはおぞましく、鞭はただ悪戯に痛みをもたらし、蝋燭は熱いばかり。
昂ぶるどころか、それら全ての要素で醒めてしまう。
それが真希の本音ではあったが、あえて口にはしない。
男はあらゆる点において未熟すぎ、事実をそのままに伝えても、逆上する事は明らかだったからだ。
「まぁ、まだ夜は始まったばかりだ。じっくりと行くか」
山村はそう言って鞭を投げ捨て、真希が持参した袋の中を漁り始める。
そして意地が悪そうに目を細めた後、ある管を取り出す。
それにちらりと視線をやり、真希の瞳が一瞬見開かれた。
山村は管をぶら下げたまま真希の元を振り返る。
そしてすでに何食わぬ顔で前方を見つめていた真希の眼前へ、器具を掲げた。
「これ何だっけ、なぁ。あんた自分で買ったんだから、解るだろう。教えてくれよ」
管をぶら下げたまま嗤う山村に、真希が冷ややかな視線を向けた。
「…………元はと言えば、あなたの注文でしょう。尿道に差し込んで、尿を採取する器具よ」
羞恥の言葉を真希の口から言わせた山村は、いよいよ笑みを深める。
「そうかぁ。じゃあ、採取しちゃお。真希たんのおしっこ、採取しちゃお。」
「きい゛っ!!」
尿道へ管を差し込まれた瞬間、真希は顔の半分を歪ませて声を上げた。
「ひひ、今までで一番ハッキリした声だったね。鞭とか蝋燭よりも。
おーらおら、出てきた出てきた」
山村はカテーテルの先に紙コップを添え、漏れ出た亜麻色の液体を受ける。
そしてコップ半分ほど溜まったそれを、喉を鳴らして飲み込んだ。
「なっ……!!」
これには真希も動揺を隠せない。
まるで眼前の人間が、全く自分と価値観の異なる生物へと変貌したようだ。
「うひ、匂いきついけど結構いけるかも。おねえさん健康なんだ。
女の小便って、一度飲んでみたかったんだよね。ブスのは無理だけど」
山村は見せ付けるように紙コップ内の雫までを舐め取り、再び袋を漁り始めた。
そして透明な液体の入った瓶と、針の無い小ぶりな注射筒を取り出す。
「んじゃあ次は2人で、尿道を開発してみようか」
恐ろしい言葉を口にし、山村は注射器の中に瓶の液体を注ぎこんだ。
生理食塩水だ。自らが購入した瓶を見て、真希は推測する。
山村はたっぷりと注入器の中に食塩水を注ぎこむと、注射器の先へ尿道に通じる管を嵌め込む。
そしてゆっくりと筒の末端を押し込んだ。
「っ……!」
床につく真希の左脚が強張りを見せる。
その強張った筋を撫で回しながら、山村はなお注射筒を押し込んでいく。
そして注射器の中の液体は、残らず真希の内部へと入り込む。
真希の膀胱は圧迫されていた。
尿意の限界を覚える範囲すら超え、もはや理性では抑えきれないほどの尿意が頭を掻き毟る。
脂汗が肩甲骨の間からジワリと滲み出す。
それでも真希は、開放を乞う事はしなかった。山村の狙いがそれだと解っていたからだ。
一分近くもそうして限界の我慢をしていただろうか。
さすがに飽きたらしい山村は、注射器の底から指を離す。
その瞬間、凄まじい勢いで注射器の中へと泡だった薄黄色の液体が注ぎ込まれた。
さらにその瞬間、真希は異常な開放感から声を上げてしまう。
ああああっ、と。
「ひひ、声がでちゃったか。限界まで溜めたおしっこすると気持ちいいからね。
じゃあその気持ちよさ、もっと堪能させてあげるよ。このビールみたいに泡だったヤツ入れて」
山村はそう告げる。そしてその言葉通り、注入と排尿は幾度にも渡って続けられた。
そしてその末に、山村は歪んだ笑みを浮かべ、コックで導尿管の途中を塞いでしまう。
限界まで膀胱を圧迫した、そのままで。
それは彼の脳内に描いた次の責めを、より苛烈にするためのものだった。
※
しばしの後、浴室にえづき声が響き渡っていた。
喉の奥深くに勃起したペニスを咥え込まされているのだ。
女の手は胸を搾り出すようにして後ろに縛られ、膝立ちの姿勢を取らされて身じろぎも叶わない。
比較的薄めの茂みからは、途中にコックが挟まった管が揺れ動いている。
その状況で真希は、頭をしっかりと抱え込まれたまま、怒張を咥え込む。
「くふふふ、もう涎でビチョビチョだよ。最初は、何だっけ、匂うから洗えとか言ってたっけ。
でももう大丈夫。お前の涎ソープで、綺麗になってくから。ほらほら、また奥行くぞ」
山村はそう言いながら腰を突き出し、両手で掴んだ真希の頭を押さえ込む。
限界まで開いた真希の薄い唇が震え、膝立ちになった太腿に背びれのような隆起が起こる。
「むごぉおお゛お゛えええ゛え゛っ!!!!」
およそ凛とした顔立ちの女が出す声とは思えない、低いえづきが沸き起こった。
それは風呂場という環境で、煩いほどに響き渡る。
「いい声だぁ。ど、どうだ、俺のはデッカくて苦しいだろう。
自慢する訳じゃねぇが、24センチあるからよ。平均より遥かに上だぜ。
今までは経験が無かったから誰も知らなかったろうが、お前が俺の極太、初体験だ!!」
山村は上ずった声で喚き、夢中で腰を前後させる。
真希はそれに抗う術もなく、ただ喉奥を抉り回されていた。
鼻が曲がるほどの臭気を放つ仮性包茎の逸物は、なるほど大きさばかりは規格外にあった。
口を一杯に開かなければ入らない太さに、喉奥を通り抜けるほどの太さ。
それを力の限り叩き込まれては、声を出さないなどという事は物理的に不可能だった。
加えて、真希は膀胱に限界の尿意を抱えたままのイラマチオでもある。
それらの苦痛がない交ぜになり、幾度も幾度も、幾度も幾度も、幾度も幾度も、喉奥を抉られる。
その果てに待っている結末は、一つだった。
「ごう゛ぇっ、げぽっ……!!」
空気の混じった異音のようなえづき声の直後、真希は胃液を逆流させる。
それは逸物を伝い、男の膝を経て真希の足元に撒き散らされた。
「おお、熱い熱い。随分耐えてたなぁ、限界まで喉奥責めてたのによ。
まぁいい、射精るまであと少しだ、吐いてもこのまま行くぞ!!」
山村はそう言い放ち、嘔吐で弱りきった真希の喉奥を責め立てる。
それに新たな胃液を掻き出されながら、真希はとうとう失禁した。
押さえつけていたコックを跳ね飛ばし、吐瀉物を押し流すように撒き散らして。
「うお、おおおっ!!!」
山村が気味の悪いよがり声で喉奥に射精したのは、まさにその瞬間だった。
喉奥に精を注がれ、同時に尿を飛沫かせながら、真希はまるで自分の身体が一つの管になったような錯覚に陥っていた。
※
「ほら、もう一個追加だ」
山村の指がイチジク型の浣腸容器を押し潰し、真希の菊輪に薬液を注入する。
注入を終えた容器は捨てられ、先に床へ転がっていた7個に混じる。
浣腸を施される真希は、後ろ手に縛られたまま、上体をテーブルへ預ける姿勢を取らされていた。
すでに8個のイチジク浣腸がなされている。
真希の下腹部は、すでに腹を下した時そのものの音を奏で始めていた。
額にもかなりの発汗が見られ、長時間に渡って排泄を耐え続けている事が容易に伺える。
山村は真希のふっくらとした尻肉を揉みしだきながら笑みを浮かべていた。
「最高だ。いい眺めだよ、尻とか太腿が引き締まってる若い子が尻向けてるのは。
SMビデオとかさ、そのどっちにも締まりの無いババアばっかで、いつも不満だったんだよな。
あああ、夢みたいだ。このお、俺が、本当にSMしてるなんて。
いへへへへ、お姉さん、ホントにいい脚だ。スタイル良すぎるよ、ちょっと」
そう告げる山村の指は、ついに尻肉からその裂け目、朱色の蕾へと入り込む。
中指の1本に始まり、薬指を加えての2本指を蕾へと挿入しては抜く。
真希はその動きを感じながらも、ソファの座部に頬を擦り付けて耐えていた。
10分我慢すれば、トイレで排泄して良いという約束だ。
しかしながら、山村が事前に床へ隙間無くビニールシートを敷き詰めるのを見た瞬間、
彼はこの場で真希の瓦解を見届けるつもりである事を理解した。
「おら、拡がってきた、拡がってきた。ちっと漏れてるぞー、もっと締めろ」
山村は2本指で腸内を穿りかえしながら告げる。
真希はその言葉に応じて必死に括約筋に力を込めるが、その度に指でこじ開けられてしまう。
さらには背骨のやや下から沸き起こる、マグマのような排泄感も限界に近づいていく。
そしてタイマーが8分を回った所で、山村は指を引き抜いた。
再びイチジクを追加するのか。
その真希の予想は、しかし山村が両の手の平で尻肉を割り開いた時、崩れ去る。
両手で尻肉を割り開く。それは浣腸ではない。
尻の穴ではないにせよ、今まで交わってきた男達が必ず行った、挿入の前の動きだ。
「ま、待っ……そこは、違……!!」
その真希の願いも空しく、山村は怒張の先を尻穴に押し付ける。
「そろそろ限界って感じだからな、栓してやるよ。
まさか俺の童貞を捨てるのが、尻の穴になるとはよぉ」
山村はそう言って嗤うと、ゆっくりと腰を押し進めた。
「う、う、う、うう、ううううんううううう゛っ!!!!!」
真希は尻穴を犯されながら呻いていた。
違う穴だ。
これまで人並みに男性経験があるとはいえ、尻の穴は未体験だった。
彼女がまともに恋をし、身体を許した相手は誰もやろうとしなかった。
その尻穴を、かなりの大きさを誇る男のもので犯されている。
菊輪が裂けそうに痛み、排泄欲で荒れ狂う腸内が掻き回される。
それは真希の脳内を埋め尽くした。
挿入を果たした山村が、締まりがいいだの、汗がひどいだのと喚いているが、
それらは真希の頭の中で意味を成さない。
ただ、必死に耐えるしかない。
「くううう、んぐううううっ!!!!!」
噛み合せた歯の間から、絶えず呻きが漏れでていく。
真希はソファに身を預け、後ろ手に縛られたまま犯され続けた。
やがてはソファと擦れ続けていた顎が痛み始めると、
少しでも耐えやすい環境に逃れようと首を横向ける。
しかし、それがいけなかった。
首を横向けた瞬間、はっきりと己の身体が捩れるのを、真希は感じた。
その歪さは鈍痛となって身体を走り、床に突いた膝を圧迫する。
その膝の圧迫感は、まるでこむら返りのようにふくらはぎを痛めつける。
不自然な姿勢から不意にもたらされた激痛。
それがついに、真希の忍耐の糸を斬り払う。
「あああああああっ!!!!!!」
絶望の叫びが終わらない内に、挿入されたままの肛門から汚物が溢れ出た。
それは怒張の容赦ない抜き差しによって四方に撒き散らされ、また真希自身の内腿を伝う。
逸物が抜き出される度に腰骨が疼き、ぶびっという音と共に熱さが下痢便として放出されていく。
耐え難い羞恥だった。
真希は震える脚をビニールシートの上で蠢かし、犯す山村の脚を力なく蹴りつける。
「ははは、暴れてやがる! いいねぇ、いかにもレイプしてるって感じ出てきたね。
へへへ、こんな美人を犯してるって実感が、今さら湧いてきたぁ!!
おいどうだ、恥ずかしいのか!? ブリブリ出てるぜ、全部丸見えだ!
こんな羞恥、今まで経験した事もねぇだろ。一生心に残るSMプレイだぜ!?
俺にされたんだ、俺がやったんだ!はははははッッ!!!!」
山村は叫びながら感極まったのか絶頂に達し、腰を揺らしながら腸内へ精を放つ。
そして逸物を抜き去ると、ぽっかりと口を開けた肛門が露わになった。
泡と共にさらに一筋下痢便を零しつつ、奥まりから白い精を溢れさせる。
「はっ、はっ、はーっ、はっ……」
汗に濡れ光る背中に、荒い息を吐きながら上下する薄い胸。
それらを満足げに見下ろしながら、山村は買い物袋に残った中身を眺めた。
うずらの卵に、ドジョウ入りの水袋、長芋、ゴーヤ、ジャガイモに茄子。
まだまだ遊べる玩具は多い。
とりあえず汚物に塗れた真希の身体を洗ってやってから、這う格好で高く掲げさせた尻穴に呑み込ませてやろう。
その合間に、再び尻穴を犯してやるのも面白い。
どんな反応をするだろう。どんな声を上げるだろう。どの時点で、どんな瞳になるだろう。
「…………言われた通り、“好きに”させてもらうぜぇ………………」
山村は想像を膨らませ、笑いを堪えきれずに肥満腹を揺らした。
終わり