「マーシアの城下町コヴェントリーにて」
腰まで伸びる赤い髪のみを身に纏い、豊かで形の良い乳房を揺らしながら馬の手綱をしっかり握る。
大気に晒された乳首はすっかり尖り、白磁の肌は薄桃色に見えるほど紅潮している。
時折揺れる髪が乳首を掠めて微かな喘ぎ声が漏れそうになる。
侍女が痛めぬようにと敷いた最上級の絹は、馬上の揺れと合わさって優しく割れ目を愛撫してくる。
やめたい。
今すぐ引き返したい。
無かったことにして城に帰ればいい。
けれどできない。
王との賭けだ。
自分が耐えきれば民は楽になる。
自分さえ耐えきれば税が軽くなるのだ。
民の為だから恥ずかしくなどない、そう主張するかのようにあえて堂々と胸を張る。
その分尖った乳首が強調され割れ目が強く擦れる。
依然乳房はたぷんたぷんと揺れている。
そしてそのまま幾分か進むと喧騒が風に乗って聞こえてくる。
ここまでは人通りのない馬専用の道だったがこの先は違う。
この町の広場があり、今日は週1度の市で多くの人々が賑わっている。
突然嵐が来る。
人々は慌てて屋内に。
誰にも見られない。
そのまま城に帰って風呂に入る。
読みかけの本の続きを読んで寝る。
それから明日は..
現実逃避に耽る内に広場の入り口に着く。
広場自体は大したものではなく、普段ならこのままの速度で1分あれば通り抜けれらる。
しかし市がある日は混雑のため、馬は引いて歩かなければならない。
一旦深呼吸をする。
そして馬を止めて片方の素足をあぶみから外し、背から降りようとする。
裸足のせいでバランスを崩す。
結果、開いた股を最上級の絹が強く擦る。
全身に電流が走る。
歯を食いしばって喘ぎ声を耐え着地する。
一息つき、絹の布でこれまでの汗を拭う。
一通り拭いた布を馬の背に戻す。
そして左手で股を隠し、右手で手綱を引き歩き始める。
尖りきった乳首は髪では隠せない。
両手が埋まっているので豊かな乳房を隠すこともできない。
半端に恥ずかしがってはだめだ。
恥ずかしくなどない。
恥ずかしくなどない。
恥ずかしくなどない。
民のためだ。
間違ってなどいない。
胸を張れ。
姿勢を正して胸を前に突き出す。
形の良い豊かな乳房が揺れ、髪が乳首を擽る。
喘ぎ声を押さえながら歩き始める。
足の裏で石畳の冷たさを感じながら、入り口の門をくぐった。
人々はこちらを見るとすぐさま片膝を地につけ敬意を表す。
視線はすらりとした脚と股間の手の甲に集中する。
皆事前の通知により自分たちのためだと知っている。
左手で股間を隠し右手で手綱を引いている。
自由になった豊かな乳房は歩くたびにたぷんたぷんと揺れる。
結果、断続的に尖りきった乳首を髪が擦る。
よかった。
顔や胸は見ないようにしている。
このまま行けば...っっだめだめだめ何これ。
乳首が。
歯を食いしばって声を殺す。
多くの視線の存在が感覚を増幅する。
声が。
もう無理。
皆の前なのに。
このままじゃ。
胸を、胸をどうにかしないと。
....。
こうなったら...っ...。
股間を隠していた左腕で髪を払い、揺れる形の良い乳房を押さえる。
乳首からの刺激は収まる。
代わりに薄く赤毛で覆われた割れ目が露わになる。
割れ目が外気に晒されひやりとする。
直後数倍の視線が刺さる。
脚が長く腰の位置が通常より高いので、片膝をついた視線と股間の高さが一致する。
陰毛の薄さも羞恥を煽る。
しまった。
股間の位置がちょうどだ。
思いっきり見られてる。
どうするどうするどうする。
いや、恥ずかしがるな。
全く気にしてないふりだ。
むしろ見せつけるくらいでいい。
こんな姿でも立派だったと後で思わせるように。
貫き通せ。
一瞬引きかけた腰を前に突き出し、長い髪を全て背中の後ろへ。
乳房を押さえる手を離し、左手は腰の横に置く。
足、太腿、尻、割れ目、へそ、乳房、乳首、うなじ。
身体の全てが晒される。
この動作に釣られ視線が上半身にも移る。
薄桃色の突起と形の良い乳房が衆目に晒される。
乳首の先っぽがちりちりとする。
足が竦みそうになる。
背筋が震える
自分を奮い立たせるため、城内を堂々と闊歩し周囲の視線を気に留めない自分の姿を思い浮かべる。
まず胸を張る。
わざと乳首の尖り具合と乳房の豊さを見せ付けているかのようだ。
次に歩幅を広げ歩く速度を上げる。
結果、形の良い乳房がさらにたぷんたぷんと揺れ、割れ目を主張するかのような体勢になる。
そう。
見せ付ければいい。
自分の胸は大きい。
もっと揺らしてみよう。
割れ目もだ。
もっとたくさんの人に見えるように。