私があまりにも自分の『包茎クリ』を気にしているので  
「真弓、そんなに気になるなら、そいつに色々相談したらいい。」  
と、見かねた恋人の裕が、美容整形外科で働いている知人の榊さんを紹介してくれた。  
 
榊さんの勤務日と私の休みが合わない等、色々な事が重なってしまった結果、  
裕の家で相談、必要なら診察もするという事に落ち着いた。もちろん彼も同席の上で。  
 
当日。  
裕の部屋のリビング。三人がソファーに腰を落ち着ける。  
 
「早速だけど、クリトリス包茎が気になるって事だけど…ちょっと見せてもらえるかな?」  
 
「は!?」  
 
真弓は榊の言葉に、思わず上ずった声をあげてしまった。  
相談を聞いて、もし必要なら診察。という事じゃ無かったのか?  
そもそも問診もろくにせず、いきなり診察するものなのか?  
 
「大体の事情は裕から聞いて知ってるから、あと必要なのは実際に見せてもらう事だけだよ。」  
 
不安が真弓の頭によぎり、思わず裕に縋るような視線を向ける。  
 
「そいつに見られるのが嫌なら、俺が真弓のいやらしい包茎クリを診察してやろうか?」  
 
赤の他人がいる前で、何て事を!  
意地の悪い笑顔を浮かべる裕とは対照的に、真弓の顔には見る見る赤みが広がり、あっという間に耳まで赤く染まった。  
 
「あぁ、僕はそれでも構わないよ。そのいやらしい包茎クリの状態を、口頭で伝えてくれればね。」  
 
裕だけならまだしも、何故榊にまでいやらしいだのと言われなければならないのか!?  
淡々とした榊の口調に、真弓は恥ずかしさよりも怒りがこみ上げ、まだ赤みが引かない顔を榊に向けると  
 
「なんなんですか!あなたは!問診もろくにしないでいきなり見せろとか、その…私の…が…いやら…しい…とか…  
 いくら裕の友達だからって、失礼でしょ!?」  
 
「失礼?何が?いやらしいクリなのは、事実でしょ?」  
 
榊がソファーからゆっくりと立ち上がると、それが合図かのように裕もソファーから立ち上がる。  
 
「見た事もないくせに、あなたに何がわか…」  
 
言いかけて真弓は気が付いた。あぁ、ダメだ…こんな事を言っては、帰ってくる言葉は一つだけ。  
 
「…じゃあ、見せてよ。」  
 
「…もういいです…。あなたのような人には、相談もしないし、診察もされたくないです!帰ります!」  
 
多忙な中、わざわざ予定を空け裕の家まで来てくれた榊に対して、失礼極まりない事であり、裕の面子も潰してしまう行動だ。  
だが、真弓はここ数分の短いやりとりから、単なる診察だけで済まないと本能的に察し、とにかくこの場から逃げる事を考えた。  
 
「はぁ?お前何言ってるの?そんなのダメだから。」  
 
裕は特に怒っているわけではなく、まるでふざけ合うような軽い口調で言うと、真弓の腕を掴んで引き寄せ、膝裏に腕を回し横抱きに抱えた。  
 
真弓は裕にそのままベッドルームへ連れ込まれ、無造作にベッドの上に放り投げられた。  
 
「きゃっ!…やめてよ!裕!やめて!こんなの嫌!」  
 
「はいはい、真弓ちゃん大人しくしましょうねー。」  
 
などと真弓の拒否の言葉を聞き流しながら、裕は真弓に覆いかぶさった。  
ベッド脇にはいつの間にか榊が立っており、カチャカチャと金属音を鳴らしながら何かを用意している。  
 
「何!?…何をする気なの!?」  
 
「君が逃げないように手首に手錠をかけて、ベッドのパイプ部分に繋げて、診察しやすいように腰の下にクッション置いて、膝を折り曲げて固定するんだよ。」  
 
榊が淡々説明しながら、裕と二人で手際よく拘束していく。  
大の男二人に体を押さえつけられては、抵抗をいくら試みてもたかが知れている。  
二人は、拘束が終わると、スカート、ストッキング、下着を取り払ってしまった。  
 
「こんな…こんなの…やめて…お願い…」  
 
「さぁ、診察を始めるよ。真弓ちゃん。」  
 
膝を折り曲げ固定しているベルトからはロープが伸びており、その先は手首を繋いでいる手錠と一緒にベッドのパイプ部分に括り付けられている。  
強制的にM字に固定されているため、クリトリス、尿道、膣穴まで二人に晒しているという、あり得ない状況だ。  
 
「…っ!」  
 
榊は真弓の包茎クリを指先でそっと摘み上げると、じっくりと観察する。  
真弓ができる事といえば、歯を食いしばって、クリを摘まれる弱い刺激と、この屈辱的な診察に耐える事だけ。  
 
「…確かにこれはクリトリス包茎だね。それに…結構大きいね。長さは2,3センチ、直径は1センチぐらいかな?」  
 
「な、でかいだろ?これガッチガチに勃起すると、もう一回りでかくなるし、亀頭のとこももうちょっと出てくるんだぜ。」  
 
裕が診察を覗き込みながら、榊の指に摘まれた真弓のクリの、わずかに露出している亀頭部分を、  
人差し指の腹で軽く、トントンとノックする。  
 
「…う…う…」  
 
ノックのリズムに合わせ、体が僅かにビクつき、食いしばった口から小さな呻きが漏れた。  
 
「…裕、診察の邪魔だから余計な手を出さないでくれるかな?」  
 
「診察じゃ無くて、クリ責めの間違いじゃねぇの?」  
 
裕はニヤニヤ笑いつつ指を引っ込めた。  
 
「僕だって医者なんだし診察はきっちりやるよ。…クリ責めはその後だよ。」  
 
「何…それ…どういう事…!?そんなの聞いてな…い…あぁぁ!!」  
 
真弓の体に、一瞬だけ鋭い痛みが走りぬけた。  
「クリ責め」という、とんでもない発言に抗議しようとした真弓を、榊は指に力を入れてクリを捻り上げたのだった。  
 
「何するの…やめてよ!あなた一体何考え…うあぁぁ!」  
 
榊は無言のまま、またも一瞬だけクリを捻りあげた。  
 
「痛い!!やめ…あああ!!」  
 
今度は少し長めに捻りあげる。  
 
真弓はもうそれ以上、言葉を発しなかった。下手な事を言えば、また苦痛を与えられる。  
 
「お前、あんまり酷い事するなって。真弓が泣いてるだろ。可哀想に…大丈夫か?」  
 
裕は榊を咎めると、真弓の頭を優しく撫で慰めた。  
当の榊はというと、特に何か言うでもなく、指先の力を緩めると何事も無かったかのように診察を再開していた。  
 
「…亀頭は少しだけど露出してるね。勃起してない状態で、どれぐらい亀頭が露出できるか確認するためにちょっと皮を引っ張るね。」  
 
榊は言いながら、指先にほんの少し力を入れて、包皮をゆっくりとずり下げていくと、ほんの少しだけだが、更に亀頭部分が露出する。  
まだクリが充分に充血していないせいか、亀頭部分は赤と言うより桃色に近い色だ。この愛らしい桃色のクリが、どのように艶かしく赤く色づいていくのか。  
ふとそんな事が頭によぎった榊は、無意識のうちにゴクリ。と喉を鳴らしていた。  
 
「じゃあ、今度は勃起した状態でどれくらい亀頭が露出するか知りたいから…ちょっと勃起させるね。気持ちよかったら声出しても良いから。」  
 
真弓の身体がビクリと反応した。  
…これからこの人にクリを勃起させられてしまう。もしかしたら声が出てしまうかもしれない。  
こんな人に、喘ぎ声なんて聞かせたくない…感じさせられたくない…  
絶対に声を上げない!真弓はそう心に決め、より一層強く唇を噛み締めた。  
そんな真弓の考えを見透かしているのか、榊は  
 
「…でも、まぁ、たかが診察程度で喘ぎ声出しちゃうわけ無いよね。クリトリスを勃起させられて、情けなく喘ぎ声を上げるような  
 そんな淫乱じゃないだろうしね。」  
 
そんな事をわざわざ真弓の顔を覗き込んで言った。  
 
「どうだろうな。真弓はクリ弄られるの大好きだからなぁ…ここだって、もう濡れてきてるじゃねぇか。」  
 
榊に続き、裕もそんな事を言いながら、透明な粘液がうっすらと纏わり付く真弓の膣口を、指でぬちゃぬちゃと弄る。  
 
「あぁ、本当だ。診察されて感じちゃったの?」  
 
「違う…そんな事無い…そんな事…」  
 
真弓は首を振って必死に否定したが、声はとても弱々しく、瞳からは今にも涙が溢れそうになっている。実際濡れてしまっているのだから、感じてないなんて嘘だ。  
 
「あはは。真弓ちゃんって可愛いね。…さぁ、クリトリスを勃起させるよ。」  
 
あまり表情を変えることが無かった榊が初めて真弓に対して笑顔を向けたため、真弓はついつい榊の顔に視線を向けてしまった。  
次の瞬間、背筋がゾクっと冷えた。  
裕が徹底的に真弓を責め立てている時の、恍惚としたような、惚けた目をしているのだ。  
どれほど許しを乞うても、どれほど泣き喚いても、真弓が尽き果てるまでクリを執拗に責め、クリに異常な執着を見せる、あの時と同じ目だ。  
あぁ…そういう事か…やっぱり同類なんだ、この人も…。  
薄々感づいてはいたが、真弓ははっきりと確信した。そして、彼らの意図を察した。  
 
クリトリス責めが目的だったんだ…。  
 

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