「それでは立ってパンツを脱いでください」
カナは目を大きく開き、なにか言いたそうに口を開きかけたが、
何も言わず立ち上がった。
後ろを向きパンツに手をかけてゆっくりとパンツを下ろす。
そして無言のままこちら向き全裸を兄貴に晒した。
手で体を隠すこともせず、直立不動の体制でしっかりと前を見ていた。
これがカナの裸…。
そこには、何度となく夢を見た妹の全裸があった。
胸を見るとこの全裸検査に必死に耐えているがごとく小さなピンク色の乳首が細かく震えている。
視線を下半身に向けると鍛えられ締まった太ももや適度に生えている黒い茂み。
陰毛にやや隠れているが一本の縦筋も確認できた。
医学的にも満点の健康体。中学3年の女の体としても満点の裸体だった。
だが、ここまでの姿を晒しても反抗的に目付きは変わらない。むしろ強まっているようにも思える。
動物以下の貴方なんかに見られても恥ずかしくない。だから体も隠さない。
そう語っているようなカナの態度だった。。
ふん、そんな痩せ我慢をいつまで続けられるかな。
「胸から下を見ます」
先ほど頭から胸の撫ぜたように手の平を胸に置き体を撫ぜるように少しずつ下に持っていく
手は胸からヘソへ、そして下半身に到達する。
既に陰毛を触れられているというのにカナは表情を変えない。
手をおしりを回しお尻の穴を指で触れると「ピク」と体が一瞬動いたがまだ表情は変えない。
このままお尻の穴に、ひとさじ指の第一関節まで強引に入れると、
カナが憎しみがこもった声で喋り出した
「もうやめて。痔の検査なら病院でやればいいでしょ。
専門医でもない貴方がやる必要はないでしょう!」
カナは肛門に指を入れられた状態のまま大声で叫ぶ。
ここまでされて反論とは。我が妹ながら大したものだ。
最初は恥ずかしさで震えていたのが嘘のようではないか。
確かにカナの言うとおり機材も人材もないここでカナの心を折る検査は出来そうにない。
後は恥ずかしい土産をもらって終わりにするか。
「検査はこれで終了。後はそちらで身長体重を測って写真を撮ってきてください。看護婦さんお願いします」
カナは看護婦に連れられてカーテンで作った簡易撮影室にほうに消える。
「ほら、手で隠さない。前を見て。手は腰のところで伸ばす」
看護婦の声が聞こえる。
ここからでは姿は見えないが全裸でカメラの前に立たされるとはどんな気分なんだろうか。
それなりに元気だった子もこの撮影から帰ってくると真っ青な顔になるので、
精神的に相当きついのだけは間違いない。
カメラの前で全裸で立つ、現在の恐怖。
その全裸写真を今後誰に見られるかわからない。これからの恐怖。
自分の置かれた立場を考えたら普通の女の子が耐えられるわけないか。
「もういいわよ」
看護婦の声。そしてカナが出てくる
先ほどの迫力は完全に消え顔色も悪くなっている。
なんだ。俺に尻の穴を弄られるよりも全裸撮影のほうがきついのか。
「今撮った写真の管理は大丈夫なんでしょうね…」
カナが私の前に立ち、怒っているのか不安なのかよくわからない表情で話す。
あまりの感情の起伏の差に驚きながら、
「もちろん心配ないよ。見られるのは一部の高レベルのアクセス権を持つ関係者だけだから
担任や同級生が独断で見ることは出来ない」
(ただし見せる見せないの判断は全て一任されているけどな)
他の生徒にも答えたマニュアル的なコメントを言うと
カナは何も言わず脱いだパンツを手にしカーテンの外に出ていった。
こうして見るとカナも普通の女の子なんだな…
俺が触っている時の迫力はなんだったんだ。女の子はわからん
要再検査の書類を書きながらこれから行われる羞恥に満ち溢れた検査を楽しみにする歪んだ兄貴であった