ネットの世界には、真偽の定かでない情報が常に漂っています。  
その情報も、普通であれば下らないと見過ごすようなものでした。  
名門として知られる『幸華大学付属小学校』の女生徒が、肛門を用いた売春をしているというのです。  
 
いかにも“初心者を釣りやすい”ネタでした。  
ネットの海の底といえるアンダーグラウンドな掲示板とはいえ、  
これだけ未成年への犯罪が強く取り締まられている中、本当の事が書かれているとは思えません。  
私も最初は一笑に付すつもりでいました。  
しかし、なぜなのでしょう。  
本当に気まぐれながら、私はそこに併記された連絡先へとコンタクトを取ってみる事にしたのです。  
 
返信メールには、より詳細な内容が記載されていました。  
件の小学校の正門から道なりに西へ。大通りに出るので、南へ。  
三つ目の交差点を左折し、古いパチンコ屋の裏手で待つ。  
目印として、手に赤いハンカチを持っているように。  
内容としてはそのようなものでした。  
実際の文体は砕けた口語体であり、ら抜き言葉や若者表現が多用されている事から、  
返信主はかなり若いことが窺えます。  
憶測ですが、売春をしているという女生徒本人か、あるいはその級友なのではないかと思われました。  
 
しかし、そのような事はどうでもいいのです。  
具体的な場所まで示された事で、話の信憑性は一気に増しました。  
無論、『美人局』である可能性はあります。  
甘い言葉で誘いをかけ、引っかかった男を数人でカモにする、というあれです。  
しかし、私はそれでもあえて釣られてみようと考えました。  
最近は仕事も人間関係も上手くいっておらず、若干の自暴自棄に陥っていたのです。  
不良の数人に襲われたなら、それを口実に暴れるのも良し。  
その挙句に金品一切を奪われても、それはそれで良し。  
そうした気持ちで、しかし一筋の希望は捨てずに、私は示された現場へと足を運びました。  
    
古びたパチンコ屋の裏の通りは、程よく寂れていました。  
人通りが全く無いわけではなく、しかし通りすがるのはパチンコ屋を目当てにした無気力な人間ばかり。  
こちらをちらりと見る事はあっても、積極的に関心を示す様子はありません。  
後ろ暗い待ち合わせの場所としては打ってつけです。  
 
指示にあった赤いハンカチを弄びつつ、私はしばし表通りの人の流れを眺めていました。  
時間は土曜の夕方であり、通りを行く人々も様々です。  
スーツ姿のサラリーマンに、買い物袋を提げた主婦、制服を着た女学生の集団。  
そうした人だかりの中で、ふと私の目を射止めたものがあります。  
令嬢然とした少女でした。  
それも、かなりテンプレート的な。  
高給取りの父親と品の良い母親とで連れ立ち、百貨店を歩いているタイプに見えます。  
 
ハーフアップに結われた胸までの黒髪は艶やかで、遠目にも光の輪がなびくのが見て取れました。  
上には白一色のファージャケットを羽織っており、やや大人びた印象を加えています。  
下は黒いミニスカート。  
しかし何よりも私の視線を釘付けにしたのは、その幼い脚を覆う黒ストッキングです。  
少女は確かに今時の少女らしく大人びてはいましたが、すらりと伸びた両脚は、まだ肉付きのあまい子供特有のものです。  
それをストッキングという特有の色気を有したものが覆っている。  
さらには彼女の履いているものは、逆に子供が普段通学に用いるような白いスニーカーなのです。  
 
その絶妙なミスマッチが、特殊性癖を持つ私の心を鷲掴みにしました。  
何と魅力的なことか。  
幼いその姿は、今私が待ち合わせている相手といやが上にも比較されます。  
おそらく私の相手は、春をひさぐ事を気にも留めないすれた少女である事でしょう。  
その相手が、彼女であれば良いのに。  
私は交差点を渡り始めた少女を眺めながら思いました。  
黒ストッキングに包まれた細い脚は、歩く動作に合わせて肉を隆起さながら、独特の妖艶さを醸し出します。  
それはまさに、視線を吸い込む魔性の脚です。  
来るかどうかも解らない相手をここで待つよりは、彼女の後を追って、あの美脚を少しでも視界に留めたい。  
そうした、今さらではあるにせよ、犯罪的な思考が脳を支配しかけました。  
 
しかし、結局私はそれをしませんでした。  
諦めた訳ではありません。  
その令嬢然とした少女が、まさに私が待つ方へと歩みを進めていたからです。  
私は、視界の中に刻一刻と大きさを増していく少女を正面に見ながら、呆然と立っていました。  
始めはただの偶然に思えました。  
横断歩道を渡るのは言うまでもなく、その後大通りからこちらの路地へ入ってくるのも、  
小学校への近道をしているのだろうと納得できます。  
より間近で彼女を見られる事を嬉しく思いつつも、私は彼女の後ろ姿を見送る覚悟を決めていました。  
しかし。  
彼女は路地の一つで足を止め、くるりとこちらへ顔を向けたのです。  
 
思考するより先に、私の中の第六感が歓喜していました。  
自分に都合の良いことだからでしょう。私の脳は、いつになく聡明に結論をはじき出しました。  
私が立つこの待ち合わせの場所は、路地の袋小路です。  
ビルの隙間から大通りの様子を伺うことはできても、わざわざこの路地に入る必要性は通常ありません。  
そこに一人立つ私の前に歩み寄る。  
その理由は、私に用があるからに他ならないでしょう。  
 
少女は凛とした瞳で私を見上げていました。  
丁寧な編み込み入りのハーフアップは、まさしくお嬢様そのもの。  
シャンプーの良い香りが鼻を抜けます。  
近くで見ると、いよいよ彼女の小柄さが解りました。  
小学生にしては発育がよく、上背もありますが、女子高生にしては小さすぎる。  
目つきは意外にもキツいものです。  
その瞳に直視された時、私は考えを一転させ、じろじろと見ていた事を非難しに来たのかと疑りました。  
少女はそんな私を上から眺め回し、手の中の赤いハンカチで目を止めます。  
そして視線を顔に戻してから、ようやく桜色の唇を開きました。  
 
「……Takuroさん、ですよね?」  
 
一瞬、私にはそれが誰なのか解りませんでした。  
しかしすぐに、それが件のメールで適当に名乗ったハンドルネームだと気がつきます。  
「あ、はい!」  
私はなぜか改まった口調で答えつつ、彼女こそが私の待ち合わせの相手だった現実を知りました。  
喜ばしい事であると脳では理解しつつも、受け入れるのに時間がかかりそうです。  
それは、志望大学で受験番号を見つけた時にも似た気分でした。  
少女は私の返答を聞き、素早く周囲を見回した後で私の腕を掴みます。  
「行きましょう」  
柔らかな手の肉の感触に戸惑う私へ、少女は小さく囁きました。  
 
ラブホテルのカウンターに腰掛ける中年男性は、老眼鏡を上にずらして私達を一瞥しました。  
しかし一言を発するでもなく、部屋の鍵だけを差し出します。  
 
「やっぱり、変に思われちゃったかな」  
入室後に私が言うと、少女は澄まし顔で首を振りました。  
「大丈夫だと思いますよ。このホテル、未成年の利用客は珍しくないそうですから」  
そう告げる彼女の髪からは、なおもシャンプーの香りが漂っています。  
鼻がつくような間近にいるだけに、余計にその香りは私の胸を沸き立たせました。  
 
良い香りに相応しく、彼女は顔立ちもとても整っています。  
欠点のない顔と言っていいでしょう。  
意志の固そうな瞳に、小ぶりな鼻、桜色の薄い唇、ややまろみを残す顎。  
品があり、かつ聡明な顔に見えました。  
その彼女が白いスニーカーを脱ぐのが見えた時、私の理性が一つ外れます。  
これほどの美少女が、ストッキングを着用したまま履き通したスニーカーです。  
いったいそれはどれほどに蒸れ、どのような匂いを醸すのでしょう。  
 
気がつけば、私は彼女が脱いだばかりのスニーカーを拾い上げ、そこに鼻をつけていました。  
「!!」  
隣で少女が息を呑む気配がします。可愛い表情です。  
それと同時に私の鼻腔には、彼女自身のスニーカーの匂いがなだれ込んできました。  
凄まじい匂いです。  
足の裏の汗がたっぷりと発酵した匂い。それは主がどれほど美しかろうと区別なく、悪臭と化しています。  
しかしその鼻の捻じ曲がりそうな強い匂いこそが、私の血肉を踊らせるのでした。  
下品ながら、己の半身がみるみる勃起していくのが解ります。  
蒸れに蒸れた美少女のスニーカーを嗅ぎながら、勃起しているのです。  
何と罪深いことでしょう。  
 
ひとしきり少女の芳香を肺に収めた後、私はスニーカーを離しました。  
そして、物言いたげに見上げる少女へ顔を向けます。  
「ごめんね、いきなり」  
今さらながらに謝罪すると、少女は私の視線を避けるように俯きました。  
臍よりやや下で指を組んでいます。  
 
「…………ほんとに、好きな人いるんだ…………。」  
 
聴き取れるのがやっとという小声で、彼女は呟きます。  
その頬は、心なしか赤らんでいるように見えました。  
    
少女は、史織と名乗りました。  
本名かは定かではありませんが、私にとってはどちらでも同じことです。  
 
「好きにして良いですよ」  
ベッドに腰掛けた史織は、足を伸ばしたまま私に告げます。  
妙に度胸が据わっているのは、素の性格か、あるいはこうした場に慣れているからでしょうか。  
私は有り難くベッドの上に乗り、史織の脚に手を伸ばします。  
柔らかく、とても暖かい感触。  
それが『少女の脚に触れている』という実感を私に与えました。  
少し前、路地で彼女の姿を目で追っていた時には想像さえできなかった事です。  
 
私は震えるほどの興奮を覚えながら、黒ストッキングに包まれた右脚を抱え上げました。  
脹脛を腋に挟み、太腿を裏から撫でます。  
その瞬間、抱えた右脚がびくりと強張りました。  
あまり男に触られることに慣れているとも思えない反応です。  
私はその初々しさに嬉しくなり、少女特有の細長い脚を堪能しにかかりました。  
柔肉をさすり上げ、その逆をし、揉み解す。  
あるいはストッキングの足指の部分を、スニーカーと同様に嗅ぐ。  
「っ!……、………っっ!!」  
少女はその度によい反応を示しました。  
ややキツめな瞳でこちらを見つめながら、時おり唇を小さく噛みしめる様はじつに愛らしいものです。  
片脚を大きく掲げると、スカートが捲れて黒ストッキング越しに下着が見える事もありました。  
ショーツは期待通りの純白で、ますます私の情欲をそそります。  
 
右脚を堪能すると、次は左脚です。  
同じく付け根から足指に至るまでを愛し、ストッキングの所々を唾液に塗れさせます。  
しかしそうするうちに、ストッキングは大きく伝線してしまいました。  
「あっ!」  
私は思わず声を上げますが、史織に焦りはありません。  
「大丈夫です、替えの用意がありますから」  
そう呟きます。  
私はその言葉で強気になり、ならばと伝線した一箇所からストッキングを破きに掛かりました。  
    
ストッキングの裂け目から、眩いばかりに白い脚線が露わになっていきます。  
それは羽化を思わせる神秘的なものでした。  
太腿から脹脛へと伝線を拡げ、ついに足先までがさらけ出されました。  
足の甲は雪のように白く、しかしふっくりとした指の付け根やかかとは紅色に色づいている。  
その足裏は、私のような人間にとって堪らないものでした。  
当然、しゃぶりつきます。  
踵から土踏まずへ至り、その側面を舐め上げ、足指の一本一本をしゃぶり尽くす。  
 
「あ、あっ!!」  
ここでついに、史織から声が漏れました。  
足の薬指を舐める私を、驚愕するような瞳で見上げつつ、その頬はかすかに緩んでいます。  
私は気付きました。  
彼女がこの場にいるのは、間違いでもなんでもない。  
彼女自身もこの状況に興奮する、変態の一人なのです。  
 
片手で足裏を捉えて舐めつつ、もう片手で完全にストッキングを脱がせる。  
蛍光灯の下で完全に露わとなった幼い生足に、私は今日幾度目かの生唾を飲み込みました。  
勃起はいよいよ強まり、スラックスの中で折れるかのように滾っています。  
私はスラックスと下着を一纏めに脱ぎ捨てました。  
この一年で最大ではというほどの隆起が、斜め上に反り立っています。  
先端の皮は七分ばかり剥け、先端はうっすらと雫に濡れてもいます。  
「わっ……」  
怒張を目の当たりにした史織は、口に手を当てて驚愕を表していました。  
仕草の一つ一つが本当に令嬢らしい少女です。  
もしそれらを計算でやっているなら、幼いながらに天才的な女優といえるでしょう。  
 
私ははじめ、少女に怒張をしゃぶらせたいと考えました。  
普段喚いたりしないのだろうその小さな唇は、逸物を収めるのにとても具合が良さそうです。  
しかし彼女の身体を眺め回すと、どうしてもその脚線に目が奪われてしまいます。  
すらりと伸びた、大人びながらも未熟な足。  
私は、その足に自らの分身を踏みつけて貰いたいと願うようになりました。  
    
ベッドに仰向けに寝た私を、史織が遥か高くそびえるように跨いでいます。  
この角度からなら、細長い生足も、その上にある白い下着も丸見えです。  
足を踏ん張って立つおさない身体は、とてもいじましいものでした。  
「で……では、行きますよ」  
史織はやや緊張した面持ちで口を開きました。  
そしてゆっくりと左脚を持ち上げ、ややバランス取りに苦労しつつもその足を私の下半身に乗せます。  
「痛みを感じたら、すぐに言ってください」  
足を半ば浮かせたままで、再度確認するように史織が言います。  
見た目はキツいですが、その性格は傲慢どころか、とても気遣いのできる娘のようです。  
私は笑みを湛えて頷きました。  
 
史織は最初はやや控えめに、しかし私自身の求めに応じて次第に強く、逸物を踏みにじります。  
亀頭を指の付け根で圧迫し、幹を足裏で潰し、睾丸を指先で転がす。  
器用なのか、それは初めてとは思えないほどの上手さでした。  
見上げる光景も素晴らしいものです。何しろ未熟な脚の少女が、私を見下ろしているのですから。  
「あ、ああっ!!」  
私は堪えようもなく声を出していました。  
あまり耳にしていて心地いいものではないはずですが、史織はその声をよく聴いている気配がありました。  
「……いたいですか?」  
「い、いや、気持ちいいんだよ。すごく」  
私の声が快楽からのものと知れると、史織は私がより声を出せるように、逸物の潰し方を変えてきます。  
「あ、ああ、くうっ!!!」  
私は足を強張らせながら、強烈な快感が背を駆け上るのを感じていました。  
心身がともに満たされれば、決壊は容易いものです。  
史織の白い足指が扱くように幹を駆け上がったとき、私は身を仰け反らせました。  
「うう!!」  
呻くと同時に、幾度も噴出寸前までいった射精がついに始まります。  
それは勢いよく私の腹にかかり、史織の白い脚をも汚していきました。  
 
射精後の妙な高揚の中で、私はその汚れた足を眺めます。  
そして自分でも知らぬうちに、その足首を取って舐め始めていました。  
自らの精液のついた美脚を、です。全くもって底無しの変態です。  
「……あ、そんな……あ、……っ…………!」  
史織は小さく呟きながら、胸を庇うように細腕を交えさせてこちらを見下ろしています。  
その表情は、しかし興奮しているようにも見えました。  
    
私達はそれから、半端に残った服をすべて脱ぎ去ります。  
史織の裸体は着衣時のイメージ通りに華奢で、くすみ一つない桜色の肌は天使のようでした。  
胸の膨らみはほとんどなく、スポーツブラで充分といった大きさです。  
恥毛もまだまだ生え揃えてはおらず、その茂みの薄さは彼女の幼さを決定付けるものでした。  
秘裂には前貼りがしてあり、色合いを知る事はできません。  
「今日使うのは、お尻だけという約束ですから」  
前貼りを凝視する私に、史織が言います。  
確かにその通りで、『肛門を用いた売春』を目当てに私は来ているのです。  
膣よりも背徳感の強い肛門に興味のある私は、史織が守る純潔を無理に奪うつもりもありません。  
そう言うと、史織は安堵の表情を見せました。  
しかしその表情も、私が自然な動きで彼女をベッドに横たえるうちに、緊張したものに変わっていきます。  
 
「……ん、んっ…………」  
 
数分後、史織は声を漏らしていました。  
彼女は丸裸のまま仰向けになり、私に秘部を向ける格好でいます。  
私はそんな彼女の脚を持ち上げて開かせ、桜色の蕾を舐めしゃぶっているのです。  
彼女の肛門は初々しいものでした。  
開き具合からして全くの未経験ではないでしょうが、おそらく本格的な調教はなされていません。  
しかし感度は抜群にいいらしく、私が肛門へ舌を這わせるたびに、二本の細い脚が反応を示します。  
私は手の平の下にその腿の蠢きを感じながら、夢中になって少女の肛門を味わいます。  
 
肛門は若干のしょっぱさが感じられるだけで、別段美味しい訳でもありません。  
しかしながら、それは間違いなくこの美少女の肛門なのです。  
ああ、うう、と彼女の声を上げさせているのは、他ならぬ私なのです。  
そう考えれば、舌は離れませんでした。  
史織がむずがる動きで身体を円転させ、四足で這うような格好になっても、私は肛門を舐め続けました。  
おさない脚が必死に強張るさまを視界の端に捉えながら、延々と。  
ふいに舌をねじ込むと、腰がぞくりと跳ね上がるのはとても楽しいものです。  
「ああ、ああっ!!うう、あっ、あっあ……すごい…ぃっ………!!」  
史織は枕で声を押し殺してはいましたが、空気を求める際にそのような声を漏らします。  
どうやら、かなり感じてきたようです。  
私がようやく舌を離した頃には、未熟な尻穴にぽっかりと穴が空いていたのですから、仕方ないかもしれませんが。  
    
※  
 
「……どうしたの、もう限界?」  
私は史織を見下ろしたまま告げました。  
彼女は幼い身体を後ろ手に縛められ、風呂場のタイルに這う格好を取っていました。  
肩幅に開いたその脚の傍らには、薬液を湛えた洗面器と、立てかけられたガラス浣腸器があります。  
私はその浣腸器を手に取り、薬液を吸い上げます。  
史織は可愛らしい瞳を見開いて、その様を見守っていました。  
薬液を満たした浣腸器を、そんな史織の蕾へと近づけます。  
肉付きもあまい子供尻の間に、冷たいガラスの浣腸器が刺さる。なんとも犯罪的な絵です。  
「ん!」  
小さな声が上がりました。  
透明なガラス腰に、桜色の蕾が小さく口を開いているのが見えます。  
私は浣腸器の末端を押し込んで、少女の細いお腹に薬液を注ぎ込んでいきます。  
浣腸器は200ml入りで、これが5本目。  
都合一リットルほどが、天使のような少女に入っていった事になるのです。  
その背徳感に、私は身震いする思いでした。  
 
浣腸器の中身を半分ほど入れたところで、史織の肢体がぶるぶると痙攣を始めます。  
我慢強い彼女も、そろそろ限界のようです。  
私は最後に力を込めて、浣腸器の中身全てを注ぎ込みます。  
そして浣腸器を抜くと同時に、素早く指で栓をしました。  
「お……お願い、トイレを使わせてください……もう、噴き出してしまいそう…………!!」  
震える声で懇願する史織ですが、私はそれを許しませんでした。  
これほどに愛らしい少女の排泄姿を、洋式便器などに隠されるのは度し難いことです。  
 
「駄目。ここで、するんだ」  
私は浣腸器を床に置き、洗面器を少女の脚の間に掲げました。  
そして、肛門を押さえる指を穴の中に沈み込ませて刺激を与えます。  
「い、うぅ、うっ、ああ、おお、お願いですっ……!!」  
史織はいよいよ余裕をなくした声色で乞いますが、もはや後の祭り。  
痩せた背中がぶるりと震え、腰が落ちます。  
ついに決壊の時がきたのです。  
私は肛門の指を離しました。まるでそれを追うように、少女の若尻から液体が迸ります。  
「見ないで、見ないで!こんなところ見ないで下さいっ!へ、変態!!」  
史織は叫びながら、恥辱の排便を続けました。  
私は手にした洗面器でそれを受けとめ、見届けます。  
おさない彼女の中に隠されていた、すべてを。  
 
這った状態での出が悪くなれば、史織の肩を掴んで洗面器を跨がせました。  
腹圧が増した事で、腸奥に残っていたものが洗面器の中に叩きつけられていきます。  
「うん、良い顔だ」  
私は、あえて史織の瞳をまっすぐに覗き込みました。  
「あ、あああ、ふぁあああ…っっ………!!」  
史織もまた、凝視する私の視線から逃れられないかのように目を見開いています。  
嫌、嫌、とその瞳が訴え、怯えを見せ、やがて服従という名の平穏を得る。  
その移ろいを目にするうち、私は彼女の中に強いMの気を見出していました。  
 
※  
 
浣腸を終えた後は、ついに肛門のほぐしに入ります。  
史織は私の指示で、ベッドの上に四つ足で這う格好をとり、尻をこちらに向けていました。  
 
背後から俯瞰で見ると、本当に初々しい肉体です。  
まだ肉付きのあまい尻肉から伸びる、すらりと細長いばかりの脚。  
腰から肩、腕へと伸びるラインは一見するとモデル風ですが、個々のサイズは小さなものです。  
そこには人形のような矮小さと、生々しい肉の艶色が不可思議に同居していました。  
髪もひどく扇情的です。  
丁寧に結われたハーフアップ……いわゆる“お嬢様結び”の黒髪が、後頭部に気品を与えています。  
そしてその艶やかな毛先は彼女の白い背中に流れ、鮮やかなコントラストを成しているのです。  
令嬢。  
否応なくその言葉が思い起こされます。  
いま私の前で、犬のように四つ足で這っているのは、紛れもない令嬢なのだと。  
それは私の中の獣を駆り立てました。  
順序のさまざまを蹴飛ばして、このまま荒々しく挿し貫きたいと思うほどに。  
しかし。凝視する私を訝しがって振り向いた瞳に、私はかろうじて理性を取り戻します。  
 
「じゃあ、始めるよ」  
私は真新しいローションのボトルを開封し、指に垂らしながら声をかけました。  
「はい」  
史織は振り向く顔を前方に戻し、頭を下げて身構えます。  
私は彼女の尻肉を掴みました。  
どこまでも柔らかく、暖かな体温の感じられるそれを横へ押しやり、桜色の菊門を露出させます。  
とても排泄器官とは思えないほどの慎ましさです。  
私はその愛らしい排泄孔へ、ローションに塗れた中指を近づけました。  
浣腸の効果で、ほんの少し開いた菊門。  
その隙間へ指先を押し付け、力を込めて中へねじ込みます。  
「あっ!」  
鈴を鳴らすような声が聞こえました。  
その瞬間、異物の存在を感じた菊輪が即座に窄まり、私の中指は粘土に埋没したような抵抗に見舞われます。  
「力を抜いて」  
そう声をかけると、一瞬圧迫が弱まりますが、数センチ進めるとまた強く締め付けてきます。  
指を前後に動かす事すら叶わない抵抗で、いったいこの青い尻のどこにそんな筋力が、と驚くばかりです。  
しかし私は、辛抱強くその抵抗に付き合いました。  
焦れる心よりも、彼女の初々しい部分を開拓していく喜びの方が勝ったのです。  
    
「……っぁ、……っぁ、はぁっ…………」  
香耶は細く息を吐き出すようにして喘いでいました。  
彼女がそのように喘ぐのだと知る人間も、そう多くはないでしょう。  
私は微かな優越感を感じながら、ゆっくりと中指を回転させます。  
あるいは深く入れた指先で、腸内の壁を掻く事もありました。  
その度に少女の腰が震え、細い喘ぎが漏れるのです。  
「どう、どんな感じ?」  
私は反応を確かめるべく問いました。  
香耶は一瞬戸惑うように息を吸い、吐き出して答えます。  
「……変な気分です」  
「変な?」  
「はい……強い違和感があって、指を出したいけど……でも、もっと深く知りたいような」  
「気持ち良いの?」  
史織はそこで一拍の間を置き、囁くように言いました。  
「そう、なんでしょうか」  
どうやら、彼女はアナルに素質があるようです。  
感度にしても、アナル性感を受け入れる変態性にしても、文句なしです。  
 
私は一旦指を引き抜き、ローションを追加しました。  
そして今度は人差し指も加えた二本指でもって、再び桜色の肛門に宛がいます。  
「んんっ!!」  
挿入の瞬間、香耶は喉を鳴らすように呻きました。  
中指一本だけの時とは、感じる異物感の桁が違うのでしょう。  
しかし、私は彼女ならそれを受け入れられると確信していました。  
そして事実、数度出し入れしただけで、彼女の柔軟な括約筋は指二本の太さに慣れていったのです。  
「どう?今まで出すばっかりだったお尻に、指が二本も入ってるよ」  
私は随時そのように言葉にし、少女の反応を楽しみました。  
あまい少女の体臭が漂う中、柔らかな尻肉を揉みしだきつつ、指先で初々しい肛門を嬲る。  
それぞれの指先に暖かさを感じながらも、まるで夢のように思える時間です。  
    
たっぷり10分は指責めを堪能したでしょうか。  
私が指を引き抜いたとき、その先端のローションは白く濁り、変質しているように見えました。  
令嬢の肛門に入っていた指。そう考えると、私の中の変態性欲がざわめきます。  
本能のままに、私はその指に鼻を近づけていました。  
私の大好きな腸の匂いがします。  
人間も所詮は獣、つい嗅いでしまいたくなる妙な匂いというものがありますが、これもそうです。  
一目でお嬢様とわかるような少女でも、腸の匂いは嗅ぎ慣れたそれなのです。  
その事実に、私は異常な興奮を感じていました。そして胸を高打たせたまま次の責めに移ります。  
 
四つ足で這う格好の史織を、一旦ベッドに腰掛けさせます。  
身体の前面が私に向くようにです。  
華奢な背筋は見えなくなりましたが、代わりに小ぶりな乳房とすっきりした腹部が表れました。  
まずは大きく脚を開かせ、前貼りを貼りつかせた秘所とその下の肛門を晒させます。  
勿論、狙いは肛門の方です。  
「ちょっとだけ開いちゃったね」  
私は持参したリュックを漁り、手鏡を取り出して史織の方へ翳しました。  
鏡面には、彼女自身の肛門が映し出されているはずです。  
少女の二つの瞳は見開かれ、鏡の中を瞬きさえ忘れて覗き込みます。  
息を呑んでいる様子です。  
私はそんな彼女を観察しつつ、リュックから別の道具を取り出しました。  
アナルパール。  
真珠大の玉がいくつも連なった責め具で、肛門開発においてはポピュラーなものです。  
史織が気付き、見開いた目を私の手元に向けました。  
澄んだ瞳の中にパールが映り込みます。そこへ、ローションが垂らされていく様も。  
「いくよ」  
私は片手に手鏡を、片手にローション塗れのアナルパールを握りながら告げました。  
アナルパールの先端は、すでに桜色の窄まりを捉えています。  
史織自身にも、手鏡を通してその状況が見えているはずです。  
ずぐり、と肛門の中へ異物が入っていくさまも。  
「あ、あっ……!!」  
期待通り、一見令嬢風の少女は小さく喘ぎました。  
指責めとは違い、自ら肛門への侵入を視認しながらというのは堪らないのでしょう。  
 
パールが三個ほど菊の輪を通り抜けた時です。  
史織の小さな手が、突如私の腕を掴んでパールの侵入を留めました。  
「す、少しだけ、待ってください」  
史織は私の目を縋るように見てそう言い、目を閉じました。  
そのまま長い睫毛を数度ひくつかせ、その後に小さく声が漏れます。  
 ―――ごめんなさい。  
誰に向けた謝罪かは不明ですが、恐らくは親に対してだったのではないでしょうか。  
史織はごく短い懺悔を終えた後、目を開いて私の手を放しました。  
「すみませんでした。続けてください」  
彼女はそう囁き、目を細めて手鏡の中の世界に浸りはじめます。  
そこからは、彼女は抵抗しませんでした。アナルパールがどれだけの回数、彼女の後孔を通り過ぎようとも。  
    
私の持参したアナルパールは直径の太さ・長さ別に四種類。  
それらはいずれも使い尽くし、シーツの上にローションに塗れて転がっていました。  
現在、史織の肛門には、やや太さのあるアナルバイブが刺さっています。  
柄の部分を鷲掴みにして深く抜き差しすると、私の手の甲を明らかに腸液と思しきものが伝っていきます。  
それも自然なことでした。  
彼女は、大股に開いた脚を自ら抱えるというあられもない格好で、延々と後孔を嬲られているのです。  
より性感を得やすいよう、私は陰核にローターを宛がいつつ、丹念に尻穴を穿ち続けました。  
「あ、あっ」  
桜色の唇からは幾度の喘ぎ声が漏れ、甘い吐息が私の鼻先を何十回くすぐったことでしょう。  
少女の未熟な肛門が腸液を滲ませはじめても、何ら不思議はありませんでした。  
 
私は頃合いを見てアナルバイブのスイッチを切り、引き抜きました。  
名残を惜しむように菊輪の縁と糸を引くさまが、なんともいやらしいものです。  
令嬢然とした少女の肛門は、しっかりと一つの性器になりはじめていました。  
私はリュックから更なる道具を引きずり出します。  
アナルバルーン。  
肛門内部に風船を挿し込み、膨らませる事で拡張を行う道具です。  
内部からの圧迫は、未経験の者に激しい恐慌をもたらす事を、私は過去の経験から知っていました。  
それだけに、眼前の少女の反応が今から楽しみで仕方ありません。  
何しろ、このような年端もいかぬ少女に用いたことなど無いのですから。  
 
「何ですか、それは?」  
史織は見慣れない道具に、当然の疑問を発しました。  
私がそれに答えると、あどけなさを残す顔がわずかに強張ります。  
しかし抵抗はしません。私に肛門の開発を委ねてくれているようです。  
私は、彼女の赤みを増した肛門にローションを塗りこめ、バルーンにも垂らしかけます。  
そしてバルーンへ一回だけ空気を入れて張りを持たせてから、ゆっくりと挿入を始めました。  
すでに複数の道具で拡げられた腸内、難しいことはありません。  
浅い部分で一旦挿入を止め、私はバルーンのポンプを握り締めます。  
ここからが楽しいところです。  
「さぁ、何回膨らんだか数えてみて」  
私は、おそらく満面にサディストの笑みを浮かべながら言った事でしょう。  
史織は一瞬ぞっとしたような表情を私に向けながらも、大人しく従ってくれました。  
 
一回、二回、三回、四回、五回、六回、七回、八回、……九回。  
年端も行かぬ少女のソプラノが、一つずつカウントを増やしていきます。  
湯船に浸かった秒数を数えているのではありません。  
宝物のようなピンクの腸壁を、無慈悲なバルーンがどれだけ圧迫したかの数です。  
それは九回で一旦止まりました。  
 
「……あ、あの……と、トイレに行きたいです…………」  
史織は視線を泳がせながら、強い便意を訴えました。  
想定通りです。私は笑みを浮かべたまま、さらにもう一回ポンプを握ります。  
シュッと空気の送り込まれる音がしました。  
「あ、あの!ほ、本当にトイレに、トイレに行きたいんです、すぐにっ!!」  
「へぇ。トイレに行って、何するの?」  
相手の真意を知りつつも、私はあえて惚けました。  
その上品そうな顔から、品のない発言を聞きたかったのです。  
聡い史織はすぐ私の意図を汲み、頬を赤らめながら続けました。  
「トイレで……う、うんちを出したいんです。  
 こ、こんなに便意が強くなったのは、は初めてで……我慢したくても、もう無理なんです!!」  
言葉通り、彼女の脚は細かに震えていました。  
風呂場で浣腸したときよりも、切迫した雰囲気が強いようです。  
 
私はとりあえず満足し、ポンプの根元にあるスイッチを押し込みました。  
それを押せば、たちどころにバルーン内の空気が逃げる仕組みです。  
史織の緊迫した表情が、まるで排便を終えたように緩んでいくのが見えます。  
しかし、せっかくのバルーン。これで終わらせるつもりはありません。  
使用の目的はあくまで、史織の肛門性感を目覚めさせる事なのですから。  
    
私はそれから幾度か、同じように10回だけ膨らませて我慢させ、を繰り返しました。  
史織はその度に息を詰まらせて腰を捩ってはいましたが、六度目辺りではかなり慣れたようです。  
そこで、私は次の段階に進むことにしました。  
バルーンを押し込む深さを変え、直腸の最奥、S字結腸へ繋がる辺りにまで押し込んだのです。  
「はぁっ!?」  
慣れない部位への刺激に、ぞくり、と史織の腰が跳ねました。  
しかし本番はこれからです。  
バルーンを挿入すれば、次は当然膨らませる工程が待っています。  
私は強くポンプを握りこみ、少女の直腸深くの風船へ空気を送りました。  
一度、二度、三度、四度、五度、六度。  
次々と風船が膨らんでいくはずです。そう、“風船”が。  
「あ、ああっ!?」  
拡張にある程度耐性を付けたはずの史織が、再び新鮮な反応を示します。  
そして、それは当然のことでした。  
 
膨らんでいるのが分厚いゴムならば、ただ腸の奥を圧迫するだけでしょう。  
しかし薄い風船は違います。  
腸奥の圧に耐え切れなくなった柔な風船は、膨らみながらもその形を変えます。  
ぶにょりと横へ膨らむように……S字結腸の中へ入り込むように。  
この感覚たるや、強い便意を感じる直腸でのものとはまるで別種のものです。  
 
「あ、熱いッ!!ちょ、腸のすごく奥が、熱くなって……なにこれ、凄、いっ…………!!」  
 
史織が、これ以上ないほどに悩ましく腰をうねらせて告げました。  
すらりと細長い脚が爪先立ちのようになり、シーツに深い皺を刻みます。  
若い尻肉はより引き締まり、幼児性愛の気のある私にとっては写真に撮り溜めたいような絵面です。  
彼女は今、腸の奥底からじわりと炙られるような快感を得ている最中なのでしょう。  
男であれば、前立腺を強烈に圧迫されて数秒ともたずに射精……ドライ・オーガズムに至る状況だといいます。  
女性には前立腺こそありませんが、しかし性感を強く刺突する状態である事には変わりありません。  
    
私は、全身で強い快感を表す史織をもっと苛めたくなりました。  
バルーンの膨らみ具合を微細に調整しつつ、直腸奥とS字結腸を行き来させる。  
 
「あ、ああ、あはぁあああおっ!!はあ、あっぐ、ああああっああぉ!!!!」  
 
史織は期待通り、とてもいい反応を見せてくれました。  
未熟な細長い手足をベッドに突っ張らせるのもそう。  
ハーフアップの黒髪を背中に擦れさせ、何かを振り切るように顔を振るのもそう。  
眉を顰め、唇を噛みしめる薄幸そうな表情もそう。  
しかし最大の戦果は、その嬌声でした。  
慎ましく喘ぐばかりでは無くなり、随所に「あ」とも「お」ともつかない、  
快感濃度の高い呻きが混じりはじめています。  
私はそうした快楽の声をより凝縮しようと努めました。  
そして気付いたのです。  
最大に膨らませるのではなく、やや余裕を持たせた膨らみで、引きずりだす時に声が変わると。  
 
試しに六回だけ空気を入れ、S字結腸に入っている状態から引いてみます。  
あくまで柔らかな風船なのですから、それで腸壁が切れることもないでしょう。  
結果は、予想通りでした。  
「んいィっ!!?」  
史織は歯を噛み合わせ、それでも殺しきれない情けない悲鳴を漏らします。  
しかしその瞳は恥じるどころか、視界の中心よりやや上を彷徨っており、緩く達しかけた事が明らかです。  
私はトドメに入りました。  
再度S字結腸にバルーンを送り込み、五回分膨らませる。  
そしてバルーンを繋ぐチューブを握り締めて、強く引いたのです。  
その瞬間、史織の首が大きく後ろへ仰け反りました。  
 
「うあっ!?…ッ、っあ……あ、っふぐっ…………んんぁああああんぉおおおおおっ!!!!!」  
 
私の予想を上回る、濃い快感のあふれ出る叫び。  
それが天を仰いだ美少女の口から発せられたのです。  
同時に彼女の肛門が火山口のように捲れ上がり、膨らんだバルーンが腸液を散らしながら飛び出しました。  
史織はさすがに自分の叫びに気付いたのか、すぐに両手で口を押さえます。  
「い、今のっ!?……お、お願いします、今のは、どうか聴かなかった事にしてください……」  
喘ぎながら私にそう懇願してきますが、聴いてしまった以上はもう遅いでしょう。  
 
私は改めて、場の惨状に目をやります。  
私の手元には、腸液に塗れ光るバルーンが転がっていました。  
テニスボールよりやや小さい程度に膨らんだものです。  
そんな大きさが直腸の奥で蠢いていたことが、驚きに感じられるほどでした。  
史織の細長い脚は、限界以上の運動をしたかのように細かに震えています。  
脚だけでなく、彼女の身体全体がしとどな汗に塗れつつ、小さな痙攣をしているようです。  
私はそんな少女を見て、さらに嗜虐心の燃え上がる自分に気付きました。  
「ずいぶん良かったんだね、凄い声でたし。もう一回やろっか」  
満面の笑みを湛えた私の提案に、汗まみれの史織は顔を強張らせます。  
しかしその唇からは、ついに否定の言葉は出ませんでした。  
 
※  
 
アナルバルーンでの拡張を終えた頃、史織はダブルベッドにぐったりと身を投げ出していました。  
頬は赤らみ、汗でほつれた前髪が貼りつき、何ともそそる表情です。  
肛門はもうすっかり解れている筈でした。  
そこへ来て私は、ついに営みの最終段階へと移る事にします。  
アナルセックス。  
年端もいかぬ少女の初々しい蕾に、自らの肉棒を打ち込む最大の禁忌です。  
 
「わ……」  
眼前に晒された逸物を目にし、史織が目を見開きます。  
私の分身は、この時すでにはち切れんばかりの屹立を見せていました。  
先走り液が射精後のように溢れ、幹に沿って掬い取れるほどになっています。  
史織の艶姿を見て脳に快楽を覚えた回数は、十や二十ではありません。  
それら一つ一つが極上の愛撫に等しいとすれば、延々とスローセックスを続けてきたようなもの。  
先走りの奔流も当然でしょう。  
 
私が膝を進めてにじり寄ると、史織も『その時』が来たと把握してくれたようです。  
仰向けに横たわったまま、両脚を大きく開く史織。  
その秘所に貼りついた前貼りは、すでにローションと愛液に塗れて半ば剥がれています。  
いかにも未使用といった風なピンクの花園は魅力的ですが、今はあくまで後孔がメインです。  
私は開かれた史織の両腿に手を置きました。  
もう何度も触れている箇所ではありますが、その度に驚かされます。  
柔らかく、暖かく、手に吸い付くようなしっとりとした肌。  
目を閉じていても、皮膚から伝わる感触だけで極上の美少女だと知れるようです。  
私はその両腿を押さえ込んだまま、史織に覆い被さりました。  
 
強張った怒張の先で、愛らしい蕾を探し当てます。  
丹念に拡張を施したそこは、しかしもう亀頭の先に軽くキスをする程度の直径にまで窄まっていました。  
とはいえ亀頭で撫でれば、それら菊輪の縁はやわらかく解れていると解ります。  
私は膝立ちになった足に力を込め、少しずつ腰を落とし始めました。  
固い逸物の先端部が菊輪を通り抜け、侵入を開始します。  
「う、っく……!おしりに、は、入って、くる…………!」  
史織の整った顔に緊張が走りました。  
やはり締め付けは相当です。健気な括約筋が、幾重にも束ねたゴムのように怒張を下っていきます。  
放出しかけた尿さえ留めるほどの圧迫でした。  
しかしその締め付けの強さが、幼い少女の肛門を貫いているという自覚を呼び起こします。  
それにより、私は挿入のその最中にまた、一回り勃起を強めていくのでした。  
    
私は史織の太腿を逆手で鷲掴みにし、小指では半ば尻肉を潰すようにしながら腰を使います。  
そのようにすると、より肛門が締まって密着性が増すからです。  
それは私自身の快感を強める効果もあり、突かれる史織にも効果を発揮するはずでした。  
「あ、あああっ!!すごい、太い!大きいです……っ!!」  
史織は上ずったようなソプラノで訴えます。  
太さならば最大に膨らんだアナルバルーンに遥か及ばない筈ですが、やはり硬さがモノを言うのでしょうか。  
私の限界近くまで勃起した逸物は、深々と彼女の腸深くを抉り込んでいました。  
史織と向かい合うこの体勢でなら、怒張が肛門深くを抉るたび、桜色の秘所がひくつく所が丸見えです。  
「あ、あ、ああ、はぁうあああっ……!!」  
華奢な身体が快感に震える様。  
それを眼前に見下ろすうち、私はますます嗜虐の心がむき出しになっていくのを感じていました。  
 
私は両の手で掴む場所を、太腿付け根から少しずつ上げていきます。  
腰を突きこむたび、徐々に。  
そして手が脹脛にまで達したところで、一息に脚を掴み上げると、少女の脚は大きく開いたまま伸びきるのです。  
私はすかさずその両足首を掴みました。  
史織の足首は大変細く、掴んだ手の中指と親指が触れ合いそうなほどです。  
そんな細い足首から連なる華奢な脚が、私の身体の下で二本の直線を描いている。  
今まででも最大に犯罪的な光景です。  
尻の孔を穿ちながら、掴んだ二本の足首を押し込めば、まるで無理矢理に犯している感覚に陥ります。  
私にレイプ願望はありませんが、『レイプごっこ』ならば純粋に興奮できるというものです。  
 
「どう、無理矢理犯されてるみたいでしょ」  
私はつい言葉にもしてみたくなり、被害者である史織に問いを投げかけます。  
史織は両足首を肩の近くにまで押し込まれる窮屈さに呻いていましたが、私の問いにはっとした視線を向けます。  
そしてどんぐり眼で今の自分の状況と、圧し掛かる私を交互に見やり、ぞくりと腰を波打たせました。  
「お、犯されて……る…………私が…………?」  
口の中でそう反芻し、潤んだ目を細めます。  
それは嘆きにも、あるいは極限の笑みのようにも見えました。  
私はそんな史織を眼下に眺めつつ、足首を掴む腕を支えに腰を打ち込み続けます。  
    
両脚を強く押しやると、少女の肛門はほとんど真上を向く格好になりました。  
私はまるで井戸を掘る掘削機になった気分で、その狭い穴を穿ち続けます。  
「うあ、ああっ!!はああ、あ、あ、あああんんぁあああっ!!!」  
史織はとても良い声を上げていました。  
その声に艶が混じるのと比例して、結合部である肛門の深くからくちゅくちゅと水っぽい音もします。  
ローションの残りか、腸液か、先走りの液か、あるいはそれら全ての攪拌の音でしょうか。  
その音は私達二人の耳をくすぐります。  
言葉にこそしませんでしたが、どちらも明らかにその音を意識していました。  
 
私などは意地が悪いですから、その心地良さそうな音がすれば余計に強く腰を打ちおろすものです。  
そうすれば少女の華奢な腰が跳ね、人形のような美顔に堪らなそうな歪みが走るのですから。  
無論、強い快感は彼女にばかり降りかかるものではありません。  
私自身、史織の『足コキ』で一度射精していなければ、とうの昔に射精しているでしょう。  
一度精を放ったお陰で、かろうじてギリギリの縁に踏みとどまれているわけです。  
しかし、史織にはそうしたガス抜きはありませんでした。  
私の手で徐々に肛門性感を目覚めさせられ、絶え間なく興奮し、今ここにスパートをかけられているのです。  
 
「う、う、うぁあああっ!!!」  
私が深く腰を打ち込む中で、彼女の素晴らしい脚は幾度も跳ね上がりました。  
それなりの体重をかけて足首を押さえ込んでいる私が、軽く浮き上がるほどに。  
そうした事を幾度も繰り返した果てに、史織は喘ぎを深めていきます。  
顔は完全に発情した女のそれでした。  
「あ、ああっ……く、くるっ!!!なにか、くるぅっっっ!!!」  
美脚全体を震わせながら、史織はそう叫ぶ事がありました。  
肛門は私の怒張を食いちぎらんばかりに収縮し、秘裂はいよいよ艶に塗れて。  
あどけない少女がついにアナルアクメに達した事は、もはや疑う余地もないでしょう。  
この辺りで私も、どうにも堪らなくなって精を放っています。  
しかし我慢に我慢を続けた弊害か、はっきりこの時点での射精、というものはありません。  
延々と尻穴を穿ちながら、少しずつ精を溢れさせていく。  
そのまま休憩を挟むことも無く、むしろより熱く滾っていく灼棒を叩き込み続ける。  
そうした異常なセックスを続けていたのです。  
 
「……あああう、ぉっ、あう、ふあ、ああうっ!」  
お嬢様らしく胸の前で組まれていた細腕は、いつしか頭上へ力なく投げ出されるようになりました。  
白い腋を晒しながら、ほんのわずかな胸の膨らみを波打たせ、私の腰使いに合わせて揺れる矮躯。  
ハーフアップに結われた髪も、シーツと擦れる間にほどけ、ただ艶やかな黒い奔流としてシーツを流れるばかり。  
それはまるで、令嬢が理性を失った女に堕落したことを象徴するかのようでした。  
    
正常位で散々に交わった後、私達の身体は燃えるように熱くなっていました。  
身体中がねっとりとした汗に塗れ、お互いの体臭が色濃く匂い、まるでサウナにいるようです。  
私は堪らなくなってベッドを降り、部屋の窓を開け放ちました。  
外気は多少冷ややかですが、火照った体には心地良いばかりです。  
四階なので見晴らしもよく、山脈を遠くに望む街の夜景が見事なほどに広がっています。  
私はベッドに戻りました。  
先ほどまで放心しているようだった史織も、いつの間にか身を起こしています。  
私はそんな彼女に背後から覆い被さりました。  
後背位です。  
 
「あ、深いっ、すご、いっ……!!」  
体勢が変わった事で挿入の角度も変わり、驚くほど深くまで逸物が入り込んでいきます。  
私は史織の細い腰を掴み、二回戦に掛かりました。  
正常位も素晴らしいものでしたが、後背位もいいものです。  
艶やかな黒髪が白い背中に流れ、清楚さを視界に印象付けます。  
背中の中心のくぼんだ線や、まだ年若い尻肉、シーツの上で揺れるすらっと細長い手足。  
それらも的確に性欲を増幅してくれるようです。  
腰を打ちつけるたび、お互いの腿が当たってパンパンと音が弾けるのも小気味良い。  
セックスをしていると解りやすい音で、いやが上にも興奮を煽るのです。  
窓を開け放って夜景を眺めながら、極上の美少女の尻を穿つ。  
ここはもしや夢の世界なのではと思うほどです。  
しかし現実でした。華奢な腰を掴んだ手の平は、間違いなく人の体温を伝えてきます。  
怒張をくるむ熱さと窮屈さは、夢の中ではけっして味わえません。  
 
私はいつしか声を上げる事さえ忘れ、夢中で腰を打ちつけていました。  
史織はその間に幾度も背を仰け反らせ、甲高い声を上げていたので、中々に無慈悲だったと思います。  
そのうちに彼女は頭を垂れ、黒髪を揺らすばかりになりました。  
そこへ至って、私は視線を横へ向けます。  
このベッドルームは東側の一面がガラス張りになっており、そこに二人の交わる姿が映し出されているのです。  
毛深い成人男性が、まだ未熟さの残る美少女を組み敷き、項垂れさせている。  
その犯罪的な姿がありありと映っていました。  
男が腰を打ちつけると、少女の高い喘ぎがし、鏡の中の少女が反応する。  
腰を引き気味にして突くと、後孔に入っているという事がよりはっきり解るようになります。  
そして、結合部である肛門よりやや下から、何か煌めくものが滴っている様も。  
私は鏡から視線を放し、自らの腰の辺りを覗き込みました。  
そこでは少女の前貼りがもう殆ど用をなさなくなっており、溢れた愛液が雫となって零れています。  
「アナルセックス、気持ちいい?」  
私は解りきった事を聞きました。  
史織はシーツに突いた両肘の間でしばし喘いでいましたが、やがて小さく呟きます。  
「…………すごく」  
その答えは、何より私を満たすものでした。  
    
私はされるがままになった史織を抱え、膝の上に乗せます。  
背面座位と呼ばれる体位です。  
雪のように白い裸体を、当然鏡張りの壁に向けて。  
「あ、いやっ、恥ずかしい……!」  
史織はそう呻きました。  
しかし発情しきったような顔では、説得力もありません。  
私は彼女の華奢な身体を抱えながら、力強く腰を打ち込みました。  
もはや完全に前貼りの剥がれ落ちた秘裂から、しとどな愛液が溢れているのが丸見えです。  
 
「ほら、見えるでしょ。お尻の穴犯されて、あそこがドロドロに蕩けちゃってる。  
 エッチになっちゃったね、せっかくのお嬢様なのにね」  
 
私は史織の耳元で悪魔のように囁きかけます。  
史織は小さな手で顔を覆いました。  
 
「いや、言わないでくださいっ!  
 ……ああ、でも、もうほんとうに気持ちいい……!!  
 お腹の深い所から、じわっと熱いものが溢れてきて、たまらないんです。  
 くひぅっ!!そ、その角度が……すき…………。  
 ……お尻の、穴なのに。ほんとは使っちゃいけない、ところなのに……  
 あ、あっぐっ!?ひぎぁ、あふぅっ!ッだ、だめ、も、そごだめぇえっっ!!  
 ぃは、あ、はあぁあうッ!!くううぅんああぁああおお゛お゛っっっ!!」  
 
慎ましく恥じらいを口にしながら、身の内からの深い快感に悶え狂う美少女。  
それは最高にそそるものでした。  
鏡にはすべてが映っています。  
手足のすらりと長い、一見大人びていながらも未熟な令嬢の乱れようが。  
すっかり紅い華と化した菊輪が捲れ上がり、見た事もない太さになった私の怒張を咥えこむところが。  
私は夢中になってこの至高の時間を貪ります。  
たとえ夜明けまでに幾度の射精を経ても、この滾る気持ちが萎えることはなさそうです。  
 
こんな令嬢の肛門を愛せる事など、人生で二度あるか解らないのですから……。  
 
 
 
 
                              終  
 

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